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2008年10月16日 (木)

岡崎大五 著「日本は世界で第何位?」を読む

「ベストテン」が好きな当blogだが、先日、岡崎大五 著「日本は世界で第何位?」これ Image01801 を読んだ。それが単なるハウツー本かと思ったら、意外や意外、なかなか面白かった。
何が面白いかというと、単なるベストテンの羅列ではなく、そこには筆者が世界を闊歩した経験談がちりばめられている。つまり、筆者の岡崎大五さんは、海外旅行の添乗員の経験などで、世界80ヶ国を巡ったというが、そのエピソードがいっぱい・・・

まず、日本の世界での位置を、“定番”から・・・
<国土面積>:62位
<人口>:10位
<国民総所得>:2位
<物価の高さ>:東京1位
<マクドナルドの「ビッグマック」の値段>:32位
<1人当たりの国民総所得>:5位
<ガソリンの高い国>:17位
<平均身長の高い国>:26位(男性)27位(女性)
<肥満度の高い国>:54位
<軍事費>:4位・・・

(もっとも母数が項目によってバラバラなのでピンと来ないかも・・・)

それ以外に面白いアイテム・・・。
日本は現在マンション不況だが、日本は世界でも安い方らしい。
<マンション価格>1位:ロンドン(9997万円)、2位:香港(9735万円)、3位:ニューヨーク(8791万円)、4位:パリ(6874万円)、・・・・10位:東京(3424万円)

日本の住宅は「うさぎ小屋」と言われて久しいが、この順位を見るとまあまあか?
<住宅の広さ>1位:アメリカ(162㎡)、・・5位:日本(95㎡)、6位:オーストリア(92㎡)、7位:フランス・ドイツ(90㎡)、8位:イギリス(87㎡)・・・

しかし日本の住宅の寿命は、先進5か国中では最低。欧州は石の家であり、日本は木と紙で作るので、仕方が無いか・・
<住宅の寿命>1位:イギリス(141年)、2位:アメリカ(103年)、3位:フランス(86年)、4位:ドイツ(79年)、5位:日本(30年)

平等感・・・。日本の税金における累進課税から見ても、まあそうだろう・・・
<平等な国(ジニ計数)>1位:デンマーク(24.2)、2位:日本(24.9)、3位:スウェーデン・ベルギー(25.0)、5位:チェコ(25.4)

そして怖いのが・・・
<岡崎大五が選んだ危険な都市>~強盗等・・
1位:ヨハネスブルク(南ア)、2位:ラゴズ(ナイジェリア)、3位:ナイロビ(ケニア)4位:コロン(パナマ)、5位:メキシコシティ(メキシコ)

そして最後に意味深なベストテン・・・・・
本の表紙帯にもナゾナゾとなっているこの順位は何だろう?(回/年)
1位:ギリシャ(138)、2位:クロアチア(134)、3位:セルビア・モンテネグロ(128)、4位:ブルガリア(127)、5位:チェコ・フランス(120)、7位:アメリカ(118)、8位:オランダ・ポーランド(115)、10位:ニュージーランド(114)、・・・41位(最下位):日本(45)

解説にこうある・・・(P23~24)
「・・面積と人口だけをくらべてみても、日本が決して小さな国ではないことがわかった。でも国連の推計による将来の人口を見てみると、出生率の低い日本は低落し、出生率の高いアラブ、アフリカ地域が台頭するだろうとされている。
そうなると、政治的、経済的にも、世界を牛耳るパワーバランスが、大きく変化することだって考えられる。だからこそ日本政府は、少子化対策に躍起になっているのだろう。なんたって、日本人女性が一生に産む子供の数は、1.33人と、世界で174位なのである(2005年国連調べ)。2.08人生まないと、いまいる人口は維持できないらしいが、先進国はおしなべて、この数字を下回っている。世界の平均は2.65人だ。加えて日本人は**レス気味である。
デュレックスという避*具の有名ブランドをもつ、大手メーカーの調査によれば日本人の頻度は、つまりは週一回弱という計算になる。それだけ聞いたなら、まあまあじゃないかと思えるが、3日に1回はしている上位国とは雲泥の差だ。このランキングを見ていると、女性にもっと子供を生むように仕向ける前に、個々人がすべきことはなんだったのかと、初心に立ち返る必要がありそうである。・・・」

この手のハウツー本は読むと直ぐに棄ててしまうが、この本は少し持っていようかな・・・。前にも書いたが、この本は何よりも筆者自身の体験から湧き出る“哲学”があるので、なかなかと読み応えがあった。もちろん単なるデータブックと違って“唯我独尊”ではあるが、それでも面白かった。


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