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2008年8月19日 (火)

岡本敦郎の「チャペルの鐘」

今日は、八州秀章作曲の「チャペルの鐘」である。自分のこの歌との出会いは古い。昭和28年発表のNHKのラジオ歌謡であるが、自分がこの歌を知ったのは、中学の頃か高校の頃か・・・
他のラジオ歌謡と同じく、“その時”に既に「懐かしのメロディー」だった。
岡本敦郎の声が何とも清々しく、良く聞き、歌ったものだ。ステレオの再録盤で、少し聞いてみよう。

<岡本敦郎「チャペルの鐘」>

「チャペルの鐘」
   作詩:和田隆夫
   作曲:八州秀章

1)なつかしの アカシアの小径は
 白いチャペルに つづく径
 若き愁い 胸に秘めて
 アベ・マリア 夕陽に歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る

2)嫁ぎゆく あのひとと眺めた
 白いチャペルの 丘の雲
 あわき想い 風に流れ
 アベ・マリア しずかに歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る

3)忘られぬ 思い出の小径よ
 白いチャペルに つづく径
 若きなやみ 星に告げて
 アベ・マリア 涙に歌えば
 白いチャペルの ああ
 白いチャペルの 鐘が鳴る

この歌を聞くと、なぜか札幌の時計台を思い出す。理由は分からない。でもあれは時計台であってチャペルではない・・・。では「チャペル」とは何ぞや? Wikipediaによると、
「チャペル (Chapel) は、本来クリスチャンが礼拝する場所であるが、日本では私邸、ホテル、学校、兵舎、客船、空港、病院などに設けられる、教会の所有ではない礼拝堂を指している。」
とある。どうも教会の礼拝堂はチャペルとは言わないらしい。結婚式場がチャペルだ。
でもこの歌詞は、何とも淡い恋でいいな~。(オジサンには縁が無いが・・・)
白いチャペルか・・・
フト、2年前の今頃、オーストリアに行って教会を見た事を思い出した。ヨーロッパはどこに行っても教会だ。2年前は2週間掛けてオーストリアを一周したが、オーストリアでも、どこに行っても尖塔の教会があった。中でも有名で「これどこかで見た事がある・・」と思った教会が二つあった。ハイリゲンブルートの教会とハルシュタットの教会である。この歌とはあまり関係ないが、“絵になる”教会の写真を見ながら、岡本敦郎の歌を聞くもの一興か?

<オーストリア「ハイリゲンブルートの教会」及び内部>(2006/8/9)

0835001 0855211 0913161

<オーストリア「ハルシュタットの教会」>(2006/8/14)

1349071 1354031 1359211

でも、ハイリゲンブルートの教会の内部には、「アベ・マリア」と言うより、キリストが血を流している像があり、日本の仏教の仏さまと違って、キリスト教の像のリアリティーさにビックリしたものだ。

しかし現代は携帯・メールの時代。昔の「変(恋)しい変(恋)しい・・・」(青い山脈)が懐かしい。
まあ、こんな歌を聞きながら、“自分にも青春があったんだっけ”と、フト気付くのも良いではないか・・。

(関係記事)
八洲秀章の「毬藻の歌」
脳梗塞にもめげず現役「岡本敦郎」83才


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コメント

またまた八州秀章の曲ですね。
この人の曲は歌曲と言っていいですね。
それに当時の詩はとても言葉を大切に
美しく表現していて、心に沁みて来ます。
もう一つ、当時の歌手は音楽学校で声楽を勉強した人が多いので、高い音域も
気を楽にして聴く事ができます。

