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2010年9月22日 (水)

「柔軟な心に知恵は宿る」

雑誌「大法輪」の「心があったまる仏教」にこんな記事が・・・。

「人生にはときどき「動けなくなる」ということがあります。
「あまりの感動に動けなくなる」はまだよいとして、行き詰まったり追い詰められたりして動けなくなるのは困りものです。
そんなときは、ただ困り果てていないで、「待てよ」と思って辺りを見回し、一息つくことが大事と思われます。

柔軟な心に知恵は宿る
ネパールで学んだことを紹介しましょう。
チャリコットという山村で学校建設の仕事をしていたのですが、滞在日数に限度があり明日は日本に帰ろうとしたとき、私たちのミニバスは動けなくなりました。おんぼろの大型バスが故障して狭い道路をふさいでいたからです。左は深い谷、右は側溝、そして民家の屋根が道路へ突き出しています。
聞くと、大型バスが動くまで一週間はかかるだろうとのこと。私たちはその日のうちにカトマンズのホテルに戻っていなければ明日帰国できず、困り果てていました。
村の長(おさ)が来て言います。
「家を壊してバイパスを作りましょう。車を通してから家を修復すればよいのです」
一行は驚きました。困らなくても方法はあるよ、と教えてくれていたかです。
仕事はすぐに始められました。つるはし一本のほかはすべて手作業です。民家の石垣も、屋根も、近くの土手を支える石垣もどんどん崩され、側溝に放り込まれました。土手の上には子どもたちがずらりと並んで、ひざをかかえて楽しげに作業を見下ろしています。集った見物人はざっと150人。しかし、20人余りの手伝い人の力で、わずか1時間足らずでバイパスは出来上がりました。
大型バスと民家の間を、ミニバスは左右数ミリずつの間隔のなかを見事に通り抜けることができたのです。
「ゼーイ、ゼーイ、ネパール」と歓声があがりました。「どうだ、見たか。ネパール人はなかなかやるだろう。バンザイ、ネパール!」という意味なのです。
このときの支払いはわずかに五千円。これは民家の修復費で、バイパスを作った手間代は要らないとのことでした。
おかげで私たちはその日のうちに空港のホテルに戻ることができたのです。
“ロキシー”という地酒を飲みながら、一行はホテルの一室で語り合ったのです。
――困り果てると見えなくなる。柔軟な心に知恵は宿る。方法というものはあるものだ。先進国って何だろう。どうにもならない、と考えるより、どうにかなる、と考えよう――などなど、一つ一つにうなずき、反省し合ったのであります。」(雑誌「大法輪」2010年10月号P27より)

なるほど・・。それは分かるが、今の日本人に対して、今建っている家を壊して車を通す・・・、という発想は無い。無理だ。まさに日本では、「家は不動産」なのである。動かない物なのだ。しかしネパールでは違う。家は「動産」なのであろう。確かにモンゴルの移動式のゲルの家は動産だ。

何でもそうだが、「一歩引いて考えてみる」とは良く言われる。それは客観的に見ること。でも現実は意外と難しい。当事者であればあるほど、狭い範囲の中をぐるぐる回ってそこから脱出できない。別の言い方では、ロジカルに考えることなのだが・・・・。

今日聞いたNHKラジオ深夜便「明日へのことば」(2010/09/21放送)。ピアニストの舘野泉氏の言葉が印象に残った。舘野泉氏は北欧で活躍していたが、2002年の65歳の時にコンサートの最中、脳溢血で倒れ、右半身の麻痺でピアノが弾けなくなった。それからは、何とか動かない右手を動くようにしてまた舞台に登るという事だけを考えていた。発病から1年半位したころ、アメリカに4年間ヴァイオリンの留学していた息子が帰ってきて、土産に左手の楽譜を買ってきた。それはイギリスの作曲家が、戦争で右手を失ったピアニストの友人のために作曲した曲だった。息子がピアノの上に置いていったその楽譜を見て「あっ」と叫んだ。考えが180度変わってしまった。これでやれば良いのだ。やるのは音楽。音楽をやるのは1本の手でも2本の手でも3本の手でも良い。2本の手にこだわる事はないことに気が付いた。それから、左手1本の演奏会が始まった、という。

これも「発想の転換」・・・・。
仏教でも“こだわるな”と教えている。それが如何に難しいことか・・・・

誰でもトシを取ると、それまでに経験しなかった体の不自由さなどに直面することがある。体だけでなく、生活全てで「こんなはずでは・・・」とも・・・。
そんなとき、その現実とどう折り合いを付けるか・・・。

そういえば、自分も10年ほど前、対人関係のストレスで(?)突発性難聴を発症し、右耳が壊れた。オーディオ好きの自分は大ショック!! でも今でもちゃんとオーディオをしている左耳を中心に・・・。別に開き直ったワケでもないけど・・・。

今後の人生で、何か大きな変化点が現れた時、それにどう対処していくのか、また、どう対処して行けるのか、正直自分はまったく自信がない。その時にはたぶんこの「柔軟な心」が助けてくれるのだろう。では、その柔軟な心には、どうしたら辿り着けるのだろう?それは柔軟な心になっていないと辿り着けないような気がする。ではどうしたら柔軟な心になれるなれるのだろう・・・???
ン? 発振状態・・・。まあそう言うことだ・・・・


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