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2010年11月12日 (金)

伊藤久男の「あゝ逢い見ての」の音源が見つかった

伊藤久男の「あゝ逢い見ての」という歌の存在を(ここ)で知ったのは、もう3年も前のこと(ここ)。

それからMIDIの歌は聴けたものの、オリジナルの音源は見つからなかった。その後、ジャンさんがNHKのライブラリーにも聞いてくれたが、NHKにも音源は無いとのこと。NHKにも無いとは、お手上げ・・・。
それが先日、kemさんから、「コロムビアミュージックショップから、この11月12日発売で伊藤久男の生誕100周年記念として「伊藤久男~熱き心の歌~」というBOX-CD(これ)が発売され、その中にこの「あゝ逢い見ての」も収録されている」ということを教えて頂いた(ここ)。
さっき、そのCDが届いた。そして今、初めて聞いた・・・。伊藤久男の「あゝ逢い見ての」がこれ・・・

<伊藤久男の「あゝ逢い見ての」>

「あゝ逢い見ての」
  作詞:西沢 爽
  作曲:八洲秀章

夜明の星が 露草に
しずかに宿る 愛の朝
あゝ逢い見ての のちの日の
涙と知らず 花咲ける
あの日の君の なつかしさ

ただひとたびの くちづけに
瞼にあかき 入日雲
あゝ逢い見ての のちの日の
思い出ゆえの 遠い春
はかなきものの 美しさ

旅ゆく鳥に 言づける
忘れじの歌 ちりじりに
あゝ逢い見ての のちの日の
こころの虹も うすれゆく
君住む空の はるけさよ

なるほど・・・。
このサイトで聞く人は、たぶん初めて耳にする歌であろう。まさに八洲秀章の曲である。そして、やはり自分好みの曲であった。何かに似ている・・・。そうだ同じコンビによる「あざみの歌」(ここ)だ・・。
解説書によると、この歌は昭和30年10月15日発売だという。伊藤久男にとっては後期の歌。よって録音も良い。

伊藤久男は、昭和8年から昭和46年まで、700曲を越える歌を録音したという。そのうち、このCD集に収録されているのが140曲。子どもの頃に聞いて録音して覚え、その後全く聞けなかった「海の歌」もある。当サイトでも自分の好きな伊藤久男の歌はたくさん紹介しているが、これからじっくりと伊藤久男の全貌?を改めて聴き、その世界を堪能することにしよう・・。まさに自分が人生最初にファンになった?歌手なので・・・(色気はないが・・)

人生、何かを目標に生きて行くことは必要なこと。自分の場合、“「あゝ逢い見ての」の発見!”と言ってはオーバーだが・・・。でも逆に見ると、またひとつ目標が無くなってしまった!
そんな意味でも、また埋もれている良い歌を発見しなければ・・・

(関連記事)
八洲秀章の「毬藻の歌」


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コメント

管理人様

聴かせて頂きありがとうございます。
「あゝ逢い見ての」初めて聴きました。私も大好きな曲調で何度も繰り返し聴きました。

昭和30年というと人気のピークは過ぎていたのかもしれませんが、伊藤久男の歌唱は冴え渡っていますね。
全盛期にリリースしていれば後世に残る曲になったかもしれません。

今回のCD-BOXはちょっと手が出ないかな…と思っていたのですがこの一曲で欲しくなってきてしましました…

また隠れた名曲があれば是非ご紹介して下さい。

【エムズの片割れより】
情報をありがとうございました。この歌が後世に残らなかったのは、あまりに「あざみの歌」に似ているから?

投稿: kem | 2010年11月14日 (日) 23:06

エムズの片割れ様

「あゝ逢い見ての」初めて聴きました。有り難うございます。「海の歌」伊藤久男が朗々と歌い上げていて、私の好きな歌です。ところで、140曲のCDの中には、「ラマ塔に祈る」や「ふるさとの雨」もいい歌だと思いますが、入っていないようですね。

【エムズの片割れより】
そうですか。「海の歌」をご存じですか。自分は高校のときに聞いたっきりでした。
まだ全部聞いていませんが、いつも聞く歌以外は、なかなか馴染めずにいます。“新発見”はまだ・・です。

投稿: かえるのうた | 2010年11月16日 (火) 14:56

エムズの片割れ様

「あゝ逢い見ての」の音源を入手されたとのご通知、ありがとうございました。やりましたね!本日聞かせて頂きましたが、さすがに本物はいいですねえ。まさに「あざみの歌」そのままの情感が広がりました。私のMIDIとは情感が全くちがいます。私のMIDIは主旋律と歌詞のみ拾い上げて制作したもので、オブリガートも伴奏も私の編曲ですから、徹底的に情感が劣ります。当ブログの音源を参考にしてもう一つ制作させて頂きます。
 12日にご連絡頂いていましたが、新聞の仕事が一つ入っていまして、掲示板のチェックが遅れ失礼しました。

