« 腸内細菌と免疫~藤田紘一郎氏の話 | トップページ | 春だ・・・若山彰の「惜春鳥」 »

2008年3月 8日 (土)

NHK激流中国「上海から先生がやってきた~貧困の村で~」

NHKスペシャル 激流中国「上海から先生がやってきた~貧困の村で~」  (08/3/2放送)を見て、中国の壮大なエネルギーを感じた。この番組を見て号泣したウチのカミさんは「このままでは、日本は中国に負ける・・・」と言う。
以下、この番組に感激したウチのカミさんの感想を交えて、この番組を振り返ってみる。(08/3/9 AM10:49~BS2で再放送)

「中国の600人のボランティア大学院生が支教団として1年間貧しい農村を支える。国が指定する貧困県は600箇所。「貧しい人々に教育を施す事が使命。教育で国を救う」。農村では教師の数も能力も不足。若者の力を借りて農村の人材を育て事が支教団の目的。都会で余裕の出来た若者が10万人以上が農村に向かっている。

メンバーの一人、上海の名門、復旦大学に通う梁佩思(りょうはいし)さん(22)は、恵まれた生活を離れ、貧しい農村の高校で1年間のボランティア教師となることを決意した。
そして大学の仲間12人と西部の西吉県に向かう。西吉県は上海から列車で2日。収入格差は10倍。

Img_20611 現地に行ってビックリ。二段ベッドに6人。トイレは仕切りも無い穴だけ。食事は、おかずも無いモーモーが週に一個。貴重な水は取り合い。校内はどこを見ても勉強する生徒。寝ている時間以外は教科書を離さない。生徒達は朝4時半から夜12時まで必死に勉強。しかも勉強する場所が無いので、皆歩きながら勉強する。
Img_20651 家庭訪問に行くとそれぞれの事情が分かってくる。「私が大学を出て金を稼いで皆を貧しさから救いたい」。もう一人の女の子は昼休みに家に帰っている。父は亡くなり、母も腰の骨を折って何も出来ないのでその世話に帰る。弟が一人畑作業で一家を支える。しかし家計が赤字なので、利子の仕組みも知らないまま銀行からの借金に頼る。その額13万円。弟は意Img_20661 を決して都会に仕事を探しに出るが、仕事を探す人が多過ぎて見付からない。そして母を親戚に預け、命の危険を冒して何年か炭鉱にこもると決心。そうしてまで、貧しさから抜け出るために姉を大学に・・・・
冬は零下15度。この時期、香港の支援団体から奨学金が寄せられるが、
Img_20671 この子は勉強不足でその候補(一人1000円=家の一月の収入以上)にはならない。
朝6時にはもう高校生が窓の明かりで勉強を始めている・・・。歩きながら・・・・

Img_20731 農村の若い人は、皆出稼ぎに行く。まるで日本の戦後の集団就職・・・。知識も無いままに出るので金にまつわる悲劇も・・。
何もしてあげられないと、悩む上海から来た梁さん・・・。」

以下は、この番組を見ての我が家(実はカミさんの・・・)の感想である。
「中国は、自分のためでなく全ては家族のため。出稼ぎに行く弟も、姉と母のためにグチも言わずに懸命に働く。日本なら「何でオレがやらなきゃいけないんだ・・・」と投げ出す所なのに・・・・
ボランティアの先生も、住む所は(トイレでも分かるように)劣悪。日本だったら先生が帰ってしまうだろう。人のためにあれだけやれるかな・・・とショック。本当に寒く、日本のお嬢さんだったら逃げちゃう。日本はあのエネルギーに負けるな・・・と思う。
この1年間の経験で、これからこの若者達は彼らをその貧しさから救おうと、活動すると思う。日本では“見なかったこと・・”で済ましてしまうが、この子達はその現実に向き合っているからすごい。
日本の場合は、その努力も“自分のためだけ・・”という場合が多いように思う。また、“自分のために何かをする”というのは、本当はとても贅沢で恵まれているという事だということを、我々は気付かないといけない。
中国では動機が全く違う。だから、「自分がどうにかなりたい・・・」という日本の志の低さ(エゴ)と、「人を助けたい(貧困の人を・・、親を・・)」という中国の人の志の高さとの違いを、この番組では我々に厳しく突きつけてくる。日本はこの対比から、勉強をするにしても、“ご飯の心配もなく勉強出来る”という当たり前のことも、それが恵まれている事だという事に気付き、感謝し、そしてそれぞれが今いる自分の場所で努力する事が大切なのではないだろうか?
ボランティアの家族も、よくもこんな環境の世界に娘を送り出す・・・。日本だったら「苦労することは無いよ・・」と止めるのでは?」(以上、この番組に感激したカミさんの感想・・・)

人間は、どんなに恵まれていようが、それに慣れて感謝を忘れる動物。自分もかなり恵まれているのだろう・・・・。
カミさんに言われるまでもなく、「感謝」を忘れずに暮らしたいものではある・・・。


« 腸内細菌と免疫~藤田紘一郎氏の話 | トップページ | 春だ・・・若山彰の「惜春鳥」 »

コメント

始めまして・・・。
さる2月14日にトラックバックをいただいたtoriaezuです。
以来、エムズさんのブログを毎日拝見しております。
なつかしい歌の数々は、他では聴けないサイトです。
私が唯一の種にしている「ラジオ深夜便」についても、はるかに充実した記載があり、今朝はまた「激流中国」のテレビ放送についても、実に内容のある記載がありました。
さっそく、今日の再放送を聴いてみます。
ありがとうございました。

投稿: toriaezu3965 | 2008年3月 9日 (日) 07:16

toriaezu3965さん

コメントありがとうございます。
「老人ブログ80」さんも、81歳にしてPCを駆使し、これだけのblogが展開できるとは・・・・。尊敬!
小生も“サンデー毎日恐怖症”からblogを始めてみましたが、ひとつの目標が出来たかな??
これからもよろしくお願いします。

投稿: エムズの片割れ | 2008年3月 9日 (日) 09:09

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/179901/40426807

この記事へのトラックバック一覧です: NHK激流中国「上海から先生がやってきた~貧困の村で~」 :

» 激流中国:北京の怒れるマンション住民追う [中国から見た中国と日本の違い]
 ニュータウンに移り住んだ住民が自治組織を結成し、自治を求めて戦う姿を生々しく描いた『NHKスペシャル 北京 怒れるニュータウン ~沸き上がる住民パワー~』が4月6日、放送される。 NHKによると、中国北京では五輪大会を目前に市街地の再開発が急速に進み、巨大...... [続きを読む]

受信: 2008年4月 6日 (日) 11:36

« 腸内細菌と免疫~藤田紘一郎氏の話 | トップページ | 春だ・・・若山彰の「惜春鳥」 »