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2011年11月の23件の記事

2011年11月29日 (火)

フレッツ・テレビのFM受信は期待外れ・・?

仏教では、人生は思い通りに行かないことを、苦だと教える。そして、“期待”していればいるほど、それが外れるとガッカリする。今日のフレッツテレビによるFM電波受信も、自分にとっては“大いなる期待外れ・・・・”。残念・・・(写真はクリックで拡大)

先週思い立って、現在の“auひかり”から、FM電波を光回線で送ってくれるサービス「フレッツ・テレビ」のあるNTTImg_28741 の光に変えることにした(ここ)。それで、今日その切り替え工事があった。ちょうど1年半前までフレッツを使っていたので、直ぐに元に戻ると思っていたら、光ケーブルの特性が悪いとかで、家から近くの電柱までの光ケーブルを交換していた。
工事が終わって、さてFMチューナーにつなぐ。チューナーは愛機ケンウッドのL-02T。・・・とレベルが何と65dBf しかない!!!ナヌ??
「フレッツ・テレビ」のHPにある「導入参考資料(これ)」には、「NTT東日本の回線終端装置技術仕様 ・RF出力周波数帯域は、70~2072MHzです。・RF出力レベルは、次の通りです。アナログ信号 82.0dBμV 以上」とある。
(2011/12/01追)
「1uV=+11.25dBf =0dBuV」なので
「82 dBuV=11.25dBf+82dBf=93.25 dBf」らしい。

(2011/12/02追)
 NTTによると「この仕様はアナログTVだけに適用し、FMラジオには適用しない」のだという。よってNTTのこの仕様の記載は間違い!)

ひろくんのホームページ(ここ)にもNHK FMのレベルが「89dBf 取れた」とある。それなのに、何で60dB台なの??

Image07295 そもそも、左記のグラフからも分かるように、電界強度(電波)が強ければ強いほど、ノイズレベルは下がる。よって、1dBでも強い電波が欲しい。S/Nを良くするために・・・・
しかし、色々評価してみた結果、結論は「自分にとっては、フレッツ・テレビは期待外れ・・」。

まずレベルが低いことについて、NTTに問い合わせた。色々あったが、サービスの人が直ぐに来てくれた。FM電波の測定器は持ってこなかったが、地デジ、BS、CSともにレベルは良好。終端装置も替えてみたが同じ。よって、「埼玉で89dBf なのに、八王子では何で67dBf ?」の問いに対する答えは、分からなかった。

そしていつものように、ノイズレベル(音楽と音楽の間の無音部分のレベル)を評価した。結果は愕然・・・・
FMチューナーL-02TでNHK FMを受信したとき、フレッツ(入力65dBf )のS/Nは54.8dB(ノイズレベルが平均音声レベル89dBに対して34.2dB)。そして、いつも受信している100キロ先の水戸局は、50dBfの入力なのに、S/Nは57.7dB(ノイズレベルが31.3dB)。3dBもNTTの信号は悪い・・・。(←もちろん電波の状況によって値は変わる)
これでは、有料のフレッツ・テレビにした甲斐がない・・・・。
急速に、血の気が引いて行った・・・。なーんだ・・・。これでは、レベルを論じてもムダ・・。そもそもフレッツ光が送ってくる電波は、自宅で受信している水戸の弱い電波よりも、格段に汚いようだ。よってレベルが高くても、単にブースターで増幅しているような品質・・・。まあ確かにマルチパスノイズは無いが・・・。

自分はかなり“思い込んでいた”ようだ。「フレッツ・テレビ」は有料で電波を配信するので、当然都心の品質の良い強力な電波を、光で送ってくれる夢のサービスだと・・・・。しかし現実は、ピュアな50dBf の弱い電波の方が、品質が良い=ノイズレベルが低い・・・
もしかすると、八王子への配信は、地元のCATVと同じく、地元で受信している??それだと理解できるが・・・。都心のキレイな強力な電波が光で送られてくる・・・という夢を抱いたのは、自分の勝手な妄想だったのかも・・・・

このところ、水戸の電波の状態がすこぶる良かった。入力レベルは低いものの、ノイズ感がほとんど無かった。何のために光にする?と思うほど・・・
自分はてっきり、水戸に向けた10素子アンテナが、「フレッツ・テレビ」導入による早期の引退を感じて、必死に自分の存在感を誇示しているのかな・・・と思っていた。
しかし今日のこの評価では、目的である“低いノイズレベルの実現”から、今まで通りの水戸局の方はよっぽど良い。
半年待てば、スカイツリーからFM波が飛んでくるが、それを待たずに“原理的に絶対に良いはず・・・”と思い込んでいた光伝送に、討ち死にしてしまった。
何とも、人生は思い通りには動かないものだ。レベルについては、NTTに調査を依頼しているが、汚い品質では、レベルが上がっても、ノイズレベルが下がるとは思えない。
フレッツは1年縛りなので、1年後に、また元のauひかりに戻す??・・・。
今日は良くない日・・・・・

(2011/12/02追)
NTTからの回答は、
1)HPに載せてある「アナログ信号 82.0dBμV 以上」の記載(これ)は、アナログテレビの信号レベルであり、FM電波の出力レベルについての規格はない。
2)オプティキャストとNTT間のインターフェースも、FM電波についての規格はない。
3)「フレッツテレビ」のコンセプトは、期待されているような高品質の電波を配信するサービスではない。
4)受信場所については、会社として公表していないので回答出来ない。

(2011/12/21追)
FM電波について、NTTが調査に来てくれた。エンジニア2名を入れて総勢4名で1時間半・・。2種類の測定器で、レベルを測る。終端装置の出力コネクタ端で、76.5dBuV(=76.5+11.25=88dBf)。自分がいつも聞いている自宅アンテナのNHK水戸局を測ってもらったら、61.24dBuV(=61.24+11.25=72.5dBf)。つまり、
     NHK東京(NTT)  NHK水戸(自宅のアンテナ)
NTT測定    88dBf   72.5dBf(差は15.5dB)←これ正解
L-02T指示   65dBf   50dBf(差は15dB)

つまり、(電界強度を直視できると謳っている)L-02Tのレベルメーターの指示値が、NTTの測定器よりも、23dBも下を指している、としか説明が付かない。でも、このL-02Tは昨年オーバーホールに出して、調整済みなのに・・・。(これはL-02Tの設計上の問題?)
しかしNTTの立派な測定器での結果なので、反論のしようがない・・・。

KenwoodのFMチューナーL-02Tについて、色々思い出してみたが、「L-02Tのレベルメーターの値は20dB位低い」が正解のような気がしてきた。前に2台目のL-02Tを手に入れた時、売り主が、“自分の測定器で調整したが、メーター指示が異常に低かったのでサービスマニュアル通りに修正した”と言っていた。しかし自分の1台目の値に比べ+20dB。その後、2台目もKenwoodにオーバーホールに出したが、15dB下がって、+5dBを示すようになって戻ってきた。つまり、Kenwood社内では、世の中の値に比べ、20dB位低く調整しているように見える。その事を思い出して、やはりNTTの測定値が正しいと思えた。
(結果として、NTTさんに迷惑を掛けてしまった・・・)

(付録:NTTさんが、自宅の終端装置からチューナーまでの伝送路の特性が悪い(F特が波打っている)ことを見つけてくれた。(どおりでマルチパスが増えたような気がしていた。) 原因は、2つのドアに同軸を通すため「すき間ケーブルを2つ使った」ことらしい。2つのすき間ケーブルの間で、電波が反射しているのでは?と言われた。それで、あわてて1つにすることにした。←NTTさんに感謝。すき間ケーブルは絶対に1つしか使ってはいけない!)

<結論>~2011/12/21改
・「フレッツテレビ」は、高品質の電波を配信する、というコンセプトではない。CATVの配信と同じように、“地域毎に受信して”、その電波を増幅を繰り返しながら配信するサービス。(つまり当多摩地区は、都心ではなく多摩での受信) もちろんCATVよりも伝送が光なので、質は上だが・・・
・よって「フレッツテレビ」のFM電波は、サービスを受ける場所で、どのような信号が来るか分からない。NTTは一切ギャランティーしていない。つまり埼玉のように素晴らしい信号かも知れないし、場所によっては自宅のアンテナよりプアーな可能性も充分にある。
・結果として当家では、従来受信していた100k先の水戸局の微弱電波の方が、電波の質は若干良いようだ。水戸の電波が少し不安定な事もあり、それを入れると評価は同等か?
・(さすがに)マルチパスは無い。これはメリット。

(2011/12/23追)~電界強度とFMチューナーへの入力電圧
当八王子の電界強度では、いったいFMチューナーにどの位の入力電圧が期待できるの111223fmdenpa か、調べてみた。
まず総務省のHP(ここ)にある放送エリア図(ここ)によると、八王子の82.5MHzの電界強度は 2mV/m 以上。それで、アンテナメーカーに問い合わせてみた。
111223fm10問い「 2mV/mの電界強度で、10素子のFMアンテナを設置した時に、FMチューナーに得られる電圧は?」
回答「2mV/mを換算すると66dBμV/mとなります。FM10の利得(82.5MHz)は約10dBです。アンテナ出力レベルを計算すると約71dBμVとなります。アンテナからチューナーまでの経路に使用している機器や同軸ケーブルの減衰量を差し引くと、チューナーの入力レベルがわかります。」
71dBμVをdBf に換算すると、82.25dBf。10素子でなくて8素子だと利得が8dBなので80dBf くらい。それからケーブルやコネクタのロスで、レベルが下がる。逆に当家のように高台の上に家が位置している場合は、レベルは有利。
詰まるところ、FMチューナーのレベル計が70~80dBf くらいは振れて当然、という事になる。よって、やはり「NTTの測定値は正しく、ケンウッドのL-02Tの振れは当てにならない」ということらしい。今までL-02Tのレベルを信じていたのにこれほど違うとはガックリ。逆に、思っていた以上に、我が家の電波が強かった、ということで、それはそれでありがたいが・・・

(関連記事)
貧弱FM電波の救世主?~「フレッツ・テレビ」

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2011年11月28日 (月)

「“大阪都”の幸福度」

連日のブータン話題で恐縮だが、今朝の日経新聞「時流地流」に「「大阪都」の幸福度」という記事があった。何となく“まとめ”のような記事なので気になった。曰く・・・

「大阪都」の幸福度
◆ブータンブームが衰えそうにない。来日した国王夫妻の心温まる言動と笑顔が「幸福の国」を印象づけ、旅行会社にブータン旅行の問い合わせが相次いでいるという。東日本大震災後、生き方や価値観を見直す機運が広がる中、経済的指標より国民の幸福感に重きを置くブータンは一度、訪れてみたい国かもしれない。
◆ブータンと日本の地方の交流は深い。国交樹立25周年の今年は、ブータンから内務文化省高官や県知事が住民参加の地方自治を学ほうと、公民館活動を軸に住民自治に取り組む長野県飯田市を視察。高知県土佐町には保健省高官が訪れ、高齢者対策の一環として長寿健診の状況を見て回った。
◆「幸福探し」は日本の自治体にも広がる。ブータンの「国民総幸福(GNH)指数」という指標に倣い、住民の幸福度を測る指標をつくる試みだ。福岡県や熊本県が今年から検討を始めたほか、福井、青森など11県の知事も共同で研究中。いち早く具体化を進める東京都荒川区には、ブータン上院議長が表敬に訪れた。
◆ただ指標を完成させた自治体はまだない。住民の価値観が多様化する中、どんな指標を幸福に感じるかは人それぞれで行政的に決めきれないからだ。その優先順位をつけることこそ指導者の役割で、住民を納得させる力量が問われる。ブータンでは指標づくりを前国王が主導した。「悪い国王が出てきた時のために」と自ら王制を廃止し、立憲君主制を導入して民主化を進めた前国王に、国民は厚い信頼を寄せていたという。
◆「大阪都構想」の是非を巡る大阪府知事選と大阪市長選が終わった。「府市あわせ(不幸せ)」な関係と言われてきた大阪府と大阪市が「大阪都」になると、住民は幸福になるのか――選挙戦を通じても、住民にとって肝心な点がはっきり見えてきたとは言い難い。
◆法政大大学院の坂本光司教授がまとめた47都道府県の幸福度ランキングで大阪府は最下位だった。選挙戦の最中、関西国際空港から帰国の途についた国王の目に大阪の幸福度はどう映っただろうか。(斉藤徹弥)」(2011/11/28付「日経新聞」p33「時流地流」より)

昨夜の大阪府知事、市長選が革新勢力の圧勝で終わった。これは充分に予想出来たこと。つまり常識的に考えて、「今のままではダメ。何かをしなくては・・」という勢いと、「今のままで良い」という勢い・・・・、どちらに勝ち目があるか?
そもそも「今のままで良い」というスタンスなら、現在、大阪では何の問題も起きていないはず。それが、結果として問題噴出状態だとすると、“現在の延長線上に未来はない”という事になる。よって、「何かしなくては・・」勢力に住民が期待するのは、ある意味当然のような気がする・・・!?