【エムズの片割れより】
良い歌を紹介して頂きました。色々と発掘すると、まだまだ名曲が見つかりそうですね。

投稿: 滝野細道 | 2010年11月19日 (金) 17:26

ご入手、素晴らしいことです。ご努力に感服します。
そして、いつもながら、こうしてお邪魔する私たちにも同じ喜びを分け与えてくださる“エムズの片割れ”さまには感謝です。ありがとうございます。
 「百聞は一見に如かず」と言いますが、
 まさに「百見は一聞に如かず」ですね。
伊藤久男さんの歌唱はやはり素晴らしいです。
「あざみの歌」と共に、私には「毬藻の歌」のメロディもダブります。

【エムズの片割れより】
まさに八洲秀章の歌です。こんな叙情歌は、時代的にもう出来ないのでしょうね。

投稿: ジャン | 2010年11月20日 (土) 11:53

伊藤久男の、生誕100周年アルバムの中の埋もれた名曲の中には、「薔薇に雨降る」「ノサップ岬に立ちて」「沙漠の恋歌」もあります。やはり戦後です。悲しくすらなります。それは最盛期の伊藤の素晴らしさへのノスタルジア、それを評価しえない一般ということのギャップに対してです。私はNHKのラジオ深夜便などが、いつもお決まりの歌ばかりでなく、こうした埋もれた名作を引っ張りだす勉強をするように時々いっているのですがなかなかむつかしいですね。みなが声をあげて訴え、若い世代にも、いや同世代にももっともっと知られる努力をすべきだと思います。日本の文化継承とかかわることだと思います。エムズさんもがんばってください。

【エムズの片割れより】
コメントをありがとうございました。改めて、「薔薇に雨降る」「ノサップ岬に立ちて」「沙漠の恋歌」を聞いてみました。でも、なかなか一般受けはしないような気がします。難しいですね。
このCD集も、聞いた事がない歌ばかりですので、じっくりと聞いてみます。

投稿: 日本歌曲の研究会代表 | 2010年11月23日 (火) 14:37

エムズの片割れ様

1年ほど前に叙情歌を探してここにたどり着き、以来楽しく拝見しております。好みの歌をコピーしiPodで聞く日々です。知らなかった曲も数多くあり、素敵な歌の数々にめぐり合えたのは貴殿のおかげと感謝、感謝です。

ところで伊藤久男にお詳しいようですので1つお教えいただければと存じます。
YouTubeで伊藤久男の「草山に」(http://www.youtube.com/watch?v=RVav5VHkCig)を聞くことが出来ますが、ここで歌い出しを彼は「山の小窓よ」と歌っておりますが、小生の見た楽譜(思い出のラジオ歌謡選曲集:全音楽譜出版社)では「山のこだまよ」となっております、曲の内容からは「こだまよ」の方が適切な気が致しますが、ステージではともかくきちんとした録音で歌手が間違えるとも思えません。
どちらが正しいのかご存知でしたらお教えいただけたらありがたいです。

趣味を共有する友人にもこのブログを紹介しています、これからもよろしくお願いいたします。

【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。「草山に」ですが、CD解説書には「山の小窓よ」となっています。今回の全集も、前に買ったステレオ再録CDも同じです。
でも確かに「山のこだま」の方がスッキリするような気がします。どうなんでしょうね?
叙情歌は大好きです。でも最近は、新たな発見が少なくなってきて・・

投稿: Jin | 2010年11月25日 (木) 12:26

エムズの片割れ様

早速のご回答ありがとうございました、納得です。でも「山のこだまよ」の方が良いですよね。
宝くじがあたったら全集を買おうと思っているのですが・・・。

投稿: Jin | 2010年11月26日 (金) 07:03

「草山に」は私も大好きな歌です。出だしの「山の小窓よ」ですが、私が思うのには、この歌には悲しみがじわっと沁み込んでくるような雰囲気があります。「こだま」だとすると若い元気があふれるような感じになるような気がします。実際は「山の小窓」では少し意味合いが分からない気もしますが、そこは想像力のある昔人間ですから、ヒュッテの小窓なんてロマンを感じませんか。
私は山登りはしたことがないのですが、ヒュッテの小窓にはとても憧れがあります。

