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2009年12月 1日 (火)

信じられない事業仕分け~漢方薬、保険適用外の懸念

部外者だと外野から見ていた“事業仕分け”。それが何と当事者になって、自分にも降りかかって来る懸念が・・・。

今日の夜7時のNHKニュースでも取り上げていたが(ここ)、例の事業仕分けで、漢方薬の保険適用を外すという議論があるという。この“事件”に気が付いたのは、先日の日経新聞で「漢方なんでも道場」という囲み記事の「漢方薬、保険適用外の懸念~事業仕分けの対象に」という記事を読んでから・・。曰く・・・

漢方薬、保険適用外の懸念~事業仕分けの対象に
Q:行政刷新会議が漢方薬を保険適用からはずす、と決めたというのは本当ですか。
A:11日の行政刷新会議・事業仕分け作業の結果、医療用漢方薬製剤を保険給付からはずすという案が承認されました。まだ、政府の最終決定というわけではないようですが、「財政削減」だけを目的に下された判断で、漢方治療の専門家として「信じられない」といわざるを得ません。
漢方薬は薬局でも購入できるから保険適用から削除、という短絡的な理由から決められたようです。とても容認できません。
民主党のマニフェストには「統合医療の確立ならびに推進」として「漢方、(中略)などを統合医療として、科学的根拠を確立します」と書いてあります。
今回の行刷会議の見解はマニフェストにも反しています。
先人の労苦によってやっと漢方薬が日常診療において普通に保健医療として定着し始めました。この時期に、十分な論議も経ずに、パフォーマンス的にカットするこの作業は復権した「日本の伝統医療」の灯を消す暴挙です。
現在、東洋医学会を中心に、署名活動などで「反対」を表明し、「漢方薬が保険で服用できなくなる事態」を回避すべく動いています。(北里大学東洋医学研究所所長 花輪嘉彦)」(2009/11/29日経新聞p16より)

この事態は知らなかった。自分が漢方薬の世話になってからもう8年にもなる。社業から来るストレスで、自立神経失調症ぎみになり、街の漢方薬局で貰った「加味逍遙散」で生き返った。漢方薬とはそれ以来の付き合いだ。普通の病院では「様子を見ましょう」で追い返される不定愁訴的な症状に、漢方薬は絶対的な効力を持つ。
最近は、街で漢方専門のクリニックを見かけるようになり、自分もそこで健康保険扱いの色々な漢方薬をもらってきた。今は消化器系の不調に対して貰っているが、それが突然保険適用外とは・・・・。絶句である。
「東洋医学会」のホームページを見たら、署名活動をしていた(ここ)。11月20日にホームページによる電子署名活動を開始し、12月1日と12月7日に厚生労働省に提出予定と書いてあった。そして先のNHKニュースによると、今日厚生労働省に届けられた署名は27万人分だという。Netでみると、28日現在では4万人だったので、その後署名した人は激増したらしい。
Netでみると、ビジネス界は冷徹。ツムラの株は下がり、ドラッグストア業界では(売上が増えるので?)保険適用外を歓迎、とある(ここ)。何ともはや、自己の利益の視点からしか見ない業界のスタンスに、言葉が無い・・・

自分?もちろん直ぐに署名したさ・・。今日の提出には間に合わなかったが、12月7日締め切り分で、提出されるだろう。
ただ一つ心強いのは、長妻厚生労働大臣が反対を表明していること。NHKニュースのインタビューでも、「患者の負担が増える話を非常に短い間で拙速に決めることについて疑問がある。署名やたくさんの要望がきているのでそれをよく見て判断していきたい」と語っていた。

でも、別の見方をすると、今回は「東洋医学会」の勝ちだと思う。11日に仕分けがあって、20日にはもう電子署名のサイトが立ち上がっている。このスピードは劇的なこと。こんな速さで署名活動が、しかも電子署名活動がスタートできたということは、関係者の危機感と共に、世論も巻き込んで自分たちの主張をキチンと言う、という戦略があったのだろう。それが27万というNet時代ならではの署名を集め、NHKニュースでも取り上げられる、という成果を生んだ。
これでこの話題もスパコンと同じくメジャーになった。1週間後の2回目の署名締め切りでも、たぶん数十万の署名が集まるだろう。
それにしても期待の(?)事業仕分けにはガッカリ。(←自分に悪く影響する項目があると、(現金だけど)評価は逆転するのだ!)

ニュースを見ながら、珍しくカミさんと「頑張れ!頑張れ!ナ~ガ~ツ~マ~~」なんて言ってしまった。

(「東洋医学会」の署名サイト)
漢方を健康保険で使えるように署名のお願い


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