« 江戸時代の「大奥の生活」 | トップページ | リーダーの「任期」について »

2008年8月 3日 (日)

中西龍の「にっぽんのメロディー」と「ちいさい秋みつけた」

今朝(08/8/3)の日経朝刊の読書欄(P20)で、「当マイクロフォン~三田完著」という文字があり、その文字に惹かれてつい読んでしまった。曰く・・・

「ラジオやテレビのナレーションで一世を風靡した人といえば・・・・・・。伝説のNHKアナウンサー、中西龍のことである。わたしにしてもラジオでは「にっぽんのメロディー」、テレビでは「文五捕物絵図」といった番組での彼の声は、今でもしっかりと記憶に残っている。一語一語をゆっくりと正確に発しながら、それでいて誰にも真似のできない独特の間と語り口で、聴く者の手をふと止めさせ、たちまち虜にしてしまうのだった。・・・・
無個性であるはずのナレーションに個性を芽生えさせた人物、本書の「当マイクロフォン」というタイトルは、まさに彼に相応(ふさわ)しい。」

これを読みながら、フト先日NHKラジオ深夜便のアーカイブスで「にっぽんのメロディー」が放送されて事を思い出し、探してみたら消していないファイルが見つかった。それを少し聞いてみよう。これは2008年4月6日AM1時の放送の抜粋だが、「ちいさい秋みつけた」の音源は、聴き易いようにステレオ録音と入れ替えた。

<中西龍「にっぽんのメロディー」>~昭和58年(1983年)10月26日放送より

「ちいさい秋みつけた」
  作詞:サトーハチロー
  作曲:中田 喜直

1)だれかさんが だれかさんが
 だれかさんが みつけた
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 みつけた
 めかくし鬼さん 手のなる方へ
 すましたお耳に かすかにしみた
 よんでる口ぶえ もず)の声
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 みつけた

2)だれかさんが だれかさんが
 だれかさんが みつけた
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 見つけた
 おへやは北向き くもりのガラス
 うつろな目の色 とかしたミルク
 わずかなすきから 秋の風
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 みつけた

3)だれかさんが だれかさんが
 だれかさんが みつけた
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 見つけた
 むかしの むかしの
 風見の鳥の
 ぼやけたとさかに

 はぜの葉ひとつ
 はぜの葉赤くて 入日色
 ちいさい秋 ちいさい秋
 ちいさい秋 みつけた

Image01371 この「ちいさい秋みつけた」は、実は自分が大好きな童謡のひとつだ。この歌は、昭和30年11月3日のNHK「秋の祭典」という番組の中で、童謡歌手の伴久美子さんが歌ったのが最初。その後、昭和37年(1962年)にボニージャックスの歌で発売され、その年の日本レコード大賞童謡賞を受賞した。
確かレコードを買ったっけ・・・・、と探したら、あったあった。昭和44年9月21日購入とメモがある。大学4年の時だ。
もちろんこの歌の老舗はボニー・ジャックスだが、既に日本の童謡のスタンダード曲になっているので色々な人が歌っている。ボニー・ジャックスも自分が持っているだけで4種類の録音がある。でもやはり、この「にっぽんのメロディー」でも放送されたオリジナルの録音が、自分には懐かしい。

中西龍の独特の声もそうだが、まさにこの「ちいさい秋みつけた」こそ「にっぽんのメロディー」だ。
今日も暑い・・・・。早く“小さい秋”を見つけたいもの??

(2008/9/20追)
2008/9/8「ラジオ深夜便 にっぽんの歌こころの歌」で、「小さい秋みつけた」について下記のように紹介されていた。
「この歌が初めて発表されたのは、昭和30年11月3日のNHK「秋の祭典」という番組の中。有名な作詞家や作曲家がこの番組のために作品を作って発表するという芸術祭参加の番組で、歌謡曲やホームソングに混じって、この歌は童謡歌手の伴久美子さんが歌いました。しかし一回きりの放送でレコード化されなかったが、昭和37年にダーク・ダックスによって収録されました。その年のレコード大賞の童謡賞を受けたのはボニー・ジャックスの皆さん。それが大ヒットしました。・・・」
ダーク・ダックスが老舗だったとは、初めて聞いた・・・

(2009/11/20追)
中西龍アナウンサーが森繁久弥にインタビューした番組があった。(ここ

<インタビュー「芸と人」森繁久彌~中西龍アナ>
     
(昭和57年3月20・27日放送)

=================
その他の「にっぽんのメロディー」の録音 (追:2008/8/9)
kemさんのリクエストで、「にっぽんのメロディー」の9回分をアップします。これらはNHKラジオ深夜便で、2008年4月に放送された4回のうちの(まだ消していなかった)3回分です。それぞれ35分ほどのファイル(各32MB)ですので、ダウンロードに数分かかります。(小宅(3.7Mbps)ではそれぞれ70秒ほど)
それぞれ(ここ)をクリックして、数分後に窓が開きましたらファイルをダブルクリックして下さい。
①「にっぽんのメロディー」S60/5/22、S54/11/7、S58/10/26のZIPは(ここ
②「にっぽんのメロディー」 S56/7/13、S60/5/31、S56/7/29のZIPは(ここ
③「にっぽんのメロディー 」S54/7/27、S54/4/16、S54/11/13のZIPは(ここ

