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2009年3月27日 (金)

手仕事屋きち兵衛の「安曇野」

「安曇野(あづみの)」という歌は、手仕事屋きち兵衛さんが家族のために12年間音楽活動を休止した後、やっと家族から許しが出て音楽活動を再開したセカンドアルバムの筆頭にある歌。(デビューして名前が知られるようになったとき、家族が“きち兵衛の子ども”と皆から言われるのを嫌ったため、“家族が嫌がることはしない”と、表舞台から姿を消したという・・・)
この歌は、「風暦(かぜごよみ)」(これ)というアルバムに入っている歌だが、別の「風景色」というアルバムに入っている録音のほうが自分は好きだ。編曲は似ているが、別録音。左手の遠くで快く鈴が鳴り、右手で“ターン”という木製の打楽器が鳴る。この打楽器は何だろう?

<手仕事屋きち兵衛の「安曇野」>~「風景色」より

「安曇野」
 作詞/作曲:手仕事屋きち兵衛

静かなせせらぎ沿いに 花びらをこぼして
咲く花オオヤマザクラ 髪にもふりかかる
うらうらと歩く小道 ふと見上げれば
雪形残る山並み 春の日安曇野

沸き立つ雲を焦がして 陽射しが降り注ぐ
隠れた木立の中に 激しい蝉時雨
木漏れ日浴びた体に 涼風吹けば
想わず目を閉じている 夏の日安曇野

高く抜けた青空に 遠のく遠い雲
旅立つ鳥達交じり 遥かにかすんでる
まばゆい紅葉嵐も 通り過ぎれば
うら寂しさ連れてくる 秋の日安曇野

墨絵を観ているような 砂絵を観るような
静かに時さえ止めて 一面銀景色
粉雪吹雪がやんで 夜が降りれば
星粒がつかめそうな 冬の日安曇野

ここがわたしのふる里 ここに帰れば
すべてが優しくなれる わたしの安曇野
わたしの安曇野

なんと爽やかな歌だろう。それに、手仕事屋きち兵衛ならではの優しい歌声である。しかも、「ここがわたしのふる里 ここに帰れば すべてが優しくなれる わたしの安曇野・・」とは、何と郷愁に満ちたあたたかい歌詞だろう・・・。

090327azumino ところで「安曇野」ってどこにある・・? Netで調べてみると、長野県松本市の北に位置している。何ともロマンチックな市名である。なるほど・・・。こんな所に住んでいるからこそ、この様な歌詞が出来るのだろう・・。都会生活では考えられない風景・・・・

Netで見ていたら、松本あさま温泉「ホテル玉の湯」(ここ)で「車座コンサート」というのをやっており(ここ)、毎月第2金曜日に手仕事屋きち兵衛さんが出演している事を知った。これは行かなければ・・・
しかし、テレビに出ている売れっ子と違って、きち兵衛さんのように、専業ではない地味な(失礼!)シンガーソングライターは、どこで聞けるのか迷ってしまう。その点、このようにホテルに泊まりに行けば、そこで聴けるというのは素晴らしい企画である。
たぶん、それ目当てに行く泊り客も多いのだろう。良い事を知った。近い内に行くぞ。カミさんも「わすれ雪」を車の中で良く聞いているので反対はすまい。
(エッセイを読む限り、“きち兵衛さんの彫刻の店”もあさま温泉にあるようだが、Netの検索では出てこない。ホテルに行ったときに寄ってみたいが、フロントで聞いてみるか・・・・)

(付録)
「素描画(そびょうが)」というアルバムに入っているギターバージョンもなかなか良い。

<手仕事屋きち兵衛の「安曇野」(ギターバージョン)>~「素描画」より

(関係記事)
手仕事屋きち兵衛の「わすれ雪」
手仕事屋きち兵衛の「風の桜衣(はなごろも)」

手仕事屋きち兵衛の「大きくなったら何になる!?」

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コメント

是非、是非車座コンサートにお出かけください!
私も また行きたいと思っています。
アットホームな感じで、至近距離で、きち兵衛さんの歌とトークが聴けます!
浅間温泉の、きち兵衛さんの彫刻の店は、今はありません。が、玉の湯さんの売店にはきち兵衛さんコーナーが設けられていますので、そこできち兵衛さんの作品に出会えます。
本当は私も、きち兵衛さんの「お店」に行ってみたかったのですが・・・そこで仕事(彫刻の)をしておられるきち兵衛さんの姿に、出会ったみたかったのですが・・・

