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2010年11月24日 (水)

「曲を楽しむなら このオペラ」ベスト10

先日の日経新聞「プラス1」の“何でもランキング”に「曲を楽しむなら このオペラ」が載っていた。それによると・・・

<曲を楽しむなら このオペラ ベスト10>
①ビゼー「カルメン」          912
②ヴェルディ「椿姫」          809
③プッチーニ「トゥーランドット」    734
④プッチーニ「蝶々夫人」       693
⑤モーツァルト「フィガロの結婚」   511
⑥モーツァルト「魔笛」         470
⑦ロッシーニ「セビリアの理髪師」 425
⑧モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」 402
⑨プッチーニ「ラ・ボエーム」     396
⑩プッチーニ「トスカ」         334
(2010/11/20付「日経新聞」pS1より)

この記事の解説を読むと、「初心者がまずオペラの音楽に親しむなら何がお勧めか?」。20101124nikkei つまりオペラで演奏される音楽の魅力度のベスト10のようだ。しかし作曲家が偏っている。プッチーニが4つ、モーツァルトが3つ、そしてビゼー、ヴェルディ、ロッシーニが1つずつ。
意外なのはワーグナーが無い・・。ワーグナーは初心者向きでは無いということか・・・。(この記事のPDFはここ

自分が初めて歌劇のレコードを買ったのは大学4年の時。ショルティ指揮ウィーン・フィルの、かの有名なデッカ録音によるワーグナーの楽劇「ワルキューレ」だった。次に買ったのが「カルメン」。会社の売店での割引。全曲はそれ位で、ハイライツ物では、「アイーダ」「トスカ」「タンホイザー」などのLPを買った。それ以降は、もっぱらテレビ番組の録画。

そもそもレコードやCDは、原理的に純粋な音楽を聞くメディア。「ワルキューレ」も「カルメン」も、レコードをかけながら、付録の対訳の冊子を目で追うのだが、到底間に合わない。結局、どこを歌っているかが分からなくなる。その点、テレビは素晴らしい。舞台と共に、歌っている日本語の訳詞がスーパーされる。これでキマリ・・・
よって、テレビの録画は沢山した。昔のアナログ衛星放送からデジタルハイビジョンまで。色々なオペラを何十時間も・・・
でも、ついぞそれらを見たことがない。何せ、長いのである。3時間もテレビをじっくり見る機会がない。ひっきょう「後で見るために、とりあえず録っておこう」という事になる。つまり、そのうち見る機会もあるだろうから、録画だけしておこう・・・
でも案の定、その機会はない・・・。

一番たくさん録画したのは、ワーグナーの「ニーベリングの指輪」かも知れない。同じ楽譜でも、演出の違いで舞台は様々・・・。でもワーグナーの音楽は特に重たい。よって聞いていて疲れる。だから気楽には聞けない。よってつい「サンデー毎日になったら・・」という事になって、テープが棚で眠ったまま・・・。
そんなテープだが、結局見ないまま終わるような気がする。理由は、メディアがどんどん良くなっているから。ベータがS-VHSに変わり、D-VHSに変わって、そして今はハイビジョン番組をそのままHDDに録画している。昔のアナログのテープを今更見るかというと、何とも自信がない。これは全ての番組に言える。そのうちに見ようと思って録画したテープがVHSテープ専用の棚に溢れている。でもたぶん見ないだろう。当時と現在では、もう話題の内容が違っている・・・

しかしこの新聞記事を見るにけ、幾多の“名著”と同じように、これらのオペラは、ほとんどが“名前は知っているがストーリーは知らない”。
でもまあ、もうすぐ“サンデー毎日”・・。「時間が出来たら貯めてあったオペラをゆっくりと見るのさ・・」とうそぶいてはいるのだが、果たしてそれはいつか・・・
でも、少なくても「ひとつ」は、ヒマになった時にやることがあるぞ!!エッヘン・・・


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コメント

エムズ様へ
私もオペラ大好き人間です。私は全曲、腰を据えて鑑賞できないたちなので、気に入った一幕だけと決めてます。と言っても一幕で全曲もありますね!最近はプッチーニ先生のトスカ第二幕のスカルピアにはまってます。

【エムズの片割れより】
そうですか、一幕ごとにね・・・。
オペラをじっくりと聞くには、何か気ぜわしくて・・・

投稿: wolfy | 2010年11月25日 (木) 08:37

先般、メトロポリタンオペラのトスカをTVで見ました。このスカルピオはすごく魅力的で、大概のトスカは心移りするな、と思いました。小生楽譜も読めず、オペラをTVで見ることも滅多にありません。昔スイスにいたとき、思い立ってギリシャに向かう観光バスの中で、結構年齢を重ねられた女性の二人連れが楽しく歌い始めました。後でナブッコの「ヘブライ人の合唱」の歌と知りました。西欧には日本の童謡のように身近に、オペラのアリアや合唱曲があるのだなと思いました。「ホロコースト」が話題になっていたあの年頃、ワーグナーは、イスラエルではまだ演奏できないと聞いていたようです。

【エムズの片割れより】
本場ヨーロッパでは、オペラのアリアが身近にあるのですね。そうですか・・・

投稿: 植松樹美 | 2010年11月28日 (日) 15:06

「初心者がまずオペラの音楽に親しむなら何がお勧めか?」という選択であれば、拙者であれば、
①カルメン
②アイーダ
③魔笛(フィガロと迷うところではあるが)
という感じか。初心者でなくとも、上記の曲は聴きやすい。
ワグナーを入れるのであれば、指輪は長すぎ、かつ冗長なので、曲の成熟度に異論はあろうが、オランダ人が聞きやすいと思う。指輪から1曲だけと言われれば、異論が多く出るであろうが、ラインの黄金。以上、独断でした。

【エムズの片割れより】
ありがとうございました。良いキッカケを頂きましたので、レコーダーに録画してあった2011年3月スカラ座の「魔笛」を頑張って全曲見ました。
どうもオペラの全曲を聞くのは、パワーが要ります。つまり忍耐が要るようです。物語が単純なわりに、物語のテンポが遅いため、段々と飽きてくる・・・。どうも自分がオペラには向いていないようです。
「オランダ人」(2013年バイロイト)も先日録画しましたので、今度頑張って全曲見てみます。

投稿: 爺 | 2013年9月 8日 (日) 03:07

私もアメリカのミネアポリスに住んでいたとき、メトロポリタン・オペラが巡行でミネアポリスへやって来て、私たち(家内と)も
カルメンを見に(聴きに?)行ったことがあります。主役のホセ(?)を有名なパバロティが演じるというので行ったのですが、結局彼は都合で来られなくなり、代役でした。二つの有名なアリア以外は覚えていませんね。昨年の暮れにNHKBSプレミアムで、ミラノ・スカラ座からの中継(録画?)でオペラ「カルメン」があったので、全幕を録画して2回にわけて見ましたが、私もエムズの片割れさんと同じで、聴き通すにはかなりの忍耐が要りました。ミュージカルだったら、「マイフェアレディ」にしても、「オペラ座の怪人」にしても時間を忘れて没頭することができるのに。。。この秋にはオペラ「魔笛」を聴きにいくことになっていますが、楽しめるだろうか?

