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2009年12月16日 (水)

フルトヴェングラーの「運命」~EMIの擬似ステレオの音

最近、フルトヴェングラー指揮のベートーベンの「運命」に“また”凝っている。
先日フトしたことからフルトヴェングラーの「運命」の擬似ステレオの音を聞いて、またまたフルベンの「運命」に惚れ直した。これはEMIの録音による1954年盤だ。
考えてみると、フルトヴェングラーの「バイロイトの第九」や、「エロイカ(英雄交響曲)」は昔からEMIの擬似ステレオ盤があって、自分も40年前、学生の頃に黄色い半透明のLPレコードを買った。フルベンの「運命」も色々あるが、この1954年盤はEMIの録音だ。だから同じような擬似ステレオ盤があってもおかしくないわけだが、今まで聞いた事がなかった。少し聴いてみよう。

<フルトヴェングラーの「運命」~ウィーン・フィル>1954年録音・擬似ステレオ盤

当サイトのカテゴリのトップに「01)「運命」冒頭聞き比べ49種」ここ)と掲げてあるように、「運命」については子どもの頃から特に思い入れがある。
特に、ご多分に漏れずフルトヴェングラー指揮の「運命」は別格である。
もちろん絶品は1947年5月27日盤だが、晩年、まさにフルトヴェングラーが亡くなる年に録音されたウィーン・フィルとのEMI盤も、なかなかのもの。とにかく音が良い。

しかしこの擬似ステレオ盤については、世の中の評価はどうも得られていないようだ。EMIの擬似ステレオ「ブライトクランク盤」については、前にも「第九」で同じようなことを書いた(ここ)。
確かにピュアな音質に拘る視点からすると、オリジナルな音質を操作するので当然ピュアさは消えてしまう。でも自分のように、音像が中央に固定してしまうのに違和感を覚える場合もある。当然個人の好みの問題だが、自分は幾ら擬似でも、ステレオの音が好きだな・・・。

この録音だが、確かに晩年のフルトヴェングラーは1947年盤のような“物すごさ”はない。でもやはりフルトヴェングラーだな・・・という演奏。(ちなみに(ここ)にフルベンの5種類の録音を並べてある)
あまりに月並みではあるが、“やはり「運命」はフルベンだな・・・!”

(関連記事)
フルトヴェングラーの「運命」冒頭の聞き比べ
バイロイトの「第9」の、バイエルン放送の録音
フルトヴェングラーの「運命」:独グラモフォンの疑似ステレオ盤


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コメント

エムズの片割れ様
ご無沙汰しております。
フルトヴェングラーの運命の疑似ステレオ録音
(1954録音と1947.5.27録音)ですが、どちらも自分は大変気に入っております。両者の優越はつけられないというのが自分の実感です。
前者は堂々とした重厚さが魅力ですし、後者は憑依したような凄みが圧倒的だからです。
LP時代、フルトヴェングラーにはEMIやDGからブライトクランク、ステレオトランスクリプションといった疑似ステレオの音源がでていました。これに対しトスカニーニについては、RCAからハーフスピードマスタリングといった同様の音源が出ていました(1980年代ベートーヴェンの7番や展覧会の絵、イタリア交響曲、英雄、ローマ三部作、ヴェルデイ序曲集、ロッシーニなど外国盤でも結構ありました)。
しかし、CDでは全然出ていないですね。
モノラル時代の名演奏はもっと疑似ステレオや
エコーつきの音源で手に入れたいです。エムズさんと同じく単一な音の方向性の音源ではしんどいと感じてしまうものでして。。。

投稿: たかちゃん | 2016年9月26日 (月) 23:22

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