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2010年10月22日 (金)

「晩ご飯の発想」

先日の日経新聞の「春秋」が面白かった。曰く・・・

「家に帰ると泥棒が入ってめちゃくちゃなことになっている。しばしパニックになり、さて、という時だ。「男性は警察に届を出そうとか、被害品のリストを作ろうとか言い出す。でも……」と続く話を、作家の小川洋子さんがしていた。
「きょうの晩ご飯をどうしようか、と考えられるのが女性です」。なるほどと感心していると、対談相手のフランスの女性作家が「いや、そう考えるよう強いられてきた歴史の結果ではないか」と異論を挟んだ。そんな見方もあるかとは思ったが、小川さんは「だからこそ女は人間を描ける」と負けていなかった。
一人暮らしで働く30歳未満の若者の手取り収入(可処分所得)を、総務省が5年ごとに調べている。先日発表になった去年の結果は、月額女21万8156円、男21万5515円。わずかだがはじめて男女が逆転した。賃金の男女格差が大きいといわれ、40年前を見れば女は男の4分の3しかなかった国の話である。
これも時代の一つの節目ではあろう。男性が多く働く製造業の不振と、女性が多い医療・福祉分野の急成長。逆転の背景にはそんな産業構造の変化があるそうだ。そのまた背景にあるのが、独自のものの見方をすることへの女性自らの自信だろうか。小川さんいうところの「晩ご飯の発想」。確かに男には縁遠い。」(2010/10/20付「日経新聞」「春秋」より)

これを読んで、「ウーン」とうなってしまった。これは確かにあるゾ・・・・。
でもこれは“動物”の話なのかも知れない。人間といえども動物。オスとメスの話・・・。オスは外敵に対して牙を剥く。メスは家族・子供を育む・・。まあ“理想論”だけど、そんなところが原点のような気がする。

NHKラジオ深夜便のミッドナイトトークというコーナーでの、脚本家の田渕久美子さんの話が面白い。田渕さんが良く言っているのが、家で脚本を書き始めると、“田渕久美子になった!”と、子供が近寄らないという。いつものお母さんの顔と、脚本家の顔は違う。
女性が何かに没頭することは少ないと思っていたが、この話を聞いて、そうでもないな・・と思った。つまり、男は何かに熱中すると寝食を忘れて没頭する。他の世界が見えなくなる。でも女性は、その中でも「今日の晩ご飯は・・」という発想・・。それは動物が生きて行くためには必要なことなのだろう。

我が家などは、いつもそうだ。機械モノが送られて来たり、パソコンがトラブったりすると、自分はついそのことに熱中してしまう。他のことは頭に入らない。でもそんな事情にお構いなく、インターホンからはカミさんの「オトーさん、ごは~~ん!!」という声。返す言葉は「ウルセー!!」
でもそろそろ自分もリサラリーマンリタイアの時期・・・。いつまでも「ウルセー!」が許されるとも思えない。先の20代の所得の話ではないが、現代は全てが女性優位に進んでいる世の中・・。「オカーさん、ごは~~ん!!」と言わざるを得ない日が、一日でも遠いことを祈ろうぜ・・・。


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