投稿: 白萩 | 2010年11月26日 (金) 20:08

初めて投稿します。結構沢山の伊藤久男ファンがいることに驚きです。2年前にあるシャンソンの会の発表会で「裏山小山」を歌いました。今年は「海の歌」と思っていますがどうなることやら。根っからの伊藤久男ファンです。

【エムズの片割れより】
伊藤久男ファンが居られるとは・・・。お互いビックリ!?
伊藤久男も、段々と忘れられてしまうのでしょうか・・・? 残念ですね。
今の時代には、このような豪快な歌手は見当たりませんね。時代なのでしょうか・・・。

投稿: やまちゃん | 2012年1月20日 (金) 16:25

「ただ ひとたびのくちづけに
 瞼にあかき入日雲」
なんてロマンチックな歌詞なんでしょう。
まさに叙情ですね。
私は伊藤久雄さんという歌手は知りませんが
たまたまユーチューブで「イヨマンテの夜」という歌を聞いて、なんて力強くて哀しい歌なんだろうと魂がふるえました。

エムズの片割れさんがおっしゃるように、
人生 何かを目標に生きて行くことは確かに必要なことだと思います。
でも目標がかなうって、案外さみしいことだと思いませんか?
こんな風に思うのは私だけでしょうか?

【エムズの片割れより】
何かのドラマで、人間が他の動物と違う点は、希望を持つ事が出来る事だと言っていました。希望も目標も同じ気がします。
伊藤久男の歌はたくさんアップしてあります。往年の名歌手の歌を聞いてみて下さい。

投稿: tomo | 2012年3月31日 (土) 21:17

エムズの片割様、今日は。いつもいろんな曲を楽しく拝聴させて戴いております。初投稿で半世紀以上前から伊藤久男の大フアンの75歳老です。
話題になっていた”草山に”は昭和27年頃にコロンビアが歌詞を全国に一般公募した際の当選作だったと記憶しています。ミスプリでなければ”山の小窓”になっていました。
当時、田舎の高校生だった小生は”山の小窓”とは山小屋の窓かなと考えたものでした。
確かに”こだま”がいいような気もしますねえ。歌好きの友と一緒に小生も応募しましたが見事落選でした。
”恋を呼ぶ歌””サロマ湖の歌”も大好きなのですが残念ながらカラオケDAM には入っていません。
”サロマ湖の歌”の方はは UGAのJOY-SOUNDに入っているのを最近発見しました。
”ミナレの哀愁”なる曲が聞きたく先年上京した際に九段会館に行ったのですが収録されていませんでした。機会があれば是非載せて戴きたくお願い致します。
カラオケスナックでは発声練習代わりによく  ”暁に祈る”で声を張り上げます。
”イヨマンテ”をやると”今時そんな歌を歌う人は他に居ないですよ”と言われます。
余談ながらコロンビアの音得盤シリーズCDのCOCA-71010の伊藤久男の若い時の写真は後年の彼からは想像も付かないようなイケメン振りです。

【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。自分よりも10歳先輩の伊藤久男ファンのようで・・・・。でもカラオケで伊藤久男とは・・・。今の時代、“乱暴”かも?
「ミナレの哀愁」ありますよ・・・・・・・・

投稿: 山下幸治 | 2012年9月15日 (土) 13:03

エムズの片割様、早速”ミナレの哀愁”を特別プレゼントして戴きましたのに小生はパソコン音痴で”たたく”なる意味もよく判らないまま茶色の文字のところをクリックしたのですが開くことが出来ませんでした。折角のご厚意を無にして申し訳ありません。

【エムズの片割れより】
オレンジの文字をクリックすると、普通は自動的にファイルがダウンロードされて、解凍されます。
もしダメでしたら、「オレンジ文字にカーソルをあてて、右クリックで『対象をファイルに保存』」して、ダウンロード後に「ファイルを開く」をクリックすると、mp3の音声ファイルと歌詞ファイルが開くはずなのですが・・・。お試し下さい。

投稿: 山下幸治 | 2012年9月16日 (日) 11:47

エムズの片割れ様、懇切なるご指導有難うございました。ご指示に従いやっと今、数回聞き終わったところです。曲のイメージは小が勝手に描いていたものとは違いましたがいい曲でした。”ミナレ”がイスラム教のアザーンを流すミナレットのこととは知らず花の名前かなと
勝手に想像していました。我ながら少し感が悪いですねえ。ご多忙の中、ありがとうございました。今後共よろしくお願い致します。

【エムズの片割れより】
聴けて良かったですね。まあ「憧れの君」も、逢ってみると何とか・・・という話もありますので・・・

投稿: 山下幸治 | 2012年9月16日 (日) 13:47

はじめまして、エムズの片割れ様

伊藤久男の曲はいいですね!かれは戦時歌謡よりラジオ歌謡のがあってます
初めてこの曲を聴きましたが美しいですねー
裏山小山とか、オレンジ色のランプとかすきです
最近ラジオ歌謡のレコードとか音源探しているんですけど、なかなか無いですよね
もしかして未発売曲も多かったんですか?