さて、ブータン国王。今回の来日は実質、新婚旅行だったとか。そのなれそめの報道が面白い。
ここ)や(ここ)によると「なんと、王妃がまだ7才のとき、当時17歳だった国王に「大きくなったら結婚してください」とお願いしたのだそうです。「大きくなっても覚えていたらね」と伝えた国王は、10年後、17歳になったジェツン・ペマさんに求婚したのだとか。」
そしてWIKI(ここ)には「7歳の頃に、当時17歳の王子(現・国王)から「大人になって独身であったら結婚しよう」とプロポーズされた。」とある。

“言い出しっぺ”はどちらか・・? 日本の皇室ではないが、ちょっと気になる・・。Netで見てみると、まるで逆の言い方なのである。まあ紳士の国王は、こんな事は意に介さないだろうが・・・。
でも世の中、何が信頼出来るのか・・・。

こんな記事を見つけた(ここ)。
「驚きなのが、国王はジェツンさんがまだ7歳のときにプロポーズしていたという事実!二人はそれぞれ17歳と7歳のときに家族のピクニックで出会いました。
そのとき王子はひざまずき、こう言ったそうです。
「もし大人になって、僕も君もまだ結婚していなかったら、そしてまだ二人が同じ気持ちなら、僕の伴侶になってほしい。」

これは「ブータン政府で首相フェローとして働く日本人のブログ」だという。
これなら信頼出来る・・・

ともあれ、何度も書いているが、巷のニュースの数々・・・。“真実”はなかなか分からない。それに、このような“言い出しっぺ”がどちらか・・・など、普通の我々夫婦にとっては長い間、多大なる影響を与えるもの・・・。よって国王と違い、そう簡単な話ではないのである。
おっと話がそれた。彼の大阪。松井新知事を擁立した橋下新市長。ロシアの両頭政治のようにうまく行くのだろうか?まあこれだけの府・市民の期待・・。停滞している日本の政治に渇を入れてくれることを期待しよう・・・。

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2011年11月27日 (日)

来日のブータン国王の被災地小学校での「龍のはなし」

今朝新聞を読んでいたら、こんな投書が目に留まった。曰く・・・

国王夫妻の言行の全てに感動
    千葉県我孫子市 無職(60)
 「最大幸福国」ブータンから国王夫妻が来日し、日本中が熱狂した。帰国後のいまも、まだテレビの情報番組で取り上げられているほどだ。外国要人に対するこれほどの歓迎ぶりは、英国の故ダイアナ皇太子妃の来日以来ではないか。ブータン旅行の問い合わせも来日前の倍増の勢いらしい。日本人がそれほど夫妻の言葉・祈り・振る舞いに感動したということだろう。
 国会演説、宴でのあいさつ、同国の高僧を伴った被災地での祈りの姿、近代化と伝統が同居する京都の姿を見習いたいという態度……。私自身、その全てに心を揺さぶられた。中でも、福島の子どもたちに「皆さんの中に人格という竜がいます。年をとり経験を積むほど竜は大きく強くなります」と話しかけたことには感動した。この意味深い言葉を子どもたちが理解してくれることを願う。」(2011/11/27付「朝日新聞」「声」p10より)

この福島の子供たちへの話について、Netで検索してみるとこんな動画が見つかった。この動画は素人によるものらしく、非常に見づらいが、何とか分かる・・・。

通訳の言葉をメモにしてみると・・・
「龍は水を飲むでしょうか?
せっかく龍の口から出している火を消されてしまうと思いませんか?
龍は自分の体験の上に存在している。
なぜかというと私たちの中に、一人ひとりの中に龍は存在している。
私はブータンの子供達に龍の話をすると同時に、自分の龍を養いなさい、鍛錬しなさいということを言っています。
ですから私たちの一人ひとりの中に、人格という龍が存在するのです。
そして年を取るほどその経験と龍が大きく大きくなっていくのです。そして強くなっていくのです。そして何よりも大切なことは自分の感情などをコントロールしなければならない。自分の湧いてくるものを常にコントロールすることが大切なのです。
本当はその他にも話したいことはいっぱいあるが、日本語が出来ないので、次は私も日本語を勉強してきて、直接もっともっと皆さんに話すことが出来るだろうと思います。」

訳の可否は別にして、なかなか意味深の言葉である。
確かに誰の心にも、人格という“龍”が住んでいる。それは制御が非常に難しい魔物・・・。しかしそれは「体験」によって鍛錬することが出来、コントロールすることが出来る、という。なるほど・・・。
・・・とすると、我々シルバー世代にもなると、それは完全に制御可能なはず・・・!?

年寄りには、何とも甘酸っぱい言葉ではある。

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2011年11月24日 (木)

ピアノ編曲による交響曲

NHKラジオ深夜便で、音楽プロデューサーの中野雄による「クラシックを楽しむ」(奇数月の隔月、第1月曜日の深夜1時=火曜)という番組があり、楽しみにしている。
今回(11/8)のテーマは、「録音技術がなかった頃」。
氏のお話によると、18世紀末、モーツァルトが亡くなる頃までの時代は、音楽は貴族の宮廷のものだった。19世紀になってブルジョアジーが登場して、初めて一般人が音楽を聴くようになった。しかし、1877年にエジソンが録音機を発明して、それがレコードとして発達するまでの100年間は、一般市民がオーケストラを聴くチャンスはそうそう無かった。よってその頃は、一般大衆はピアノや弦楽合奏などに編曲したものを聞くのが精一杯だったという。
リストは作曲家であるとともに、編曲でも有名で、ベートーヴェンの交響曲を全部ピアノ版に編曲して、それを演奏して歩いていたとか・・・。またブラームスは、自分の交響曲を自分でピアノ版に編曲していたとか・・・

実に珍しい音楽を紹介してくれていた。ちょっと聞いてみよう。まずは有名なリスト編曲のベートーヴェンから・・・

<「運命」/シプリアン・カツァリス(ピアノ) >

「運命」の弦楽五重奏版というのも初めて聞いた。編曲はベートーヴェンと同時代の作曲家エバースの手によるものだという。
<「運命」(弦楽五重奏版)/プロ・アルテ・アンティクア・プラハ>

同じく、今度はリスト編曲の交響曲第1番の冒頭・・・
<ベートーヴェン 交響曲No1/後藤泉(ピアノ)>

リストはかのベルリオーズの幻想交響曲も編曲していたという。
<ベルリオーズ「幻想交響曲」#2/ロジェ・ミュラロ(ピアノ) >

そして、ブラームスの、作曲者自身の編曲による1台4手連弾版の第1交響曲を・・。
<ブラームス交響曲No1/藤井隆史&白水芳枝(ピアノ連弾) >

*この番組は非常に貴重なので、
“NHKラジオ深夜便「クラシックを楽しむ」(2011年11月8日)”
の46分の全部の番組をお聴きになる場合は(ここ)を叩いてしばらく待つ・・

いつも聞いているこれらの交響曲だが、実に新鮮だ。リスト編曲のピアノ版「運命」以外はほとんど初めて聞いた・・・

111124gotoizumi この中で、特に後藤泉さんのピアノには心を打たれた。それでつい、AmazonでCDを注文してしまった。素晴らしいピアノの音・・・・
そしてこんなCDを聞いていたら、“つい”ベートーヴェンの交響曲全曲を聞いてみたくなり、カツァリスの全曲版を探していたら、6枚組の新品が何と2400円で買えることが分かり、“つい”注文してしまった(ここ)。アメリカから直送されるという。

ともあれ、ふと異世界に入り込んでしまった。クラシックの世界はなかなか広くて面白い。2ヶ月先の「クラシックを楽しむ」がまた楽しみ。今度は何を聞かせてくれるのだろう・・・

(関連記事)
「運命」冒頭聞き比べ51種

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2011年11月22日 (火)

涙無くしては読めない投書~「亭主元気で留守がいい」

先日の朝日新聞の「男のひといき」という投書欄に、涙無くしては読めない投書が載っていた・・・。曰く・・・

ストレス要因 留守がいい
 妻の最大のストレス要因は私らしい。夫の定年後、「主人在宅ストレス症候群」になる妻がいるとテレビで見たが、そんなばかな、と思っていた。
 しかし、5年前に単身赴任先から戻ったころから、妻に異変が。動悸が始まり、潰瘍性大腸炎という難病になってしまった。友人でもある医師は「病気の原因は夫の帰還」と決めつけた。この病気にはストレスが非常に悪いらしい。
 さらに4年前、大嫌いだったはずの妻が、相談もなく、突然チワワを3匹飼い始めた。激怒して店に返そうとしたが、「返すなら離婚」と言われ敗退した。犬好きの友人も妻の大胆な行動を心配していた。
 安月給も責められるので、ゴルフのタイガー・ウッズ選手の元奥様の「お金だけでは幸せになれない」という名言を伝えると、「お金がないともっと不幸」と返り討ちに。
 先日、結婚20年のお祝いにと、年数にちなんだ現金を渡すと、けげんな顔。ストレス要因でしかない私は、休日は1人で外出して妻を楽にさせ、お互い健康で結婚30年、40年の記念日を迎えられるようにしよう。「亭主元気で留守がいい」とは、本当に深い。(川崎市 公務員 46歳)」(2011/11/20付「朝日新聞」p33より)

この投書を読んだ奥様がたは、笑い飛ばすかも知れない。しかし、少しでも心当たりのある亭主族は、真面目にこの記事を読むのである・・・。

しかし、何という悲劇だろう!! 亭主族はこの世の中で「居場所」を、いったいどこに求めたら良いのだろう・・・。

いつものように、広辞苑で“婚姻”を引いてみた。すると・・
「【婚姻】=結婚すること。夫婦となること。一対の男女の継続的な性的結合を基礎とした社会的経済的結合で、その間に生れた子供が嫡出子として認められる関係。民法上は、戸籍法に従って届け出た場合に成立する。」とある。

一方、民法第752条(同居、協力及び扶助の義務)には「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」とある。よって、夫婦の同居は、法律で決まっている義務なのである。しかし・・・・・
この話は、ある意味非常に単純。夫婦の同居が、体に異変を起こすほどのストレスなら、同居義務を拒否すればよい。するとそれは離婚につながる・・・。
離婚は困るが、同居はイヤ・・・?すると別居? それは奥さまのワガママ。亭主が気の毒・・・・!?

この例は、定年でサンデー毎日が身近な我々に取ってみると、他人事ではない。現役の時は、「そんな事はあり得ない」と、バカにしていたことが、サンデー毎日になった途端、“症状が出る”ことは往々にしてあること。その意味で、決して他人事ではないのである。
ではどう対策する??
筆者は「ストレス要因でしかない私は、休日は1人で外出して妻を楽にさせ、お互い健康で結婚30年、40年の記念日を迎えられるようにしよう。」と結論付けているが、現役時代ならともかく、リタイア後はどうするつもりだろう・・・?と、つい心配してしまう。

ところで、偶然だが、今日は11月22日「いい夫婦の日」だそうだ。
「日本愛妻家協会」なるものがあって(ここ)、今晩8時からの過ごし方が書いてある(ここ)。(~もう過ぎちゃったけど・・・)

改めて、その趣意書には「日本愛妻家協会とは、妻というもっとも身近な赤の他人を大切にする人が増えると、世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない。という甘い理想のもと、日本独自の伝統文化かもしれない愛妻家というライフスタイルを世界に広めていこうという文化活動です。」とある(ここ)。

たまたま見付けたHPだが、参考になる事がたくさん書いてある!??

ともあれ、先の筆者が悩んでいることは、多くの人が悩んでいること。こんなHPのお助けマンもいる。まだまだチャンスはあるかも・・・
(何?ウチ?・・そんなこと、まったく心配ないのさ・・・・。たぶん・・・。 ・・だろう、と思う・・・。自信ないけど・・・。トホホ・・)

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2011年11月21日 (月)

「一歩下がって」~「よっぽどの縁があってのあなたと私」(2/3)

雑誌「大法輪」の今月号(2011年12月号)に、「よっぽどの縁があってのあなたと私」という記事があった。なかなか面白いので、長文だが3回に亘って読んで行く。今日はその2回目。

よっぽどの縁があってのあなたと私(2/3)
           奈良・薬師寺執事 大谷徹奘
・・・・・
一歩下がって
 私は学生時代、煩悩と呼ばれる人間の欲望に興味を持ち学んできた。諸先輩が人間追求を重ね、実にその数が百を超えるほどにこまやかに煩悩について説き示されている。その数多くある煩悩の根底には、一体どんな心が働いているのかが興味の的だった。学生時代に机の上で学んだことをベースに、僧侶として数多くの悩みや迷いを持つ人々と対話をしながら知り得たことは、“自分は人より優れている”“自分は人とはちがうんだ”等、「他の人よりも良い評価が欲しい」という心であった。つまり、自分が一番という心なのだ。その心の働きに何の疑いも持たないし、疑おうともしない。これこそが「我」そのものだと言ってよいのではないのだろうか。
 その我の塊と言ってよい私であるが、最近は、修行のおかげで相手を受け入れるという心が育ってきたのである。それによって今まで、「自分は○、相手は×」から、「自分も○、相手も○」と考えられるようになってきたのだ。
 修行を始めた頃、正直にいえば、私にはすごく嫌な兄弟子がいた。私がすることなすことに口出しをし、偉そうにものを言うのである。
 今でこそ人前では、「強い指導を受けた」と言っているが、本当は「いびられた」と思っていた。その頃の私はまさに、自分は○で、兄弟子は×どころか、まさに××(バツバツ)だった。自分に欠点があるなんて夢にも思っていなかった。そして、引きこもりの子供達と同じように「オレを理解しないお前が悪い」と、その人を恨んでいた。しかし、それから三十年近い歳月が流れ、若い修行僧との接点を多く持つようになってハッキリ気づいたのは、
 おこられる人には、おこられる理由がある。
 ほめられる人には、ほめられる理由がある。
 ということだった。今思い返せば、兄弟子が私に強い指導をしなければならなかった理由が、間違いなく私自身に存在していたのである。しかし、自分を省みる能力がなかった私は、逆恨みだけを繰り返していたのである。そんな私が今頃になってではあるが、「自分も頑張ったが、あのお人のおかげで今があるんだ」、つまり「自分も○、相手も○」と、言えるようになっているのである。
 では何故、私がそんな風に変わったかと言えば、それは間違いなく、今までの人生で、実に多くの人とぶつかったという経験が私の価値観を変えさせたのだと思う。
 今までの私は、どんな形でもいいから自分を通したかった。そして、自己主張をして通った時は、良い気分だった。しかし、無理に自分だけを通せば必ず後から、大きなツケを貰う事が多い、という事に気付けたのだ。そこから、「一歩前へ出る」を「一歩下がって見る」に変える事により、冷静に人の意見を見聞きすると、そこには、自分の持ちえなかった価値観というものがあり、今までの自分に新しい価値観を加える事が出来ると知ったのだ。そうすると、今までは「自分は○、相手は×」という考え方が、「自分も○、相手も○」という受け止め方になった。
 自分のものさしが通じぬと眉間にしわを寄せて相手に強要したり、相手を嫌えば敵が多くなる。でもその人も自分の智恵袋として受け入れてしまえば、この人は自分に一体どんなヒントを与えてくれるのかと、ウキウキしながら話を聞けるのだ。」(雑誌「大法輪」(2011年21月号p25より)

前にディール・カーネギーの「人を動かす」について書いた(ここ)。
“聖書に次ぐベストセラー”などというウワサまである有名な本だが、その本の最初のところに、
「人間はたとえ自分がどんなに間違っていても決して自分が悪いとは思いたがらないものだ」(P7)
とある。まさに「自分は○、相手は×」は、人類始まって以来の“人間の原理”なのである。
よって自分も、何か非難されると、直ぐに逃げ場を探す。まず“自分は悪くない”という所から始まる。そうして、“こりゃダメだ”と悟った時にだけ、笑って誤魔化す・・・(ホホホ・・・)。自分の非を認めることなど、普通の人間にはとても出来ない。これは、誰でも・・・だ。

ナーンて、開き直っていても仕方がない・・・・。
運良く、自分も年の功か、何とかやっている。しかし“年の功”というのはやはり存在すると思う。
広辞苑で【年の功】を引くと「年をとり経験を多くつむこと。また、その経験の力。「亀の甲より―」」とある。
人生を長いことやっていると、色々な事象に対して、前の経験を思い出すことができる。それで、ある程度、事態の推移の予測が出来る。それによってゆとりが生まれる。だからキャンキャン騒がなくなる。まるでウチの愛犬・メイ子のようだ。
彼女も、小さい時は怖い一心で、犬を見かけると直ぐに吠えた。怖いので吠えた。でも最近は、だいぶん我慢が出来るようになってきた。つまり、この犬は大丈夫とか・・。これも年の功・・・。

昨夜、ゾッとすることがあった。FMチューナーの音を、プリアンプ経由で入力を貰っているHDDレコーダの出力レベルが下がっている・・。そんなバカな・・。愛用のNAC-HD1が壊れたか・・・?ドキッとした。
原因は、プリアンプへのFMチューナー出力のつなぎ間違い。前日に、レコードをかけるため、プリアンプの電源を入れた。プリアンプの出力に、間違ってチューナーの出力がつながっていたので、プリアンプに電源が入った途端、プリアンプが負荷になってレベルが下がったもの。しかもプリアンプの電源を切り忘れていたので、レベルが一日中、下がっていた。原理的には当然の現象だが、頭を抱えた。いつプリアンプのコネクタを差し間違えた? 自分はそんな所、しばらく触っていない・・。でも確かにコネクタは差し違っている・・・。自分の知らない所で、誰かが差し直したかな? では誰だ? カミさんは機械オンチなので触らないだろう。メイ子もあんな不自由な犬の手で、出来るワケがない・・。するとやはり自分か? でも覚えがない・・。するとゾンビのごとく、自分が夜中に起き上がってコネクタを直した・・・? そんなバカな・・・。
前の、車のバッテリーを上げた時もそうだが、このトシになっても、何とか相手を探して×をつけ、自分は○の世界に・・という浅ましい姿・・。ああイヤだ・・・。でもカミさんが言うように、それが現在の自分の姿・・・!?