【エムズの片割れより】
自分もホンモノのオペラは、若い頃聞いた「カルメン」だけです。しかし当時は訳が無かったので、物語はまったく分かりませんでした。
今は、ちゃんと訳が出るそうで・・・
結局ホンモノは、ストーリーは予め頭の中に入れておいて、音楽を楽しむのでしょうか・・・

投稿: KeiichiKoda | 2013年9月 9日 (月) 10:56

1位のビゼー「カルメン」と2位ヴェルディ「椿姫」は私も全く同じです。ただ、「カルメン」に勝るとも劣らない、メロディが最高に美しいビゼーの「アルルの女」が10位にも入っていないのは意外でした。私はオペラを見たことが無く、「カルメン組曲」と「アルルの女組曲」しか知りませんが。

【エムズの片割れより】
「アルルの女」は、ほとんど上演されないのでは? この組曲は、自分が小学校5年のときにクラシックを聴いた最初の曲なので、思い出深い曲です。

投稿: 山下仁平 | 2013年9月10日 (火) 18:55

上の9/9のコメントへの追記です。プラハ国立歌劇団によるオペラ「魔笛」に家内と行ってきました。今度は楽しめましたよ!童話の「チルチル・ミチル」やゲームの「ドラゴン・クエスト」を思い出させるような内容で、荒唐無稽なお話ですが、面白かった。(これらの童話・ゲームはむしろ「魔笛」から影響をうけているんでしょうか?)かのサリエリもこのオペラを「これぞ、オペラ!」といって激賞したといいます(モーツアルトからコンスタンツエへの手紙)から、当時としても画期的なオペラだったのでしょうね。

【エムズの片割れより】
それは良かったですね。メルヘンの世界をナマで・・・。照明効果なども含めて、素晴らしかったでしょうね。
自分もトシのせいか、ワーグナーは重い・・・。こんな軽い物語にホッとします。

投稿: KeiichiKoda | 2013年10月11日 (金) 06:29

上のオペラ「魔笛」以来、1年ぶりで家内とスロヴェニア・マリボール国立歌劇場のオペラ「アイーダ」に行ってきました。たしかに、カルメンや魔笛とは違って、私の耳に慣れ親しんだアリアこそありませんでしたが(例外は、アリアではありませんが、「三人王の行進」というんでしょうか、サッカーの日本代表の応援曲(?)として有名になっているあの曲ぐらいだったでしょうか)全体がすごい迫力でした。上演時間の3時間はあっという間に過ぎましたね。予備知識なしに観に行ったのですが、電光掲示板で表示される日本語の字幕を見ているだけで、内容と筋立てはわかりました。「アイーダ」はもう少し勇壮な筋立てのオペラかと思っていたのですが、やはりオペラは男女の間の恋がテーマなんですね。昨年「魔笛」を観たあと、オペラ通の友人が「オペラ・ハンドブック」という本を送ってくれたのですが、帰宅してから、その本の「アイーダ」の部分を読んで私の内容の理解が間違っていないか確かめてみました。主役のアイーダを演じたフィオレンツァ・チェドリンスは有名なオペラ歌手だということも知りました。

【エムズの片割れより】
そうですか。ホンモノをご覧になりましたか。千波湖のほとりで・・・
自分は若い時に二期会のカルメンに行った記憶がありますが、ホンモノはまだ・・・
アイーダは超有名で、大行進曲が良いですね。、清きアイーダも・・・
自分は映画館でメトロポリタンのアイーダを見たことがありますが(2013/1/19の記事)、まったくダメでした。
しかし、今は日本語が字幕で出るので、スジが分かって良いですね。昔は何が何だか分からなかった・・・

投稿: KeiichiKoda | 2014年11月 5日 (水) 11:27

最近(ここ1年ぐらい)NHKEテレの「ららら♪クラシック」という番組を愛聴しているので、以下はその番組(2016/3/19放送)からの受け売りですが、ビゼーの「アルルの女」というのはオペラではありませんね!現在「アルルの女」組曲にはいっている曲は、ドーデの戯曲「アルルの女」の付随音楽としてビゼーによって書かれた曲ですが、後にビゼーによって「アルルの女組曲第1部」、そしてビゼーが亡くなったあとで友人のギローによって編纂・編曲された「アルルの女組曲第2部」として独立に演奏されるようになったようです。有名な、フルートの名曲「メヌエット」、それから「ファランドール」は組曲第2部のほうにはいっています。2014/11/5に投稿したコメントの中で、私は「三人王の行進(行列)」はヴェルディのオペラ「アイーダ」の中にあるかのように書いていますが、正しくはこの「アルルの女組曲第2部」の「ファランドール」の中で使われています。

投稿: KeiichiKoda | 2016年4月 9日 (土) 09:39

毎年、一つはオペラを見ていたのですが、私の自宅から遠くないところにある県立文化センターでは本年はオペラ上演の予定がないので、上野の東京会館まで出かけ、かねてより一度は観たいと思っていたモーツアルトのオペラ「フィガロの結婚」(二期会)を見てきました。安い席(5階席)なので、出演者の表情まではわからないのですが、モーツァルトの曲・歌には親しんできたので、知っている曲・歌が出てくると嬉しくなります。たとえば、映画「アマデウス」で、サリエリがモーツアルトのために、歓迎マーチを書きますが、皇帝の目の前でその曲を直してしまう場面を覚えておられるでしょうか?あの直した曲が有名な、このフィガロで歌われている「もう飛べないぞ、恋の蝶ちょ」なんですね。
「フィガロ」のあらすじは知っていたつもりでしたが、電光掲示板の字幕を読んでいただけでは、わからないところがたくさんありましたね。もう一度観る機会があるなら、そのときは下調べしていこうかな。
ところで、フィガロは初演はウィーンで、そのあとプラハで上演され、大喝采をあび、プラハを訪れたモーツアルトは、父親への手紙の中でで「街中がフィガロで持ちきり、あっち行ってもフィガロ、こっちへ行ってもフィガロ」と書いていますが、イタリア語で上演されたオペラをウィーンやプラハの庶民は、電光掲示板の字幕のない時代にどうやって理解したのでしょうか?いつも不思議に思っています。

【エムズの片割れより】
自分も独身の頃、カルメンなどのオペラを見に行きましたが、原語の言葉が分からず、ストーリーはまったく分かりませんでした。よって、音楽は別にして、物語としては面白いとは感じませんでした。
電光掲示板で日本語ご表示されるようになってからは、行ったことがありません。

投稿: KeiichiKoda | 2016年7月20日 (水) 20:40

METライブビューイングというのはご存知でしょうか?最新のメトロポリタンオペラの舞台を映画にとって世界の各都市で上映するのです。日本では、全国の大都市で上映されますが、東京だと上映する映画館は4か所ぐらいあります。2016/17年のプログラムの詳細はここ(↓)をご覧ください。

http://www.shochiku.co.jp/met/program/1617/

私はMETライブビューングを観るのは2度目で、昨年の12月モーツアルトの「ドンジョバンニ」を、それから2日ほど前にドボルザークの「ルサルカ」を観ました。大きな画面と音響のもとで視聴するのは、TV画面でみるのとでは迫力の点で違います。何より、通常の洋画のように、日本語の字膜がはいるので、物語の内容がよくわかるのがいいですね。エムズさんはベートーベンの第9番の演奏の映画版を見たというのをどこかで書いておられた気がしますが、あれのオペラ版だと思えばいいはずです。料金は通常の映画よりは高いですが、オペラの舞台を見るよりは安く、家内は安い席でも舞台を直接見るほうほうがいいと言っていますが、私はライブビューイングが好きですね。オペラファンが詰めかけるらしく、観客席(圧倒的に女性が多い)は満席とはいわぬまでも結構埋まっていましたよ。

【エムズの片割れより】
自分も前に「アイーダ」を見たことがあります。
http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/met-478d.html

でも、残念ながら、あまり自分にはフィットしなかった・・・
WOWOWでも色々あるので、それで充分ですね。
そもそも、クラシックの演奏会以外は、興味が無くなりました。理由は、音がナマでなく、マイクが入っているから・・・
ナマの演奏家のオーラを感じるのなら分かりますが、音という点では、マイクが入った音は、CDの方がよっぽど良い音。
いつだったかの小椋佳のコンサートが最後だったか・・・。歌手のコンサートはもういいや・・と。
ロックは、幾らマイクでもいいですね。
PINK FLOYD系のロックコンサートは別格。
http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/off-the-wallpin.html

