« KENWOODのFMチューナー「L-02T」のカタログ・接続図・文献 | トップページ | 電子機器を長期間使うには・・(電子機器の寿命) »

2011年8月16日 (火)

「機縁-そうなるべくしでそうなる」

先日、雑誌「大法輪」を読んでいたら、こんな記事を見つけた。(いつも同じ雑誌の話で恐縮だが、なかなか他の本を読むヒマがないのだ・・。←これムダな言い訳・・・)
曰く・・・

機縁-そうなるべくしでそうなる
 「おとずれる」ということで思い出すことがあります。
 小説『ビルマの竪琴』の著者・竹山道雄さんは、その著書の最後に「ビルマの竪琴ができるまで」という一文を載せています。
 ビルマの資料が足りなくてなかなか小説が書けなかったのだそうですが、「機会というものは注意を集中しているとつかまるものだ」と言われ、次のように書いていらっしゃるのです。――少し長い引用ですが――

『ある日、電車にのっていました。あの頃のことですから、立ったまま身うごきもできず押しつぶされそうでした。隣りに立っている人が雑誌を手に丸めて読んでいましたが、それが私のすぐ目の前にありました。見るともなく見ると、その記事はビルマの戦争の様子を報じたものでした。これが私の求めていたものでした! これが第一報でした。私はそれをむさぼるように覗き読みしました。その雑誌が何であるかを知りたくてなりませんでしたが、知らない人が読んでいるのを覗きこんでいたことですから、きくのも照れました。もじもじしているうちに、その人が手を持ちかえ、その瞬間に、それが「月刊読売」であることが分かりました。私は駅を降りると、すぐにこれを買いました。四頁ばかりの短い記事でしたが、ここには、ビルマ全国に日本兵の白骨が累々と野曝(のざら)しになっていることが報じてありました。このことと、前から私の頭にひそんでいたことが結びついたのでした。すでに第一話を作っているときからそういう話にしようと思っていながら、それにはっきりとした形をつけることができないでいたのがにわかにまとまり、骨子がきまりました。』

驚きました。こういうことってあるんですね。条件が調っていて、次から次へ、良いほうへ良いほうへと事が運ばれていきます。
 ――隣の人が雑誌を手にしていた。それが私のすぐ目の前にあった。その記事はビルマの戦争の様子を報じていた。これが私の求めていたもの。むさぼるように読む。その人の手が雑誌を持ちかえた。それが「月刊読売」だった。駅を降りるとすぐに買った――
 あざやかというよりほかはありません。
 このようなとき、駅を降りるとちゃんと雑誌は店にあるのですね。竹山道雄さんに買われるべく「月刊読売」は待っていたのではありませんか。
 人はこれを「偶然」と言っていますが、そう簡単に片付けてしまっていいものでもありません。
 「偶然」とか「奇遇」とかは、思いがけない出合いのことで、なぜそうなったかを説明することが困難であることから、漠然とそういう言葉を用いて逃げてしまっているときのことを言います。
 「機会というものは注意を集中しているとつかまるものだ」と竹山さんは言われました。求めれば得られる、求めなければ得られない、そのことを言われているのです。
 偶然でもなし、奇遇でもなし。仏教ではこれを「機縁」と呼んでいるのですね。「そうなるべくして、そうなるべきときに、そうなっている」ということなのです。
 わたしはそれを「おとずれ」と言わせてもらっています。・・・・」(雑誌「大法輪」2011年9月号p29より)

ここにある「求めれば得られる、求めなければ得られない」という言葉が心に残る・・・。考えてみると、“そりゃそうだ・・・”。良く聞く笑い話で「宝くじは買わなければ当たらない」というのがある。確かにそうだ。当てようと思って買うから当たる。自分のように、買いもしないで「宝くじが・・・」というのは、もはや妄想の世界・・・

先日、テレビで「北の国から~‘87初恋」を放送していた。“純”が“れい”に一目惚れしたとき、その後二人が恋人になる事に、自分が「幾ら男が一目惚れしても、そうそう上手く行くはずがない」と言ったら、カミさんが「いや、念ずれば通ず。その女性を想う心に対しては、女性も共感するもの」みたいな事を言う。つまり、幾ら一方的な好意でも、相手もそれに共鳴する事があるというのである。
この言葉には恐れ入った。

自分も青春時代、幾多の片想いを経験した。しかし“おっかなくって”、その想いを伝えたことはほぼ皆無・・・・。
もしさっきのカミさんの言葉がホントウだとしたら、青春時代、自分もその想いを相手に伝えれば良かった・・・・!!(若しかしたら、カミさんが別の人だったりして・・・。ホホホ・・・。思わず笑みが出てしまう!!失礼!)

おっと話がずれた。
ところで、ウチの夫婦は果たして「機縁-そうなるべくしでそうなった」のであろうか・・・??これ以上論じると“血を見る”ので、今日はこの辺でお開きとしよう・・・。


« KENWOODのFMチューナー「L-02T」のカタログ・接続図・文献 | トップページ | 電子機器を長期間使うには・・(電子機器の寿命) »

コメント

仏教の事ですので、少し所見を述べてみます。参考になれば、幸いです。機縁という詞に関してですが、機と縁は別々にしてみると良く解るのです。機という言葉は①機会の機の意味でグッドタイミングという意味と、②機根の機のように、グッドタイミングに合う条件を備えているという意味を考える事が可能なようです。縁は関係性と解釈できますので、②の意味と縁を繫ぎあわすと、グッドタイミングに合う条件を備えている関係性という意味になるようです。ですから現在ご夫婦の方は当然ながら機縁ですし、これから夫婦になる方も機縁なのです。

【エムズの片割れより】
なるほど・・・。頂いた言葉を良く噛みしめて、もう一度味わってみます。

投稿: 普賢 | 2011年8月17日 (水) 13:19

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« KENWOODのFMチューナー「L-02T」のカタログ・接続図・文献 | トップページ | 電子機器を長期間使うには・・(電子機器の寿命) »