・・・と、ここまで書いて、ふと思い出した。そうだ、RCAプラグを金メッキのものと取り替えようとしたことがあったっけ。つい先日だ。その時に、FMチューナーの出力ピンを確認のために外して、別の場所に差したのかも・・・・・(ゾンビでないので“ホッと”したが、同時に記憶力の低下に“ゾッと”した・・・)

上の例とは少し違うが、つまり「一歩下がって」まず“自分が悪い・・”と自分を省みることは、大変に難しい事なのであ~る。

(関連記事)
D.カーネギーの「人を動かす」(1/5)

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2011年11月20日 (日)

散歩でポインセチアの栽培農家を見つける

今日は暑かった。20度を超えて、散歩していても汗をかくほど・・・・
そんなワケで、今朝の愛犬を連れての散歩は、少し遠出の“お寺コース”。それにしても、愛犬・メイ子が足を引きずるようになってから、なかなか遠出はしなくなった。でも足を引きずっていない時は、筋肉を付ける意味でも、散歩は欠かせない。

いつものお寺で、ちょっと手を合わせてから、「暑いからサーティーワンでシャーベットでも買おうか・・」という事になり、アイスクリーム屋まで足を伸ばす。・・・と店内に電気が点いていない。開店は11時だと書いてある。残念!まだ30分以上ある。仕方がないので、近くのコンビニでアイスを買って、店の外の椅子に座ってほお張る。なかなか美味・・・・

さーて帰ろうかと、ちょっと違った道順になったので、一本奥(裏)の道を歩くことにした。・・・と大きな温室があるではないか・・・。中は真っ赤な鉢植えがいっぱい。温室は5~6棟も列んでいるか・・・。働いているご夫婦に聞いたら、これはポインセチアだという。
「直売」という文字を見つけたので、売ってくれるかカミさんが聞いたら、小さい鉢が千円だという・・。
道の近くに出荷待ちのポインセチアの鉢がズラリと並んでいたが、旦那さんが、奥の方も見て選んだら?と言うので、カミさんが温室に入って品定め・・・。それで選んだのがこれ・・・(写真はクリックで拡大)

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お金を払いながら、手入れの仕方をカミさんが聞くと、奥さんがチラシをくれた。小さな休憩小屋にキレイなポスターが貼ってある。何と「花ことばは“思いやり”」なんて書いてある自分が「これはイヤミだね・・」というと、「これからは熟年離婚しないためにも“思いやり”は大事だよ。このポスターは沢山あるから持って行く?」というので1枚もらってきた。それがこれ・・・

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帰りみち、そのポスターを見ると、何と「サントリー」と書いてある。カミさんに言わせると、サントリーは花も作っているのだとか・・・。もちろん自分は知らなかった。健康食品も作っているとか・・・。ヘエー・・・。
ポスターに「2009年度、ジャパンフラワーセレクションにて、最優秀賞である「フラワー・オブ・ザ・イヤー」に輝きました。」とある。Netで見ると、確かに表彰されているようだ・・・・。するとこの千円の鉢植えは、かなり価値がある??

カミさんは、「有意義な散歩だった・・」と大満足・・・。しかし、チョットのことで、色々な縁が生まれる。今日、もし暑くなかったら・・・。もしアイスを食べようという話にならなかったら・・・。もしサーティーワンが開店していたら・・・。もし裏道を通らなかったら・・・と、色々な偶然が、自分たちをポインセチアの温室に連れて行った。これも大いなる縁・・・

それにしても、自分なりに、まったく縁のない世界を垣間見た。サントリーのような大会社が、花を開発している・・という事実。それを元に、近所の栽培農家が大規模に温室で育て、今出荷の最盛期・・・。
散歩にカメラを持って行かなかったので、大規模温室の写真は撮れなかったが、自分にとっては、全てが“ヘエー・・・”だったので、メモしてみました。オシマイ・・・

(2011/11/23追)
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2011年11月19日 (土)

貧弱FM電波の救世主?~「フレッツ・テレビ」

先日、風鈴崋山さんから「フレッツTVで、光ファイバーを通じてFM放送聴取可能とのこと」との情報を頂いた(ここ)。
自分の思い込みというのは怖ろしいもので、当初この話を聞いた時には、いったんどこかの受信機で受信して、それを再送信しているのだと思った。だから質に関してそれほど期待できないのでは・・・と。しかし、よく調べてみると、伝送方式は「パススルー方式」。つまり電波を何も加工せずに光で送ってくれるという。
WIKIによると、「フレッツ・テレビ」とは“光ファイバーケーブルのIP通信に利用しない帯域へ「地上アナログテレビ放送」、「地上デジタルテレビジョン放送」、「スカパー!光」、「BSデジタル放送」、「東経110度CS放送」、「FM放送」を混合伝送し契約者宅のテレビで視聴出来るサービス。”とのこと。

当方、東京タワーからのFM電波がマルチパスで汚くて、100キロも先の水戸の電波を受信している。よって受信レベルは50dBf 程度しかない。だから、来年春のスカイツリーの稼働を心待ちにしていたが、光でキレイな電波を送ってくれるサービスがあるならそれに越したことはない。まさに理想の形態。今まで、10素子のFMのアンテナを建て、せめて1dBでもレベルが上がれば・・とケーブルまで低ロスに換えた。それが、何と規格では「出力レベルは82.0dBμV以上」(ここ)(ここ)だという。
(2011/12/01追 この資料(ここ)に「アナログ信号 82.0dBμV以上」という記載があるが、NTTによると、FMラジオには適用しないとのこと)

風鈴崋山さんから紹介された「ひろくんのホームページ」(ここ)(ここ)を読んだ。
FMチューナーなどについての、我々の先生であるひろくんが「フレッツテレビで FM 放送受信は正解!!!」とおっしゃっている。データを見ても、何と89dBf!! 光なので伝送ロスはない。どの家でも同じレベルが得られる。ひろくんではないが、まさに“FM 放送を光ファイバで受信できるようになるなんて夢のよう!!!”なのだ。
このひろくんの記事を読んで、今までの自分の思い込みや心配が吹っ飛んだ。幸いにも自分の家はサービスエリアに入っている。いてもたっても居られなくなり、直ぐに活動開始・・・

我が家は、先に書いたように(ここ)、昨年(2010年6月)、フレッツから“auひかり”に乗り換えた。主に金額とスピードで・・・。それからまだ1年半だが、それをもう一度、NTTのフレッツに戻さなければいけない。
でもFM電波が89dBfも得られるのなら、カネなど惜しくない・・・。

色々と取材した結果、auひかりを止めるために、2年縛りの違約金9975円と初期費用の分割の残が1万円くらいかかるという。それにフレッツ解約後の再契約は、工事費の無料キャンペーンの対象にならないという。
それで、NTTに聞いてみた。すると、同一住所でも名義人が違えばOKだという。よって、今回はカミさんを名義人で契約することにして、さっそく価格コムで一番安いところを選んで申し込んだ。(その後のNTTからの工事打合せの電話で、“1年以上前の解除はOK”という事になったとか・・・。よって今回も自分の名義で契約)
面白いもので、前にフレッツからauひかりに変えた時は、経済性重視で、Excelで表を作って色々と検討したものだが、今回はお金の計算は一切していない。色々な面で、auひかりの方が安いことは分かっている。しかし、89dBfのFM電波が得られることは、もうおカネの問題ではないのである。
テレビも今はデジタルハイビジョンの時代。放送局の画面そのものを、家庭で見られる。このFM電波も、空間伝送を省略した放送局そのままのキレイな状態で、家庭で受信出来る。いやはやとんでもない時代・・。残る心配は、NTTがそれらの信号のソースをどこで調達しているか・・だ。有線でNHKからつないでいるとすると、大満足なのだが・・・

しかしこのサービス、NTT東日本では「平成23年11月現在、フレッツ・テレビの提供エリアは、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、福島県、北海道の各一部地域です。」(ここ)とあり、同じくNTT西日本は「サービス提供エリアは大阪、和歌山、京都、奈良、滋賀、兵庫、愛知、岐阜、三重、徳島の各府県の一部地域です。」とある(ここ)。
全国でもこのサービスは、まだまだこれからのようだ。それにしても、我が家がサービスエリア内であることはラッキー。

それにしても、知らないという事は怖ろしいことで、今回、風鈴崋山さんから連絡を頂き、そしてひろくんの詳細なデータを見るまで、まるで知らなかった。NTTの報道発表資料によると、「フレッツ・テレビ」は2008年7月1日スタートであり(ここ)、当八王子でも、2008年8月1日からスタートしていたらしい(ここ)。
それを知っていたら、昨年苦労したFMのアンテナ対策も(ここ)、電柱からのノイズ対策(ここ)も必要無かったわけだ。
でも、少なくても自分はNet上で、“FM電波をフレッツ・テレビで受けた”という記事には巡り会ったことはない。その意味で、今回の情報は貴重だった。
当然サービスエリアの問題はあるが、FM放送をキレイに受けたいという視聴者に対しては、一挙に決定的な解決策が与えられたわけであり、ありがたいことである。
それにしても、世の中、実際には色々“ある”のだ・・・。それらを、どう知って、どう自分で活用できるか・・・。まさに各人の情報収集能力になるわけだが、それにしてもNetの情報はありがたいものではある。
(追:工事日が11月29日に決定。実際に光ケーブル経由でFM放送を受信したら、また報告します。)

(2011/11/21追)
NTTに、配信するFM電波などの“信号源”について問い合わせていたら、返事が来た。「(株)オプティキャストの放送設備で放送波を受信し、フレッツ・テレビのサービスエリアに提供(再送信)しています。」とのこと。
Netで探ったら、オプティキャストの目黒メディアセンター(東京都品川区)に、ヘッドエンド(=放送用受信拠点)受信監視装置(110百万円)なる設備があるらしい。ここで全国の監視をしている? 想像だが、東京地区は、ここにFMアンテナが建っているのかも??いずれにしても、都内の受信環境が光で配信されることは間違いない。(←これは勘違い。都下での信号はプアー)

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フレッツ・テレビのFM受信は期待外れ・・?

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2011年11月17日 (木)

車のバッテリーを“あげて”しまった話・・・

「バッテリーをあげる」とはヘンな言葉だ。つまりバッテリーを過放電させること。それをなぜ“あげる”と言うのか・・・。トヨタの車の取説にも“バッテリーをあげてしまったとき”というトラブル項目がある。

何でそんなことを書いているかって?? 何を隠そう、自分もドジで車のバッテリーを“あげて”しまったのだ。40年以上車に乗っているが、ドジでバッテリーをあげたのは、今回が初めて・・・。自戒を込めて、メモしておくのである。

先日、カミさんが旅行に出ていたので、夕飯を買いに、メイ子(愛犬)と一緒に車で出た。その時に、リモコンのキーが効かない。あれっ?リモコンのバッテリーがあがったかな・・と、思っていたら、程なく動くようになった。順調に買い物を済ませて車を駐車場に入れた後、ふとバッテリーの交換くらい自分で出来るな・・と思って、犬を置いてから、再び車に戻って取説を読んだ。辺りは暗いので当然ルームライトを点けて・・・。それでバッテリーの交換方法が分かったので、居間に戻ってからリモコンをバラして電池の形名をメモして、やれやれ・・・

数日後、会社で、カミさんから携帯に「車が動かない・・・」との連絡。てっきり、リモコンのバッテリーのせいだと思ったら、別のリモコンでもダメという。
いつものトヨタが休みのため、コールセンターに聞いて操作したら、バッテリーが上がっている・・・と言われたとか。そんなバカな・・と自分は取り合わなかった。
ほどなく続報・・・。隣の家で、数日前の夜に、ピーという音が聞こえたという。何かの警報の音だろう・・という話で終わったという。
ほどなく、カミさんから「衰えを認めましょうよ」というシラけたメール。
つまり、自分が車のバッテリーをあげてしまった!??と疑っている・・!? そんなバカな・・・・

しかし“素直で冷静な”自分は、なるほど、さもありなん・・・
確かに、自分は自分の行動に自信があるものの、ここまで状況証拠を突きつけられると、自分も素直なので、“まっ!オレかな・・・”と。

よく調べてみると、車を買ってからほぼ7年。一度もバッテリーを替えていなかった。今までは、3~4年で交換していたように思うが・・・。最近の車は、トラブルがないので、頭が車のメンテに行っていない。前にも、人に言われて初めてタイヤを交換したり・・。でもバッテリーの事は頭から欠落していた・・・。
まあ良い潮時・・・。直ぐにバッテリーの交換をする事にして、次の日に交換終了。全ては元に戻った。

その夜のことを思い出してみると、かすかにルームライトが点いたままの車内の光景が頭に像として残っているような気がする。なるほど・・・。それに取説を読む時に点けたルームライトを消した記憶は全く無い。これは自信を持って言える!まあ原因は単純。ルームライトの消し忘れ・・。
実験をしてみて分かったことは、ルームライトを点けたままで車をロックしても警報音は鳴らない。駐車場の照明が点いていると、周囲が明るくて、ルームライトが点いていることが分からない。しかし、隣の家でアラームを聞いたとすると、この車は、しばらくしてから警報が鳴る仕組みらしい。しかし自分はその音に気付かなかった・・・。

夏の夜に、よく犬を連れて散歩をした。その時に、2回ほど駐車場の車のルームランプが点きっぱなしの家を見付け、知らない家だが、インターホンで「車のルームライトが点きっぱなしですよ」と教えてあげたことがあった。しかし3度目に見付けた時、“まあいいか・・”とそのまま行き過ぎてしまった。もしかすると、今回は、“その報い”なのかも・・・!?