それだけは、また行きたいですね~~

投稿: KeiichiKoda | 2017年3月24日 (金) 10:01

このところ、毎年一つはオペラを見ているのですが、昨日も私の住んでいる近くにある県民文化センターで上演されたハンガリー国立劇場のオペラ(喜歌劇、オペレッタ)「こうもり」を見てきました。オペレッタの最高傑作らしいのですが、歌も踊りも、笑いもある、楽しいオペラでしたね。ミュージカルは好きだけれど、オペラはどうも、という人はこのオペラやモーツァルトの「魔笛」からはいるのはどうでしょうか?このオペラの上演に先立って別の小ホールでオペラの専門家からの解説があって、内容のポイントを理解していたこともよかったのかもしれません。話の筋に若干手の込んだところがあり、ぶっつけ本番で臨んでいたら、電光掲示板の字幕だけでは十分に理解できたかどうか?全体を流れるウィーナーワルツが非常に心地よく、このオペラがどうしてオペラ・ベスト10の中に選ばれていないのだろうか、と不思議に思われるほどの楽しい舞台でした。(少なくとも、私には「カルメン」、「椿姫」、あるいは「アイーダ」よりはずっと面白く、楽しい内容の舞台でした。)第2幕には主人公の一人のロザリンデがハンガリーの伯爵夫人として仮面をつけてあらわれ、ハンガリーの民族舞曲であるチャールダッシュを歌い踊る場面があるのですが、このオペラはウィーンオペラの最高傑作の一つでありながら、たぶんハンガリーでも(したがってハンガリー国立歌劇場でも)人気のあるオペラの一つなのかもしれませんね。

【エムズの片割れより】
「県民文化センター」・・・。懐かしいですね。ここのこけら落としは、N響によるドボルザークの8番でした。自分はお金が無く、行けませんでした。あれからちょうど50年!はやいものです。
オペラは、昔行った時は、電光掲示板もなく、内容は??
その点、テレビではセリフが出るので分かり易い・・・
メトロポリタンなどで、死ぬまでに一通りの名作は(TVで)見るつもりですが、長いのでなかなか御神輿が上がりません。

投稿: KeiichiKoda | 2017年10月26日 (木) 10:42

初めてオペラを観劇したのは高校生のときでした。昭和35年頃で、サンケイホールだったか、渋谷公会堂だったか忘れましたが、二期会公演「椿姫」でした。「乾杯の歌」、アリア「ああ そは彼の人か」が印象に残っています。
  あの頃は二期会のオペラが盛んだった気がします。それ以来オペラが好きになりました。オペラベスト10は観に行きました。岡本喬生の「イーゴリ公」ですっかりかれのフアンになってしまいました。一度外国の歌劇団の「アイーダ」を観劇したことがあったのですが、会場が原宿の国立体育館でした。良い席でしたが、音響が悪く、がっかりしました。
  オペラ映画がいいですね。普通の映画より若干値段はたかいのですが、世界の超オペラ歌手の主演で字幕付きで楽しめます。

投稿: patakara | 2017年10月27日 (金) 13:49

patakaraさんがおっしゃっている「オペラ映画」とはメトロポリタンオペラを映画とした撮ったMETライブビューイングのことですよね。上のコメント(2017/3/24)で書きましたように、私もMETライブビューイングのファンです。私の住んでいる地域では上映されていないので、観るときには以前住んでいた埼玉(さいたま新都心にある上映館)まで出かけていくので、往復の電車代をいれると、舞台の安い席と同じか、むしろこちらのほうが高くなります。モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」とドボルザークの「ルサルカ」を観たことは上に書きましたが、5月にはモーツアルトの「イドメネオ」を観たので、METビューイングで観たオペラは3本になりました。超一流のオペラ歌手が出演しているほか、ドボルザークの「ルサルカ」のように日本ではめったに上演されないオペラ(オペラ通の友人による)も観られるのも楽しみの一つでしょう。WOWOWではこれらのMWETオペラを放送しているので、オペラ・ベストテンに挙げられているようなMETオペラはほとんど録画してあるので、少しずつ観ていきたいと思っています(WOWOWに加入したのはオペラを観るのが主目的でした)。ただ、やはりTVで観るのと映画館の大きな画面で観るのとでは迫力の点で違うので、新シーズンのMETオペラが今年の暮れから来年の春にかけて上映されるのを楽しみにしています。
それにしても、新国立劇場の近くに住んでいる友人(オペラ通の友人とは別人)の話によると、朝早く起きて並んで買うと、安い席の券(当日券?)が手に入るので、これまで新国立劇場で上演されたオペラを6-7本は観たと言っています。東京に住んでいない我々にはうらやましい限りの話です。

投稿: KeiichiKoda | 2017年10月28日 (土) 10:15

 10数年前にクラシックコンサートを聴きに行ったとき、会場でもらった大量(?)のチラシの中にオペラ映画のチラシがありました。それが最初で観に行ったのですが、当時「METライブビューイング」と言っていたかどうかは分かりません。最初にみたのは『蝶々夫人』でした。舞台では観たことがなかったのですが、映画では蝶々夫人の喜び悲しみがよく伝わってきて、アリア「ある晴れた日に」がむねに沁みてきました。またピンカートンの動揺もよく伝わってきて、映画ならはでの迫力がありました。字幕があるのでより伝わってきたのでしょうね。それ以来、字幕もあるし、大音量で聴けますし、それこそ間近でみられますし、病み付きになりました。現在は介護の身で行ってはいませんが、オペラ入門にはいいと思います。是非皆様にもお勧めです。

投稿: patakara | 2017年10月28日 (土) 16:02

先月ウィーンに旅行し、楽友協会の大ホールでウィーンフィルを聴いたことは別のところに書きましたが、このとき(ウィーフィルを聴いた前日の2017/11/17金)「オペラ」も観たのです。旅行する前に、できたらウィーンのオペラ座でオペラも観たいと思って調べたのですが、ウィーン滞在中には観たいオペラが上演される予定がなかったので、ウィーンのもう一つのオペラ(オペレッタ)劇場フォルクスオーパー(Folksoper)を調べたら、オペレッタ「メリーウィドウ」が上演されるることがわかり、日本でオンライン予約をしました。メリーウィドウはオペレッタの最高傑作の一つで、メトロポリタンオペラでも、一昨年だったか、上演されました。METでオペレッタを上演するのはこれが初めてだった由。ブロードウェーミュージカルのスターであるケリー・オハラが出演したことでも有名です。(ケリー・オハラは渡辺謙がブロードウェーミュージカル「王様と私」に出演したときの家庭教師役で、このときの演技でトニー賞を受賞)。海外でオペラを見るときは、電光掲示板の字幕には日本語は出ないので、オペラの筋をあらかじめよく理解しておくことが必要です。幸い「メリーウィドウ」については、METで上演したのがWOWOWで放送され、それの録画が手元にあったので、日本にいる間にあらかじめ観て、よく「勉強?」しておきました。
METで上演されたときは英語でしたが、ここではドイツ語での上演。「メリーウィドウ」とはもちろん英語で、ドイツ語ではDie Lustige Witueといい、「陽気な未亡人」というほどの意味でしょう。私も家内もドイツ語はわからないので、電光掲示板の英語の字幕を読んでいました。ただ、電光掲示板は日本だと舞台の横(両脇)について日本語が縦に流れるのですが、ここでは電光掲示板は舞台の上のほうに設置されていて、英語が横に流れるんです。それを読んでいると、その下のほうで演じられている舞台のほうを観るのがおろそかになるので、苦労しました。
もう一つは、オペラ開演は午後の7時(9時閉幕)で、日本から到着して2日目だったので、時差ボケ(いわゆるジェットラグ)のため、強烈な眠気に襲われ、それとの闘い(?)に苦労したことです。
オペラ自体は、オペレッタなので歌だけでなくセリフやダンスがはいり、とくにフレンチカンカンの踊りのはいった楽しい内容でした。本年は、10/26のコメントで書いたように、10月には「こうもり」を、11月には「メリーウィドウ」と、オペレッタの傑作を2つ観たことになります。

【エムズの片割れより】
本場での鑑賞は、たぶん日本での出張公演と違い、空気も楽しめたのでは?羨ましい・・・
いつも思うのですが、オペラ歌手は音楽家の中で最高峰の難易度では?
あれだけ長時間の歌を暗譜し歌うためには、並大抵の努力では無理。しかも、生(ナマ)物の体を“その時”にベストに持って行かなければならない。いつもスゴイなと思って見ています。

