« 「引きこもり留学」で英語の先生になった菊池健彦さん | トップページ | また会える「死」の世界 »

2011年2月 7日 (月)

「デジタルラジオ、130社が名乗り 13年実用化へ」

先日の朝日新聞に、地上デジタルラジオについての記事があった(ここ)。NHKも参入するということで、先々楽しみである。曰く・・・

「デジタルラジオ 130社が名乗り 13年実用化へ NHK、投資負担も
総務省が2013年秋の実用化をめざすラジオのデジタル放送に、NHKやFM東京、TBSラジオ&コミュニケーションズなど130社が参入の意向を示していることが1日わかった。NHKが参入の意向を示したのは初めてで、設備投資費用の一部を負担する考えも示しているという。
デジタルラジオ放送は、7月24日のテレビの地上デジタル放送への完全移行後に空く周波数帯の跡地の利用策だ。ビルなどで電波が届かず都心部を中心にAM放送が聞きづらくなっていることなどから、検討が始まった。総務省は、都道府県単位や関東や関西など地域単位での放送を見込んでいる。
現在のラジオ端末ではなく、専用の受信端末が想定されている。CD並みに音質が良くなるほか、音声だけでなく映像や文字データなども流せるのが特徴。電子新聞や電子教科書、地図情報の配信などに利用が広がる可能性がある。デジタルラジオの開始後も、現在のアナログ放送は残す方針。
総務省が先月7日から参入の意向を調べたところ、1日までに、中継局などのインフラ整備を担う新会社に、NHKやFM東京、TBSラジオなど15社が出資の意向を示したという。一方、放送事業者には、NHKのほか、在京・在阪の民放や地方局のほとんどが名乗りを上げている。防災情報や道路の渋滞情報を配信するアイデアを寄せた財団法人もあるという。
総務省は各社の意向を踏まえ、3月をめどにデジタルラジオ放送の事業者選びに向けた基本指針を示す。その後、7月のテレビの地デジ完全移行後に事業者選定に入り、大都市部を皮切りにデジタル放送を始めたい考えだ。
ただ、全国でサービスを展開するための設備投資費用は700億円以上と試算されており、人口の少ない地方でもサービスにこぎ着けられるかは不透明だ。広告収入が落ち込むラジオ局にとって、打開策になると期待を集める一方、端末の普及も課題で、採算が取れる事業に育つかどうか不安視する向きもある。(岡林佐和)」(
2011年2月2日付「朝日新聞」p7より)

地上デジタルラジオは実に楽しみなメディア。何せ、AM放送はあまりに音質が悪い。東京と大阪では、NHK以外の局はNetでサイマル放送として流されてはいる。それはそれで良いのだが、自分の感心はNHKである。これしか聴かないので・・・
単純な話、NHKの第1放送と第2放送がそのまま放送されることを期待している。つまり単純に今のラジオ第1放送と第2放送の音質改善が期待値。

Netで調べてみると、日本のラジオのデジタル化は紆余曲折、良く分からない。WIKIにも「地上デジタル音声放送」の項目は「終焉、そしてマルチメディア放送への転換」という言葉で終わっている。
そして「デジタルラジオ推進協会」のホームページ(ここ)には、「2011年7月24日、地上アナログテレビの停波(終了)以降、環境が整備され次第、新たなマルチメディア放送がスタートする予定です。このうち「地方ブロック向けマルチメディア放送」と呼ばれる、この新たな放送は、予定では全国を7つ程度にブロック分けし、地域ごとに行われることが想定されています。また、そのほかにこの帯域で新型コミュニティ放送も行われる予定です。」とある。

先の新聞記事が、このマルチメディア放送を差しているのかどうかは分からない。(調べているウチに、いやになって放り出してしまった・・・)