投稿: 園内麻亜 | 2009年3月28日 (土) 14:14

本当に本当にさわやかな歌です。
信州のイメージがそのまま浮かびます。

きち兵衛さんの“ふるさと”というものに対する考え方も素敵だと、つくづく思いました。
私も、玉の湯さんのコンサート聞きに行くつもりです。

園内麻亜さんが書いてくださったように、浅間温泉に今はきち兵衛さんのお店はないそうです。

安曇野でも、誰も住んでいないような、自然の中に住んでいらっしゃるようです。
だから、こんなに素敵な曲が生まれるのでしょう。

投稿: ジャン | 2009年3月28日 (土) 15:37

園内さん、 ジャンさん

そうですか・・。きち兵衛さんの彫刻の店は、もうありませんか・・。昔のエッセイ(5年前に発行)を読んでいると、つい今もあるような気がして・・・

投稿: エムズの片割れ | 2009年3月28日 (土) 22:24

是非、車座コンサート行って観てください。
私は、きち兵衛さんの事を知ったのは昨年で早速十月に主人と玉の湯さんに行ってきました。実は私も安曇野の近くが故郷なんです。
きち兵衛さんのあったかいトークと歌に魂が洗わ
れる思いでした。
そんなことからきち兵衛さんに来ていただきコンサートを開く事ができました。
二十数年前からファンでいた方の熱い思いが一つになり来ていただく事ができました。

四月だと高遠の桜もよろしいかと思います。


投稿: 小雪 | 2009年3月28日 (土) 23:41

小雪さんご夫妻が、
玉の湯のコンサートに行って聞いて、
きち兵衛さんを熱心に口説いて下さったからこそ、
そして、熱心にコンタクトを取って下さったからこそ、
きち兵衛さんにコンサートをしていただくことができたのです。
車で4~5時間かかる所まで来て下さって、本当に感謝しています。
きち兵衛さんの歌で、トークでどれだけの人が元気づけられたことか!
きち兵衛さんの歌は、(癒しという言葉以上に、)私たちの“琴線に触れる”何かがあるように思います。

投稿: ジャン | 2009年3月29日 (日) 10:27

きち兵衛さんの歌は不思議ですよ。
はっきり言って、「いい歌」はたくさんあるし「いい声」の人も「歌の上手な人」も掃いて捨てるほど(ごめんなさい)いるのです。
でも、20年も時を待って、やっぱり聴きに行こうと思い立って、一晩高速バスにゆられてJR特急に乗り換えて・・・私がそうしてまで「歌を聴きに行った」という人はきち兵衛さんだけですね。
ジャンさんが書いておられるように「琴線に触れる何か」があるんです。
和製シャンソン・・・?
透明な静寂の向こう側から語りかけてくるような・・・ささやきかけてくるような・・・
その響きに突き動かされた人たちなんですね。各地でコンサートを開いているのは。

投稿: 園内麻亜 | 2009年3月29日 (日) 11:24

コメントありがとうございます。
車座コンサートはやはり良さそうなので行きます。まだいつ行くかは未定ですが・・・

投稿: エムズの片割れ | 2009年3月31日 (火) 22:10

エムズの片割れさん、いつぞやは「南十字星」を探していただきありがとうございました。その後いろいろ楽しんでいますが、手仕事屋きち兵衛さんに魅せられ、先日家内と玉之湯さんまで行ってCDを購入してきました。さらにどうしても私の経営しているベーカリーカフェ(miraijin.com)でコンサートをやっていただきたくお願いしたところ快く引き受けてくださり、6月26日の午後6時30分よりの実現となりました。これから募集ですがすぐに満席になると思います。この機会を作っていただき感謝しています。お礼とご報告まで。ありがとうごさいました。

投稿: みらい人 | 2009年5月25日 (月) 09:22

エムズの片割れさん

先日ラジオ深夜便で、偶然手仕事屋きち兵衛さんの木更津にて(若山彰唄)を聞くことが出来ました。なかなかいい曲だと思いました。手仕事屋さんの曲は始めて聞いたのですが、ラジオやテレビではあまり放送されないようですね。

投稿: かえるのうた | 2010年1月13日 (水) 10:11

かえるのうた さん

自分もきち兵衛さんの「木更津にて」を録音で聞きました。
素直な声で自分は好きですが、CDも手に入らなくなり、残念です。でも松本のホテルに行くとライブが聴けます。

投稿: エムズの片割れ | 2010年1月14日 (木) 22:32

きち兵衛さんの唄に触発されて、過日安曇野を訪ねて来ました。

清んだ空気と清冽な水の流れ。神々しいまでの山々に抱かれた平野のたたずまい。
道の辻、辻に仲むつまじい道祖神。
目にする自然、出会った人々、、それぞれが優しく迎えてくれました。

『ここが私の故里、、』と唄えるきち兵衛さんがうらやましくなりました。
まさに、人が生きてゆくにふさわしい土地とお見受けしました。

永住出来ないにしても、年に何度か、心と身体を癒しにこの土地を訪れたい、、と思いました。

きち兵衛さんを知らしめてくださった”エムズの片割れ”さんにも改めて感謝です。

【エムズの片割れより】
そうですか、行かれましたか・・・
自分も松本・安曇野という地は、何か品があって好きです。そんなに遠くはありませんので、また行くつもりです。

投稿: てんとう虫 | 2011年9月 2日 (金) 17:44

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