投稿: KeiichiKoda | 2017年12月 4日 (月) 13:32

今年にはいってから、3本のオペラをMETライブビューイング(2017/18シーズン)で観ました。2月にプッチーニの「トスカ」、4月にはいって同じくプッチーニの「ラ・ボーエム」でしたが、どちらも上の「曲を楽しむならこのオペラベスト10」に選ばれているオペラです。とくに「トスカ」は有名なオペラで、だいたいの内容は知っていましたので、最後の悲劇的結末にも驚くことはありませんでした。(もっとも、どのオペラも喜歌劇でないかぎり、だいたい悲劇で終わりますが!)内容について予備知識なしに観た「ラ・ボーエム」は、METでは上演回数も最も多い、人気のオペラらしいのですが、二人の男女の恋愛が主の、私にはすこし苦手のオペラでした。ただ、耳になじみのあるアリ アがたくさん流れるので、「曲を楽しむオペラ」としては最高のオペラの一つなのかもしれません。なお、2017/18シリーズのMETでは「トスカ」の主人公のフローリア・トスカ、「ラ・ボーエム」のミミを演じたのも、いずれもロシア出身のソニア・ヨンチュヴァでした。
そして、今週(4/16)観たのが、ロッシーニの「セミラーミデ」で、ロッシーニのオペラを観るのはこれが初めてでした。このオペラもまったく予備知識なしに観たのですが、急死した夫の代わりをつとめる古代バビロニアの女王セミラーミデはそろそろ後継者を決めなければらならない時期に来ているという設定です。有力な後継者候補は、バール王族のアッスール、インドの王子イドレーノ、女王お気に入りの若い兵士アルサーチェの三人で、これに女王の娘がからんでこれら三人が後継者の座をめぐって争う展開になるのだろうか、とみていたら、なんと、第1幕の最後で急転開する!第1幕末から第2幕への展開は衝撃的で、面白さを満喫できたという意味で予備知識なしにこのオペラに臨んで大正解だったかもしれません。
なお、準主役ともいえるアルサーチェを演じるのはメゾソプラノの女性歌手のエリザベス・ドゥショングなんですね。「フィガロの結婚」でも、伯爵夫人を慕う16-7歳の若い男子トレビーノの役を女性歌手が演じていましたが、オペラでは少年あるいは若い青年の役は女性の歌手が演じることになっているのでしょうか?それとも、三人の候補者はアッスールがバスバリトン、イドレーノがテノールなので、アルサーチェはメゾソプラノというふうに声のバランスに(作曲家のロッシーニが)配慮した結果なのでしょうか?いずれにせよ、インドの王子イドレーノを演じたメキシコ出身のハヴィエル・カマレナの高音のテノールは見事で、METの観客の総立ちの拍手喝采を受けました。METの「セミラーミデ」のリハーサルはYouTubeに公開されていますので、興味のある向きはご覧ください。この動画の最後の場面で歌っているのがハヴィエル・カマレナです。

【エムズの片割れより】
相変わらずお詳しいですね。
当方は、前にWOWOWで録ったMETの「フィガロの結婚」やスカパーで録ったパリオペラ座2014「セビリアの理髪師」があるのですが、まだ見ていません。自分にとって、なかなか敷居が高い・・・

投稿: KeiichiKoda | 2018年4月19日 (木) 09:52

山下仁平様が2013/9/10の投稿でビゼーの「アルルの女」がベスト10に選ばれていないのは意外だ旨のコメントがあり、私の2016/4/9のコメントで、ビゼーの「アルルの女」はオペラではなく、ドーデの戯曲「アルルの女」の付随音楽(劇中歌)として作曲されたもので、ビゼーの死後、ビゼーの親友だったギローによってそれらが集められて「アルルの女」組曲第1部、第2部として出版されたものだと書いています。それはそれで正しいのですが、実は、同じドーデの戯曲をもとにしてフランスの作曲家チレーアが作曲した「アルルの女」というオペラもあります。NHKの名曲アルバムの中にも、このチレーアのオペラ「アルルの女」から「フェデリコの嘆き」という美しいアリアがはいっています。
ビゼーの「アルルの女」組曲に戻りますが、今年にはいって組曲第2部を2度ほどコンサートで聴く機会がありました(場所はいずれもサントリーホール)。一つは、2月(2/9)円城寺雅彦指揮の新日本フィルハーモニー交響楽団で、組曲第2部よりパストラール、メヌエット、ファランドール(3人王の行列)の3曲を、3月(3/25)には小林研一郎指揮日本フィルハーモニー交響楽団で、同じく組曲第2部よりパストラール、間奏曲、メヌエット、ファランドールの4曲です。この間奏曲は初めて聴きました。ビゼーの「アルルの女」組曲の中では第2部のファランドールとフルートの名曲メヌエットがとくに有名で、どちらも私も大好きな曲ですが、メヌエットはギローが組曲を編纂するにあたって、ビゼーがほかに書いた曲をここへ挿入したもので、もともとは「アルルの女」とは関係のない曲なんですね。

【エムズの片割れより】
「アルルの女」は、小学校のときに、初めて買ったソノシートで、初めて聞いたクラシック音楽でした。自分の音楽人生のスタートの楽曲ですので、感慨深いです。

投稿: KeiichiKoda | 2018年5月 3日 (木) 11:01

上の2018/4/19のMETライブビューイングの続きです。5/21にもヴェルディのオペラ「ルイザ・ミラー」をMETライブビューイングで観ました。主役を演じたのは、「トスカ」、「ラ・ボーエム」と同じく、ブルガリア出身のソプラノ歌手ソニア・ヨンチェヴァです。(4/19のコメントではロシア出身と書きましたが、ブルガリア出身が正しいようです。)彼女は、最近売り出しの、美貌と美声を兼ね備えた新星のオペラ歌手で、2017-18シーズンにはMETで3作品に主演、昨年の2016-17シーズンのMETでも「カルメン」を演じ、このときのMETオペラがつい最近のWOWOWでも放送されました。「ルイザ・ミラー」では、ルイザをヨンチェヴァ、父親のミラーをドミンゴ、ルイザの恋人のロドルフォをピョートル・ベチャワ(テノール)が演じました。(このロドルフォ役はドミンゴも若いときに演じたことがあるようですが、さすがに60代になったドミンゴは父親役です。)これのリハーサル版の一部がYouTubeにアップされていますので、興味のある方はぜひアクセスしてみてください。このオペラはルイザとロドルフォ、ルイザと父親ミラーの2重唱、それからこれら3人による3重奏が実に見事で、聴きごたえたえがあります。
ブルガリアといえば、この秋、ビゼー「カルメン」がブルガリア国立歌劇場のオペラで、私たちの近くの県民文化センターで上演されるので、楽しみにしています。(本日、チェケットがとれました!)

【エムズの片割れより】
いやはや、お詳しい!