自分が期待しているデジタルラジオは、単に「音質」の向上。世の中のマルチメディアの流れとは多分違う・・・。

そもそも「音」はアナログ信号。CDでさえ、そのアナログ信号をサンプリング周波数44.1kHzの16bitに“ぶった切って”記録している。だから元々のアナログ信号とは違う。要は聴く人の認識の問題。良い音と思って聴くと良い音に聞こえるし、悪いと思って聴くと悪く聞こえる。
現在は、標準の音がCDになっているので、44.1kHz/16bitを標準と考えると、圧縮方式の標準のMP3は、情報量がその1/10。それでも何とか(誤魔化しているので)聴けるが、当然音質の低下はある。デジタルテレビの方式も圧縮が掛かっているので原理的には当然悪くなる。(アナログBSのBモードは、48kHz/16bitリニアPCM×2chなので唯一CDを凌駕している)
でも“普通の人”は気にはならない。でも自分のような“ある人種”は、いったん気になり出すと気になるもの・・・。そもそも気にする次元が違うが・・・

そこで考えてしまう・・・。音(ラジオ)のデジタル化は、圧縮が前提であり、アナログBSのような(圧縮をしない)PCM放送が期待できないとすると、音質的には今後スタートするデジタルラジオよりも、強い電波でのFM放送の方が、むしろピュアで良い音なのでは??

そもそもFM放送の放送局の内部は、どんな信号でやりとりをしているのだろう? 局の内部もデジタル化? 送信所に送っている信号もデジタル化? とすると、どんな信号で送っているのだろう?

WIKIによると「現在NHKのFM放送の収録済番組は一部の例外を除き、全てDATのメディアを使って送出が行われている」とあるので、CDよりは同等または上。
全国の回線は「12ビット3折線量子化、サンプリング周波数32kHzというものだった。その後、光ファイバー等のデジタル伝送技術が進み、量子化ビット数は16ビット直線になった。」とある。これはCSデジタルラジオのミュージックバードと同じ。15KHz帯域のFM放送としてはナイキスト周波数的にも必要かつ充分。
とにかく加工していないのが良い。
何度も書いているが、自分の価値観では、良い音なんていうものは、単純に聞き比べた位では分からない。家に帰って、また聴きたいな・・・とスイッチを入れるかどうか?スイッチを入れるのが楽しみになるかどうか・・・だ。(これは自分の思い込みだが・・・)
無限大のジャンルの音を最高の音質で流し続けるNHKのFM放送。その放送をL-02Tから直接イヤホンアンプだけを通して聴く“無加工の音”の素晴らしさ・・・。いつも部屋に入るなりついスイッチを入れてしまうこの音は、デジタルだ何だと、ガチャガチャ加工した音よりも、自分はよっぽど好き・・。デジタルラジオがスタートしても、今の無加工のFM放送の方がやはり良いような気がするな・・・。(何のことはない。またL-02Tの宣伝か・・・)

(関連記事)
FM放送の音質はかなり良い


« 「引きこもり留学」で英語の先生になった菊池健彦さん | トップページ | また会える「死」の世界 »

コメント

デジタルラジオはどうなるのでしょうか?
ロスレスならばともかく携帯端末用でCD並みの音質とかいうのですが、これが曲者ですね。

コンポでしっかりしたチューナーがでないかぎり食指はうごかないです。

NHKFMのバラエティーに富んだ番組構成は他の追随を許さない魅力があります。

デジタルNHKラジオはサイマルで放送してもらえるかどうかが興味あります。

エムズさんと同じく当分FMを楽しみたいと思います。

【エムズの片割れより】
そうですよね。電波の状況に左右されることはありますが、何もしていない(信号のカット等)アナログの音は、永遠に棄てがたいと思います。音質を目的にしたデジタル放送でない限り、現在のアナログFM放送の方が音はよいのではないかと思っています。

投稿: 風鈴崋山 | 2011年2月 8日 (火) 22:35

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「引きこもり留学」で英語の先生になった菊池健彦さん | トップページ | また会える「死」の世界 »