ともあれ、家に帰ってからの“カミさんの剣幕”は、到底怖ろしくて言葉に出来ない。ギリギリ車に乗って約束の時間に間に合わせようとしたのに、車が動かず、約束をドタキャンせざるを得なかったという・・・。まあそれだから、自分に当たるあたる・・・・。自分はボコボコ・・・・
単純なルームライトの消し忘れなのに、このドジは自分の老化だという。車のメンテについて、ノー天気で、気を遣っていないためだという。
自分もトシか・・・? いやいやこれは単なるケアレスミス・・・。誰でもあるケアレスミステイクさ・・・。その証拠に、この夏の散歩で、3件も見付けたように、どの家でもやっていることさ・・・・。
もちろん、リモコンの電池もテスターで測ったら切れていたので今日交換した。予備の電池も買ってきた。これでオワリ・・・さ。

でも“いつもと違う”行動の時は、車に限らず、注意が必要なことは確か・・・。車の接触事故を起こすのも、必ず“いつもと違う行動”のとき・・。
再発防止策として、「これからは、“いつもと違う行動”のときは、(ホームの駅員さんのように)“指差し呼称”をしよう!!」と自分に言い聞かせた、今回の事件ではある。(←まあ、また直ぐに忘れると思うけど・・・)

●メモ:カウント~235万

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2011年11月16日 (水)

都はるみの「北の宿から」

土曜日の朝日新聞の「うたの旅人」は面白い企画で、毎週色々な歌の背景を教えてくれる。だいぶん前の記事だが、都はるみの「北の宿から」が紹介されていた。部分的に読んでみよう。(写真はクリックで拡大)

「・・・・1975年9月29日、作曲家小林亜星さん(79)は東京・赤坂の事務所で、友人の作詞家阿久悠から届いた詞を読んでいた。昭和天皇・皇后の米国訪問を翌日に控え、抗議行動や爆弾テロの警戒で騒然とする昭和50年秋の午後である。
 タイトルに「北の宿から」とあった。歌手都はるみさん(63)の一曲だった。200万枚以上を売り上げた幼児向けの「ピンポンパン体操」(71年)で、「カバの忍者くん」「水虫かいかいかい」などと、きてれつなパロディー遊びをしていた2人が一転して取り組む大まじめな歌だった。
 涙唄、すすり泣き、寝化粧……。演歌特有の言葉が並んでいた。「あなた死んでもいいですか」なんて、「おっかない女だなぁ、売れるのかなぁ」と小林さんは正直、思った。
 部屋のピアノに向かい、しっかり読んだ。繰り返しの「女ごころの未練でしょう」の一節に目が留まった。「思わず、ふるえました」。普通の作詞家なら、ここは絶対に「未練でしょうか」という問いかけになる。この女性は違う。誰かに答えを求めるのではなく、自分自身を客観的に見て「未練でしょう」と突き放している。演歌によくある、耐え忍ぶ女ではない「自立した新しい女性を描こうとしている。すごい歌になるぞ」。6千曲以上を作ってきたプロの直感だった。阿久のこだわりを受け、小林さんは演歌にないポップス調の編曲を考えていた。
Image08351  3ヵ月後に発売されると、2人の思いに関係なく、誰もがセーターをひたすら編み続ける「悲しい女」と捉えた。無理もない。あの詞から誰が「性根のある女」(阿久)を思い描くだろう。カラオケでさえ「未練でしょか?」と間違って歌われ、演歌嫌いで知られる歌手淡谷のり子(99年、92歳で没)が「別れた男のセーターなんか編むんじゃないの、みっともない」と批判して、話題になった。
・・・
Image08061  この取材で、どうしても、見たいものがあった。36年前、小林さんが「ドキドキしながら読んだ」という、あの「北の宿から」の歌詞原稿である。ひとつの歌が生まれる現場の感じを知りたかった。「古い話だし、見つからないよ」と小林さんは繰り返したけれど、それでもなお、私は彼の事務所へ足を運んだ。2ヵ月後、取材先の九州に連絡があった。「無事、発見です」・・・・・」(2011/10/22「朝日新聞」e1ページより)

あまりに有名なこの歌。自分が初めて聞いた都はるみだった。(それまでは彼女の歌は好きでなかったので・・・)

<都はるみの「北の宿から」>

「北の宿から」(原文通り)
  作詞:阿久 悠  
  作曲:小林亜星
あなた変りはないですか
日毎寒さがつのります
着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

吹雪まじりに汽車の音
すすり泣くよにきこえます
お酒ならべてただひとり
涙唄など歌います
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

あなた死んでもいいですか
胸がしんしん泣いてます
窓にうつして寝化粧を
しても心は晴れません
女ごころの未練でしょう
あなた恋しい北の宿

この歌を聞くと、銀座(だったかな?)を思い出す。この歌が流行っていた頃、ちょうど婚約中で、たまたまこの歌の話が出て、「良い歌だよね・・」とお互いが“理解し合えた!?”ものだった。(それが、とんだ勘違いだったことが、後で分かる・・・) 自分はレコードを買わなかったが、カミさんが持っていて、それが今でも残っている(写真)。
都はるみの歌は“ド演歌”のためか、歌謡曲好きの自分だが、ほとんど聞いていなかった。しかしこの歌は良く聞いた。いつもの通り、歌詞よりも旋律重視で・・・

あれから35年経った。この歌は超有名曲として、歴史に残っている。もちろん都はるみもいつも歌っているが、自分はセルフカバー盤を聞いたことがない。再録はしていないのかな・・
今WIKIで見たら、都はるみの誕生日は1948年(昭和23年)2月22日だという。何と自分と同じようなトシではないか・・。てっきり年上だとばかり思っていた。それにしてもさすがに同じトシの人は多い・・・。
テレビで見かける名前を、WIKIでちょっと調べてみたら、昭和22年(22年4月~23年3月)の学年では、伊東ゆかり、千昌夫、寺尾聰、三田明、和泉雅子、中原誠、泉ピン子、ちあきなおみ、弦哲也、西田敏行、森進一、根津甚八、立松和平、布施明、中村晃子、あおい輝彦、森山良子、小鳩くるみ、都はるみ、五木ひろし、いしだあゆみ・・・・。
どの方もまだまだ現役で頑張っている。
こんななつかし歌でも聞きながら、自分ももうひとがんばり!?

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2011年11月15日 (火)

ギリシャの「ユーロ圏離脱は可能か」

今日はユーロ危機で揺れるギリシャとユーロの勉強である。先日の日経新聞のコラム「大機小機」に「ユーロ圏離脱は可能か」という記事があった。勉強にちょうど良いので、読んでみよう。曰く・・・

ユーロ圏離脱は可能か
 欧州ソブリン危機はギリシャからイタリアに飛び火し、イタリア国債利回りは、同国にとって維持不可能とみられる水準に達した。
 ユーロ圏各国の財政危機が拡大を続ける中で、ユーロ圈そのものの持続可能性が問われ始めている。以下ギリシャを例にとり、ユーロ圏からの離脱のプロセスを考えてみよう。
仮にギリシャが欧州金融安定基金(EFSF)からの借り入れ条件である財政赤字削減を果たせず絶対的な資金不足に陥ると、政府は毎日入ってくる税金や社会保険料の範囲でしか支払いができなくなる。公務員給与や公的年金などを支払うと、国債の金利や元金の支払いが不可能になる。ギリシャ政府が活動を維持するためには、ユーロ以前の通貨であるドラクマを再導入し、中央銀行を欧州中央銀行(ECB)から独立させて運営する必要が生じる。
 まずギリシャ政府は政府債務や銀行部門、企業・家計部門のユーロ建て債務を全てドラクマ建てに強制転換する政令ないし法律を制定する必要かおる。これにより、国内の貸し出しや雇用の契約も強制的にドラクマ建てに切り替えられる。政府債務通貨の強制転換はデフォルト(債務不履行)に当たる。これは民間契約を強制的に書き換える措置でもあり、ギリシャ憲法上の問題が起きるかもしれない。
 国内では、ドラクマに換えてユーロを導入した時も同じ措置をしているため、実施できる可能性が高い。しかしEFSF、ECB、国際通貨基金(IMF)など国際機関や他の政府が持つユーロ建てギリシャ債権をドラクマ建てに切り替えるには困難が予想される。またドラクマ現金の導入には時間がかかるため、ドラクマ預金の引き出しや納税は為替相場で換算したユーロ現金で決済する必要かおる。
 ドラクマ導入と同時に、ユーロに対してドラクマを大幅に、例えば1ユーロを2ドラクマに、切り下げる必要がある。ドラクマの切り下げにより賃金・物価水準をユーロ圈に対して引き下げることが可能となり、国際競争力を回復できる。ユーロで計った賃金・物価の引き下げに伴って、インフレが発生するだろう。インフレは、政府の税収を増大させ財政バランスを好転させる。これにより実質的な政府債務のカットが発生する。しかしギリシャ国債を保有するギリシャ以外の欧州連合(EU)の金融機関は大きな為替差損を被ることになる。(山河)」(2011/11/13付「日経新聞」「大機小機」より)

今回のギリシャ危機。新聞を読んでいても、“ギリシャが、もしユーロ圏を離脱したら・・?”を説明した記事には、なかなか出会わなかった。でもこの記事で・・・納得!?

デフォルト=国家の破産? ニュースでは、色々と物騒な言葉が行き交った。でも心の底では、「国が・・?そんなバカな・・」と、どこかタカを括っている。
確かに国レベルでは、今までの例でも、倒産などは有り得ず、どうにかなっている。しかし企業の場合は、いざ倒産となると悲惨な状況が発生してしまう。
たまたま我々シルバー族の世代は、実にラッキーな現役時代を過ごしてきた。その点、“逃げ得の世代”と言われる所以だ。今の状況を見ると、確かにそうかも知れない。
自分たちの入社した70年代は、まさに全てが拡大の一途。給料が毎年平均で20%も増えた。年によっては33%も増えたこともあった。貨幣価値が大きく変わったのでは?と思えるオイルショックの時代だった。これは、今考えると、もの凄いこと・・・。しかし80年代は9%、90年代には4%と年の平均アップ率が徐々に下がっていった。それでも良い方・・・。
当時は、土地の値段とともに、給料も毎年上がるのが当然の時代だった。
しかし今はデフレの時代。給料の額が前年と同じでも、デフレで実質の給料が上がっていると同じ状況だという。何とも想像が出来ない世の中だ。

でも先の記事のように、先を見通してシミュレーションすることは大切。事態の将来像を想定すると、ブレーキやアクセルをかけ易い。前にも書いたが、シルバー世代は“住む世界”がひとつの家庭に限られてくる。ギリシャにならないように、家庭も負債だけは減らさねば・・・
ともあれ、世界の大事件を“へえー”と客観的に眺められる、なかなか住み心地の良い(?)我々シルバー世代ではある。

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2011年11月14日 (月)

「占いを信じますか?」

先日の朝日新聞・土曜版に「占いを信じますか?」というアンケート記事があった。結果は、“信じる”が32%、“信じない”が68%だったという。
たわいのない話題だが、ちょっとだけ覗いてみよう・・。曰く・・・(写真はクリックで拡大)

占いを信じますか?
 星占い、血液型占い、手相、姓名判断など、世の中には「占い」があふれています。そろそろ2012年の運勢が気になる人も少なくないでしょう。日常生活の参考に、そして結婚や就職など人生の一大事に占いを頼る人も。あなたは占いを信じますか。
・・・・
科学的根拠ないけど
・・・
 お金を払って個別に見てもらったことがある人は712人。1回あたり3千円以上5千円未満が最も多く、1万円以上も30人いた。だがなぜか、うち276人は「占いを信じない」と答えていた。「信じない派」は全体の68%を占めた。
・・・・
 全体の7割近い人が占いを信じていないけれど、「自分の未来を知りたいか」との質問には、「場合によっては」も含めると、86%が「知りたい」と回答した。「占い=未来予測」と考えれば、そのニーズ自体は確実にあると言えそうだ。・・・
・・・・
「期待に応えるサービス」
 「迷い、未来を予測したいと願うのは、それだけ選択肢がある現代人の特権」と話すのは、立命館大の佐藤達哉教授(心理学)。最近まで未来を選べるのは為政者だけで、庶民は運命に従うしかなかったからだ。
Image08322  どう予測するかが関心事になるが、どうせ「因果関係」は不明なので、たまたま起きた二つのことを勝手に結びつけてしまう「錯誤相関」が普及するのだという。もともと少ないAB型と、めったにいない天才・奇人を組みあわせ「AB型は紙一重」とするように。
 迷い、悩みは深刻なほど人には言えない。「占師」に相談するという行為は、ほぼ解決したも同じで、話す際には物事に順番を付けて整理せざるを得ないし、ある程度答えを絞り込んでいる証拠とも言える。
 占師もプロだから、相談者が何を求めているのか、少し話をすれば分かり、背中を押してやる。「期待に応えるという顧客サービスが、『当たる』ということになるのです」・・・」(2011/11/12付「朝日新聞」b10より)

この記事の「占いとは、期待に応えるサービス」という指摘が面白い。自分もその通りだと思う。占い師にお金を払って個人的に相談する場合、自分の悩みや占ってもらいたいことを具体的に言うしかない。すると、その言葉の陰に、自分の願っていること、そうなって欲しいと願うことは必ず出てしまう。何のことはない、その意を汲んで、背中を押してあげれば、本人も「なるほど・・・」と納得して行動に移れる。そう、背中を押す仕事、それが占い師の役割なのだろう。