(追:2009/2/7)
リクエストにより、2009年1月放送の5回分をアップします。
④「にっぽんのメロディー(1)」S58/7/27のZIPは(ここ
⑤「にっぽんのメロディー(2)」S59/1/4、S59/1/6、S60/1/14のZIPは(ここ
⑥「にっぽんのメロディー(3)」S58/10/19、S58/1/15、S59/9/**のZIPは(ここ
⑦「にっぽんのメロディー(4)」S58/1/4、S58/11/17、S57/12/23のZIPは(ここ
⑧「にっぽんのメロディー(5)」H元/6/14、S60/5/16、S60/6/26のZIPは(ここ


« 江戸時代の「大奥の生活」 | トップページ | リーダーの「任期」について »

コメント

オカリナ・アンサンブル曲で「里の秋」と並んで、秋の定番の一つです。先日もメンバーと9月の演奏会の選曲中、この猛暑だから秋の先取りしようと話たばかりでした。
そもそも、エムズさんのブログ辿りついた、きっかけにもなった滝廉太郎の「秋の月」今年は是非、取り入れようと移調して楽譜製作中です。
いつも素敵な楽曲の提供、有難うございます。

投稿: 花舞 | 2008年8月 3日 (日) 16:50

花舞さん

オカリナというと宋次郎ですよね。
自分もあのNHK特集「大黄河」以来聞いています。CDも4,5枚持っています。
オカリナは優しい音色で、実に素朴です。そのうち宋次郎も取り上げてみましょうか・・。

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月 3日 (日) 21:28

始めてコメントさせていただきます。
今までも時々立ち寄らせていただきました。還暦を経られて間もないようですね。
昨日は真夏の第九を聴いてきて帰宅後コテンと寝てしまいました。
深夜便の剣岳と地図を聴いてから立ち寄らせていただきましたら中西龍さんのそれも何年ぶりかの声を聞かせていただき感激です。
昨日から続いた3つの小さなウレシイ出来事の一つです。有難うございました。
当方ブログの初心者です。これからも師匠と思い立ち寄らせていただきます。

投稿: enosinnakano | 2008年8月 4日 (月) 05:40

初めて書き込みさせて頂きます。

「にっぽんのメロディー」とても懐かしく拝聴させて頂きました。中西龍さんの語り口なんともいえませんね。

もし他にも「にっぽんのメロディー」の音源をお持ちでしたらブログにアップして頂けませんでしょうか。

宜しくお願いいたします。

投稿: kem | 2008年8月 4日 (月) 12:54

enosinnakano さん

真夏の第九ですか・・・。年末が恒例ですがね。
「古い」人は中西節を知っているようで、なによりです。たまに寄って下さい。

===========
kem さん

探したら、9つの「にっぽんのメロディー」が見つかりました。でも一週間待って下さい。実は昨日からPCがチェックのためにメーカに出ていまして、1週間ツールが無いのです。来週また寄って下さい。聞けるようにしますので。

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月 4日 (月) 20:46

管理人様

コメントありがとうございました。

UPして頂けるのを楽しみにしています。

「歌に思い出が寄り添い 思い出は歌に語りかけ そのようにして歳月は静かに流れて行きます」

懐かしい中西節を久々に堪能させていただきたく思います。

投稿: kem | 2008年8月 4日 (月) 23:08

小さい秋
大好きです。

詩もメロディも郷愁が有って
夏の終わりと冬の予感 
どちらも 透明な寂しさが有りますね。

名曲だと思います。

投稿: 見切り発車 | 2008年8月 5日 (火) 22:21

kem さん

約束通り、「にっぽんのメロディー」の9回分をアップしました。それぞれファイルが大きいので、ダウンロードに時間が掛かります。PCが頑張っている間、じっと待って下さい。

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月 9日 (土) 11:15

管理人様

こんにちは。

アップして頂き本当にありがとうございました。

なつかしい歌と共に中西節をゆっくり楽しませて頂きたいと思います。

「深夜便アーカイブス」で放送されたのを後から知り、大後悔をしていたので本当にありがたいです。

投稿: kem | 2008年8月 9日 (土) 21:58

kem さん

(大きな声では言えないが)「お役に立てて何より」です。内緒、内緒・・・・

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月 9日 (土) 23:50

中西龍さん、懐かしい!!!渋谷のカラオケバーで何回かご一緒しました。滅多に歌うことはありませんでしたが、酔いがまわると、童謡を歌っていました。「歌の出前屋」

【エムズの片割れより】
そうですか…。ホンモノに会ったことがありますか・・・
相当な豪傑だったとか・・・

投稿: 三澤 洸 | 2013年1月 9日 (水) 16:38

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179901/42046998

この記事へのトラックバック一覧です: 中西龍の「にっぽんのメロディー」と「ちいさい秋みつけた」:

« 江戸時代の「大奥の生活」 | トップページ | リーダーの「任期」について »