« 伊藤久男の「あゝ逢い見ての」の音源が見つかった | トップページ | “もぐりん”クンとの壮絶な?戦いの始まり »

2010年11月13日 (土)

「観光立国はトイレから」

今日の日経新聞夕刊1面下のコラム「明日への話題」。テーマは「観光立国はトイレから」。曰く・・・

観光立国はトイレから
   エッセイスト 寺澤芳男
新幹線に乗ってみて、まだ和式のトイレがあるのに驚いた。在来線ではどうか。こんなにゆれてやりづらいのに芸当のように和式でできるのか。外国からの方々も多いのに。いったい1億2000万人のうちどうしても和式でなければダメという人はどのくらいいるのだろうか。他人のお尻ののったところに自分のをのせたくないという違和感があるのだろうか。
京都の祇園に小粋な料理屋がある。その京風の味は天下一品である。気になってならないのはトイレがひとつ、それも小さい和式だ。大きな身体の外国人はしゃがむことさえムリだ。
今住んでいるオーストラリアはトイレに関する限り世界一だと思う。公園などにある公衆トイレも二重ドアで清潔だし数も多く標識も方々にわかりやすくしてある。東京の地下鉄の駅のトイレの場所について、前立腺肥大症で苦しむ男たちは綿密な連絡をとり合う。標識がわかりづらく、いったん改札口を出なければならないときもあって、死活問題なのだ。
日本のふつうの家によばれると、玄関で靴をぬいでスリッパで洋式の居間に案内される。トイレはドアのそばにトイレ用のスリッパがおいてあって、はきかえなければならない。もちろんトイレの中もなめるようにきれいで、スリッパをはきかえる必要は理屈ではわからない。
昼の劇場や美術館などの文化的な場所にはなぜか女性が圧倒的に多い。いったいこの国に男性はいるのかと思うほど。この数多い女性のトイレに長い列ができている。女性用は男性の二倍ぐらいにした方がよい。トイレはとても大切なのだ。観光立国を目ざすならまずトイレだと本気で思う。」(2010/11/13付「日経新聞」夕刊p1より)

この論は実にもっともな話であると思う。トイレは人間が生きていくために最も重要な施設。それに対する考え方が、世界を見回しても如何に様々か・・・。しかし海外もやはりお寒い状況は同じ。
前にウィーンに行った時、楽友協会大ホール(ムジークフェラインザール)に行ったことがあるが、そのトイレの貧弱なこと・・・。(ここ
このコラムに載っていたオーストラリアにも行ったが、格別トイレが素晴らしかった印象はない。日本人はとかくトイレが近いらしく、海外旅行に行くと、バスが観光地に止まるとまず案内するアイテムはトイレの場所。でも印象はどの国も悪かった。

まあこのコラムにあった京都・祇園の料理屋は、和風を売り物にしている関係で、洋式トイレにはしにくいのかも知れない。でも広さは別だ。
しかし最近の日本は便利になったと思う。何よりもコンビニにトイレがある。これはイザというときに実に便利。昔はドライブに行くと、頼りはガソリンスタンドしか無かった。しかし今は、トイレが至る所にある。
でもカミさんが言うには、女性トイレの列に参るらしい。男は原理的に用が済めばサッサと退散するが、女性は中で色々と用事があるとか。でもその用事(化粧直し等)は、次の順番の人のことを考えて出てからすればよいのに、なかなかそういう人は少ないという。
よって、今後の施設の設計は、単に法律通りにトイレの数を決めるのではなく、女性特有の滞在時間や、施設に繰り出す女性の最近の性向をも考慮して数を決めるべきだろう。
その点、イオンモールのトイレの素晴らしさ・・・(ここ)。施設のどこにでもあるキレイなトイレ。全体の印象がそれで決まる??
まあそれにしても、自分は男で良かった!!


« 伊藤久男の「あゝ逢い見ての」の音源が見つかった | トップページ | “もぐりん”クンとの壮絶な?戦いの始まり »

コメント

戦前の海軍は潜水艦だけは和式トイレだったそうです。
 衛生上の問題だそうです。

【エムズの片割れより】
ヘエ~・・・・

投稿: | 2010年11月17日 (水) 10:39

面白く拝読しました。私も男なので女の気持ちは分かりません。とある山にあるトイレの掃除を受け持っているのですが、日本人女性の若い人は、和式を使う人が多いらしいし、中国韓国人や西洋人の一部も和式の方が利用率があるらしいです。やはり洋式の便座に直接お尻は抵抗感があるらしい。洋式には便座の上に靴跡があったりして。また最近の傾向として、洋式の便座をトイレットペーパーで、何度も拭くらしくトイレットペーパーの減り具合も半端ではありません。それよりもトイレの臭いです。臭いイコール病原菌とするなら、どんな掃除方法をしてるのか気になりませんか。

【エムズの片割れより】
色々ありますが、昔に比べると日本のトイレ事情は何もかも良くなりました。
海外でもっとも面白いのが各国のトイレ事情。人間として同じ事をするのに、かくも違うのかと・・・
オーストリアは、地下で有料もある。中国は有料で、門番がいる。無料のところはドアが壊れていたりで汚い。
オーストラリアのデパートでは、男の小便器が、横長のステンレスの板にひっかけるタイプで、昔の中学を思い出してビックリ。
ヴェトナムだったか、個室に水洗シャワーがあって、結局良く分からなかった・・・。
文化ですから仕方がない。
便座も、他人から見ると、自分の尻も汚い訳で・・・。難題ですね。

投稿: 藤井道雄 | 2017年9月21日 (木) 17:11

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 伊藤久男の「あゝ逢い見ての」の音源が見つかった | トップページ | “もぐりん”クンとの壮絶な?戦いの始まり »