一方、そんな世間の“占いゴッゴ”の話とは別に、いわゆる真にスピリチュアルな世界が存在することも事実(だと自分は信じている)。
ある能力の持ち主は、あるスピリチュアルな世界とコンタクトが取れるという。これは“波”なのだという。うまくその世界と波長が合う人は、その世界の人と通信が出来るらしい。そんな世界も世の中にはあるという。
これらの話は“信じるか、信じないか”の話で、理屈ではない。でも人間は身勝手な動物。自分にとって都合の良い話は、それがどんな占いの種類であっても信じるし、自分にとって悪い話は信じない。逆に、これが救い・・・。なぜなら、全て信じてしまったら、それこそ、それら占い師の言葉のドレイと化し、卑弥呼の時代の(?)占い師が政治を握る次元の話になってしまう。でも今の日本は、宗教も薄く広く・・の文化。よって占いも、楽しく、自分が思っている方向へ、単に背中を押してくれるもの、と捉えると、気も楽だし、楽しい・・・

よって、この記事のアンケートではないが、もし自分が「占いを信じますか?」と問われたら、「自分に都合の良い話は信じるけど、都合の悪い話は信じない・・」と答えるだろう。よって、もし占いに神さまが絡んでいたら「そんなご都合主義の人は、占ってあげない・・」と断られてしまいそう・・・。そして、
「自分の将来は知りたいか?」←知りたくない・・・
「自分の本性を知りたいか?」←知りたくない・・・
どうも現実を、怖くて直視できないエムズくんではある。

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2011年11月12日 (土)

東京・日野市の豊田駅前に2014年11月20日にイオンモールが出来るぞ・・

今朝の日経新聞・東京版に「イオンモール 日野 出店」という記事があった。曰く・・・

イオンモール日野出店 URの「多摩平の森」内に
 イオンモールは都市再生機構(UR)が東京都日野市で公団住宅の建て替えを進める111112ion 「多摩平の森」に進出する。敷地面積約3万平方㍍の商業施設の核テナントとして、延べ床面積7万2000平方㍍、店舗面積約1万8800平方㍍の建屋を2014年2月に完成させる。東京都内の同社店舗は武蔵村山市、日の出町に続く3番目となる。
 新店舗は地上5階、地下1階の2棟からなり、総合スーパーや飲食、コンベンションホール、保育付き子ども広場などで構成。駐車場は約990台分、駐輪場は約1340台分を確保する。
 建設地は「多摩平の森」でJR中央線の豊田駅に最も近い街区。来店者や地域住民がくつろげる広場や、駅と住宅地をつなぐプロムナード(散歩道)も整備する。」(2011/11/12付「日経新聞」より)

(毎日新聞の「・・14年2月にも総合スーパーを核としたショッピングモールの“建設が始まる”。」という記事は間違いみたい・・・。“完成”が14年・・)

このニュースは日野市役所のHPに詳しい(ここ)。その計画(ここ)によると、

事業概要
・建物構造・規模:鉄骨造(一部耐火木造)2棟、地上5階・地下1階建
・建築面積:約20,000㎡
・延床面積:約72,000㎡(うち店舗面積 約18,800㎡)
・竣工予定時期:平成26年2月
主な用途・機能:
・総合スーパー、物販店舗、飲食専門店、フードコート、スポーツクラブ、コンベンションホール、カルチャースクール、保育付キッズプレイランド等
・3つの外部空間(森のステージゲート、湧き水の広場、木漏れ日の広場)
・駅と住宅地をつなぐ「森風のプロムナード」、屋上ガーデン
・駐車場(約990台)、駐輪場(約1,340台)」

とのこと。土地の引き渡しが2013年2月で竣工が2014年2月とすると、1年間で工事することになる。早い・・・。
でもたった3年後・・・。楽しみ・・・

先日、カミさんが「豊田駅前の商店街が、シャッター通りになっている」と言うので、行ってみた。すると京王ストアが閉店しているのを筆頭に、市立病院にかけての商店街が軒並みシャッターを下ろしていた。これはズゴイ・・・。日野自動車の工場移転や東芝日野工場の廃止など、日野市の企業の縮退が続いていたのに加え、団地の建て替えでの一時的な人口減の影響で、商店街がギブアップしたのだとばかり思っていた。それが、何とイオンモールに衣替えとは・・・・

前に「2015年に、八王子にイオンモールが出来るぞ・・・」(ここ)という記事を書いた。
しかし、その後の情報はない。本当に進んでいるのか不明・・・。しかし豊田駅前の話は“決定した”話。
でもさすがに街中なので規模は小さい。“むさし村山ミュー”(ここ)の1/3程度か?映画館が入るとも書いていないな・・・
でも、ここも近いのでたぶん出来たら行く事になりそう・・・

我々シルバー世代になると、こんな賑やかな設備が楽しみになるのである。そうそう家に閉じこもってもいられないので・・・。
(たぶんこの記事を読んだ人のうち、99%の人は無関係・・・。でも我々近く?の住人にとっては、大事件なのであ~る)

(2013/12/02追)~開店が2014年11月になったようだ。
2013/10/23付で、イオンモールから公式に発表があった。ニュースリリースのPDFは(ここ)、HPは(ここ)。それによると・・・

イオンモール多摩平の森」起工式を実施
イオンモール株式会社(以下「当社」)は、東京都日野市の「多摩平の森地区」における商業 施設「イオンモール多摩平の森」において、10月23日(水)に起工式を行い、2014年 11月のオープンに向け本格的な建築工事を着工いたします。
〔計画地について〕
東京都日野市にある本計画地は、JR中央線豊田駅北口至近に位置し、公共交通アクセスに恵まれるとともに、国道20号線から南に約500mと幹線道路からのアクセスも良好な立地となります。
111112toyoda1_2 日野市まちづくりマスタープランに位置づけられる交流拠点となる当モールは、まちのシンボルとして長く親しまれてきた豊かな森と水、地域の成長とともに形づくられてきた街並みや生活文化、自然と人が手をとりあってきた多摩平の歴史を継承するとともに、周辺の商店街と連携・共存することで、地域の「賑わいの創出」を図ってまいります。
〔モールコンセプト〕
行くほどに日々のくらしがもっと素敵になる。
多摩平に暮らす楽しみが豊かになる。
~ 緑あふれるコミュニティの庭 ~
<1階>
お客さまの利便性を重視したエントランスフロア
111112toyoda2 ・ 駅前からのアプローチとなるメインエントランスでは、「森のステージゲート」(屋外広場)と館内のアトリウムを連動。週末には、楽しいコミュニティイベント開催されるモールのシンボル的空間を演出しています。
<2階>
おしゃれでこだわりのある“素敵な毎日”をプレゼンテーションするフロア
111112toyoda3 ・ 豊田駅へ向かうアプローチとなる湧き水の広場と一体となって、賑わいを演出するテラスレストラン、こだわり食の専門店の集積、施設のシンボルとなるインドアガーデン(ぬく森ガーデン)と連動したフードコートによって、食のワールドを形成。
<3階>
子育て卒業ママのフェイバリットライフスタイルフロア
・子育てに追われる日々もひと段落。自分好みの暮らしや趣味・余暇を楽しむ卒ママのお気に入りを集めたフロア。ファッションだけではなく、生活を彩る雑貨や、リラクゼーション&ビューティなど、卒ママの関心ごとを集積。
<4階>
ママ&キッズガーデンとファミリーライフのフロア
・“いつでも子どもと一緒に”をテーマにお子さま連れのファミリーが楽しめるフロア。
キッズアパレルや玩具、子ども写真館やキッズカフェなど、子どもがおもいっきり楽しめる
ショップを集積。また、屋上庭園や地域のコンベンションホールなどママ友の交流スペースを随所に設けます。
〔 計画概要 〕
1.所在地 : 東京都日野市多摩平二丁目4番1、4
2.建物設置者/運営管理 : イオンモール株式会社
3.敷地面積 : 約 30,900㎡
4.延床面積 : 約 75,000㎡
5.総賃貸面積 : 約 25,000㎡
6.建物構造 : 鉄骨造 地上6階、塔屋1階
7.駐車台数 : 約 990台
8.駐輪台数 : 約1,000台
9.開店予定日 : 2014年11月
【 お問い合せ先 】
イオンモール株式会社 広報部 宮入・尾上 TEL:043-212-6733

とのこと。

(追:2014/09/14)~9月10日付でイオンから公式リリースがあった。(ここ
★【イオンモール多摩平の森】のHPは(ここ

【イオンモール多摩平の森 概要】
・モール名称 : イオンモール多摩平の森
・所 在 地 : 東京都日野市多摩平2丁目4番1
・電   話 : イオンモール多摩平の森 未定
         イオン多摩平の森店   未定
・HPアドレス : 
http://tamadairanomori-aeonmall.com/
・出店店舗数 : 核店舗    イオン多摩平の森店
      専門店数 約130店舗(2015年秋オープン予定3店舗含む)
・敷地面積  : 約30,900㎡
・延床面積  : 約75,000㎡
・総賃貸面積 : 約24,000㎡
・建物構造:鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)地上6階,搭屋1階
・駐車台数  : 約 980台
・駐輪台数  : 約1,260台 (自転車1,200台/バイク60台)
・設計・施工 : 株式会社大林組
・開 店 日 : 2014年11月20日(木)9:00グランドオープン
・営業時間  : 専門店             9:00~22:00
           レストラン街         10:00~23:00
           イオン多摩平の森店     7:00~23:00
         ※一部営業時間が異なる店舗がございます。
・休 業 日 : 年中無休
・従業員数  : ショッピングモール全体約1,300名(内,イオン多摩平の森店約400名)
・基本商圏  : 半径3km圏 約7.7万世帯 約17.5万人

(関連記事)
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2015年に、八王子にイオンモールが出来るぞ・・・ (2010/05/31)

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2011年11月11日 (金)

法政大学の「47都道府県幸福度ランキング」

先日の新聞に、法政大学が行った「47都道府県幸福度ランキング」なるものの記事が載っていた。「ベスト10」好きの当blogとしては、格好の話題だ。
このランキングについて、法政大学のHP(ここ)にはこうある。
「11月9日(水)、市ケ谷キャンパスにて、大学院政策創造研究科の坂本光司教授と研究室の社会人学生が、様々な社会経済統計を活用して47都道府県の幸福度を40の指標か111111hosei ら評価・分析し、それらを総合化したランキングを発表しました。
近年、GDPやGNPといった経済指標ではなく、GNH(Gross National Happiness=国民総幸福量)の考え方が改めて注目されています。GNHの国際比較などはありますが、国内では地域間格差や地域活性化が盛んに社会問題化されているにもかかわらず、47都道府県を「幸福度」という視点で調査・分析した研究は例がなく、日本初となります。
今回のランキングは、様々な社会経済統計の中から「生活・家族」「労働・企業」「安全・安心」「医療・健康」の4つの部門から、地域住民の幸福度を端的に示していると思われる40の指標を抽出・加工し、総合的に評価・分析しました。坂本教授は、47都道府県の課題を明示するとともに、幸福度を高めるための地域づくりの方策を示すために調査・研究を行いました。」
ここより)

そして、ランキングのレポート(ここ)には、こうある。
「【研究期間】2011年4月~9月
【研究者】法政大学大学院政 策創造研究科 教授 坂本光司
     幸福度指数研究会(社会人学生10名)
【研究方法】
 様々な社会経済統計の中から、地域住民の幸福度を端的に示していると思われる40の指標を抽出・加工。これら40の指標を上位から順にランキングを付すとともに10段階評価(1~10点)をした。
・・・
 そして、40の指標ごとの評点の平均値(総合平均評点)を計算し、ランキングした。
 <40の指標>
(生活・家族部門/9指標)
1.出生率、2.未婚率、3.転入率、4.交際費比率、5.持ち家率、6.畳数、7.下水道普及率、8.生活保護比率、9.保育所定員比率
(労働・企業部門/10指標)
10.離職率、11.労働時間、12.有業率、13.正社員比率、14.就業希望者比率、15.就業期間、16.完全失業率、17.障がい者雇用比率、18.欠損法人(赤字企業)比率、19.平均工賃月額
(安全・安心部門/12指標)
20.刑法犯認知数、21.公害苦情件数、22.交通事故件数、23.出火件数、24.労働災害率、25.地方債現在高、26.負債現在高、27.貯蓄現在高、28.老人福祉費、29.手助け必要者比率、30.悩みストレス比率、31.相談できない人比率
(医療・健康部門/9指標)
32.休養時間、33.趣味娯楽時間、34.医療費、35.病床数、36.医師数、37.老衰死亡者数、38.自殺死亡者数、39.平均寿命(男)、40.平均寿命(女)

<47都道府県幸福度ランキング>~(ここ)より
(日本で一番幸せな県民 総合ランキング)
   1 福井  7.23
   2 富山  7.20
   3 石川  6.90
   4 鳥取  6.63
   5 佐賀  6.55
   5 熊本  6.55
   7 長野  6.48
   8 島根  6.35
   9 三重  6.25
  10 新潟  6.18
  11 滋賀  6.13
  12 香川  6.10
  13 岐阜  6.08
  14 山梨  6.05
  14 大分  6.05
  16 山口  6.00
  16 徳島  6.00
  18 広島  5.95
  19 山形  5.93
  19 静岡  5.93
  21 愛知  5.90
  22 岩手  5.88
  22 長崎  5.88
  24 岡山  5.83
  25 群馬  5.80
  26 栃木  5.75
  27 福島  5.73
  27 愛媛  5.73
  27 宮崎  5.73
  30 茨城  5.68
  31 奈良  5.65
  32 和歌山 5.63
  33 千葉  5.53
  33 神奈川 5.53
  35 鹿児島 5.45
  36 宮城  5.43
  37 秋田  5.40
  38 東京  5.38
  39 福岡  5.28
  40 青森  5.25
  41 沖縄  5.20
  42 京都  5.18
  43 北海道 5.15
  44 埼玉  5.08
  45 兵庫  5.03
  46 高知  5.00
  47 大阪  4.75

日本初というこのランキング。なかなか面白い。1位から4位までを福井、富山、石川、鳥取が占めている。世界では、高福祉高負担の北欧の国の満足度が高いと言われているが、日本海側のこれらの地域は、まるで日本の北欧のようだ・・・
それに、21位の愛知を除くと、東京(38)、大阪(47)、神奈川(33)、京都(42)、兵庫(45)のような大都市を抱える都府県が軒並み下位なのも面白い。それに、大阪府知事、市長のダブル選挙が始まった大阪がダントツの最下位というもの、まるほど・・と思わせる。
意外だったのは沖縄。イメージ的には、大家族制で、季候も良いので、ハッピーかと思ったが、経済的な理由で下位なのかな・・・?

