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2011年11月22日 (火)

涙無くしては読めない投書~「亭主元気で留守がいい」

先日の朝日新聞の「男のひといき」という投書欄に、涙無くしては読めない投書が載っていた・・・。曰く・・・

ストレス要因 留守がいい
 妻の最大のストレス要因は私らしい。夫の定年後、「主人在宅ストレス症候群」になる妻がいるとテレビで見たが、そんなばかな、と思っていた。
 しかし、5年前に単身赴任先から戻ったころから、妻に異変が。動悸が始まり、潰瘍性大腸炎という難病になってしまった。友人でもある医師は「病気の原因は夫の帰還」と決めつけた。この病気にはストレスが非常に悪いらしい。
 さらに4年前、大嫌いだったはずの妻が、相談もなく、突然チワワを3匹飼い始めた。激怒して店に返そうとしたが、「返すなら離婚」と言われ敗退した。犬好きの友人も妻の大胆な行動を心配していた。
 安月給も責められるので、ゴルフのタイガー・ウッズ選手の元奥様の「お金だけでは幸せになれない」という名言を伝えると、「お金がないともっと不幸」と返り討ちに。
 先日、結婚20年のお祝いにと、年数にちなんだ現金を渡すと、けげんな顔。ストレス要因でしかない私は、休日は1人で外出して妻を楽にさせ、お互い健康で結婚30年、40年の記念日を迎えられるようにしよう。「亭主元気で留守がいい」とは、本当に深い。(川崎市 公務員 46歳)」(2011/11/20付「朝日新聞」p33より)

この投書を読んだ奥様がたは、笑い飛ばすかも知れない。しかし、少しでも心当たりのある亭主族は、真面目にこの記事を読むのである・・・。

しかし、何という悲劇だろう!! 亭主族はこの世の中で「居場所」を、いったいどこに求めたら良いのだろう・・・。

いつものように、広辞苑で“婚姻”を引いてみた。すると・・
「【婚姻】=結婚すること。夫婦となること。一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生れた子供が嫡出子として認められる関係。民法上は、戸籍法に従って届け出た場合に成立する。」とある。

一方、民法第752条(同居、協力及び扶助の義務)には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」とある。よって、夫婦の同居は、法律で決まっている義務なのである。しかし・・・・・
この話は、ある意味非常に単純。夫婦の同居が、体に異変を起こすほどのストレスなら、同居義務を拒否すればよい。するとそれは離婚につながる・・・。
離婚は困るが、同居はイヤ・・・?すると別居? それは奥さまのワガママ。亭主が気の毒・・・・!?

この例は、定年でサンデー毎日が身近な我々に取ってみると、他人事ではない。現役の時は、「そんな事はあり得ない」と、バカにしていたことが、サンデー毎日になった途端、“症状が出る”ことは往々にしてあること。その意味で、決して他人事ではないのである。
ではどう対策する??
筆者は「ストレス要因でしかない私は、休日は1人で外出して妻を楽にさせ、お互い健康で結婚30年、40年の記念日を迎えられるようにしよう。」と結論付けているが、現役時代ならともかく、リタイア後はどうするつもりだろう・・・?と、つい心配してしまう。

ところで、偶然だが、今日は11月22日「いい夫婦の日」だそうだ。
「日本愛妻家協会」なるものがあって(ここ)、今晩8時からの過ごし方が書いてある(ここ)。(~もう過ぎちゃったけど・・・)

改めて、その趣意書には「日本愛妻家協会とは、妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない。という甘い理想のもと、日本独自の伝統文化かもしれない愛妻家というライフスタイルを世界に広めていこうという文化活動です。」とある(ここ)。

たまたま見付けたHPだが、参考になる事がたくさん書いてある!??

