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2009年7月26日 (日)

手仕事屋きち兵衛の「木更津にて」

久しぶりに手仕事屋きち兵衛さんを聴いてみよう。今日は「木更津にて」という歌。
改めてAmazonで調べてみると(ここ)、現在一般に手に入る手仕事屋きち兵衛さんのCDは、「詩紬(うたつむぎ)」「風暦」「風の誘い」の3枚しかない。
この「木更津にて」という曲は、幸いにも「風暦」というCDに入っているが、今日は廃盤になっている「風景色」(これ)というCDの録音を聴いてみよう。

<手仕事屋きち兵衛の「木更津にて」>

「木更津にて」
  作詞:小山義雄
  作曲:手仕事屋きち兵衛

桜貝寄せる岸辺に 肩組んで夢をひろった
遠いあの日の海も消え去り
波のささやき 今いずこ あ あ あ
いつかしら時過ぎて老いひとり
静かに渚さまよう

悲しみを海に沈めて 夕焼けにもろ手かざして
明日に誓った空を探せど
むなしく風が吹くばかり あ あ あ
寒々と身にしみて老いひとり
しみじみ風の声聞く

光る波燃える帆の色 紅富士の遠い招きに
胸をこがしたあの少年は
心の奥に住んでいる あ あ あ
故郷にもどり来て老いひとり
今なお海に夢追う 今なお海に夢追う

きち兵衛さんと木更津との関係は知らないが、木更津の海岸でこのような体験があったのだろうか?(・・・と思ったら、作詞はきち兵衛さんではなかった!)
この詩の1番から3番まで共通の言葉は「老いひとり」という言葉だけか・・・。

話は変わるが、先日カミさんが松本が実家だという友人に手仕事屋きち兵衛さんを知っているか聞いたところ、こんなコメントが返って来たとか・・・。
「手仕事屋きち兵衛さんは地元では有名だが、東京の人が知っているとは驚いた・・。地元だけで有名な人だと思っていた。松本にはこのようなミュージシャンは多い。きち兵衛さんは前にNHKに出ていたので全国的に有名になったのかも・・・・」
松本といえば、小澤征爾の「サイトウ・キネン・フェスティバル 松本」の本拠地。ミュージシャンなど、文化人の町なのかも知れない・・・。

ともあれ、まだまだ「老いひとり」という言葉は使いたく無い“我々団塊の世代”なのだが・・・・

(2010/1/9追)
若山彰の歌った「木更津にて」の音源が手に入ったので聴いてみよう。下記のジャンさんのコメントによると、この若山彰の歌は“1986年のNHK新ラジオ歌謡で流れた曲”とのこと。

<若山彰の「木更津にて」>

 

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若山彰の「木更津にて」 

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コメント

この曲、90年頃NHKの新ラジオ歌謡で若山彰さんが歌いCD化もされました。

若山彰バージョンを今一度聴きたいと切望しているのですが既に廃盤で聴くすべがありません…

どこかしら「さくら貝の唄」のアンサーソングのようなこの曲大好きです。

投稿: kem | 2009年7月26日 (日) 23:36

kemさん

そうなんですね。若山彰も歌っていたんですね。一度聞いてみたいものです。
情報ありがとうございます。

投稿: エムズの片割れ | 2009年7月27日 (月) 21:58

「木更津にて」は、1986年NHK新ラジオ歌謡で流れた曲で、若山彰が歌ったようです。若山彰のCDは1990年にリリースされています。
きち兵衛さんが先日言っていたことには、「歌は作った人のものでも作曲した人のものでもなく、歌った人のものだ・・・」と。若山彰の歌と比べて聴けたらいいですね。
私は、「風景色」のCDが出てからこの曲をずっときち兵衛さんの歌で聴いていますので、その印象の方が強くなりました。私には、どこか懐かしさを秘めた優しく落ち着く曲です。