こんなランキングを作るには、評価するアイテムの選定が難しい。それに各項目のウェイトも・・。評価項目の中では、「相談できない人比率」「悩みストレス比率」「手助け必要者比率」というのが何とも楽しいが、これらはどのように測ったのだろう??

当blogでは、前にブータンの「国民総幸福量」について、何度か取り上げている。測定は、ブータンでは主に聞き取り調査らしいが、今回の法政大学の評価は、数字として公表されているものは分かるが、それ以外はどうしたんだろう?
また項目のウェイト付も今回はしていないらしい。

ともあれ、なかなか興味ある調査。見た人が、“なるほど・・”と思うか、“意外”と受け取るか・・・
こんな調査によって、知事のボーナスを査定する・・・なんて考えると、なかなか楽しい。
まずは、法政大学さん、お疲れさま・・。

(関連記事)
ブータンの「国民総幸福量」の測り方
NHK「五木寛之 21世紀・仏教への旅」ブータンの幸福観
真の豊かさ・幸福とは?~ブータンの国作り
「幸福度指標は無駄」

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2011年11月10日 (木)

「常に観察すべき五つの真理」(3/6)~「死」

前回(ここ)に引き続き、日本テーラワーダ仏教教会から出ている「常に観察すべき五つの真理」という冊子を読んで行こう。

常に観察すべき五つの真理
     アルボムッレ・スマナサーラ長老
・・・・

「私は死ぬものであり、死という性質を乗り越えていない。このことを女性も男性も在家も出家も常に観察すべきである。」

 「生きる」ということが病気と老いでできているなら、最終的には身体は壊れるに決まっています。それなのに、私たちは妄想の中で生きていますから、私たちの人生プログラムはいつでも「私は死なない」という前提でつくられているのです。
 たとえば、都会に住む40代から50代ぐらいの夫婦が、退職後は富士山が見える空気がきれいなところに土地を買い、家を建ててのんびり暮らそうと、今からいろんな計画を立てているとしましょう。一見「ちゃんと老後のことを考えて、しっかりしている」と見えるかもしれませんが、これは「私は死なない」という前提でたてられている無知な計画なのです。また、来年の夏は何をしようか、お正月はどこへ行こうかなどといった将来の計画はすべて、「私は死なない」という無知でつくられているのです。
 お分かりになりますか? 私たちの計画や企画、希望、願望のすべては、「私は死なない」という前提に基づいてできています。いかに私たちは嘘の世界で生きているかということがお分かりになるでしょう。
 そこで「死は私の本質である」と常に観察するようにしてください。この思考をしっかり心に入れておき、その路線で生きてみるのです。そうやっていると、心は落ち着いて穏やかになり、常に平静でいられるでしょう。」(日本テーラワーダ仏教教会「常に観察すべき五つの真理」より)

この指摘は、100%自分にあてはまる。残念ながら、まさに自分のことだ。
人生は有限である・・。その通り。よって日々充実した生活を送らねば・・・!? その通り。
しかしやはり「自分は死なない」という概念から脱することは難しい。世の中の人が全部死んだとしても、それでもなお“自分だけは生き残っている”ような気になってしまう・・・
これって独善?

今年は我が家にとってあまり良くない年・・。10年以上平穏だったのに、今年になってから近親者が亡くなったり、大きな病気を発病したり、良くないことが続いている。
ふと、今年亡くなった方は?・・・とWIKIの訃報コーナーを覗いてみると、たくさんの名前が並んでいる。その中から、自分が少しでも知っていて、顔が浮かぶ人をピックアップしてみると・・・

1月5日 - 山下敬二郎、1月14日 - 和田勉、1月14日 - 細川俊之、2月14日 - 和田寿郎、2月28日 - 与那嶺要、4月21日 - 田中好子、4月23日 - 大賀典雄、5月9日 - 岡田茂、5月16日 - 児玉清、5月18日 - 佐藤孝行、5月21日 - 長門裕之、6月23日 - ピーター・フォーク、7月12日 - 宮尾すすむ、7月26日 - 小松左京、8月5日 - 前田武彦、8月10日 - 日吉ミミ、8月15日 - 正力亨、8月16日 - 二葉あき子、8月21日 - 竹脇無我、9月21日 - 杉浦直樹、9月23日 - 五十嵐喜芳、9月24日 - 山内賢、10月5日 - スティーブ・ジョブズ、10月24日 - 北杜夫、11月7日 - 隆の里俊英・・・・

それにしてもNetで検索すると、知りたいことが何でも出てくる・・。いつも思うが、いやはや大変な世の中になったものだ。
でもこのWIKIの訃報のコーナーは、ほとんどが自分の知らない人ばかり・・・・。それだけ世界(現世)が広いという事であり、自分が疎いという事・・・。
つまり、こんなに知らない人が多いということは、自分は“もっと長生き”して、それらの知らない人の世界を知らねばならぬ・・!?
よって死んでいるヒマは無いのであ~る。つまり「自分だけは死なない」のは正しいのであ~る。(←これを「無明(=無知)」という・・。トホホ・・・)

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2011年11月 9日 (水)

東京ガスのCM「家族の絆・おてつだい券」と「お弁当メール」

自分は昔、ビデオを借りて全部見てしまった「北の国から」を、今頃カミさんが見ている。BSフジの再放送だ(ここ)。
その番組の中で放送された、東京ガスのCMが気に入ったと、カミさんが自分に見ろという。仕方がなく付き合って見ると・・・なるほど・・。
たぶん東京ガスのHPに載っているだろうと叩いてみると、案の定載っていた。それは「家族の絆・おてつだい券」篇(これ)というのだそうだ。

定年になった怖い父。それが定年の日の夜、娘さんの助けを借りて、手料理で奥さんにお礼を・・・というスジ。
ナレーションが泣かせる。「私たち家族がもう一度始まる」「家族を温める炎でありたい。東京ガス」・・・(下記にアップしたいがYoutubeにない・・・)

同じく、東京ガスのCMサイト(ここ)に「家族の絆・お弁当メール」篇というのがあり、ついでにそれも見てしまった。内容は、母親がせっせと作る息子のお弁当・・・。

どちらかというと、こっちのCMの方が我が家に同じだな・・・・。
毎日作る息子の弁当。それには、いろいろなメッセージが・・・。ウチのカミさんも弁当作りが大好き。昔の子供の弁当作りでは、毎日“弁当日記”を付けていたっけ。そして「お疲れ、わたし」というセリフも、どこかで聞いたことがあるような・・・・(「お疲れ自分」!?)
自分の場合は?・・どうも良く覚えていない。小中学校の時は、給食があったような・・・。でも高校の時は弁当だった。弁当を包んでいた、シミの付いた新聞を読みながら食べたもの・・・。でもそこで、こんなCMのような母親のメッセージは、あまり感じなかったな・・・。

ふと、何で東京ガスがCMをやるのだろう・・?と思った。東電も同じ。電力にしても都市ガスにしても、消費者に選択権はない。よってCMなどしなくても、使う人は使う。ガスも電力も、器具を売るためのCMなら分かるが、こんなムード的なCMは目的が良く分からない。

でもまあ、そんな堅い話は置いておいて、こんなCMは楽しい。押し付けがましいCMは、直ぐにスキップしてしまうが、こんなCMは、一つのドラマとして、自分の家を投影して見てしまう。
でも、待てよ!?先の定年の父親のCMを自分に見せた、カミさんの真の目的は、“定年になったら、アナタも料理ぐらいはするんでしょうね!”との脅迫!?
たった90秒のCMだが、色々なことを思い浮かべさせる人騒がせなCMではある。

(関連記事)
DOCOMOのテレビCM「森の木琴」が素晴らしい

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2011年11月 8日 (火)

「自分の“ものさし”」~「よっぽどの縁があってのあなたと私」(1/3)

雑誌「大法輪」の今月号(2011年12月号)に、「よっぽどの縁があってのあなたと私」という記事があった。なかなか面白いので、長文だが3回に亘って読んで行こう。

よっぽどの縁があってのあなたと私(1/3)
           奈良・薬師寺執事 大谷徹奘
■自分の「ものさし」
   どんなに愛している人であれ、
   血がつながっている家族であれ、
   共に同じ夢に向かって歩いている人であれ、
   人間は、それぞれが持っている価値観が異なる。
   だから人と人はぶつかることは避けられない。

 これが、私がながい間求めてきた、「人と人はどうしたらぶつからないのか」という問いに対する答えだった。
 薬師寺で、十七歳から修行をさせていただいて三十余年、自分自身も来年の正月で数え五十歳となる今、人間の幸せは間違いなく、家族や友人と楽しく食事をし、共に仲良く学び、共に仲良く仕事をすることだと確信している。そんなことは万人が知っていることであるが、それを実現している人は意外と少ないと思う。
 そこで、人間の価値観について少し考えてみたい。
 人間の価値観は、その人の経験によってその多くが形成されており、その経験の蓄積からその人の言葉や、行動が出てくるのだ。
 私は、その価値観を「ものさし」と呼んでいる。そのものさしを、「ものさし」という枠でくくれば、すべての人を一つの輪の中に入れる事が出来るのだが、よくよく見ると、そのものさしについている目盛りの幅は、その人の歩いて来た人生の道によって全員違うのだ。
 私達は自分のものさしが万能であると信じて、全てを決めるのであるが、そのものさし、実は他の人とは目盛りのつき方が違う。自分だけが他人と違うのではなく、全員が違う目盛りを持っているのだ。百人いれば百の目盛りが、千人いれば千の目盛りがある。まさに、目盛りの付き方は千差万別だ。その目盛りの幅が近い人とは仲良くなり、その目盛りの幅が極端に違う人とは不仲となる。
 私は三十代の頃、引きこもりをはじめとする、自分の殻の中に閉じこもっている子供達と数多く接してきた。その付き合いの中で、引きこもりには引きこもりの論理というものがあるということに気付いた。彼らはすぐに「オレを理解しないお前が悪い」と言うのである。そして、これをものさしに置き換えると、自分のものさしは正しいが、お前のものさしは間違っている、となる。そして、この自分のものさしだけを振り回した結果、彼らは孤立し、寂しい時を過ごさねばならなくなったのだ。
 読者の方も、ちょっと考えてみてほしい。四、五人のグループで、その中の一人がいつも自分の意見だけを強く主張し、その意見が通らねばゴネるという状態であったらどうであろう。大人だから一度や二度は我慢するだろうが、それが毎回となったらそうはいかない。たぶんその人に声をかけなくなるか、自分がそのグループから抜けるということになるのではないだろうか。私だったら、きっとそうするであろうし、これまでもそうして来た。
 でも何故に、私達は人のものさしを受け入れるのが“ヘタ”なのだろう。そのことを考えている内に一つの答えが出てきた。それは、私達が「自分のものさしは○、その他のものさしは×」というスタンスを無意識にとっているからではないのであろうか。自分自身の人生を振り返って見ても、まさに自分は常に○だが、相手は×であると決めつけて生きて来たような気がする。」(雑誌「大法輪」(2011年21月号p23より)

この「ものさし」と「目盛り」の話は、実に分かり易い。その通りだと思う。
自分は○、自分の意見に従わないのは×・・・。その通りだな・・・

時たま夢を見る。苦手な上司、苦手な同僚と一緒に仕事をする夢・・・。フト目覚めると、「ああ、苦手なあの人と、一緒の仕事でなくて良かった・・」とホッとしたりする。
「四苦八苦」(ここ)の“八苦”のひとつに「怨憎会苦(おんぞうえく)~うらみや憎しみをもった相手と付き合う苦しみ」がある。
ブッダの昔から、それは永遠の課題。しかし、特に現役サラリーマンは、それらの感情を押しつぶして社業に励む。その結果、うつ病を発したりもする。
その点、リタイアサラリーマンは素晴らしい。昔の社業での苦手な人と距離を置くことが出来るから・・・。それは、仕事の関係がもう無いので当たり前だ。よってそれによるストレスも無い・・・

でも、先の引きこもりの子供達の話ではないが、苦手な人ともキチンと付き合う。それが社会人であり、社会性というもの。それらは、一生の内で、誰もが必ず乗り越えてきた課題・・・。シルバー族の今の“ラッキー”は、自分の意志で、それらから距離を置けること。それはシルバー世代の特権であり、今までしてきたガマンのご褒美!?

しかしこのトシにもなると、“あいつは苦手なので近寄らない”という言葉・スタンスが、段々と自分という人間が狭くなって行くような気がして、何か心が重苦しい。
やはり人間の理想は、“相手の目盛りに合わせる”ことが出来る度量が必要かな・・・とも思うこの頃である。

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2011年11月 7日 (月)

昭和48年の出来事(26歳)~あのねのねの「赤とんぼの唄」

自分が生まれてから順に、その年の出来事を辿るシリーズの27回目。自分が25歳から26歳、つまりサラリーマン4年目になった昭和48年(1973年)の出来事を調べてみる。

前と同じ事を書くが、学生時代と違ってサラリーマンになると、その年に何があったか、からきし思い出せない。ただ仕事をしていた・・・・だけ!?
よって、またまた一般論を・・・

この年は、いわゆるオイルショックの年。スーパーからトイレットペーパーが消えたのもこの年。そう言えば、先の震災でもトイレットペーパーが手に入らなくなったと聞く。乾燥機付きのウォッシュレットだったら困らないのだが・・・
この年は、金大中がホテルから拉致されたり(8月8日)、日航機ハイジャック事件など、物騒な世の中だった。
一方明るい話題では、江崎玲於奈氏がノーベル物理を学賞し、ベトナム戦争が終結した。この戦争での戦死者は、ベトナム人が300万人、米兵は5万8000人だったという。

この年、昔遊んだオセロゲームや、“ごきぶりホイホイ”が発売になった。駅の売店がキヨスクに名前を変え、電車のシルバーシートが中央快速線でスタートし、関門海峡が開通。交通安全標語の「せまい日本、そんなにいそいでどこへ行く」が流行った。
本では小松左京の「日本沈没」がベストセラー。山崎豊子の「華麗なる一族」や、有吉佐和子の「恍惚の人」もこの年。
NHKの渋谷移転に伴い、NHKホールが落成したのもこの年の6月。NHKホールに納入する音響機器やコンソールディスクが、工場の一角にズラリと並んでいたのを、今でも思い出す。

映画では「日本沈没」「恍惚の人」や「仁義なき戦い」など。NHK大河ドラマは「国盗り物語」。
そして歌の世界では、5月に山口百恵がデビューし、森昌子、桜田淳子とともに「花の中三トリオ」が誕生。
その他、「狙いうち(山本リンダ)」、「他人の関係(金井克子)」、「ジョニイへの伝言(ペドロ&カプリシャス)」、「 夢の中へ(井上陽水)」、「赤とんぼの唄(あのねのね)」、「危険なふたり(沢田研二)」、「としごろ(山口百恵)」、「草原の輝き(アグネスチャン)」、「わたしの彼は左きき(麻丘めぐみ)」、「恋する夏の日(天地真理)」、「てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)」、「わたしの青い鳥(桜田淳子)」、「くちなしの花(渡哲也)」、「恋文(由紀さおり)」、「色づく街(南沙織)」、「神田川(南こうせつとかぐや姫)」、「水色の手紙 (あべ静江)」、「心もよう(井上陽水)」、「白いギター(チェリッシュ)」、「五番街のマリーへ(ペドロ&カプリシャス)」、「あなた(小坂明子)」、「夜空(五木ひろし)」、「母に捧げるバラード(海援隊)」・・・と幾らでも出てくる。まさに歌謡曲黄金時代で、自分も良く聞いた。

そんな中で、この年(1973年)の3月に発売になった、少しとぼけた歌を聞いてみよう。たまにはこんなギャクも楽しい??

