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2011年4月20日 (水)

「空」~般若心経に学ぶ発想の転換(1/4)

雑誌「大法輪」に「般若心経に学ぶ発想の転換」という記事があった。この記事の一部を、4回に亘って読んで行こう。今日はその第1回。

般若心経に学ぶ発想の転換
    篠原鋭一(成田市・曹洞宗 長寿院住職)
・・・・・・
◎生きている内の「般若心経」
私は名刺の裏に次のように書いています。
「お寺には生きている間においで下さい。死んでからでは遅いのです。“仏教”はより良く生きるための“生き方”を説いています。生きている間に学び実行して下さい。死んでからでは遅いのです。」
般若心経の教えも生きている内に人生に活かさねば全く意味がありません。
そこで、紙面の都合もあり、論理的にお伝えすることのできない私の力不足もありますから、各段の文言を、感性で語らせて頂きます。
各段と言いましたが、このお経は大体次の四段落に分かれていると受けとめて下さい。
 第一段は「観自在菩薩」から「亦復如是」まで・・。
 第二段は「舎利子是諸法空相」から「以無所得故」まで・・。
 第三段は「菩提薩捶」から「得阿耨多羅三貌三菩提」まで・・。
 第四段は「故知般若波羅蜜多」から終りの「般若心経」まで・・。

====
第一段
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空度一切苦厄 舎利子色不異空空不異色 色即是空空即是色 受想行識亦復如是
====
◎なんと言っても「空」です!
「色不異空。空不異色」。そして次に「色即是空。空即是色」とあります。
「色はすなわち空なり。空はすなわち色なり」。「現象の世界は空である、空なるものが現象の世界である」ということなんですが・・。
おもいきり平易に言えば「欲にまかせてあれやこれや手に入れてみたけれどやがてみんな失いますよ。どんなに愛し合っている間柄でも別れがくるのですよ。生まれたのだから
死ぬのはさけられませんよ。そして形ある物はいつか壊れるのですから・・。この事実をよーく自覚しておきましょう!」
このことが自覚できたら次のメッセージがジーンと身にしみませんか・・。タイ国・ピピット・プラチャート学僧、ナーン和尚さんのメッセージです。
  「心に仏法があるから」
  ほとんど切り抜けようのない重大な問題や苦しみに出会っても
  ほほえみ、笑うことができる
  わたしたちは自由そのものだ
  そんなものの奴隷にならない
  心は自由
  心に仏法があるから気分がいい
  苦しみが起っても
  消し去ることができる
  それだけで笑顔が作れる
  問題がおこるのが人生というものだ
このメッセージを昧わってみて下さい。「空」という「仏法」が自覚できたら、このような境地になり、生き方が定まると思えてなりません。

こんな質問を頂きました。
 「何をやってもうまくいきません。出口の見えないトンネルの中を歩いている気分です。」
  同じ状態が続くことはありません。
  あらゆる物事は移り変わっていきます。
  幸せなことは長続きしませんが、
  不幸なことも長続きしないのです。
  ですから、幸せなときには
  幸せを思いきりかみしめればよく、
  不幸なときには
  物事が移ろいゆくのを
  焦らずに待っていればよいのです。
  今は幸せなときが来るまでの準備期間です。
  トンネルから抜け出せるときが
  必ずやってきます。
  「空」なんですから!

  (雑誌「大法輪」2011年5月号p55より)

言うまでもなく、般若心経の本は、書店にあふれている。それほどポピュラーなお経だが、凝縮し過ぎたせいか(?)、極めて難解なお経でもある。だから様々な解釈が生まれ、さまざまな訳がある。この記事もそんなものの一つ。
この記事は、般若心経の神髄を、平易な問答に置き換えているところが面白い。

話は変わるが、先日、生まれて初めてお寺で坐禅というものを体験したが(ここ)、これが何とも心地よい。それで、つい通販で坐禅布団を買ってしまった。坐禅には、やはり専用の座布団が良い・・。
前にも書いたが、自分の場合、坐禅をしても、精神の集中などにはほど遠い。しかし、我が家に一室だけある和室で、単に座るだけなのだが、これが何とも落ち着く・・・。
ブッダは、瞑想によって悟りを開いたという。
坐禅・瞑想について、先日のお寺の住職さんは、動き回っている日常を「止めてみることが大事」、と言っていた。

そう・・。バタバタしている毎日を、一瞬でも止めて、和室にある般若心経の掛け軸を眺めながら(ここ)、ボーっと座るのも、“発想の転換”には良いのかも知れない。

(関連記事)
「般若心経」勝手帖
中村元の「般若心経」

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コメント

2009年5月17日のところに書き込んでしまいました.再度
ご質問です
昭和40年頃,NHKAMかNHKFMラジオで毎日曜日の午後4時ころ放送されていたと記憶しています,青少年コンサートあるいは
青少年のための管弦楽という番組のオープニングテーマ曲名をお教えください.

投稿: のりへい | 2011年4月22日 (金) 11:48

青少年という言葉から昔「希望音楽会」という番組があったなと思い出します。テーマ曲は、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」の第18変奏だそうです。確かめてみてください。綺麗で素晴らしい曲です。

投稿: | 2011年4月27日 (水) 17:56

希望音楽会,懐かしく思い出しました.
午前中の放送だったと記憶しています.
ありがとうございました.すると,突然に
大木正興氏の名前が蘇りました.彼の解説で,日曜日の夕方「青少年のための管弦楽の時間」だったと思うのですが・・・・・

投稿: のりへい | 2011年4月29日 (金) 11:44

B.ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」という曲ではないかとの声がありました。その番組は聴いた記憶がないのでふつつかですが、ご発展ください。

投稿: | 2011年4月29日 (金) 13:43

ありがとうございます.
ブリテンでは無いのです.
いろいろ検索したところ,
NHK-FM番組表日曜篇(「週刊FM」1974年4月1日-7日号データより作成)
 
9:00 「名演奏家の時間」
11:00 「軽音楽アルバム」
11:55 天気予報/お知らせ(ローカル)
12:00 ニュース・天気予報
12:15 「サンデー・ミュージック」話=湯川れい子」
14:00 「オペラ・アワー」
17:00 「青少年コンサート」
17:30 「夕べのリサイタル」
18:00 「リクエスト・アワー」DJ=石田 豊

この「青少年コンサート」のようです.
高校三年で父の転勤により,初めて下宿して大学受験勉強で灰色の青春でした.
特に,日曜日の夕方は侘しかったですね.
曲は良く覚えているのです.
チャイコフスキーみたいで,かなりリズミカル.
タンターン タラリラリラ ラッタララッタララー で始まります.

投稿: のりへい | 2011年4月29日 (金) 22:31

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