投稿: KeiichiKoda | 2018年6月 5日 (火) 11:06

上の2018/4/19のコメントで、「オペラでは少年あるいは若い青年の役は女性の歌手が演じることになっているのでしょうか?」と書きましたが、この疑問が解けた気がしました(?)一昨日(2018/9/3)のNHKBSプレミアムのプレミアムカフェで、2010年に放送した「夢の聖地へ ナポリ 響け幻の美声 声楽家岡本知高」という番組の再放送を観る機会がありました。ソプラニスタの岡本知高がバロック音楽全盛のころオペラの花形だったカストラート(男性でありながらソプラノで歌う歌手たち、変声期を迎える前に去勢してボーイソプラノの声を維持した歌手たち)を求めてイタリアのナポリを訪ねる番組です。(番組の中ではカストラート曲の権威でもあるオペラ歌手のシルヴィア・ボッサから岡本がレッスンを受ける場面も出てきます。)オペラ「フィガロの結婚」のトレヴィーノや「セミラーミデ」のアルサーチェなどの若い男性の役は18世紀にはカストラートが演じていたのが、現代ではカストラートがいなくなったので、代わりに女性が演じているのではないか、と。なお、NHK名曲アルバムにはモーツアルトが作曲した「踊れ、喜べ、幸いな魂よ」という歌曲がはいっていますが、この曲はモーツアルトが14歳のときイタリアのミラノで出会ったカストラート、ラウィツィーニの美しい声に魅せられて彼に捧げられた曲の由。岡本知高が歌っています。

【エムズの片割れより】
2010年の番組は、前に自分も見たかも・・・
レストランだったか、突然歌い出して、お客が喝采していた場面を思い出しましたが・・・

投稿: KeiichiKoda | 2018年9月 5日 (水) 09:47

エムズさんのおっしゃる通り、そういう場面があります。今週のプレミアムカフェは音楽に焦点を当てていて、本日午前9:00には「小澤征爾(1)わたしの子供だったころ、(2)ボストン心の旅」、9月7日には「情熱のタクト、指揮者佐渡裕ベルリンフィルへの挑戦」があるので楽しみにしています。再放送は同日の深夜にあります。

投稿: KeiichiKoda | 2018年9月 6日 (木) 06:25

今年(2017/2018シーズン)はMETライブビューイングでたくさんオペラを観たのですが(上で書いた以外にも5月にはモーツァルトの「コジ・ファン・トウッテ」、6月にはマネスの「サンドリヨン」)、今シーズン一番初めに上映された「魔笛」を見逃しました。最近、銀座の東劇で8-10月にかけて過去の人気のMETオペラを再上映していることを知ったので、今週(9/24)この「魔笛」を観に東劇まで出掛けました。「魔笛」を観るのはこれで2度目です(上の2013/10/11の私のコメントをご覧ください。)このとき観たプラハ国立歌劇場の「魔笛」が正統派(?)の「魔笛」としたら、今回METライブビューイングで観た「魔笛」は新演出の魔笛です。YouTubeにはリハーサル画像がいくつか収録されているのでご覧ください。主役のタミーノはまるで歌舞伎役者のようだし、ザラストロは閻魔大王のようでした。いずれにせよ、筋立ては、夢の中の出来事のように、論理的にに考えると何がどうなっているのかよくわからない。でもモーツアルトのオペラは「コジ・ファン・トゥッテ」でもそうですが、二重唱、三重唱は相変わらず美しい。有名な、夜の女王の超絶技巧(コロラトゥーラ)にはなんど聴いてもびっくりさせられます。

https://www.youtube.com/watch?v=VtXH1w41Kyo
https://www.youtube.com/watch?v=jquvJyypNO0
https://www.youtube.com/watch?v=cKWZXp3scGE

【エムズの片割れより】
前にスカパー・クラシックの無料日に録ってあったオペラ「セビリアの理髪師」「真珠取り」「映画・ベームのフィデリオ」を見ようとしたのですが、どうも飽きてしまう・・・
思い出すと、まともに見たのは、「ニーベルングの指環」と「カルメン」くらい・・・
どうも知らない旋律ばかりだと、自分の持続力が続かないようです。
せめて、有名オペラは一度位は・・・と思ったのですが、どうもダメなようです。

投稿: KeiichiKoda | 2018年9月29日 (土) 07:12

私もWOWOWに加入しているので、ブルーレイ録画したMETオペラが手元にたくさんありますが、このうち実際に再生して視聴したのは2-3作品ぐらいでしょうか。TV(再生機)の前に3-4時間も座っているのはかなりの忍耐を要するからです。でも、東劇で観た「魔笛」は、上映開始が2:30PMで、終了したのが6:15PMぐらいですから3時間45分の、かなり長時間のオペラだったにかかわらず(ただし、途中に入る出演者インタビューや幕間の休憩時間も含む)、あっという間に終わった感じがします。やはりオペラはMETライブビューイングにしろ、舞台にしろ劇場で観るのが一番のようです。東劇は、私がいつも行くさいたま新都心の映画館(MOVIX)よりかなり広く、年配者を中心にたくさんの観客がはいっていましたが、皆さん熱心に観ていました。
2018/19シーズンのMETオペラビューイングは11月から始まりますが、まだ観ていないオペラがたくさん予定されているので、楽しみにしています。

【エムズの片割れより】
自分も、昔のVHSにたくさんのオペラを録画してあります。「そのうちに時間が取れたらゆっくり見よう」と。
しかし時間の取れる現在、このように忍耐が無くなるとは・・・
たぶん、ストーリーが頭に入らないからかな・・・
いつも思うのですが、歌手ほど大変な音楽家はいないのでは?あんなに長い旋律と歌詞を、暗譜して大声で歌わないといけない!

投稿: KeiichiKoda | 2018年9月29日 (土) 21:30

新しい2018-19シーズンのMETライブビューングがはじまり、さっそく、いつものさいたま新都心にあるMOVIXまで出かけてヴェルディ「アイーダ」を観てきました(2018/11/5)。数えてみたら、なんと昨年以来11本目のMETビューインライブビューイングでした。この「アイーダ」はこれまでに観た11作品のMETオペラのなかでも、たぶん一番すばらしかった気がします。アイーダをいま人気、実力とも最高といわれるネトレプコが演じているだけでなく、舞台も衣装もたいへん豪華でした。インタビューの中で言っていましたが、兵士役でも100人ぐらいが出ていたらしい。アイーダを演じたネトレプコを手元にある「オペラ・ハンドブック」で調べてみると、「2005年ザルツブルグ音楽祭の「椿姫」でその歌唱と演技が一代センセーション巻き起こしたほか、2006年のモーツアルト・イヤーにおける同音楽祭でも「フィガロの結婚」のスザンナで絶賛を浴びた」とあります。ちなみに、この2006年のザルツブルグ音楽祭のモーツアル・ガラ・コンサートでネトレプコがモーツアルトの歌劇「イドメネオ」からアリアを歌う若いときのネトレプコの映像(NHKBSで放送され、VHSビデオで録画したのであまり鮮明にはとれていません)が私の手元に残っています。ネトレプトのアイーダ役は2017年のザルツブルグ音楽祭のときがはじめてだそうで、このオペラはNHKBSプレミアムのプレミアムシアターで放送され、録画(このときはブルーレイ録画)してあります。演出や舞台が違うと同じオペラ「アイーダ」でもずいぶん印象が違いますね。昨日観たシーンで私が好きな場面は第1幕の終わりのほうで、アイーダとアムネリスの二重唱、それから第3幕の終わりのところ、凱旋したラメダスを祝うところで王、アムネリス、アイーダ、ラメダス、アムナズロがそれぞれが自分の胸のうちを五重唱でが歌うところ。思わず拍手をしてしまいました!
「アイーダ」は2014年私の近くの県民文化っセンターでスロヴェニアマリホール国立歌劇場が上演したときも観ていますが、当時は内容もよくわからず観ていたことがありますが(このときの感想は上の2014/11/5の私の投稿を見てください)、今回のほうがはるかに面白く、METの今シーズンの幕開けにふさわしいオペラでした。

エムズさんも、2013/1/19のコラム「映画館でアイーダを見た」と、唯一ご覧になったらしい(?)METライブビューイングについて書いておられ、あまりよい印象はもたれていないようですが、もちろん配役や演出等で同じオペラでも印象が変わるので、何ともいえませんが、今回のMETオペラに関する限り、私はたいへん楽しめました。

【エムズの片割れより】
オペラに造詣がお深いようで・・・
話は違いますが、11月3日のスカパー無料日。クラシカジャパンでティーレマン/VPOによるベートーヴェンの交響曲の全曲を放送していました。録画して順番に見ているのですが、さすが2008年の収録、絵も音も良いですね。

投稿: KeiichiKoda | 2018年11月 7日 (水) 10:01

 「アイーダ」には複雑な思い出があります。
1989年12月、イタリアの「アレーナ・ヴェローナ」が引っ越してくるような大掛かりの公演がありました。当時「引っ越し公演」と言われました。会場は原宿にある国立代々木競技場です。