<あのねのねの「赤とんぼの唄」>

「赤とんぼの唄」
  作詞:清水国明
  作曲:原田伸郎
  歌 :あのねのね

歌詞はあえて記載しない。聞いたことが無い人はジックリと聞いて欲しい!?(シルバー族には馴染み深い歌だが、若い人は知らないかも・・・)
こんな、“しょーもない”歌が流行った時代だったのである。

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2011年11月 6日 (日)

「失われた市場規律」~ギリシャ問題

当サイトが愛読している日経新聞のコラム「大機小機」。昨日の話題はギリシャ問題。曰く・・・

失われた市場規律
 ギリシャ債務危機問題で世界が揺れている。しかし、問題なのはギリシャの国家運営だけではない。ギリシャ国民の一部に「この国に貸し込んだ者が悪い」という見方かあるというが、事の本質を言い当てているように思う。
 市場経済の根幹にある市場機構という装置は、競争を通じて生産性が高く競争力があるところに資源を配分し、経済全体の効率を上げるという機能を持っている。能率の悪い参加者は排除されていくのである。これが「市場の規律」である。
 したがってギリシャのように債務返済に問題がある国には、国債の金利が前もって上昇するかたちで警戒信号が発出され、借り入れが次第に困難になる状況が醸成されるはずなのだ。一方、金融機関は安易に貸せないということになる。当然、借りる側はこの段階で財政規律の強化などの対策を迫られる。
 今回の危機ではこの市場の規律が働かなかった。欧州を中心に多くの大手銀行が、ギリシャはじめ南欧諸国に大量に貸し込んでいたのである。先日、欧州国債への投資で失敗し米連邦破産法11条の適用を申請したMFグローバル・ホールディングスという米国の大手金融機関は自己資本の30倍以上のレバレッジを利かせていたと報じられている。
 この構図は、リーマン・ショックにつながったサブプライムローン問題と基本的に同じである。
  この根底には、市場に情報が適時的確に伝達されているという、市場が正常に機能する条件が整っていなかったことがある。肝心な情報は隠されたり粉飾されたりする。
 それにしても金融機関や格付け会社はこの道のプロなのではないか。この金融のプロの能力不足も大問題であろう。世界経済全体が大変なコストを払わされているのだ。
 関連してもう1つ、付け加えておこう。市場参加者のガバナンス(統治)の問題である。ギリシャにガバナンスの欠陥があることは間違いないが、最近の大王製紙やオリンパスを巡る問題は、日本の大手企業にも依然としてガバナンス上の問題かあることを示している。
 米エンロン事件をきっかけに内部統制の確立など法体制の整備が進んだはずなのに魂が入っていないのだ。これでは市場の規律は機能しない。
 市場経済は厳しい試練のときを迎えていると言わざるを得ない。(一直)」(2011/11/05付「日経新聞」p17「大機小機」より)

何か、自分の胸の奥に引っかかっていたことを、このコラムが言い当てているような気がする。つまり、騒がれている問題の裏に、“何かヘンだ”と思わせるものがあったので・・。
このコラムが指摘していることを自分なりに捉えると、ギリシャ問題は、前政権の粉飾によるEUへの加盟が発端。だとすると、それを見抜けなかったEUも多大な責任があるはず・・。
大王製紙の前会長が、電話一本で106億円もの現金を連結子会社から借りた問題も、“監査役は何をしていた?”、そして“ルールはどこに行った?”という疑問を持つ。
オリンパス問題も然り。イギリスの医療機器メーカーを2200億円で買収した際、仲介した会社に“660億円ものお礼”をしたり、国内の3つの企業を734億円で買収した後、3/4に当たる556億円もの損失を計上したり・・。それで責任者は、マスコミで叩かれるまでトップの座に居座り、責任を取ることはなかった・・という。

不祥事が起きるたびに話題となる「ガバナンス」という言葉。“企業統治”なんて言われてもピンと来ないな・・と思ってNetで検索していたら、ある公認会計士さんがこんな解釈で説明していた。

「コーポレート・ガバナンスとはここより)
(1)経営者の独走・暴走を株主がチェックでき、阻止できること
(2)組織ぐるみの違法行為をチェックでき、阻止できること
(3)企業理念を実現するために、全役員・従業員の業務活動が方向づけられていること」

こっちの方がよっぽど分かり易い。
先の企業の不祥事は、まさに「仏作って魂入れず」??
そこで問題なのは、多分にこれらの問題は“氷山の一角”だろう、ということ。

さて、ギリシャ問題に比べると、スケールは少々小さいが、我が家の財政についてのガバナンスはどうだろう・・・・
我が家の“インプット”も、これからは年金が大きなウェイトを占めることになる。つまり、まさに有限(定額)のインプットしか見込めない時期に突入して行く。それに対するアウトプットのコントロールはどうか・・。
何とか我々夫婦が生きている間は、食べ物に困らないように、そろそろ我が家の財政についてのガバナンスも必要になってくるかもね・・・(自戒を持って・・・)

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2011年11月 5日 (土)

「定年後やる事がありません」と、細川護熙氏の話

だいぶん前の新聞記事だが、「悩みのるつぼ」という人生相談のコーナーに「定年後やる事がありません」という相談が載っていた。またまた長い話で恐縮だが、当サイトのコンセプトに直結(?)しているので、じっくりと読んでみよう。曰く・・

定年後やる事がありません
   ~相談者 会社員 59歳
私は59歳の男性です。
 来年の3月に定年を迎えます。いままで38年間、働いてきました。子供たちはみんな家を出て、いまは妻と2人で暮らしています。
 私の悩みというのは、来年定年になったら、それから先の人生で、「何もすることがない」
ということです。
 会社の先輩の中には、家庭菜園にいそしんだり、魚釣りを楽しんだりしている人もいますが、私にはそういう趣味はありません。
 また、それ以前に、いくら好きなことであっても、3日も続ければ飽きてしまうのではないか、と思っています。
 どうしたらいいか、書店で「定年後の生き方」といったハウツー本を数冊買って、読んでみましたが、あまり参考にはなりませんでした。
 このままだと、定年後は無為徒食の日々を送り、いずれ死んでいくことになりそうです。そうなると、なにか結局、つまらない人生を送ってしまったようで悔いを残しそうです。
 今のところ、生活費は退職金、預貯金、年金などでなんとかやっていけると思います。
 「ぜいたくな悩み」と笑われるかもしれませんが、周りに同じような悩みを持っている人がたくさんおります。
 平均寿命まで十数年もあります。どうかよいアドバイスをお願いいたします。」

すること」より人間関係の問題
      経済学者 金子勝
 定年まであと半年。会社を辞めた後にすることが思いつかないという悩みは、日本のサラリーマンによくある悩みかもしれません。
 少なくともひと頃前までは一つの会社に長く勤めるのが当たり前でした。そのために、会社での仕事が人生の大半を占め、仕事を通した人間関係以外になくなってしまいます。
 井伏鱒二の「山椒魚」という小説があります。山椒魚は 「まる二年の間」自分が発育しているのを忘れていたために、彼の棲家である「岩屋」の外に出てみようとしても「頭が出口につかえて外に出ること」ができなくなり、悲しみに暮れます。
あなたも、会社で一生懸命働き、気づいたら外で何をしていいか分からず、会社という「岩屋」の外に出るに出られなくなっています。
話は続きます。山椒魚は、岩屋にまぎれこんできた一匹の蛙を閉じ込めてしまいます。互いに「お前は莫迦(ばか)だ」とののしり合う毎日。お互いに弱みを見せまいと「自分の歎息が相手に聞こえないように」注意します。ところが、二年もそうして過ごしているうちに、蛙は不注意にも歎息をもらしてしまいます。
 山椒魚は「友情を瞳にこめて」蛙に「降りて来てもよろしい」と呼びかけますが、蛙は「空腹で動けない」「もう駄目なようだ」と言います。山椒魚は「お前は今どういうことを考えているようなのだろうか?」と尋ねると、蛙は「今でもべつにお前のことをおこっていないんだ」と答えます。
 山椒魚と蛙のように、互いにぶつかり合う人間関係が友情を生みます。あなたにとっての問題は、実は定年後に「することがない」ことにあるのではなく、会社を定年すると終わってしまう、表面的な人間関係しかないことにあるのではないでしょうか。
 といって、会社以外でいきなり新しい人間関係を作れと言っても難しいでしょう。会社の同期や先輩、あるいは学校の同窓生でもいいですから、じっくりと話してみてはいかがでしょうか。
 そこでは、もう会社も地位も関係ありません。同じような人生を歩んできた人間同士です。山椒魚が最後につぶやいたように「お前は今どういうことを考えているようなのだろうか?」と問いかけてみるのです。同じ境遇にある人の人生と謙虚に向き合うことで、新たな人間関係の広がりや、することが見えてくるかもしれません。(2011/10/22付「朝日新聞」「悩みのるつぼ」より」

話は変わるが、先日、NHKラジオ深夜便で「天野祐吉の隠居大学」(2011/10/31)を聞いた。ゲストは、彼の細川護熙氏。
60歳還暦とともに政界を引退し、伊豆で陶芸家としての生活をしていることは有名。自分もテレビなどで何度か見た。その細川氏の話が面白かった。
「伊豆に引っ込んで、晴耕雨読を始めたが、白洲正子さんの娘婿の陶芸の展覧会の誘いがあり、それを見て、楽しそうなので始めた。それから陶芸家の所に1年半修行に入り、何とか出来るようになった。それが横に広がって油絵も・・・。そして書の展覧会、絵の展覧会も開催・・・。畑仕事も好き。
古いレコードも聴いている。昔のLPは味がある。音は柔らかいし、それを好んで聴いている。音楽会に行くよりも、ひとりでレコードを聴いている方がずっと良い。ロクロを回している時や絵を描いている時はCDだが、ひとりで静かに聴きたい時はレコードが良い。
食べる方は、原則一日2食。食べ過ぎが万病の元だと思っているので、腹6分目で2食にしている。自分で玄米のパンを作り、発芽玄米を炊き、自分でジャコとかナッツを入れた振りかけを作っている。その振りかけとおにぎりで事足りる。食事には気をつける方・・・
つまり陶芸家の他に、レコードオタクと健康オタク・・・・!?」

なるほど・・・・。確かにテレビではクワを持って畑を耕していたし、周りに人もいなかった・・。みな自分でやっているよう・・・

この話で分かったことは、何でも自分でやれば、定年後は“やることだらけ・・・”。結局、自分で何をするか・・・だ。
現役の時に、カミさんにやってもらっていた事をそのままにして、自分だけの時間を考えるから、することがないと言う。何でも自分でやってみれば、時間は不足することはあっても余ることはない。
(・・・おっと、ヤバイぞ。これではいつもカミさんに言われていること、そのものではないか・・・。100%それが出来ない自分・・・。言い訳をしておかなければ・・・・)
えーと、原理的には分かっていても、現実はそう甘くはないのであ~る。アタマで分かっている事が、何でも実行できたら、ギリシャ問題だって簡単に解決できる。
原理は原理。現実は現実なのさ・・・。(←言い訳の理屈が足りないな・・・・。後で書き加えます)

(関連記事)
細川護熙氏の「私の死亡記事」

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2011年11月 4日 (金)

「チョウ(アサギマダラ)はるばる1200キロ」

先日の新聞に「チョウはるばる1200キロ」という記事があり、興味を引いた。曰く・・・(写真はクリックで拡大)

チョウはるばる1200キロ 函館で放し2ヵ月、下関で捕獲
 北海道函館市近郊から今年8月に放されたチョウ「アサギマダラ」が、このほど本州最西端の山口県下関市の市立公園・リフレッシュパーク豊浦で捕獲された。2ヵ月間の飛行距離は実に約1200キロ。チョウは下関から再び放された。
111104asagimadara1  同公園によると、アサギマダラは8月19日、飛行ルート解明などを目的に函館市の愛好グループ「道南虫の会」が近隣の山から放し、10月24日に、公園のバタフライガーデンに飛来した。捕獲されたアサギマダラは雌で、羽に「ハコダテ」「8/19」などとマーキングされていた。
 同公園の藤本宣也さん(64)によると、アサギマダラは日本本土や台湾などに生息する。春先に北上し産卵、夏から秋に南下し、千キロ以上飛行する。
 通常、マーキングしたアサギマダラが別の場所で確認されるのは千匹に1匹程度で、北海道で放たれたアサギマダラが本州で確認されるのは、2008年に愛知県で見つかった例があるくらいだという。
 藤本さんは「アサギマダラの生態には謎も多い。今回の発見は、渡り鳥のような長距離の飛行ルートの解明につながるはずだ」と期待を込めた。」(2011/10/30「日経新聞」p35より)

いやはやビックリ。ちょうちょは、散歩の時に時折見かけるものの、その辺をチョロチョロとひ弱そうに飛んでいるもの。そんな頼りなげな蝶が、何と千キロを超えて飛ぶのだという・・・・。

