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2008年5月22日 (木)

イタリア在住の宮川秀之氏の生き方

NHKラジオ深夜便(08/4/28~29) 「『地球家族を生きる』ワイン製造業…宮川秀之」 (平成18年9月14~15日の再放送)を聞いた。そして宮川秀之氏の、一人の女性との出会いにより、自分の人生をこうも変えてしまう生き方に、驚いた。

氏は1937年(昭和12年)生まれ、現在71歳。早大文学部2年の時に、友人と共にバイクでの世界一周10万キロの旅行に出た。そして1960年にイタリアに行った時に、欧州の車のデザインの素晴らしさに目覚め、トリノのモーターショーでマリア・ルイザ・バッサーノ(マリーザ)さんとの電撃的な出会い。その時、マリーザは日本に深い憧憬を持っており、既にその時は広島にホームステイする事になっていた。そして東京で再会した時に、結婚を約束。そして用意周到にイタリアの両親への説得に腐心し、結婚してイタリアに移住。
仕事としては、イタリアで世界一流のカーデザインの会社を立ち上げ、日伊の自動車業界の橋渡しをした。そして、今はトスカーナ地方で、無農薬の味の良いワインの製造業を営んでいる。また42社を束ねたワイン組合の理事長にも就いている。(本も出しているらしい)

そんな宮川氏の、愛妻マリーザさんとの出会い、そしてまさに「地球家族」としての生き方の話であった。
080522miyagawa それから結婚時の約束、つまりマリーザさんの「自分達の子どもが大きくなったら、世界の孤児を引き取って育てたい」という意志により、自分達の4人の子宝の他に、韓国人を手始めに、インド人、イタリア人の養子を迎える。そしてアフリカ・ザンビアの(ハンセン病の親の)子供も、(離れた)養子にしたという。それから同じように、10人を応援・・・・
そして、今はこのワイン農園に刑務所の囚人を受け入れているという。囚人は40分かけて車で刑務所から通勤して来るのだという。その信頼感・・・

その最愛のマリーザさんは3年前(H18年放送時)に突然逝去し、今はその遺志を受け継いで活動しているという。なぜ亡くなったかについては言及していなかった。

しかし、宮川氏の人生も壮絶だ。1950年代末の世界一周という発想自体が奇抜なら、イタリアで一女性と巡り合った事で、イタリアに住むことを決断。
しかも、早大を中退しながらも、イタリアで世界一流のデザイン会社を立ち上げ、そして無農薬ワインの製造業に成功・・・。
一方では、愛妻の希望通りに、(その糧をもとに)世界中から養子を迎えて育てる・・・・。

とても並みの人では出来ない事ばかりだ・・・。
仮に自分が、(欧州などは問題外として)九州か北海道に居る女性にベタ惚れしたとしても、果たして生まれ育った所の、“全ての歴史”を棄てて移り住んだり出来るだろうか? まあ相当な美人でも無理だな・・・・
とにかく、カミさんの「都会のマンションに住みたい」という希望を30年間ねじ伏せているウチとは、大違いだ・・・(いやはや世界は広い・・・)


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コメント

宮川 様
始めてメールさせて頂きます。
昨日(3/29/2011)日本に来られてるということで、ラジオ放送対談を聞かせていただきました。
とても興味がありどうしてもお会いしたくて色々調べて・・福岡の伊藤まゆみ様にもお聞きしました・・もしこのメールを見ていただけましたら、是非ご連絡頂けますよう・・くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
HP;090-3471-9315

投稿: 村上 怜 | 2011年3月30日 (水) 16:39

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