そして、今回、作詞の小山義雄とはどういう人なんだろうと、検索してみました。
小山義雄氏は、明治39年1月3日生―平成9年12月25日没。木更津市の名誉市民。学校長なども歴任し木更津市教育委員会教育長も勤めています。
http://www.city.kisarazu.lg.jp/about/profile/meiyo.html
さらに、木更津市立馬木田小学校・畑沢小学校、2つの学校の校歌に小山義雄作詞のものが載っていました。
http://www.makuta-e.ed.jp/kouka.html
http://www.hatazawa-e.ed.jp/kouka.html


「木更津にて」は、秋冬の寂寥たる浜に来て、夢を抱いてこの地に遊んだ若い頃・子供の頃を思い出しながら我が人生を振り返る老人の姿が、心情と共に浮かびます。作詞されたのがいつかは分かりませんが、ちなみに作詞をされた小山義雄氏も1986年には80歳位のお年です。
このような「木更津にて」と、2つの小学校の校歌を比べてみて、とても興味を引かれました。
片や、小学校の校歌ですから、未来への夢をいっぱい抱かせる歌詞、そして、ふるさとを大切にする心を歌っています。両方校歌に出てくるのは、父母・ふるさと・未来というフレーズ。

片や、(校歌に歌われたその若い頃の夢から、)いろいろな紆余曲折を経て、人生の終盤に差し掛かった老人の想い。人生の回想。1から3番で共通するのが“老いひとり”でも、最後が“今なお海に夢追う 今なお海に夢追う”で終わっているところ、繰り返しているところがいいですね。

投稿: ジャン | 2009年8月 1日 (土) 01:11

ジャンさん

なるほど。作詞の小山義雄さんが木更津出身だったのですね・・・。
そうですね。確かに、終わりの歌詞に味がある・・・

投稿: エムズの片割れ | 2009年8月 2日 (日) 22:27

若山彰さんの「木更津にて」を掲載してくださり、ありがとうございます。無理だと思っていましたので感激しました。
やはり、歌う人によって歌のイメージが変わりますね。(上にも書きましたが、きち兵衛さんがコンサートのとき話されていた通りですね。)
また、3番の歌詞が「ふるさとにもどりきて」と「木更津にもどりきて」と違うのですね。
若山彰さんは、当時の年齢とバリトンから、この歌のイメージには近いかもしれません。
でも私は、きち兵衛さんの歌をCDで聞き馴染んでいますので、今ではきち兵衛さんの歌の方がしっくり来ます。(自分もこの歌に近い年になったからかな・・・?)

実は、この「木更津にて」の項が掲載されてから、きち兵衛さんにお目にかかることがあり、この歌の生まれた経緯を伺いました。
「わすれ雪」がラジオから流れている頃、それを聞いた小山義雄氏がNHKに「きち兵衛さんに曲をつけてもらいたい」と投稿して来たのだそうです。
いい詩だったので、プロヂューサーから是非曲をつけてといわれて、出来た曲だそうです。それから、小山義雄氏とはどんな人かとNHKで調べたら大変立派な方だと分かったとのことです。
出来上がった「木更津にて」を若山彰さんが是非とも歌いたいと仰って、NHKの新ラジオ歌謡で流れて私たちの耳に届いたということです。
(このころ、きち兵衛さんの作詞作曲で、芹洋子さんや松山恵子さんが、NHK新ラジオ歌謡で歌っています。)

投稿: ジャン | 2010年2月 8日 (月) 04:28

ジャンさん

そうですか・・。舞台裏のお話をありがとうございます。
歌詞も微妙に違うのですね。気が付きませんでした。

投稿: エムズの片割れ | 2010年2月 9日 (火) 22:17

いつもありがとうございます。

久しぶりにHPを開きました。
そして「木更津にて」という文字が目に入り初めてこの曲を聴きました。
いい曲ですね!
ほんとにいい曲です!
すばらしいです。
木更津の海辺が目に浮かんできます。

すばらしい曲を教えていただき、感動しています。
ありがとうございます。

【エムズの片割れより】
あまり知られていない歌でも、良い歌は色々ありますよね。

投稿: 木更川 準 | 2016年8月19日 (金) 16:53

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