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2011年11月15日 (火)

ギリシャの「ユーロ圏離脱は可能か」

今日はユーロ危機で揺れるギリシャとユーロの勉強である。先日の日経新聞のコラム「大機小機」に「ユーロ圏離脱は可能か」という記事があった。勉強にちょうど良いので、読んでみよう。曰く・・・

ユーロ圏離脱は可能か
 欧州ソブリン危機はギリシャからイタリアに飛び火し、イタリア国債利回りは、同国にとって維持不可能とみられる水準に達した。
 ユーロ圏各国の財政危機が拡大を続ける中で、ユーロ圈そのものの持続可能性が問われ始めている。以下ギリシャを例にとり、ユーロ圏からの離脱のプロセスを考えてみよう。
仮にギリシャが欧州金融安定基金(EFSF)からの借り入れ条件である財政赤字削減を果たせず絶対的な資金不足に陥ると、政府は毎日入ってくる税金や社会保険料の範囲でしか支払いができなくなる。公務員給与や公的年金などを支払うと、国債の金利や元金の支払いが不可能になる。ギリシャ政府が活動を維持するためには、ユーロ以前の通貨であるドラクマを再導入し、中央銀行を欧州中央銀行(ECB)から独立させて運営する必要が生じる。
 まずギリシャ政府は政府債務や銀行部門、企業・家計部門のユーロ建て債務を全てドラクマ建てに強制転換する政令ないし法律を制定する必要かおる。これにより、国内の貸し出しや雇用の契約も強制的にドラクマ建てに切り替えられる。政府債務通貨の強制転換はデフォルト(債務不履行)に当たる。これは民間契約を強制的に書き換える措置でもあり、ギリシャ憲法上の問題が起きるかもしれない。
 国内では、ドラクマに換えてユーロを導入した時も同じ措置をしているため、実施できる可能性が高い。しかしEFSF、ECB、国際通貨基金(IMF)など国際機関や他の政府が持つユーロ建てギリシャ債権をドラクマ建てに切り替えるには困難が予想される。またドラクマ現金の導入には時間がかかるため、ドラクマ預金の引き出しや納税は為替相場で換算したユーロ現金で決済する必要かおる。
 ドラクマ導入と同時に、ユーロに対してドラクマを大幅に、例えば1ユーロを2ドラクマに、切り下げる必要がある。ドラクマの切り下げにより賃金・物価水準をユーロ圈に対して引き下げることが可能となり、国際競争力を回復できる。ユーロで計った賃金・物価の引き下げに伴って、インフレが発生するだろう。インフレは、政府の税収を増大させ財政バランスを好転させる。これにより実質的な政府債務のカットが発生する。しかしギリシャ国債を保有するギリシャ以外の欧州連合(EU)の金融機関は大きな為替差損を被ることになる。(山河)」(2011/11/13付「日経新聞」「大機小機」より)

今回のギリシャ危機。新聞を読んでいても、“ギリシャが、もしユーロ圏を離脱したら・・?”を説明した記事には、なかなか出会わなかった。でもこの記事で・・・納得!?

デフォルト=国家の破産? ニュースでは、色々と物騒な言葉が行き交った。でも心の底では、「国が・・?そんなバカな・・」と、どこかタカを括っている。
確かに国レベルでは、今までの例でも、倒産などは有り得ず、どうにかなっている。しかし企業の場合は、いざ倒産となると悲惨な状況が発生してしまう。
たまたま我々シルバー族の世代は、実にラッキーな現役時代を過ごしてきた。その点、“逃げ得の世代”と言われる所以だ。今の状況を見ると、確かにそうかも知れない。
自分たちの入社した70年代は、まさに全てが拡大の一途。給料が毎年平均で20%も増えた。年によっては33%も増えたこともあった。貨幣価値が大きく変わったのでは?と思えるオイルショックの時代だった。これは、今考えると、もの凄いこと・・・。しかし80年代は9%、90年代には4%と年の平均アップ率が徐々に下がっていった。それでも良い方・・・。
当時は、土地の値段とともに、給料も毎年上がるのが当然の時代だった。
しかし今はデフレの時代。給料の額が前年と同じでも、デフレで実質の給料が上がっていると同じ状況だという。何とも想像が出来ない世の中だ。

でも先の記事のように、先を見通してシミュレーションすることは大切。事態の将来像を想定すると、ブレーキやアクセルをかけ易い。前にも書いたが、シルバー世代は“住む世界”がひとつの家庭に限られてくる。ギリシャにならないように、家庭も負債だけは減らさねば・・・
ともあれ、世界の大事件を“へえー”と客観的に眺められる、なかなか住み心地の良い(?)我々シルバー世代ではある。


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