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2008年3月14日 (金)

島倉千代子の「哀愁のからまつ林」

NHKラジオ深夜便で、先日(08/3/13)「にっぽんの歌・こころの歌 作家で綴る流行歌:船村徹(作曲)作品集」を放送していた。船村徹というと、自分は島倉千代子の「哀愁のからまつ林」を真っ先に思い出す。
この歌は、まさに「哀愁」をおびた日本の名曲である。少し聞いてみよう・・・

<島倉千代子の「哀愁のからまつ林」>      

「哀愁のからまつ林」
  作詞:西沢爽
  作曲:船村徹
  歌 :島倉千代子

1 涙あふれて はり裂けそうな
  胸を両手で 抱きしめる
  見えないの 見えないの
  背伸びをしても
  ああ あの人は行ってしまった
  からまつ林

2 せめてもいちど 恋しい人の
  胸に甘えて 縋れたら
  それだけで それだけで
  死んでもいいの
  ああ 弱虫と 風が叱るわ
  日暮れの風が

3 あとも見ないで 別れていった
  男らしさが 哀しさが
  燃えるよな 燃えるよな
  夕焼け小焼け
  ああ 帰りましょう 影を踏み踏み
  落葉の道を

オリジナル(モノ)も聞いてみよう。これは作曲者・船村徹の編曲である。

ステレオ再録盤でも上と違う録音もある。編曲者は同じだが、だいぶん雰囲気が違う・・・

「哀愁のからまつ林」をNetで検索してみると、昭和34年(1959年)11月発売とある。しかしWikipediaで「島倉千代子」を読むとその波乱に満ちた人生にビックリ。しかも1938年(昭和13年)の生まれというから自分とは9歳しか違わない。
7歳の時に左手を怪我し、左手切断の宣告までされる。1955年、16歳でデビュー。21歳のとき声が出なくなり失踪。23歳のときファンの投げたテープが目に当たり失明寸前。25歳のとき阪神の藤本と結婚。そして30歳で離婚。37歳で実印を貸したことで16億円の借金。39歳で知人の失踪により2.4億円の負債。55歳で乳癌手術。そして2007年、また知人に資産を奪われて借金を抱える・・・
とまあ、69歳の現在でも島倉千代子の人生は激動である。
でも立派だ。ずっと現役で活躍し、膨大な借金も返しているらしいし・・・・・。

思い出してみると、もしかすると自分が一番最初に覚えた歌手は島倉千代子かも知れない・・・。
今でも良く覚えている・・・。自分が生まれた大宮の家で、ラジオから流れてきた島倉千代子の歌声。「からたち日記」が昭和33年発売というからまさにその頃だ・・・。
そしてその歌声は、子ども心にも何か「枯れた独特の声」に聞こえた。今思うと、それは島倉千代子20歳の頃の声だったのだが、そんなに若くは聞こえなかった。

ともあれ、この「哀愁のからまつ林」を聞いていると、しみじみしていて「日本の良さ」を感じるな・・・・。


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コメント

初めまして。
本日このURLを見つけました。
島倉千代子さんの「哀愁のからまつ林」を拝聴しましたが、残念ながら最終部分が尻切れになっています。修正は無理でしょうか?
また、島倉千代子さんの30年代の歌のステレオ録音のCDが無いか調べましたが見あたりませんでした。この「哀愁のからまつ林」はステレオ再録音盤ですが、アルバム名を教えてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。

投稿: 江口利彦 | 2009年1月22日 (木) 21:27

江口さん

前は意識的に曲の最後部分をカットしていました。だいぶん戻したのですが、まだ何曲か残っています。この歌も週末には修正します。
この歌は、オリジナルのモノ盤とステレオ再録盤の2種類のCDが現在売られています。アルバム名は調べ切れていませんが、レコード屋で聞けば簡単に手に入ると思います。

投稿: エムズの片割れ | 2009年1月22日 (木) 22:08

 早速の修正ありがとうございました。

うっとりしながら何回も聞き返しています。

投稿: 江口利彦 | 2009年1月25日 (日) 19:58

私が16歳の頃大好きな島倉千代子のショウがあると言うので朝から当時錦糸町にあった江東劇場に行きました。開演から終演迄一日3回公演でしたが。3回とも切符を買って観ました。それから55年今も応援しているのですが、最近姿が見えません。東海林太郎の持ち歌である(隅田川)を千代ちゃんの声で又聞きたいものです。

【エムズの片割れより】
島倉千代子も74歳なのですね。自分は子どもの頃(昭和30年代初め)に聞いた時、キレイな声というより、独特の枯れたような声に聞こえたことを覚えています。

投稿: タカサン | 2012年6月 8日 (金) 18:41

ぶしつけな投稿、お許し下さい。
島倉千代子ファンと自認しております。
中でも「哀愁のからまつ林」が私にとって島倉さんの、ベストワンと思っています。
この歌は、もっぱらラジオとTVで聞き親しんで参りましたが、(1番~2番)(2番~3番)の間奏の中で、それぞれセリフを語っていたと記憶しておりますが、今ではその語り部分を聞くことも、文言を知ることすら出来ません。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて頂きたいと思いまして投稿しました。
このセリフを知ることによって、私の「哀愁のからまつ林」は完璧の歌となります。

【エムズの片割れより】
自分もこの歌が一番好きですが、セリフは聞いたことがありません。たぶんレコード録音には無いと思いますが、何方かご存じでしょうか?

投稿: 長谷川 務 | 2015年11月 9日 (月) 01:57

多岐に渡るブログ内容を楽しみにしております。(時々私には難しい内容もあるが)

私も、人生で初めて聴いた歌が島倉さんのような気がします。
どの歌もとても好きになりました。
取り分け哀愁の落葉松林には惹かれました・
恋に恋する中学時代 田水に夕日の揺れる頃に句ちずさんだものです。
思い出さんこんにちは、この世の花
東京だよおっかさん~いまでも好きな歌です。

【エムズの片割れより】
当方、録音の種類にも凝っており、「哀愁のからまつ林」は、ここに挙げた録音が好きです。
船村徹の曲がいいですね。

投稿: りんご | 2016年5月16日 (月) 18:21

流石エムズ様、録音の種類にまで凝っておられるとは!!
肝心の「からたち日記」を書洩らしたので再訪致し足跡を残しました。

投稿: りんご | 2016年5月18日 (水) 08:54

船村徹さんの文化勲章受章を嬉しく思う一人です。数々の船村節に酔いしれました。この歌は、西沢爽さんの歌詞もいいですね。まだ恋も知らぬ頃から「あとも見ないで別れて行った」と口ずさんでは情景を想像するのでした。島倉節の中では「哀愁の落葉松林」「東京だよおっかさん」
遠藤実作曲の「からたち日記」を加えてベスト3と思います。
貧しい炉辺でラジオに耳を傾けた日々が甦ります。今は郷土出身の林部智史他、クラシックなど
様々聴くが、演歌は酒飲みの占めのラーメンというところでしょうか?

【エムズの片割れより】
いやはや文化勲章とはスゴイですよね。
船村節が日本の文化として公式に認められて?嬉しい限りです。

投稿: りんご | 2016年11月 8日 (火) 17:10

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