« NHK文化講演会「蒼穹の昴の世界~浅田次郎」を聞く | トップページ | 本の購入はAmazonの中古で充分・・・ »

2010年12月19日 (日)

神社の色々な値段

サラリーマンもリタイア間近になると時間も取れ、他の世界を覗いては“ヘエー”と思う。今日も、そんな“しょうもない”話である。
雑誌「大法輪」の今月号(2011年1月号)の特集は「神社・神道の常識と雑学」。何気なく初詣に行っている神社について、実は自分が何と無知なことかが分かる・・・。でもこの特集は、雑学として読み流すには便利・・・。その記事の中に、神社にまつわる“色々な値段”について書いてある所があった。曰く・・・

いろいろな物の値段  豊島泰国(作家)
<鳥居>
・・・鳥居の値段であるが、大きさや形態、素材によっても相当異なる。規模的に最高クラスの場合、たとえば、耐候性鋼板と呼ばれる特殊鋼を使用した大神(おおみわ)神社の日本最大級の大鳥居(高さ32m・柱間23m・総重量185トン)は、約3~4億円である。・・・鳥居といえば、伏見稲荷大社におびただしく立っている鳥居が有名である。願い事が「通る」とか「通った」御礼の意味で鳥居を奉納する習わしが江戸時代に始まり、今や総数にして1万本を越えるといわれる。
伏見稲荷大社の鳥居は柱の太さや設置場所により「初穂料」(金額)が大きく異なる。柱が最も細いサイズ(直径15cm)が約40万円。最も太いもの(75cm)は数千万円以上する。・・・
<狛犬(こまいぬ)>
・・・流通品の場合、大体の目安として一対で50万円前後から200万円ほどかかる。手彫りのオーダーメードになると、大きさなどにもよるが、数百万から1千万円以上する
<灯籠(とうろう)>
・・・台灯籠の値段は大きさや原材料などによって違いがある。10万円前後からあるが、入手困難な高価な石材を用いたり、台座などに装飾的な彫刻を施した大型のものになると、数百万~2千万円近くするものもある。
<注連縄(しめなわ)・賽銭箱・御輿(みこし)など>
・・・大型注連縄(しめなわ)は、その材料や直径・長さにより値段が変わる。たとえば、麻製の注連縄(直径25cm・長さ3.3m)は約45万円前後。同サイズの合繊製の注連縄は20数万円といったところである。出雲大社神楽澱の日本最大級の注連縄(長さ13m、重量5トン)ならば、低く見積もっても数千万円以上するという。
一般的な神社の拝殿前に置かれている賽銭箱は十万円弱から60万円程度。お参りの時に鳴らす鈴を本坪鈴(ほんつぼすず)というが、大型の直径30cmのもので10万~20万円、鈴につける鈴緒(すずお)(直径9cm・長さ3m)が高級な麻巻きの場合、約45万円である。長胴太鼓(ながどうたいこ)は直径45cmで、50万円以上する。
お祭りの際の神幸式で神霊乗物とされる神輿(みこし)は、いくらぐらいするのか。・・・1千万~2千万円台のものが普通にある世界だ。日本一高価な神輿は富岡八幡宮の一の宮神輿で、貴金属や宝石類も嵌(は)めこまれており、7億円といわれる。」(雑誌「大法輪」2011年1月号p103より)

まあこんな話は、とても頭に残らない。別に必要でもなければ、今後“自分が発注する可能性”も無いので・・・。
でも「ヘエー」と思う。でもそんなに意外性はない。

御輿や山車(だし)については、生まれ故郷の埼玉(ここ)での祭りを思い出す。昭和30年代初期の頃だ。夏休みが終わったあと、たぶん秋祭りなのだろうが、それは賑やかだった。御輿は大きいのと小さいのと2つあり、子供たちは小さい御輿を担いだ。でもさすがに自分は小学校4年生、担いだ記憶はない。でも山車を引いて、広場に戻ってくるとお菓子が配られた。だから祭りが楽しみだった。でも学校は普通通り。終わると直ぐに広場に行ったものだ。
生まれ故郷からは小学校5年になる時に離れた。そこを再び訪れたのは、大学に入ってから・・・・。その広場に行ってみてビックリ。あれだけ広いと思っていた広場の何と狭いことか・・・。昔住んでいた家の前の道も、同様に狭い・・。これは誰でも経験する事だが、自分の体が小さかったためで、子どもの頃の印象は大人になってからは随分と変わる。

しかしこれらの雑誌を読み流しするにつけ、日常の何気ない習慣・風習や、道ばたの小さな神社に置かれている物について、何の疑問の持たずに過ごしている事に気付く。そしてそれらの意味・背景を聞くと、今更ながら「ヘエー」と思う。もちろんいちいち気にしていられない、ということもある。でもまあ人生、時間が出来たら、それら当たり前の事についても、少しだけ注意を向けると、「ヘエー」と思うことが多い。
時間から来る余裕だろうか、今まで生きてきた道“以外のこと”に、少しだけ注意が向くこの頃ではある。

●メモ:カウント~145万


« NHK文化講演会「蒼穹の昴の世界~浅田次郎」を聞く | トップページ | 本の購入はAmazonの中古で充分・・・ »

コメント

 この項の本筋から、ちょっとズレるかもしれませんが・・・。
 旅に出ると、いろいろな地で有名神社にお参りすることがあります。
 その度に、「この神社の鳥居はちょっと他のとは違うのです・・・」というような話を説明者から聞くことがあります。「えっ!そんなに違うの」と思ったものです。
 神社建築の形式の違いもさることながら、まずくぐる鳥居にもいろいろな形がみられます。

 単純な2本の柱にしめ縄が張ってあるもの。
 上の島木の真直ぐなもの、反りあがったもの。貫があるもの、ないもの。貫が柱の横まで出ているもの出ていないもの。
 額束があるものないもの。・・・・
 さらには、大神(おおみわ)神社のように鳥居に脇鳥居がついて3つ繋がったもの、などなどいろいろあります。
 私には、何が本来のものかと言うことは分かりません。
 http://www.genbu.net/tisiki/torii.htm

 また、しめ縄なども本当にいろいろな形があります。以前住んで居た所の近くにも、全国でここだけと言う立派な変わったしめ縄の所もありました。

 神社には参拝に行く程度で、現実的に何かを奉納するというようなことはとても出来ませんが、古い神社の歴史において鳥居なども新築されるような時にはデザインも変わると言うこともあるのかも知れないなどと思ったりもしています。よく分かりませんが・・・。

【エムズの片割れより】
近所にあるお社や、何気ない所作・習慣も、良く見ると色々な背景があって面白いですね。雑学もすてた物ではない・・・?

投稿: ジャン | 2010年12月20日 (月) 21:43

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« NHK文化講演会「蒼穹の昴の世界~浅田次郎」を聞く | トップページ | 本の購入はAmazonの中古で充分・・・ »