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2009年11月20日 (金)

森繁久彌「日曜名作座」再び・・・再放送を聴く

今日の夕刊によると、10日に亡くなった森繁久彌さんの告別式が今日行われたとのこと。
森繁久彌が亡くなって、ラジオ深夜便で「日曜名作座」の再放送があるだろう、と期待していたら、期待通り11月16日から19日まで“特番「ありがとう 森繁久彌さん-日曜名作座、再び-」”という番組が放送された。

内容的には、記念すべき「日曜名作座」シリーズ第1回の昭和32年4月7日に放送された尾崎士郎作「人生劇場・青春編」、そして最終回の平成15年1月19日に放送された藤沢周平作「夜の雷雨」、それに生前縁のあった向田邦子作「かわうそ」と、宮澤賢治作「セロ弾きのゴーシュ」の4本だった。どれも味わい深く、しんみりと聞いてしまった。
同じく、“特集・森繁久彌さんをしのんで~「芸と人」(昭和57年3月20・27日放送)”も放送され、何と「にっぽんのメロディー」(ここ)の中西龍アナウンサーがインタビューしていた。少し聴いてみよう。これは、インタビューの最初+最後の部分である。

<インタビュー「芸と人」森繁久彌~中西龍アナ>
     
(昭和57年3月20・27日放送)

そういえば今朝の新聞に、日曜名作座のCDの全面広告があった。そこに「日曜名作座は世界の文化遺産」という、この番組を演出した上野友夫さんの文章があった。曰く・・・

日曜名作座」は世界の文化遺産
昭和32年4月7日(日)22時15分から初放送された「日曜名作座」の前身は、同じ曜日、同じ時間帯で放送されていた「東京千一夜」である。
これは森繁久彌を中村メイコ二人によるバラエティ番組だったが、装いを新たにして、森繁久彌と加藤道子二人によるラジオドラマとして登場したのが「日曜名作座」である。
その頃、森繁久彌は「警察日記」「夫婦善哉」などの映画でブルーリボン賞、毎日映画コンクール主演男優賞を受賞していたが芸風は軽妙酒脱、そして年令も男盛りの40代、思い切り森繁らしい芝居をしてもらいたいと考えた。
まず「日曜名作座」の狙いはそこにあった。では相手役の女性は誰にする。選ばれたのがNHK東京放送劇団の1期生の加藤道子。彼女は七色の声の持主といわれたが、どちらかといえば芸術派、熱演派で、この二人の組み合わせが功を奏して、再放送を含めてだが、半世紀・50年に及ぶ長寿番組をなった。
「日曜名作座」の収録風景はスタートから最後まで変わらなかった。
森繁・加藤の二人が向かい合い、マイクが立てられたテーブルをはさんで超しかける。
男女二人で演じ分けるという形式のものであるが、「日曜名作座」のように、同じ出演者で、半世紀近く演じてきたのは、さすがにないという。我が「日曜名作座」は、今や世界的文化遺産といってもいいだろう。(上野友夫)」

思い出すと、自分が「ラジオ深夜便」を聞き始めたのが2007年11月(ここ)、そして「日曜名作座」を聞いたのが同じ11月末(ここ)。しかし翌2008年3月でこの番組は終わってしまったので、あまり聞いていない。03年以降の5年間は選りすぐりの作品を再放送していたというが、聞けずに残念だった。
せっかくの文化遺産。またシリーズで再放送を期待したいが無理かな・・・・

せめて今回再放送されたものだけでも聞いて、森繁節を堪能し、ご冥福を祈ろう。

特番「ありがとう 森繁久彌さん~日曜名作座、再び~」(2009/11/16~19放送~各40分)
(1)尾崎士郎作「人生劇場・青春編」(昭和32年4月7日放送の第1回と、同年5月26日放送の第7回の組み合わせ)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックしてガマンして数分待つ。(36M)
(2)向田邦子作「かわうそ」(昭和56年11月8日放送)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックして数分待つ。(36M)
(3)宮澤賢治作「セロ弾きのゴーシュ」(昭和45年7月5日放送)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックして数分待つ。(30M)
(4)藤沢周平作「夜の雷雨」(平成15年1月19日放送~最終回)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックして数分待つ。(36M)

特集「森繁久彌さんをしのんで」
(A)「芸と人」森繁久彌(1)中西龍アナ(昭和57年3月20日放送)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックして数分待つ。(23M)
(B)「芸と人」森繁久彌(2)中西龍アナ(昭和57年3月27日放送)
  ZIPファイル⇒(ここ)をクリックして数分待つ。(22M)

(関連記事)
森繁久彌の「銀座の雀」~巨星墜つ
NHKラジオの「日曜名作座」を聴く


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コメント

UP有難うございます。

こんな特集放送があったとは・・・

感謝感謝です。

可能でしたら中西龍さんのインタビュー

全編をUP頂けませんでしょうか・・・

投稿: kem | 2009年11月20日 (金) 23:15

kemさん

リクエストに応えて、頑張って中西龍さんのインタビューをアップしました。聞いてみて下さい。

投稿: エムズの片割れ | 2009年11月21日 (土) 00:01

エムズの片割れ様

UPありがとうございました。

ゆっくり楽しませて頂き、森繁さんを
偲びたいと思います。

投稿: kem | 2009年11月21日 (土) 23:08

たくさんの貴重な音源を有難うございます。

聞きたいものを検索すると,エムズの片割れさんのサイトに行きつく,ということが何度もありました。

私の思考や嗜好にぴったりの方がいらっしゃったと,大変嬉しく思っています。

今後ともアップを楽しみにしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

【エムズの片割れより】
コメントありがとうございます。たぶん自分と同じシルバー世代かな??
人生で、残された時間をどう過ごすか・・。それがテーマです。今後ともヨロシク・・。

投稿: | 2011年5月13日 (金) 16:21

ふと、森繁久彌の日曜名作座を聞きたくなってたどり着きました。

ありがとうございます。

【エムズの片割れより】
この番組を懐かしいと思って下さる方が居られるのですね・・・。

投稿: いたち | 2011年12月20日 (火) 00:44

学生時分、随分と森繁さんの舞台を観ることができました。昭和の60年頃から終焉までの間、「屋根の上・・・」「孤愁の岸」「佐渡島他吉」等々、これらの代表作の一番いい時にぶつかりました。
森繁さんは舞台や撮影の合間をぬって、ファンレターにも必ず返事を返してくれる方でした。私の手元には墨痕鮮やかな葉書が数枚あります。

演劇部で、つかこうへいや鴻上尚司ばかりやっていましたが、一時は本気で森繁さんに弟子入りしようかと考えました。
その頃頂いた葉書に
「しっかり自分の足元をみて生きて下さい」
と結んでありました。

中西さんとの対談、まるで当時の自分のことを言われているようで、懐かしくもあり恥ずかしくもありました。

貴重な音源をありがとうございました。

【エムズの片割れより】
そうですか・・・。演劇界は自分にとって全く知らない世界です・・。
NHKラジオ深夜便で、俳優さんが良く対談をされますが、同じ演目でも毎日違うと言います。その役になりきる。毎日が大変な真剣勝負のようですね。しかし森重久彌の直筆とは、宝物ですね。

投稿: でんすけ | 2012年2月23日 (木) 21:53

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