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2008年7月16日 (水)

中国人の芥川賞受賞と、直木賞の「蛙の子は蛙」

今朝(08/7/16)の新聞に、昨夜決まった第139回の芥川賞と直木賞の受賞について報道されていた。ビックリしたのは、何と中国の人が芥川賞を取ったということ・・・。

「第139回の芥川賞・直木賞の選考委員会が15日夜、東京都内で開かれ、芥川賞は楊逸(やん・いー)氏(44)の「時が滲む(にじむ)朝」に決まった。中国人作家の芥川賞受賞は初めてで、日本文学の可能性を広げる契機になりそうだ。直木賞は井上荒野氏(47)の「切羽へ」が選ばれた。」(日経朝刊08/7/16より)

楊逸さんは22歳の時に来日し、アルバイトをしながら日本語学校で日本語を勉強し、お茶の水女子大を卒業。中国語新聞の記者を経て中国語講師に・・・。日本人と結婚したが7年前に離婚して今は二人の子供を育てているという。
しかし、大人になってから習った日本語で、天下の文学賞を取るという快挙。これは、人間、やる気になれば何でも出来るという事か・・・・

同時に、直木賞は井上光晴氏の娘の井上荒野氏。昨日、たまたま「蛙の子は蛙」の記事を書いたが、それはどうも本当らしい・・・。

話は変わるが、今月の日経朝刊の「私の履歴書」は平岩弓枝さんである。毎日楽しく読んでいるが、今日のテーマが「直木賞受賞」・・。「直木賞受賞~候補で満足、外出中知る~借りた晴れ着で記者会見」。
日経の前のページ(P38)で、井上氏の直木賞受賞に関し、「・・・委員を代表して平岩弓枝氏は・・・・とたたえた」とあり、“そうか平岩弓枝氏も直木賞の選考委員だっけ・・”と思いつつ次のページ(P40)を広げると自分の直木賞受賞の話とは、何とも絶妙のタイミング・・・。さすが大御所・・・

前に五木寛之氏が直木賞について、(NHKラジオ深夜便の「わが人生の歌語り」で)「今後、その人が筆で生活が出来る才能がある事を認めること・・・・」と言っていた。だから、作家の大御所たちが今後プロの作家として活躍することを予見したことでもあるので、直木賞の受賞者が、その後パッとしないと選考委員は困るそうだ。(確かに五木寛之氏も平岩弓枝氏も、今度は選ぶ側に回るほど期待に応えたが・・・)

まあ、芥川賞受賞の中国の人は、「語学大嫌い人間」で今でも学生の頃の語学試験の夢を見てうなされる自分にとっては、実に遠い世界の出来事・・・・。凡人とは頭の構造が違うのだろう・・・。しかし中国の人は努力家である事は確からしい・・。


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