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2009年10月 2日 (金)

CO2の各国排出量グラフ~分かり易すさとは・・

今朝の日経新聞のトップに「CO2削減 新日鉄、中国に先進技術 排出枠取得めざす」Image03671 いう記事があり、そこに「主要国のCO2排出量」のグラフがあった。そうだ。こんなグラフが一番分かり易いのだ・・・。(グラフはクリックで拡大)
実は、自分は特に「CO2削減」に人一倍の興味を持っている訳ではない。まあ人並みには認識しておこう・・という程度。

しかし、CO2削減の話はややこしい。各国が自分の都合の良い指標を出して話をするため、ワケが分からない。
同じ今朝の日経新聞の「ゼミナール CO2削減社会」というコラムに、それに関して、少し分かり易い(?)記事があった。曰く・・

「・・鳩山首相は気象変動サミットで、日本の2020年の温暖化ガス削減の中期目標として1990年比25%削減を表明した。・・・麻生前首相は05年比15%減を「真水」で達成するとした。これは90年比にすると約8%減にすぎない。民主党中心の新政権はこれを増やすのは間違いないだろう。仮に国内で90年比15%減を達成し。残り10%を海外クレジットの利用と考える。07年実績は90年比9%増なので、目標達成には国内外で34%分の削減が必要となり、国内削減は24%分となる。・・・これまでの05年比15%減の計画に比べ、国内削減分は約2倍に膨らむ。・・・・」(2009/10/2 日経新聞P25より)

これを読んで、先日の鳩山宣言がどの程度のインパクトなのか、分かる??
どうも、鳩山首相は「今までの計画の2倍頑張ります」と宣言したと言うことらしい。
それに対して鉄鋼業界は、この鳩山発言に反対しており「08~12年の平均で90年比9%削減」という自主目標を掲げているとか。この数字は、麻生発言より上だ。しかし20年間で9%削減という事は、その10年後の2020年では、せいぜい14%削減が良いところ??25%には程遠い・・

でも今日の日経のグラフを見ると、各国で都合の良い年をベースにするのが良く分かる。特に中国など、ここ数年で倍増しているので、それ以前をベースに考えたのでは「削減」という言葉が使えなくなるのだろう・・・。

商売の世界でもビジネスの世界でも、ユーザに「分かり易さ」を提供するのは当然のこと。しかしあえて「分かりにくさ」を徹底しているのが携帯電話の料金体系。いつだったか、ソフトバンクが「料金体系の分かり易さ」を謳ったことがあったが、自分の入っているDOCOMOは相変わらず全く分からない。送られてくる料金内訳を見ても分からない。コールセンターに聞いても良く分からない・・・・。

まあ携帯電話の不毛の議論は諦めるとして、一般論で言うと、自分にとって都合の良い事は一生懸命分かり易く説明して相手の理解を得ようとするし、都合の悪い事は分かりにくい説明をして、“説明したという事実”だけを作って誤魔化そうとする・・。まあそれはそんなものだ。

先のCO2削減の議論は、このトレンドのグラフを皆で見て「**年に**トンまで削減する」と絶対値で言えば分かり易いが、まあこの議論も“都合が悪い(=できれば誤魔化したい)”議論なので、永遠にこんな分かりにくい議論が続くのだろう。

近い将来の年金(だけによる)生活・・・。有限のインプット(年金)に対して如何に“自分の取り分”を増やすかだが、カミさんにどう分かりにくく説明して“ぶん取る”かが勝負だ・・・・
だから新政権にも、今まで通りの分かり“にくい”年金・雇用保険などの制度が続くことを祈ろうか!!?


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コメント

「十五夜」を検索中に、こちらのページにJUMPしてきました。

2日のブログも拝見~
ありがとうございました。

投稿: はなたちばな | 2009年10月 3日 (土) 03:13

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