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2009年10月29日 (木)

半藤一利著「昭和史 戦後篇」を読んだ

半藤一利著「昭和史 戦後篇 1945-1989」(これ)がとうとう終ってしまった。大事に大事に、ゆっくりと“精読”していたが、とうとう終ってしまった。

前に「昭和史(1926~1945))を読んだ事は書いた(ここ)。それで続きの「戦後篇」を読んだのだが、期待通りだった。しかし、“さて読み終わった。何か書くぞ!”と意気込んでみたものの、あまり書く事が頭に浮かばない。何故だろう?と考えてみると、まさに予想通りなのである。意外さが無い。半藤節にも慣れているし、時代そのものが、まさに自分の生きてきた時代と完全に重なるので、“復習”であって、あまり“ヘエー”と思うところが無い。だから読み終わった感想が言葉としてあまり出てこない・・・。でもまあ、少し書いてみよう。

何が良かったって? (本論ではないが)まず本の大きさが手に実にフィット。単行本ではなく、最近出版された「平凡社ライブラリー」の「昭和史」は、カバーを取って持ち運ぶとき、実に手触りが良い。だから撫で回して、もうボロボロ・・・

印象に残った言葉を思い出してみると・・・
「歴史に“もしも”はないが、・・・・」という言葉が時々出てくるが、この“もしも・・・だったら・・。残念!”が面白い。P420の「もしも石橋内閣がもう少し続いていれば・・・」とか・・・。そしたら、後の岸安保問題も少しは変わった??

こんな言葉もある。
「思うに、戦後日本の内閣というのは、それぞれ自分が首相になったかぎりは「これは必ずやってみせる」という大きな命題を抱えてそれを成し遂げる。そういうかたちで継承されてきました。それはまた内閣として立派なことだと思います。たとえば、吉田茂さんは(再軍備をしない、というのももちろん大きな仕事でしたが)講和条約を結び、鳩山さんはソ連との国交を回復しました。石橋湛山さんはこれからという時に病に倒れたので残念でしたが、次の岸さんは、猛反対のなか、日米が比較的平等な立場にたつ安保条約への改定を成し遂げました。池田さんは高度経済成長の実現です。ですから、総理大臣が自分の大仕事としてこれをやる、という意味で佐藤さんも「沖縄問題を解決する」と宣言したのだと思います。実際に佐藤さんは積極的にいろいろ外交問題に取り組み、それなりの成果を上げました。すると人気がでそうなもんですよね。ところはさっぱり。・・・」(p500より)

最近、目まぐるしく変わった内閣。幾多の年を経て誰かが振り返った時、「**内閣って何したんだっけ?」「エッ?そんな内閣あったっけ?」とならぬように、総花的な現内閣の鳩山さんにも、後世に内閣の名が残る活躍を期待したいところだが・・・

さーて、では続いて「幕末史」(これ)を読もうか・・。“反薩長”の視点だそうだ。まえがきに「・・・「西郷は毛沢東と同じ」「龍馬には独創的なものはない」という私の見解がいずれ出てきましょうが、どうぞびっくりせずに聴いていただけたらと思います。」とある。
これを見ただけで、西郷・龍馬信奉者は読むのを止めるだろうが、自分はいたって“無党派”なので読むぞ!(←つまりミーハーで、何も考えていない・・・という意)

(関連記事)
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コメント

おはようございます。

恥ずかしながら私も昭和史と(1926~1945)と戦後編の文庫本を一度に買い、今戦後編をぼちぼち読んでいます。

知らなかったいろんなことが分かるのですが、何だが引きずりこまれていくような魅力がないんです。

これを機会に頑張ってみましょう(笑)

投稿: 小父さん | 2009年10月30日 (金) 10:40

小父さん

いやいや、特に歴史物は自分にフィットするかどうかは一般論では論じられません。
フィットしなければ、そんな本は放るに限ります・・。

投稿: エムズの片割れ | 2009年11月 1日 (日) 22:13

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