【エムズの片割れより】
Amazonを叩いたら「(決定盤)NHKラジオ歌謡大全集 」という3枚組4000円のCDが発売されているのですね。試聴も出来ます。知りませんでした・・・。
ラジオ深夜便の「ラジオ歌謡特集」など、FM放送からの録音が唯一の手段でしたが、選択肢が増えましたね。

投稿: 英俊 | 2013年12月23日 (月) 16:46

あと何年の命かと思うとなぜか青春時代の日々が思い出されて仕方ありません。この歌の通りです。「あの日の君の懐かしさ」が身に沁みます。「夕日背に帰省の君は立ち給う16歳の私の前に」実らなかった恋は永遠に美しいままです。青く透明な記憶です。それがあるから生きていられます。

【エムズの片割れより】
何ともロマンチックな・・・
20年以上前、中学の同級生だった女の子が肺がんで亡くなりました。末期の時、皆が会いに行ったのですが、自分は行けませんでした。昔のイメージが壊れるのが怖くて・・・

投稿: 白萩 | 2013年12月23日 (月) 22:23

「草山に」の歌詞<山の小窓よ>につきまして・・・
私も2011年にMIDI倶楽部に<小窓よ>でアップしておりました。しかし昨年、二木絋三氏が<うた物語>にアップされ、原詩は<山のこだまよ>であると明言されています。氏は過去のお仕事からして、綿密に調査された上のことと思われ、当方のファイルも訂正しようと考えております。

【エムズの片割れより】
そうなんですね。「山の小窓よ」という歌詞は何となくピンと来ませんでした。なぜこうなったのか・・・、不思議ですね。
しかし、どのような経緯があるにせよ、歌手がこう歌っていると、直すべきか悩ましい所です。

投稿: 滝野細道 | 2014年2月22日 (土) 18:41

初めまして。父親の為にミナレの哀愁が入ってるCDを探しています。ご存じないでしょうか?

【エムズの片割れより】
「ミナレの哀愁」は、伊藤久男生誕100周年記念の7枚組のBOX CDしか、見つかりません。

投稿: 妻鹿順子 | 2014年10月21日 (火) 15:12

すみません。エムズの片割れさん。初めまして。兵庫明石にすむ43歳の妻鹿順子です。じつは 昭和11年生まれの父親が 伊藤久男が大好きで。。脳梗塞や前立腺をしてから 最近はめっきり弱り 伊藤久男の青春の曲が聞きたいのか。。最近ミナレの哀愁 ミナレの哀愁といいます。隣の部屋で小耳にはさみ CDをかってあげようと調べたとこ どうやら ミナレの。。が入ったものはない?みたいで。。調べていたところ エムズさんのブログにたどり着きました。パソコンが出来ないため 登録とかの仕方が判らず。。父親に伊藤久男のファンの方のブログがあると 伝えると パソコンなど私以上に知らない父親が その方と交信したいと言い出して。。目も悪いので 今日のお昼 みなさんの投稿やお話を 声にだして父親にきかせてやりました。もう 早とちりで その人にお手紙をかくと言いだし。可哀想に思い 何時間かかけて なんとかニフティに登録して コメントに書いてみた次第です。ミナレの哀愁が入ってるCDが欲しいようで 後は持ってるので 本当にミナレだけなんとか 知りたいようです。ただ調べたところ 15000円ほどの100年記念の分しか 見あたらず。。わたしは それを買ってあげてよいと思いますが。父親がエムズさんから お返事があるか待ってます。大変つたない文章で申し訳ないです。ミナレの哀愁が入ってるCDがあれば教えていただきたいのです。お願いいたします。   ps 私も歌が大変好きで 伊藤久男さんはとても 歌が上手いと思っています。

【エムズの片割れより】
自分の親父もそうでしたが、一世代前の人は、伊藤久男や藤山一郎の歌が大好きなようで、たぶん当時の光景が目に浮かぶのでしょう。「ミナレの哀愁」のCDはなかなか手に入らないようで、Youtubeにも無い・・・。
そのうちに、当サイトの記事として取り上げたいと思っています。

投稿: 妻鹿順子 | 2014年10月21日 (火) 18:40

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