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2009年12月18日 (金)

「便秘とガンは関係があるか?」

雑誌「大法輪」(2010/1号)に「医は仏道」という連載があり、「便秘とガンは関係があるか?」というテーマの記事があった。曰く・・・

食物繊維とガン
  浜松医科大学名誉教授 高田明和
・・・・
便秘を引き起こす病気に、「巨大結腸」という病気があります。これは直腸の壁の神経細胞が欠損していて、腸管が便を排出させることができない病気です。大腸の下部は非常に大きくなり、便秘が長く続きます。このような病気の人は、当然ガンになりやすいはずなのに、ガンの発症率は高くないことが知られていました。このようなことから、便秘は大腸ガンの発症率を増さないのではないか、という意見も出されていました。
最近、厚労省の研究班と群馬大学の研究者が、全国6府県で、40から69歳の男女約6万人を、1993年から平均7年間追跡して、便通と大腸ガンの関係を調べました。すると、便通が週2~3回の人と、日に2回以上の人や毎日1回規則的にある人との間には、大腸ガンの発症率に差がなかったのです。
では、食物繊維はどうでしょうか。下の表に示すように、欧米の研究では、食物繊維の摂Image03951 取と大腸ガンの間に関係はないことが示されています。また、最近、兵庫医大で、45歳から65歳の大腸の早期ガン、良性腫瘍の男女に、脂肪摂取を減らすように指導し、さらに、別のあるグループには小麦のふすまを含むビスケットを毎日食べさせ、別の群には乳酸菌製剤を多く食べさせました。第三のグループでは、乳酸菌製剤とふすま入りのビスケットを多く食べさせたのです。
まず、食物繊維摂取の効果ですが、腫瘍全体で見ると、繊維を摂取してもしなくても、ガンになる危険率に変わりはなかったのです。乳酸菌製剤も、全体としては関係なかったという結果になりました。
野菜や果物を多く摂ると、ガンの発症率が減るという研究成果もあります。その理由の一つは、βカロチンをいう物質が緑黄野菜に多く含まれ、それがガンの発症を予防するということ、もう一つは繊維は腸管によい刺激を与え、便通をよくし、発ガン物質の貯留を減らすということです。
しかし、後者の効果は否定されてきています。野菜、果物は、さまざまな点で健康によい効果をもつことは事実です。しかし、それは総合的によいということで、便秘を防ぎ、発ガン物質の排出を高めるという意味ではないのです。
じつはこのことは、サプリメントとしての健康食品の摂取にも重要な意味をもちます。βカロチンでもビタミンEでも実験動物にはガン抑制の効果があり、それを含む食材を摂ると、ガンの発症が減少することが示されています。ところがそれをサプリメントとして摂取すると効果がない、時には有害なこともあるという結果になることがしばしばです。
・・・・
便秘は、たしかに気分のよくない状態でしょう。しかし、これが体に悪く、すぐに外に便を出さないと大変なことになると考えること自体が体に悪いのです。
便は出した方がよいけれど、少し便秘気味でもガンなどにはならないのだと考え、気楽にしていることが私たちをかえって健康にするのです。」(「大法輪」2010/1 p210より)

実はこの話題には、我が家はあまり縁が無い。どちらかと言うと出過ぎる方なので・・・
でも最近は我が家でも便の話が多くなってきたように思う。「今日も便がちゃんと出た・・」「今日は二日分も出た・・」なんて。その主人公はメイ子という我が家の愛犬・・・。
この犬を飼いだした最初の頃、少し吐いたのでビックリして獣医さんのもとに駆け込んだら、「人間と違って犬は自分で調整するので、そんなに心配しなくてよい」と言われてしまった。でも、やはり気になる・・・
人間は多少調子が悪くても、まあそんなものか・・・と眺めていられるが、犬の場合はたった3kgと、とにかく小さいので急変が怖い。

おっとっと、今日は犬の話では無かった。
昨日、健保組合からカミさんに扶養者健診の通知が来た。当然受ける前提で話をしていたが、今日になってカミさんが「ささいな変化なのに指摘されると、かえって気になって良くない」と言い出し、結論は「検診なんか、や~めた」

前に「ピンピンコロリ~「緩和医療」大津秀一医師の話」(ここ)という記事を書いた。出来るだけ長く健康な状態を保ち、もし「その時」が来たら、さっさと苦痛なく死ぬ・・・なんて、そう上手くは行かないだろうが、でも理想はこれだ。
その観点からすると、「検診は受けない」。人間も動物。だからイザという時は自分で気が付くはず。もしその時に手遅れだとしても、それが寿命さ・・と達観する。
・・・なーんて出来ないとは思うが、理想だよね・・・・

上の記事で言っているのは、些細なことにくよくよせず、大らかに生きろ。という事か・・・
それにしても「考えること自体が体に悪いのです」という言葉が好きだな・・・。自分も若い頃は、何かあると直ぐに病院へ直行したもの。それが最近は新聞で病気の記事があっても目をそらす・・・。自分のこの変化・・・。
基本は常に忙しくして、体調以外のことを考えるようにしておけば、病気には罹らない・・・かな?(←やはり“生涯現役”が一番手っ取り早いな・・・)


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