投稿: 兼太郎 | 2008年8月20日 (水) 16:03

兼太郎 さん

懐かしのメロディーというと、つい八州秀章や伊藤久男、藤山一郎になってしまいます。
確かに昔の歌手は、安心して聞けますよね。

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月20日 (水) 21:58

チャペルの鐘の思い出をひとつ。高校1年か2年の頃、NHKのクイズ番組「わたしは誰でしょう」の公開録音が近くの小学校であり、聴きに行きました。そのとき岡本敦郎がこの歌を歌いましたが、バックの女性コーラスが無いので、前奏、間奏部分も自分で歌ってくれました。プロの歌を生で聞いたのはそれが初めてで、半世紀以上むかしの懐かしい思い出です。それにしても八洲秀章の歌は何度聞いてもいいですね。伊藤久男の「草山に」も特に好きな曲のひとつですが。

投稿: かえるのうた | 2008年8月20日 (水) 22:10

かえるのうた さん

岡本敦郎は今でも元気ですね。83歳とは思えない張りのある声にビックリです。
伊藤久男はダイナミックな歌声も好きですが、叙情歌も大好きです。また追而・・・。

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月21日 (木) 22:21

「花かげ」以来愛読しています。
八洲秀章の曲はこれまでにもいくつか取り上げられていますがいずれも素敵ですね。
「リラの花咲く頃」「山のけむり」等のラジオ歌謡を高校生の頃自作のラジオでリアルタイムで愛聴していたのが懐かしい思い出です。

投稿: 雪爺 | 2008年8月23日 (土) 16:04

雪爺 さん

コメントありがとうございます。
そうですか。自分も中学の頃、やはり真空管式のラジオを作りましたが、もっぱら海外の短波(の日本語)放送を聞いていました。歌はたぶん親父払い下げの5級スーパーで聞いたのでしょう・・。フト、それらのラジオの姿を思い出しました。
しかし当blogも、固定の読者が居られると、励みになりますね。それともプレッシャー??

投稿: エムズの片割れ | 2008年8月23日 (土) 23:50

懐かしくもすばらしい歌の数々をお聞かせ戴いて感激ひとしおです。なかんずくこの「チャヘルの鐘」は私にとりましてはまさに青春の日々そのものとも言うべく、さまざまな苦しさや悩みがこの歌と共に過ぎていった遠い昔のことがいまさらながら鮮烈に思い出されます。心を許す友とてない孤愁の中で、八州秀章・田村しげる作曲の抒情歌、そして伊藤久男や岡本敦郎・安藤マリ子の名唱は本当に何ものにも替え難い救いでした。そして古希を過ぎた現在においてもなおこれらの歌の歌詞やメロディーが、懐かしい人々の面影と重なりながら脳裏・胸中に生き生きと息づいていることを痛感致します。ご紹介深謝申し上げます。

投稿: オーロラ | 2010年2月24日 (水) 01:39

オーロラさん

コメントありがとうございます。
自分もこの歌は中学・高校の時以来の付き合いです。ラジオから流れる歌を4.7CMのテープに録って、何度も聞きました。

投稿: エムズの片割れ | 2010年2月24日 (水) 22:28

お忙しい最中早速ご返信を賜り恐縮に存じます。厚かましいお尋ね、あるいはお願いと申し上げた方がよいかもしれませんが、確か小畑みのるか三橋美智也に「アンジェラスの鐘」という名曲がありました。一番の出だしは、
  「さらば涙の思い出に
   君住み給うトラピスト
   ・・・・・・・・・  
   ・・・・・・・・・」
といった歌詞だった記憶があります。「チャペルの鐘」とほぼ同時代だったと思いますが、その後まったく聴かれません。ご紹介
賜れば、甘酸っぱい追憶とともに若返ること間違いなく、何卒よろしくお願い申し上げます。

投稿: オーロラ | 2010年2月25日 (木) 00:36

オーロラさん

ちょっと調べてみたら、「アンジェラスの鐘」は、作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、昭和27年11月の発売で小畑実が歌ったようです。SPレコードが、オークションで470円で出品されていました。(2/26夜締め切り)
http://page15.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t151487433?u=;zatokora

それ以上は分かりませんでした。

投稿: エムズの片割れ | 2010年2月25日 (木) 21:51

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