ともあれ、先の筆者が悩んでいることは、多くの人が悩んでいること。こんなHPのお助けマンもいる。まだまだチャンスはあるかも・・・
(何?ウチ?・・そんなこと、まったく心配ないのさ・・・・。たぶん・・・。 ・・だろう、と思う・・・。自信ないけど・・・。トホホ・・)


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コメント

夫の立場がない様な記事ですが、妻の立場から言えば、つまり夫はお風呂の蓋と同じということです。要る時いらなくて、要らない時、要るものなのです。全く無いのは困るのです。夫の定年後、家事も出来ず、朝から妻のする事をじっと見ていて、細かい事まで口だけ出されると、妻の神経が参ってしまうようです。スーパーへの買い物についてきて自分の欲しい物だけ籠に入れ、妻の欲しいもを籠から棚に戻してしまうという夫もあります。友人宅に電話を掛けると、必ずご主人が出る家があります。一日電話の前にいて、自分にかかって来ないかと待っているようです。ですから、妻側の友人との仲も疎遠になってしまいます。まだ色々と困った話は聞きます。男性は定年後、妻のお荷物にならない様に考えておいた方が良いと思います。

【エムズの片割れより】
・・・・コメント無し・・(出来ない?)

投稿: 白萩 | 2011年11月24日 (木) 22:38

〈亭主元気で留守がいい〉の10年後。
〈亭主、趣味なし、毎日在宅〉となったら、妻の立場は失くなります。
友達ひとり、呼べる日がない。
老後はそんなに楽しいものでは失くなります。
厳しい日々が続きます。
ご飯も食べるのよ・・と妻たちがぼやいていたと絵を習いに行ったアトリエで聞いた男の友人はショックを受けたようです。
私も友達呼ぶ日がないし、早く消えてくれないかなぁと・・・・
セ・ラ・ヴィ。

【エムズの片割れより】
何ともコメントが難しい・・・

投稿: あぁあ | 2011年11月26日 (土) 11:49

離婚すればいいのに・・・
 
そこまで世間体を気にする必要があるのでしょうか?
 
こういったことを平気で言えるオバサンの多くは1人で生きていける経済力もないのに
要求だけは一人前

だから、スーパーなどにいるオバサンたちの顔は心が現れていて醜いのでしょう

こういう話を見るたびに
若い世代は非婚を選んでいくのだと思います。

【エムズの片割れより】
確かに、一緒に住むことがストレスなら、とっくに結婚の前提が崩れており、離婚した方がよっぽど、両者のためだと思います。
こんな苦労をするなら一生独身・・・、という若い人の考え方も分かりますね。結局、現代は、我慢のレベルが大幅に下がったのでしょうか?

投稿: 名無し | 2013年5月26日 (日) 09:46

こどもから少し手が離れて、自分の趣味に時間がさけるようになって初めて、この意味がわかりました。

妻って、夫がそばにいると気を使わざるをえないんです。だって一円も稼いでないんですから。
だから、極力夫がいないところで趣味をします。
テレビがみたいとか本を読みたいとか、友達に電話したいとか。。。
でも、音がでるもの、一人で集中しなければ楽しめないもの、相手が誰かわからない場合のおしゃべり、って一緒にいる相手に失礼だと感じます。
だから、これらを夫と一緒にはできません。
愛がないから、じゃなくて、愛情から気を使っているのです。

それから、私も思い知ったのですが、夫って妻にとことん興味ないですよね? 基本的な生活を送れれば、後はどう努力しようが怠けようが一緒です。
わかりやすく家計費を節約したとか言っても反応なし。「やってみたら?」と言われたことを実行しても、言ったことすら憶えていません。妻は顧みられないことに、夫の気持ちがないことを確信します。

共感とか気持ちの発散は女性のストレスを軽くしますが、男性はこれも一緒にできません。
しかし、夫が仕事してる上で感じる同じようなものを妻も請けおえませんから、文句言えません。

でもね、夫には給料という絶対的な評価があるんですよ。大義名分とでもいうんでしょうか?

妻にとって子供は、評価のされかたが微妙です。遺伝子とか塾が良くて…と言われることがあっても、育てられかたがいいとはいわれませんよね? 親の努力というよりは本人の努力の方が認められる訳です。
かつ、家事だってやって当たり前です。

都合よく褒められたいのは、妻だって一緒です。
声なき声で、悲しんでいるのは実は妻だって一緒です。
そして、相手の気持ちに敏いのは妻の方だから、喧嘩にならないように先に逃げるんですよ。
鬱陶しがられるより、そこにいないほうが平和だと思いませんか? 大声でお互いを罵り合うほうが愛情が減るのは早いと思います。

