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2009年7月21日 (火)

映画「サンシャイン・クリーニング」と小杉健治の「家族」

大きな声では言えないが、実は昨日、またもやカミさんに“連行されて”立川に映画「サンシャイン・クリーニング」(これ)を見に行った。一日2回の上映だが、80人弱の会場はほぼ満席・・。
240_240b この映画は、2人姉妹と、その息子と父親の物語・・・。高校時代はアイドルだった姉は30代でシングルマザー。妹はバイト先で、ミスの連続でクビ。父親は小さな商売で一攫千金狙い。息子は何でも“舐める”クセで小学校を退学!
何をしてもダメな姉妹に、恋人から「自殺・殺人現場の清掃」の仕事が舞い込む。それを本業に・・・、家族が一体になって行く様子を描く・・・。(実は、姉妹が子供だったときに母親が自殺し、その現場を姉妹は見てしまう。そして、それがトラウマに・・・・)

映画が終わって、カミさんは「ドジっちゃった!」。つまり面白くなかったという。でも自分はマアマアだったな・・・。

話は飛ぶが、2009年5月18日にTBS系列で放送された「月曜ゴールデン 小杉健治原作 法廷サスペンスSP2 裁判員制度ドラマ「家族」~あなたに死刑が宣告できますか?~」(これ)を(今頃・・・)見た。(2ヶ月も放っておいたのだが・・・)
このドラマ(原作はこれ)も、嘱託殺人と自殺の悲惨さがテーマ。主人公のホームレスは、知り合いの痴呆症が進む老女に依頼され、やむを得ず殺す。老女は、自分の夫が長患いして亡くなったため、自分は家族に迷惑を掛けたくないと思っていた。嫌疑が息子に及ぶと、ホームレスは自ら警察に通報して捕らえさせる。そして自分は盗み目的の強盗殺人だと主張。証拠も万全で、それで終わるかに見えたが、一人の裁判員による追求で嘱託殺人の線が濃厚になった。しかし、ホームレスは「嘱託殺人ではない。強盗殺人だ」と証言。その裏には、同じホームレスの隣人が、親がガン末期で苦しみ、「殺してくれ」との願いでベッドに寝ていた親の自殺に手を貸した経験があり、その自殺で家族から笑いが消えたという話が頭にあった。自分を犠牲にしてでも、老女の家族から笑いを消してはいけない・・・・。

たまたま連続して見た両方のドラマで、“親の自殺が家族に与える影響”について考えてしまった。特に、(この映画の主題ではないものの)この映画で描かれていた親の死体を見てしまった子供の心への影響は計り知れない。TV版も、ガン末期で「死にたい」という親に、どう対処するか、という重い課題が含まれていた。

誰でも青春期には、自殺のひとつや二つは考えるもの。でも普通は何とか立ち直る・・。かの小椋佳も、青春時代に、悩みで“(25分間の)感覚器官の過敏”という発作が起きたと、NHKラジオ深夜便で言っていた。誰にでも訪れる可能性がある“悪いスパイラル”・・・。それに家族はどう対応していくか・・・。支えるのは家族しかいない・・・・。
ともあれ、この映画やTVドラマの主題ではないものの、つい自殺が家族に与える不幸について考えさせられてしまった。


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