 音響に一抹の不安があったのですが、ボーナス時期でしたし、大掛かりな舞台装置をみるだけでも価値があると思いました。席はアリーナ席にしょうか、スタンド席にしょうかと迷いました。二人分のチケット代を考えてスタンド席にしました。いい席でしたが、所詮競技場のスタンド席です。アリーナ席を見下ろして後悔してしまいました。

 開演して舞台装置の金襴(?)豪華さに驚きました。歌い手が小さく見えました。これまでみてきたオペラの舞台装置とは雲泥の差でした(もちろん国内です)。
 やはり心配していた通りで、音響はコンサートホールに限ると思い、これだけの舞台装置を設置出来るホールはどこだろう、やはり大勢の客を動員するためにはここ代々木競技場しかないのかなと思ってしまいました。

 後年、ロックミュージシャンのフィル・コリンズが来日したとき、やはり代々木競技場での公演でした。「アイーダ」で懲りていたのでしたが、どうしても「生のフィル・コリンズ」を聴きたくて出かけました。まあ音の割れる事、これじゃCDで聴いている方がいいなと思ったのですが、会場の熱気たるもの凄かったです。あの熱気は始めて経験するものでした。

投稿: patakara | 2018年11月 7日 (水) 18:48

 適切な表題がありませんでしたので、このページにコメントしています。

 今日の「題名のない音楽会」でクロアチア出身のチェリスト2人組「2チェロズ」が出演していました。ご覧になられた方も多いのでは思います。演奏した5曲の中でヴィヴァルディのバイオリン協奏曲「四季の夏、第3楽章」がありました。この二人の解説を高嶋ちさ子氏がしていました。彼女の解説ですと「夏 第3楽章」をチェロで演奏することは大変なことだそうです。あの俄に吹き荒れる情景にチェロの音色がより一層「嵐」を感じさせてくれたように思いました。バイオリンもすごくいいですが、私には二人によるチェロでの演奏は素晴らしかったです。まさに超絶技功奏者ですね。

 超絶技巧奏者といえば、映画「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のパガニーニを演じた「デビッド・ギャレット」です。デビット・ギャレットの演奏をYou tubeの動画で堪能しています。
 今の時代はいいですね、無料でいい動画を見ることができます。また彼が演じた「パガニーニ」はロマン派の作曲家たちに影響を与えていました。これにはビックリです。以下、Wikipedia参照、抜粋です。

 ロマン派作曲家[編集]
  シューベルトはパガニーニがウィーンに来た時、家財道具を売り払ってまで高いチケットを買って(友人の分まで奢って)パガニーニの演奏を聞き(ちなみに、この時にシューベルトが聞いたのが「鐘のロンド」を持つヴァイオリン協奏曲である)、「天使の声を聞いた」と感激した。金銭に関して執着しないシューベルトらしい逸話である。この台詞は正確には「アダージョでは天使の声が聞こえたよ」と言ったものである。派手な超絶技巧よりもイタリアオペラに近い音色の美しさをとらえるシューベルトの鋭い感性も覗える。
  
  リストは初恋に破れ沈んでいた20歳の時にパガニーニの演奏を聞いて「僕はピアノのパガニーニになる!」と奮起し超絶技巧を磨いたという逸話もある(リストはヴァイオリン協奏曲第4番を聞いたといわれている)。

投稿: patakara | 2018年11月11日 (日) 11:27

パガニーニついて私の知っている曲といえば、あの超有名な「奇想曲第24番」しかありませんが、リストも、ブラームスも、ラフマニノフもこの曲を主題にした変奏曲を作曲しているんですね。とくに、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」は1番から24番からなり、とくに第18番変奏はこれがあのパガニーニの奇想曲の変奏曲なのかと驚かせるような、美しい曲に仕上げられています。YouTubeにもアップされているので、聴いてみてください。

投稿: KeiichiKoda | 2018年11月12日 (月) 08:51

keiichikodaさま

 ご紹介ありがとうございます。ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」のイメージはパガニーニの映画を思い出しました。また18番は耳にしますが、まさかあのパガニーニからとは思ってもいませんでした。
 それにしてもkeiichikodaさまはお詳しいですね。凄いです。コメントを楽しみにしております。

投稿: patakara | 2018年11月12日 (月) 11:20

patakaraさんが大掛かりな舞台装置について書かれています。とくにMETライブビューングで面白いことの一つといえば、幕間に出演者へのインタビューがあり、舞台装置の転換作業を見せてくれることです。内部がいかに複雑で大掛かりで、いかに多くの人がそうした作業に携わっているかがわかります。とくに、ヴェルディの「アイーダ」とか、「ナブッコ」のような古代ものでは、街の人たち、兵士など出演者の数も増え、舞台や衣装がきらびやかで大掛かりになります。先日プレミアムカフェで観た「ウイーンの日本人歌手最後の舞台」(初出は2010年)によると、ウィーン国立歌劇場(オペラ座)で1972年以来40年近く合唱団の一員として働いてきた日本人女性アンネット・一惠・ストゥルナートさんが2010年をもって合唱団から引退する決意したのはオペラ界が近年大きく変化し、予算カット等で場面がシンプルになり、舞台の華やかさが失われてしまったことを挙げています。番組ではウィーンオペラ座で上演されたワーグナーの「タンホイザー」を取り上げ、セットも衣装も豪華だった30年前のオペラと現代の、時代設定を現代に置き換え、黒いスーツ姿の出演者が登場する「新演出」の「タンホイザー」とを比べています。私なども、オペラを見る楽しみの一つは豪華な舞台を見ることだと思ていますから、いくら古代の人々の喜び、悲しみは現代に通ずるものがあるとはいっても、たとえば、「アイーダ」を現代に置き換え、背広を着たラダメスやワンピース姿にした「新演出?」のアイーダならあまり観たくありません。そういう意味で、楽しみにしていた2018/10/17のブルガリア国立歌劇場のビゼーの「カルメン」(上の私の2018/6/5の投稿をご覧ください)は舞台が簡略化されていてちょっとがっかりでした。

投稿: KeiichiKoda | 2018年11月12日 (月) 13:24

 同感です。やはりオペラの舞台装置は物語りの欠くことの出来ない要素として、歌と並び立つものと思っています。ガラコンサートで聴くアリアなどはそういうものと思って酔いしれて聴いていますが、やはり総合舞台でのアリアとは観る、聴くに大きな違いを感じますね。物語りの世界の中に立って歌うアリアは違って聞こえてきます。気のせいでしょうか。

投稿: patakara | 2018年11月12日 (月) 14:01

今年も、11月中旬から2週間ほど、オーストリアのウィーンと、それから今年はじめてチェコのプラハへ行って、音楽を楽しんできました。今年の旅(昨年同様家内と2人の個人旅行)の目的は、この期間に、ウィーンとプラハという2つの「音楽の都」で上演されている、興味あるオペラやコンサートに行くことでした。オペラについていうと、プラハでは、エステート(スタヴォフスケー)劇場でモーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」(11/19)、プラハ国立歌劇場でヴェルディの「ナブッコ」(11/20)、国民劇場でプッチーニの「蝶々夫人」(11/28)、ウィーンではウィーン国立歌劇場(オペラ座)でドヴォルザークの「ルサルカ」(11/22)、フォルクス・オーパー劇場でカールマンのオペレッタ「チャールダーシュの女王」(11/23)の5つのオペラを観ました。「蝶々夫人」と「チャールダーシュの女王」は当地に着いてから、チェケットを手に入れましたが、それ以外は日本出発以前にインターネットを通じてチェケットを購入しました。昨年の同時期、ウィーンのフォルクス・オーパー劇場でオペレッタ「メリー・ウィドウ」を観たことは上で書きましたが(2017/12/4の私のコメントを参照ください)、それ以外のオペラ劇場は今回がはじめてです。それから、「ドン・ジョヴァンニ」と「ルサルカ」についてはMETライブビューイングで観ているので内容はよく知っていたので、まったくのはじめてのオペラは「チャールダーシュの女王」と「蝶々夫人」の2つだけでした。「ナブッコ」については映画館までは足を運んでいませんが、WOWOWで録画してあったドミンゴ主演のMETオペラをあらかじめ勉強(?)しておきました。オペラを楽しむためには、電光掲示板で示される字幕を読むことになりますが、字幕は日本の劇場なら日本語で示さるので洋画を観る感じで観ることができますが、外国の劇場で観るときは、舞台の上のほうに付いている英語の字幕(英語のほか現地語、プラハならチェコ語、ウィーンならドイツ語が付きます)を、舞台を観ると同時に読む必要があり、結構大変です。その点はさすがウィーン・オペラ座です。各座席に字幕が付いていて、しかも自分の好きな言語を選択できるようになっているので、日本語の字幕を横目でみながら舞台のほうに集中できるようになっているのです。