これを解消するには、子供を持たずに共働きして最初から別居する、もしくは鍵のかかる個室をお互いに持ち、そこにいる間は不可侵とする。ぐらいでしょうか? お互いに自分のものでない不安を常にもちあわないと、これらはきっと解消しません。

夫は妻を自分の持ち物だと思っていませんか?
それが自分で愛情を感じる方法なんでしょうか?
しかし、妻の方は自分のものだとは思っていません。
子供だって自分のものじゃないことを思い知るからです。
自分の持ち物として安心だから愛せるのではなく、サービスがいいから愛せるのではなく、なにも得られなくても愛せる方法を、夫も学びましょうよ。そこが理解できないといつまでも対等になれません。

涙なくして読めないのは、妻のせい、というよりは婚姻制度のせい、というか、男女の違いを役割分担しすぎてしまったせいだからじゃないかと、思います。

もし私に今、子供を十分に養育できる時間と費用、働ける場所、老後の費用があれば、まちがいなく別居します。
そのほうが夫に愛情を持てるんじゃないかと思うからです。

【エムズの片割れより】
実にごもっともなご意見で、返す言葉が見付かりません。まるでウチのカミさんから言われているみたい・・・
早々に来るであろう自分のサンデー毎日に、濡れ落ち葉の危険性からか、カミさんの「何かを始めろ」というプレッシャーが日に日に強くなっています。この激励のコメントを胸に、頑張りま~す(たぶん。自信ないけど・・・)。

投稿: ししとう | 2013年6月 4日 (火) 10:36

>離婚すればいいのに・・・
 
>そこまで世間体を気にする必要があるのでしょうか?

この夫在宅ストレス症候群に患ってる年齢の方の時代背景は
離婚した人に対する偏見があり、“その偏見の被害が子供に向かうのではないか”といった恐怖から離婚できませんでした
何より今ほど(今もとても褒められたものではないが)女性が自立できるだけの教育仕事環境、育児休暇後の復職が整っていなかったので
離婚したくてもできなかったのです


>こういったことを平気で言えるオバサンの多くは1人で生きていける経済力もないのに
要求だけは一人前

そもそも女性が自立できないよう教育・機会を奪ったのは他でもない「女は男に従属すべき!」というつまらないプライドを掲げた男性では?
そういう思想があったからこそ女性差別が根強かったんでしょう?

それまでは度重なる戦争でそれどころじゃなくなったor余裕が無かったが…
戦争もしない今、ごまかしごまかしでやってきたツケがここに来ただけ。

そういった中で男が稼ぐのは義務であって別段威張ることでも誇ることでもありませんよ。
勘違いなさらないように。

>だから、スーパーなどにいるオバサンたちの顔は心が現れていて醜いのでしょう

スーパーにいるおばさん達が皆が皆そうだとは限りませんよ?
それに彼女らは夫は不必要かもしれませんが子供には愛情を持って接してします。
醜く見えるのはあなたがそうであるからでは?

>こういう話を見るたびに
若い世代は非婚を選んでいくのだと思います。

それはあると思いますね。
現にウーマンリブ等で女性の自立が早かったアメリカでは既に女性の三分の一が夫より所得が多いそうです。
更に片親家庭(ほとんどが母子家庭)が既に両親家庭の数を越えています。

更に日本でも夫がいる女性の方が自殺率が高い事が解っています。
http://tmaita77.blogspot.jp/2012/12/blog-post_10.html?spref=tw&m=1
男性では,離別者の自殺率のほうが圧倒的に高くなっていますが,女性はその逆です。夫がいる有配偶女性の自殺率のほうが高いのです。

ちなみに日本では離婚を言い出す七割、熟年離婚は八割は女性だそうです。
動物の世界でも殆どが後尾を終えたら一人で子育て。
今はまだこういった事実をあなたのように知らない人が沢山いるので
もっともっと広めていかなくてはなりませんね。

【エムズの片割れより】
もう3年も前の記事で、改めて読んでしまいました。投稿者の「名無し」さんからも1年前なので返信も期待できませんが、テーマとしては重たい問題です。
自分は、「夫婦はとにかく会話」と思っています。会話がある夫婦はいつまでも平和です。よね。

投稿: 匿名希望 | 2014年9月22日 (月) 19:36

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