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2009年6月16日 (火)

クロスロード・レディース・アンサンブルの「青葉の笛」

当blogでは、還暦までに集めた自分の好きな歌を色々と振り返っているが、前にも書いたとおり、その歌詞を改めて(初めて?)“味わって”いる次第である。
今日は、古い歌だが「青葉の笛」。この歌は、明治39年(1906年)7月「尋常小学唱歌 第四学年 上」に「敦盛(あつもり)と忠度(ただのり)」という題で掲載され、昭和2年、田村虎蔵編「検定唱歌集」に掲載の時、小山浩平の発案で「青葉の笛」に改題したという。
この歌も色々な音源を持っているが、(小鳩くるみの歌も捨て難いものの)やはりクロスロード・レディース・アンサンブルの歌が一番好きだ。(しかし、このアンサンブルのCDは見つからないな・・・・・)

<クロスロード・レディース・アンサンブルの「青葉の笛」>

「青葉の笛(敦盛と忠度)」
  作詞:大和田建樹
  作曲:田村 虎蔵

一の谷の いくさ破れ
討たれし平家の 公達あわれ
あかつき寒き 須磨の嵐に
聞こえしはこれか 青葉の笛

更くる夜半に 門(かど)を敲(たた)き
わが師に託せし 言の葉(ことのは)あわれ
今わの際(きわ)まで 持ちし箙(えびら)に
残れるは「花や 今宵(こよい)」の歌

Aobanofue1 この「青葉の笛」は神戸の須磨寺に実在しているという(ここ)。それらの由来を勉強してしまった。(今までは漫然と聞いていた・・・)
Netの記事を参考にさせて頂くと、
1番は、平敦盛(清盛の弟経盛の末子・笛の名手)が主人公。寿永3年2月7日(1184年)一の谷の合戦で、源氏の武将熊谷直実は、海に逃れようとしていた敦盛を呼び返し、戦って組み敷き、首を取ろうとして顔を見ると自分の息子ぐらいの少年だったので、見逃そうとしたが、味方が近づいてきたのでやむなく首をはねた。その時に、若武者の腰の笛に気づいた。この笛が通称「青葉の笛」といい、神戸の須磨寺宝物館に展示されている。時に平敦盛は16歳。直実はその後戦の世に無常を感じ、出家。法然上人の誕生寺を建てるなど、敦盛の供養をしたという。

2番は、平忠度(清盛の弟=和歌の名手)が主人公。忠度は、都落ちの途中で京都に引き返し、師匠の藤原俊成(しゅんぜい=千戴和歌集の選者)を訪ね、自作の何首かを托して西国へ落ちていったという「平家物語」の「忠度都落ちの事」を題材にしているという。
「花や 今宵」の歌は、忠度は一ノ谷で討たれた時に、討った六野太忠純は大将軍を討ち取ったが名前がわからない。箙(えびら=矢入れ)に結びつけられていた文に、「行き暮れて木の下蔭を宿とせば 花や今宵の主ならまし」の和歌が書かれていたという、『平家物語』「忠度最期」の記事によるとか・・・

こう“勉強”してみると、一つの歌もなかなか意味深だ。それに、歴史上の色々な出来事を知らないと理解できない・・・。
でもこんな逸話も、ただ聞き流していた今までの自分では知り得なかった。これもフト立ち止まって眺めている“blogの功”ではあるまいか・・・。


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コメント

錆びた青葉の笛を見ていたら、知らぬ間に涙が流れていました。
須磨の浜辺で風に吹かれながら、小学校の時に読んだ「源義経」の本、
テレビドラマや歌を思い出して胸がいっぱいになりました。
須磨寺、一度訪ねてみてください。

投稿: なち | 2009年6月17日 (水) 04:27

祖父が歴史ものや戦記ものが好きで、私が幼い頃、いろいろな話をよくしてくれました。60数年たった今も、敦盛の話も、この歌も憶えています。忠度(薩摩守として無賃乗車の代名詞のように使われてましたが、最近はあまり聞きませんね)の故事は高校生の頃になってから知りましたが、昔の人の心や行動には何ともいえない美しさがあって、感動します。

投稿: かえるのうた | 2009年6月18日 (木) 09:59

「青葉の笛」も大大大好きな曲です!!!
もちろん、学校で習ったわけではありませんが、偶然知りました。時代を越え世代の差を越えて、愛される美しい曲だと思います!

エムズの片割れさんと同感です!
小鳩くるみさんの声は、声そのものが気品と哀愁を帯びて美しく、「童謡歌手」「歌のお姉さん」という先入観と偏見を恥じています。たったこの曲一曲だけのためにCD買いました。。。。

でも、YouTubeで聞いたクロスロード・レディース・アンサンブルの歌が一番好きです!わたしが持っているCDは、今まで何度も再販されてきたキングレコードのものですが、直近2010年発売のものには入ってないようです。もうご存知かと思いますが、御参考までに「抒情歌・愛唱歌ベスト」2008/5/9 KICW9009~10
このCDでは、ソロを歌っておられる方々の声が苦手、女性合唱が好きです。声にも相性があるんだなと思いました。

フォレスタ男声の「青葉の笛」も良いですよ!機会が有ればどうぞ!

【エムズの片割れより】
そうですか・・。しかし、かなりお詳しいようで・・・。自分も小鳩くるみさんの澄んだ歌声は大好きで、色々なLPやCDを持っています。
それと「青葉の笛」は、まさに日本歌曲の宝ですね。日本人の心にしっかりと生きて、決して廃れない歌・・・。

投稿: waysea | 2010年10月25日 (月) 15:02

この歌を知ったのは20年前くらいでしょうか。
若い頃、平家物語の好きな段を暗唱したりしたこともあり、折にふれ思い出したように口から出る歌です。
平安末期と鎌倉末期と、時代は違いますが、亡き祖父が実家に伝わる護良親王の伝説を、誇りとともに幼い私に語って聞かせたことから歴史好きになりました。
この美しい歌を聴くにつれ、亡き祖父を思い出します。

【エムズの片割れより】
実はこの歌は、子どもの頃から知っていましたが、何を歌われているのかは、良く知りませんでした。でも実に日本らしい歌で、心に滲みますね・・・

投稿: 桂 | 2011年7月30日 (土) 22:24

こちらのブログ、サーフィンしていて偶然知りました。

いいブログですね。

【エムズの片割れより】
ごちそうさま・・
ホホホ・・・

投稿: グリーン | 2011年11月12日 (土) 14:43

私は昭和二桁うまれの人間です、今日まちの文化祭に行き、その中で歌謡詩吟で、青葉の笛を聞き久しぶりに心が洗われる詩に出会いました。
 学校では習いませんでしたが、むかしよく
耳にしましたのが蘇るのです。日本人の心に響きます。エムズさんありがとうございます。

【エムズの片割れより】
「青葉の笛」は“歴史に残る”名曲なのかも・・・
このような歌は、決して消え去りませんよね。

投稿: 平田孝雄 | 2016年11月 5日 (土) 20:51

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