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2010年5月21日 (金)

同時通訳の舞台裏とイタリア人的人生の楽しみ方~通訳・田丸公美子氏の話

当サイトは、自分が(勝手に)“ヘエー”と思ったことを書く、というのがコンセプト。
100521kumiko_tamaru 先日聞いたNHKラジオ深夜便「人生“わたし”流「パーネ・アモーレ 楽しきイタリア語」通訳・翻訳家・・田丸公美子」(2010/5/8~9放送)が実に面白かった。今まで聞いたラジオ深夜便の番組の中でも1~2を争う・・・・・。
これは文字ではなかなか表現出来ない。ホンモノを聞かなければ・・・

<同時通訳の舞台裏とイタリア人的人生の楽しみ方~田丸公美子>

前半は、同時通訳についての話。
・同時通訳は普通の翻訳の30倍のスピードで脳が動く。心拍数も160。脳で消費されるブドウ糖を補うため、チョコレートを食べながら通訳する。でも20分間が限度。
・ムリをして限度を超えると、パチンと(頭の)ブレーカーが飛ぶ。すると言葉が出なくなる。日本語すら出なくなる。脳がオーバーヒートした状態。
・トシと共にフロッピーの応答時間が落ちてきて、昔30倍あったのが今は12倍位になってしまった。
・でも言葉は民族のメンタリティーがあるので面白い。例えば日本語には罵詈雑言の言葉は少ないが、イタリア語は沢山のバリエーションがある。それを言ってしまうとスッキリする。日本人は言葉がないので、心の中でいつまでもウジウジしている。

後半は、イタリア人的人生の楽しみ方について。
・イタリア人は死ぬまでオスとメス。人生、愛し愛されなければ生きている甲斐はない。
・これは仏教のような輪廻転生がないので、今を楽しまなくてどうする、というキリスト教的考え方。1回しか生きられない。
・女を見たら口説くのが礼儀。セクハラは、しないのがセクハラ。人をほめて幸せにするのがイタリアの男性の特徴。
・アルス・アマトリアという紀元前の世界最古のナンパ本がある。・・・
・世界で、「あなたにとってやましいと思うことは何か?」と調べた。ほとんどの国では、「妻や愛する人を裏切ること」だったが、イタリアでは8位。1位は食べ過ぎること。2位はマンマ・・・。
・日本語でほめられないのは、日本語に最上級と感嘆文が無いのが原因。それと名で呼ぶ習慣がない。(名字はともかく)名は日本人にとって神聖。
・日本の通訳の世界も、85%は英語。しかし少数語も文化を伝えるために残したい。

とにかく、このお話は面白かった。
●この番組のオリジナルをお聞きになる方は、前半のZIPファイルは(ここ)(40分間)に、後半は(ここ)(32分間)に置くので、それぞれクリックして10分待つ・・・。ダウンロードが終わると、たぶん窓が開くのでそのファイルをダブルクリックすると聞ける。

日本人の海外旅行で、イタリアは非常に人気がある。一度だけ海外旅行に行くのならイタリアに・・・・とは良く言われること。
我が家も、イタリアは何度か考えたが、とうとう行く機会は無いまま終わりそう・・・
しかし、クソ真面目の日本人とイタリア人の気質の違いは、若しかすると天気から来ているのかも知れない・・
やはり明るい地中海の太陽が輝くイタリアでは、このように根っから明るい民族になるのかも知れない。もっとも同じギリシャは最近暗いけど・・・
(でもこんな話を聞いても、あまりイタリアを羨ましいとは思わないな・・・。これは、自分が完全な“オジさん”になってしまった証拠かもね・・・・)


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コメント

エムズの片割れ様へ
是非イタリアには、特にナポリには、生きているうちに訪れることをお勧めします。
私はあるものを使い果たしてしまったので、
「遥かなるサンタルチア」をCDでききながら想いを馳せるだけです。

投稿: wolfy | 2010年5月22日 (土) 07:21

wolfyさん

ナポリですか・・・。
ヨーロッパは前にオ-ストリアに行って、その遠さに参りました。我が家はせいぜいハワイ位が限度のようで・・・

投稿: エムズの片割れ | 2010年5月23日 (日) 21:09

なんとお優しく、好意的なコメント。あの日は、喉の調子は悪いし、NHKで下ネタ言ったらどうしよう、、と緊張。(小者ですなあ)。恥ずかしくて、、それにしっても親も聞いてない放送がこんなところに出てるなんて、、
あー、いやいや、お願い消してちょうだい・
(セクシーですなあ)
冗談はさておき、熱心に聴いてくださったことに深く御礼を申し上げます。

今後とも小者をよろしく。

念の為、本物です!


投稿: シモネッタ | 2010年5月26日 (水) 18:34

シモネッタさん

危うく「迷惑コメント」として削除する所でした・・・。“シモネッタ”を「下ねた」と読んでしまって・・・
ホンモノとのことで、急ブレーキ。
Netに、“シモネッタ”とは「ルネッサンス時代を代表するイタリアの絶世の美女」とある・・・・
または田丸さんの本の題名にたくさん使われていて・・
それでやっとホンモノだと信じたわけ・・・

いやはや“ホンモノ”からコメントを頂けるとは光栄です。実に愉快なお話をありがとうございました。
まさに日本の文化遺産として、国民が全員聞かないといけない放送だと思ったもので・・・、失礼しました。

投稿: エムズの片割れ | 2010年5月26日 (水) 21:44

現在シモネッタさんのご親族がオフィスにいらして、とても興味深いお人なので、yuyu fan clubとして、会員1人で設立したのですが(もちご本人には極秘)、いろいろ検索しているうちに(TwitterとかFacebookとかになにかないかと)このサイトに行き着きました。左の音符マークに「コブクロからのお知らせとあり、思わず立ち止まったというわけ。もちyuyu fan clubの一ファンなのですが、もっと熱烈なのが、コブクロなので。
まだ記事を全部読ませていただいたわけではないので、すみません。コブクロ ファン?ですか?
シモネッタさんのほうは、面白くて文庫本と文庫になっていない「男と女」を買い込みました。はは。
またお邪魔させてください。

投稿: ニコニコ | 2011年10月 7日 (金) 15:44

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