ふと、昔の会社の同期に、蝶の収集を趣味にしている男がいたのを思い出した。さっそく住んでいる仙台にメールを打ってみた。こんな“ビックリの話”があるが、蝶マニアの感想は??するとこんな解説のメールが戻ってきた。
「サギマダラは渡りをする代表的な蝶です。沖縄、九州で生まれた蝶は真夏に北上をし、東北から北海道まで飛んで行き、夏の終わりにまた南に戻っていきます。夏にキジョラン111104asagimadara2 に産卵された卵は、高尾山では幼虫で越冬し、翌年の初夏に生まれます。大菩薩峠では8月に沢山とんでおり、ヒヨドリ花で求密します。空色とエンジ色のようなアサギ色の10cmほどの大きな蝶でゆったりと飛びます。
研究というより、遊び感覚でしょうか、羽に採集した場所をマジックでマーキングして、南のどこで再度、捕獲できたかを楽しむ人が多いようです。蝶の世界では有名な渡りの蝶で、北米ではオオカバマダラが有名です。メキシコ国境で生まれ、トウワタの葉を幼虫が食べ、世代を繰り返しながらカナダまで北上し、また越冬の為、南下し決まった谷の林で数百万匹がつながって葉にぶら下がります。南下途中ではアメリカ人が風物詩のように見て楽しんでいます。
後はアカタテハが洋上の船に飛んできて休んで、また飛び去るのも有名です。
我が家では高尾山からキジョランを採って植えており、夏に蔵王で採集した♀に産卵させ、秋までに親にして放ちました。沢山いる蝶ですが、蝶の中でも格段に美しい蝶です。」

この友人の蝶の趣味は同期の間でも有名だった。しかしムシ大嫌い人間の自分は、部屋中が毛虫だらけ・・・という話を聞いただけで、身の毛がよだった。
しかし、別の観点で見てみると、蝶はとんでもない能力の持ち主らしい。

Netで「アサギマダラ」を検索してみると、長距離飛行について詳しく書いた記事もある。(ここ)によると、
「2006年8月、・・・山形・蔵王スキー場でアサギマダラ約1700匹にマーキングして放したの111104asagimadara0 ですが、・・11月20日に・・与那国島・久部良岳の山頂で見つかりました(06年11月 27日 読売新聞)。直線距離にして2246キロ・メートル。これが目下のところ南下の最長記録です。」とある。
このサイトには「信州松本でマーキングされた個体が、海を渡り1300キロ近く離れた沖縄で確認された。高知県大月町から沖縄県南大東島まで約783キロを3日で渡った。一日平均260キロも飛んだ・・・」という記載もある。

111104asagimadara3 ふと、この「アサギマダラ」の“体重”はどの位だろう?と検索してみると「0.4g」だったという記事があった(ここ)。何と、一円玉の半分の重さ・・・

話は変わるが、健康志向の我々シルバー族の間では、周知のごとく“歩く”ことがもてはやされている。日に1万歩は最低目標だという。距離にして7~8キロ。もちろん自分にとっては遙か彼方の目標。ホントウに1万歩も歩くと、体はよれよれ・・・
体重60kgで1日に10キロ弱でよれよれの自分。それに引き替え、たった0.4gで1日に260キロも飛ぶ蝶々・・・・。
こんど散歩で蝶々に出くわしたら、尊敬の念を持って“蝶々さま”に最敬礼することにした。(直ぐに忘れると思うけど・・・)

(2013/05/02追)
NHK BSで、プレミアムアーカイブス「神秘の蝶 驚異の大冒険~北米大陸5000キロを渡る~」を見た。オオカバマダラという蝶は、カナダから米5大湖を越え、メキシコまで5000キロの渡りをするという。その距離は、体長10cm、重さ0.5gのオオカバマダラを人間に例えると、歩いて地球を11周するのに匹敵するとか・・・

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2011年11月 2日 (水)

日本のTPPのゆくえ

だいぶん前の記事だが、日経新聞の「春秋」に、こんな記事があった。

「関東軍の参謀だった石原莞爾が、のちの東京裁判で証人として言い放った言葉がある。日本の戦争責任は日清・日露までさかのぼる――と迫る検事に、石原は「それならペリーを呼べ」。幕末の開国こそすべての始まりだというわけだ。
平和にやっていた島国に黒船で押しかけ、侵略主義に走らせたのは米国じゃないか。昭和陸軍の鬼才らしい反撃だが、外からの圧力を陰謀のごとく受け止め、被害者意識にとらわれるのは幕末以来の日本人の習い性かもしれない。環太平洋経済連携協定(TPP)への警戒論にも、そんな心情が見え隠れしている。
「TPPに入ったら日本の農業は壊滅し、地域社会も崩壊する」と農協などは激高するばかり。尊皇攘夷ならぬ尊農攘夷の様相だ。過保護にするだけが尊農でもないだろうが、ここにきて「医療も危ない」「外国人労働者が殺到する」と方々からの加勢が目立つ。姿は知れないのに、日増しに大きくなる影である。
幕末の開国も、すったもんだの末に通商が始まった。しかし関税自主権を奪われ、小村寿太郎が条約改正にこぎ着けたのは明治の末。やっと本当の攘夷を果たしたと小村は語ったという。かくも苦心の関税自主権を手放すのか、と息巻くTPP反対論者もいる。ペリーのもたらした呪縛の何という強さか。」(日経新聞2011/10/26付「春秋」より)

WIKIによるとTPPについてこうある。
「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP、Trans-Pacific Partnership、またはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement)は、加盟国の間で工業品、農業品を含む全品目の関税を撤廃し、政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなどにおけるすべての非関税障壁を撤廃し自由化する協定」

ついでにもう一つ。日経新聞の世論調査の記事。
「日本経済新聞社とテレビ東京が28~30日に共同で実施した世論調査で、野田佳彦内閣の支持率は58%で、9月末から10月初旬にかけての前回調査と同じだった。野田首相が交渉参加に意欲を示す環太平洋経済連携協定(TPP)に「参加すべきだ」が45%で「参加すべきでない」の32%を13ポイント上回った。東日本大震災の復興財源に充てる増税に「賛成」は58%と「反対」の31%を引き離した。・・・」(日経新聞2011/10/31付より)

このところ、TPPの推移に興味を持ち、見守っている。我々リタイア間近族ともなると、自己(自社)の利益にはこだわらなくて、推移を見守ることが出来る。
ニュースでは、もちろん推進派よりも反対派の活動が多く紹介されている。そこには、“その業界にとって・・・”という視点での主張が目に付く。もちろんそれぞれの主張は、“国民にとって・・・”という服を着ているが・・・
でも、つい裏を想像してしまう。関税が撤廃されると、自分たちは得なのか損なのか・・・。その判断で動いているのではないかと・・・・。真に国民生活の目線で主張されているのかと・・・・
これらは各省庁の姿勢にも現れている。またWIKIを読んでみると・・・
「TPP加入による経済効果として、内閣府は10年間でGDP2.4 - 3.2兆円の増加、農水省は11.6兆円の損失と雇用340万人減、経産省はTPPに不参加の場合は参加した場合に比べてGDP10.5兆円減と雇用81.2万人減との試算を発表している。」
なぜ同じ日本の省庁なのに、これほど評価が違うのか・・・

各団体の見解もまちまち・・・。
「日本経団連会長米倉弘昌は記者会見で「TPPに参加しないと日本は世界の孤児になる」と語った。一方でJA全中会長茂木守は全国集会でTPP交渉への参加に反対する立場で挨拶を行っている。日本医師会は定例会見で「TPPへの参加によって、日本の医療に市場原理主義が持ち込まれ、最終的には国民皆保険の崩壊につながりかねない」と指摘している。」(WIKIより)

自分も勉強不足で、まだまだ何とも言えない。先ずは池上先生の講義を聞いてから、考えてみることにしようか・・・。
ちなみに池上先生の講義(=池上彰の「やさしい経済学」)(ここ)は、「第7回 貿易が富を増やす~日本はTPPに入るべきか~」(2011/12/11BSジャパン21:00~22:55)で放送される予定。

(関連記事)
BSジャパンで池上彰の「やさしい経済学」が始まるぞ・・

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2011年11月 1日 (火)

有料老人ホームを探した話

ここ数ヶ月間、ある人を入れるための有料老人ホーム探しをしたので、そこで見知ったことをメモしてみた。
今回の場合、第一の条件は場所。場所は千葉県の、とある町・・・。
良く分からない最初は、“頼りになる”ネットで調べ始めた。

有料老人ホームには、住宅型と介護付の2種類がある(健康型は、名前だけはあるが存在しない)。住宅型は、あくまでも住宅で、介護が必要になった人は訪問介護など、外部の介護サービスを受ける。それに対して介護付は、施設内に介護の人が常駐している。
でもこれは建前で、住宅型でも、同じホーム内に介護のサービス会社がある場合もある。しかし、介護付きは、日常の介護サービスが一体で運営しているのに対し、住宅型は、あくまでも各個人が外部の介護サービスに契約するので、利用者はどのサービスを幾らで受けているかが分かる。介護型は、介護保険から出ているお金が、どのサービスに幾ら使われているか良く分からない。

これら施設の設置は、経営している事業主体会社の姿勢も大きいが、最近は、介護保険を押さえる目的で、介護付ホームの新設が自治体から抑制されているため、開設が難しいらしい。
今回の場合は、“(都道府県から認定を受けている)介護付を選んだ方が良い”と判断した。
常識的には、“住宅型は自立の人が主”で、“介護型は介護が必要な人が主”というイメージだが、実態は違う。住宅型でも、入居条件が介護保険認定者であり、自立の人は介護保険からの入金が無いので、毎月8万円追加になるというホームもある。(少ないケースでは+3万5千円程度)どちらも介護保険からの入金が経営の前提となっているようだ。

入居一時金が高い豪華なホームもたくさんあるが、これは利用方法次第。つまり、入り口に受付の女性(コンシェルジュ)がいるホームも見学したが、ここは豪勢な設備全てにお金が掛かっていた。また、数百万円の入居金の他に、色々な設備を使う時はそれぞれ使用料が必要だった。例えば、誕生会をホールの横の部屋で開いたら、部屋の使用料が数千円必要とか・・・。もちろん、受付嬢の人件費も自分たちで払う。豪華な設備での生活を希望する人向けだが、それなりに金が掛かる・・・ということ。
一方、入居金ゼロのホームもある。これは経営している事業主体会社のスタンスによる。訪問してみて気が付くのは、高額入居金のホームに比べると、当たり前だが全体的に質素。でも、主に生活場所が自室になる介護が必要な人に取っては、豪華なシャンデリアも入り口の受付嬢も、無用の長物になりかねない。よって、質素で充分、と考える人も多い。どのタイプを選ぶかは、利用者の好みで決まる。

それにしても入居金ゼロは魅力。一旦入居してから、フィーリングが合わなくて退居する人も多いらしく、どのホームの説明書にも、入居金は5年以内なら償却分を減じた金額を返却する、と書いてある。しかし入居者にとっては、一旦入ったらお金の面で出られない。その点、入居金ゼロのホームは、頭金が無いだけに拘束されず、いつでも退居できるので気が楽・・・
もっとも入居金ゼロと言っても、本当は必要だが毎月の費用を増やして入居金をゼロにするコースもある。それらは、ほとんどが5~6年で累計費用が逆転する。長く居る人ほど、最初に多くの金額を払って、月々の費用を少なくする方が長期的には安くなる・・・。

ホームの善し悪しを調べるために、週刊ダイアモンドなどのランキングも参考になる。週刊朝日も、5年間の平均費用の特集をしている。自分もヤフオクで古いそれらの雑誌を手に入れて研究した。それらを見ても、これは・・・と思うホーム程、入居率が高く、十数人待ちで、直ぐには入れない。良いホームは誰もが目に付ける・・

客観的にホームの内情を知るには、「重要事項説明書」を読んで比べるのも有用。千葉県の場合は、(ここ)に全施設の資料がまとめられている。
この中で、週刊ダイアモンドのランキングでも評価対象になっているが、やはり介護職員の退職率は気になる所・・・。それに入居者の平均介護度も気になる・・・。

最初にNetで調べたとき、色々なホームの資料を一括して送ってくれるというので、インプットしたことがあった。すると電話が掛かってきて、入居予定者の年齢は?名前は?・・・という質問。それに答えなければ、資料は送れないという。つまり自分がアクセスしたのは“紹介サービス業者”のサイトだった。

有料老人ホーム探しには、紹介業の会社が多数存在する。自分もたまたまある人に紹介されて、1社の人の話を聞いた。たくさんの業者が存立出来るのは、入居者をホームに紹介すると、ホームから業者に謝礼が払われる仕組みがあるという。よって利用者は無料で相談できる。
今回は、色々と勉強したあとで話を聞いたので、自分なりに客観的に話を聞けた。すると、結構ホームの良い悪いをはっきりと言う。
「入居金がゼロで月々の費用も少ないA社はどう?」
「当社は、A社は絶対に紹介しない。食事をエレベータの前で摂らせるし、食事が二交代制だという。安かろう悪かろうで、相当介護で手を抜かないとあんな値段は実現出来ない。よって紹介しない」
当のA社の人に、その話をして聞いてみると・・・
「食堂は確かにエレベータの横に位置しているが・・・。二交代制も、食堂で食べられる人の後に介護が必要な人を自室で食べさせるので、二交代と言われるとそうかも知れない。当社は紹介業とは付き合っていない。」・・・・
ついでに同じA社の人に、雑談レベルで聞いてみた。
「“W社はメシがうまいというウワサがあるが・・・”と聞いたら、紹介業者は“W社がうまいなど聞いたことがない”と言っていたが・・・」
「同業のW社に友人がいるが、普通の食事はまあまあだが、食事のイベント(寿司職人の出張等)は確かにスゴイ、と言っていた」とのこと・・・。
空室を減らしたいホームと、何も分からない家庭とを結ぶ紹介業者。そこに相談する時は、利用者側がそれらを良くわきまえて利用したいもの。

結局自分なりに分かったことは、やはりホームの善し悪しは、「重要事項説明書」などで、自分で調べるのがベターのようだ。
週刊ダイアモンドのランキングも、それらのデーターも参考にしているのだろう。

そんな試行錯誤の結果、介護付のアミーユに決めた。入居金がゼロで、月々も安いホーム。もちろん施設は質素。でも頭金ゼロなので、前にも書いたように、いつでも退居(転居)できる気楽さはある。
その会社の人に聞いてみた。
「何で安くできるの?」
「地主に建物を建ててもらって、それをただ借りているだけなので、毎月の家賃は掛かるが、頭金は無くても経営できる」とのこと。なるほど・・・。それに安いと、人も集まるので、紹介業者も不要だし、そもそも頭金が無いので、その一部を紹介業者に回すことも出来ないのだろう。
しかしこの会社のホームは、さすがに入居率が高い。ホームページに最新の空き室情報が載っている。
まあサービスは、必要最小限かも知れないが、特に困らないので「可」としよう・・・

自分のここ数ヶ月間の老人ホーム探し。その結果で、実際に入居した人から、今後どのような感想が出るか・・・。何とか慣れてくれると良いが・・・

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