【エムズの片割れより】
いやはや、まさに本格派のオペラ旅行ですね。
自分が唯一行った2006年は、モーツァルトの生誕250年で、ウィーンもザルツブルクもモーツァルト一色。
やはりツアーで一緒だった“本格派”の人が、現地でキャンセル待ちでチケットを取って、ひとりツアーから離れてコンサートに行っていたことを思い出しました。

投稿: KeiichiKoda | 2018年12月 8日 (土) 10:29

今回「ドン・ジョヴァンニ」を観たスタヴォフスケー(エステート)劇場はこのオペラが初演された劇場です。モーツァルトは、彼のオペラ「フィガロの結婚」がプラハで大流行している最中の1787年、プラハに招待され、大歓迎を受けます。この熱狂に応えて新作の交響曲第38番(プラハ)を自ら指揮をして披露したのもこの劇場なんですね。このときアンコール曲としてフィガロの結婚の中の曲が聴衆からリクエストされたらしい。「ドン・ジョヴァンニ」の中にも、「フィガロの結婚」中からあの有名な「もう飛べまいぞ、恋の蝶々」の一節が歌われる場面がありますが、「フィガロ」を熱狂的に愛してくれたプラハ市民へのモーツァルトからのサービスかもしれませんね。

投稿: KeiichiKoda | 2018年12月 9日 (日) 11:48

11/20の夜はプラハ国立歌劇場のオペラ「ナブッコ」を見に出かけました。プラハ国立歌劇場は新しい建物を建設中で(完成は2020年)、カーリン劇場という別の劇場で上演されました。この劇場も立派なオペラ劇場ですが、電光掲示の字幕(英語)が暗く、私たちの3階席からは読みづらかったので、ドラマの展開を追うのはあきらめて、歌を聴くことに専念しました。(イタリアオペラなのでチェコ語の字幕も英語と並んでついていましたが、地元の人たちはドラマの展開は理解できたのだろうか?)このオペラの中には有名な、イタリアの第二の国歌ともいわれる合唱曲「行けわが想いよ、金色の翼に乗って」がありますが、この曲以外は正直よく覚えていません。このオペラは「アイーダ」とよく似た筋立てですが、「アイーダ」が二人の主人公の悲劇の恋愛がテーマであるのに対して旧約聖書からとったといわれるバビロニア王ネブッコの話はただでさえ私たちにはわかりにくく、第一バビロニアに攻められたヘブライの民が一致団結のために歌う歌が、イタリア人のヴェルディに作曲された(そしてイタリア市民からに愛された)歌とはいえ、なぜイタリアの第2の国歌なのだろうか、などと考えながら聴いていましたね。

投稿: KeiichiKoda | 2018年12月11日 (火) 18:16

翌11/21にはプラハからウィーンへ移動。特急列車でプラハ駅から4時間でウィーンに到着。11/22にはウィーン国立歌劇場でオペラ「ルサルカ」を観ました。
このオペラは、水の精ルサルカが人間の王子に恋をして、魔法使い(イェジバ)に頼んで人間に変えてもらう。その代償として、ルサルカは声を失い、さらに王子の愛を得られなければ、王子は死ぬ。ルサルカは元の水の精に戻ることは許されず、といって自殺することも許されず、永遠にさまよい続けることになる、という怖い(!)ファンタジー。このドボルザークのオペラはチェコ語のオペラなので、私たちを含めて大部分の観客は各自の席にある、選択言語(私の場合を英語ではなく日本語)の字幕を横目で見ながら、舞台の歌や演技に専念することになる。私たちの席は6階席でしたが、朗々と響く歌手の声はさすが生のオペラは違うなあと感心する一方、METライブビューイングで観たオポライス主演の「ルサルカ」と比べると、舞台セットが貧弱で、とても豪華さという点ではMETオペラには太刀打ちできない、という印象でした。このオペラは旧約聖書にある、エデンの園で楽しく暮らしていた人間が蛇にそそのかされてリンゴの味を知り、神からエデンの園から追放され、人類の苦難の歴史が始まるという話とどこか似ていると感じたのは私だけでしょうか?もう一つは、後で観ることになる「蝶々夫人」とある意味で非常によく似ていることです。それについては後ほど書くことにします。
 翌11/22のフォルクス・オーパー劇場で、「チャールダーシュの女王」を観ました。このオペレッタ(喜歌劇)について知る人はたとえば「蝶々夫人」などと比べると多くないと思いますが、それでもフォルクス・オパー劇場が日本公演をしたことがあり、それ以来日本にも多くのファンができたらしい(NHKの名曲アルバムの中にも「チャールダーシュの女王」は選ばれています)。私もハンガリー民族舞踊である「チャールダーシュ」については、ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」やヴィットーリオ・モンティ作曲の曲「チャールダーシュ」で知っていますが、このカールマン作曲のオペレッタ自体を観るのははじめてです。舞台がウィーンとプラハの2つの間を行き来する貴族の息子と(家柄は低い)女優との間の恋愛のドラマです。セリフがあり、踊りがあって、字幕の英語(舞台の上のほうにある)を読みながらの観劇であるにかかわらず、楽しい舞台でした。私の横には中年の日本の女性がいたので、幕間に話してみると、以前はウィーンで4年だったか暮らしたことがあり、今回は3か月ぐらいの滞在であるとか。このオペレッタは何回も観ているらしく、内容に詳しく、だんだんエロティックになっている、とか。そういえば、二人の恋人の間にはベッドシーン的な場面がありましたね。翌日シェーンブルン宮殿を見学したとき、一人旅しているという82歳の日本人の老紳士に出会ったのですが、この人も昨夜のオペレッタは観劇した由。どこにでもファンはいるものです。

投稿: KeiichiKoda | 2018年12月13日 (木) 11:25

11/26ウィーンからプラハへと再びプラハへ列車で向かいました。(ええ、またプラハです。帰国の飛行機はプラハ発なのです)。11/28は、昼間はプラハ城へ行き、夜は国民劇場でプッチーニの「蝶々夫人」を観ました。このオペラを観たことがない人でも、ほとんどの人は粗筋はご存知だと思うので、どんな内容か説明の要はないでしょう。「ルサルカ」と「蝶々夫人」が似ていると思うのは、どちらも愛した男に裏切られること、さらには前者なら妹たちから、後者なら親戚たちから絶縁され、最後は子供もとりあげられ、主人公たちが戻る場所がなくなってしまう、ということです。前者はルサルカの執念が王子の破滅させ、後者は蝶々夫人の自決というドラマティックな結末で終わります。これまでに観たオペラは「カルメン」、「椿姫」、「トスカ」、「ラ・ボエーム」、「アイーダ」にしても、「ルサルカ」にしてもみんな悲劇ですが、これらの中でもこの「蝶々夫人」が私にとっては一番切なくて、悲しいオペラでした。家に戻ってから、WOWOWで録画してあった2015-16シーズンにMETで上演されたオポライス主演の「蝶々夫人」(METで「ルサルカ」を演じた同じオポライスです!)を観てみましたが、このオペラもすばらしかった。蝶々夫人の(長崎へ船がついて夫が帰ってくるとい)喜びから一転して悲しみに変わるところがよく出ていた気がします。METのオペラはなによりも衣装、舞台セットが豪華で、綺麗です。プラハで観た「蝶々夫人」は新演出の「蝶々夫人」らしく、第1幕から影のようにピンカートン(蝶々夫人の夫)のアメリカの夫人(ピンカートンは蝶々と結婚した時は独身なので、将来のアメリカ夫人)を登場させ、蝶々夫人の不安(将来自分から逃げて本国へ帰ってしまうのではないかという漠然とした不安)を描いています。プラハのこのオペラにはたくさんの若い世代の観客が多かった気がします。この悲劇をどんな気持ちで見ていたんでしょうか?幕間に同じ3階席にいた中高年の日本人男性と話をする機会がありました。年に2回はプラハを訪れてオペラを見ているとか、オペラファンはたくさんいるんですね。

投稿: KeiichiKoda | 2018年12月15日 (土) 08:39

2018/11/5に2018-19年シリーズのMETライブビューイングで、ヴェルディ「アイーダ」を観たことを書きましたが(上の私の2018/11/7の投稿をご覧ください)、先ごろ、このシリーズの2つのオペラを見る機会がありました。一つは、ヴェルディ「椿姫」(2019/2/13)です。「椿姫」はすでに2015年10月にプラハ国立歌劇場のオペラが近くの県民文化センターで上演されたときに観たのではじめてではありません。
「椿姫」という題には「謎」(?)があります(私にとっての謎で、ほかの人にとってどうでもいい話かもしれませんが。。)「椿姫」の原題(イタリア語)はLa Traviataといい、METでもこの原題のまま呼んでいます。女性が主役のオペラはだいたい主人公の名前がそのまま用いられています。私がこれまでに観たオペラ「アイーダ」、「ルサルカ」、「トスカ」、「カルメン」、「セミラーミデ」、「ルイザ・ミラー」でもどれも主人公の名前がそのままオペラの題名になっています。プッチーニの「蝶々夫人」だって、主人公のChiyoがなまって蝶々になり、蝶々夫人になったのです。男の主人公のオペラでも「フィガロ」(「フィガロの結婚」は日本語題」)であり、「ドン・ジョヴァンニ」と主人公の名前がそのままオペラの題名となっることが多い。しかし、「椿姫」の主人公の名前ヴィオレッタですが、原題は前述のように、La Traviataで、Viorettaではありません。作曲者のヴェルディはなぜそんな名前を選んだのでしょうか?また日本題の「椿姫」はLa Traviataと(道を外れし者)とは関係ありません。
 もう一つのMETライブビューングのオペラは3日ほど前(2/27)に観たチレアの「アドリアーナ・ルクルヴール」で、このオペラもまた題名の女性が主人公のオペラです。チレアはイタリアのオペラ作家(作曲家)で、ほかに「アルルの女」があります(私の2018/5/3のコメントをご覧ください)。このオペラ「アドリアーナ・・」は女優のアドリアーナとヴィヨン公爵夫人がマウリツイオという若い貴族をめぐって(恋の)バトルのを繰り広げる話で、配役は主人公のアドリアーナをネトレプコが、恋敵の役の公爵夫人をアニタ・ラチヴェリシュヴィリが演じます。METオペラの「アイーダ」でもそれぞれアイーダとアムネスとして、将軍ラメダスをめぐって恋のバトルを繰り広げた同じ二人です。このオペラでも第2幕と3幕の二人の二重唱は実に見ごたえがあります。
女性が主人公のオペラは最後はどれも主人公の悲劇的な死で終わりますね。上であげたオペラはどれもそのようにして終わります。
 女のバトルといえば、オペラではありませんが、先週のはじめに観た映画「女王陛下のお気に入り」というアカデミー賞主演女優賞に輝いた映画がありますが、この映画も女王をめぐる女官長と女官の、女のバトルを描いた映画です(二人ともアカデミー賞女優助演賞にノミネートされていましたが、賞は逃しました)。この映画も女性二人の「バトル」がたいへん見ごたえがありました(笑)。

投稿: KeiichiKoda | 2019年3月 1日 (金) 11:25

>KeiichiKodaさん

興味深く拝見しています。
「椿姫」ですが、このオペラの原作となったデュマ・フィスの小説・戯曲の題名が「La Dame aux Camelias(椿姫)」でした。日本ではオペラの題名を原作の方からとっていると思います。

細かい点ですが、「アイーダ」の人物名のラメダス→ラダメス アムネス→アムネリス ですね。

最近、オペラ映画「カルメン」のブルーレイソフトが発売されました。DVDでは発売済みだったのですが、ようやく高画質でこの名作を見れるようになりました。
スペインでのオール・ロケで忠実に映画化したオペラ映画です。
ジュリア・ミゲル、プラシド・ドミンゴ、ライモンディほか豪華オペラ歌手が出演です。闘牛場も登場します。
オペラ通にも初心者にもお勧めできる傑作オペラ映画だと思います。
◆監督はカンヌ映画祭パルムドール受賞の名監督フランチェスコ・ロージ。
◆指揮はロリン・マゼール、演奏はフランス国立管弦楽団。
◆イタリアのアカデミー賞、ダヴィド・ディ・ドナテッロ賞各部門を総なめした映画です。


投稿: classical.s | 2019年3月 2日 (土) 06:53

classicals様

「椿姫」の題名の謎が解けました。ありがとうございます。アムネリスとラダメスの件、ご指摘ありがとうございます。ついでに、「アイーダ」についての私の投稿(2019/11/7)をチェックしてみましたが、アイーダの恋敵アムネリスは正しくアムネリスとなっていましたが、将軍ラダメスのほうは今回と同じくラメダスになっていました。そちらのほうも、訂正の必要があります。

投稿: KeiichiKoda | 2019年3月 2日 (土) 09:33

classicalsさんから教えていただいた映画「カルメン」はヴィデオレンタルショップでレンタルされるようになったら、ぜひ見てみたいと思います。
私のほうからも情報。3/10(日)のNHKEテレの「クラシック音楽館」(9:00-11:00PM)は「ウィーンフィルシェーンブルコンサート2018]と題して、ウィーンフィルによる、ウィーンの郊外にあるシェーンブルン宮殿の夏の野外コンサートを放映します。詳しくはNHKの「クラシック音楽館」のHPをご覧ください。
(同じ番組が昨年NHKBSプレミアムの「プレミアムシアター」でも放映され、私自身はすでに視聴済みです。)オペラの名曲がたくさん演奏されます。上の私のコメントで言及したアンナ・ネトレプコも出演し、チレーアの「アドリアーナ・ルクヴルール」から有名なアリアを歌います。シェーンブル宮殿は数か月前に訪れたばかりなので、野外コンサートが行われたあたりの光景はよく覚えています。エムズさんも、ウィーンには行かれたことがある由ですから、シェーンブルン宮殿は訪れたことがあるのではありませんか?

【エムズの片割れより】
もちろんシェーンブル宮殿には行きました。ここでのコンサートは、前にTVで見ましたが、あんな広場で、本当に聞こえるのでしょうかね?

投稿: KeiichiKoda | 2019年3月 7日 (木) 11:22

【シェーンブルン夏の夜のコンサート2018】は、私もBS-Pで視聴しました。BSの方が地デジより画質、音質共に一ランク上ですね。
尚、このコンサートのBDソフトやCDも発売されているようです。
野外コンサートなので、あまり期待はしていなかったのですが、なかなかの名演奏と感じました。特にネトレプコは聴きものです。心配した音質も良く(もう15回目のコンサートなので、録音のノウハウもあるのでしょう)、お勧めの番組です。私もウィーンには2回行ったことはありますが、コンサートには行ったことはありません(もちろんシェーンブルン宮殿には行きましたが)。
ネトレプコですが、NHKBS4Kで来日公演2016が放送されましたが、画質も音質もさらに良かったです。

投稿: classical.s | 2019年3月 8日 (金) 23:22

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