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2008年2月27日 (水)

仲代圭吾の「百万本のバラ」

俳優の仲代達矢の弟で、シャンソン歌手の仲代圭吾という人をご存知だろうか?この仲代圭吾の歌う「百万本のバラ」は、加藤登紀子とは違う別の趣があって面白い。
自分が「百万本のバラ」という歌を知ったのは、新宿のスナックで“流し”がギターで歌っていたのを聞いた時だった。その時に「何ていう歌?」と聞いてこの歌を知った。
今日は、仲代圭吾の歌で聞いてみよう。

<仲代圭吾「百万本のバラ」>

「百万本のバラ」
  作詞:A・ヴォズネセンスキ
  作曲:R・パウルス
  訳詞:松山善三

1)信じてくれますか 一人の若者が
 小さな家を売り バラを買いました
 信じてくれますか うそだと思うでしょう
 街中のバラを 貴方に贈るなんて
 バラをバラをバラを下さい
 ありったけのバラを下さい
 貴方の好きなバラの花で
 貴方を貴方を貴方を包みたい
 バラをバラをバラを下さい
 百万本のバラを下さい
 僕の僕の僕のこの生命
 貴方に貴方に貴方に捧げたい

2)貧しい絵描きの 僕に出きるのは一つ
 何もかも捨てて 貴方を思うこと
 誰も知らない 心のささやきを
 花びらにそえて 貴方に贈りたい
 バラをバラをバラを下さい
 ありったけのバラを下さい
 貴方の好きなバラの花で
 貴方を貴方を貴方を包みたい
 バラをバラをバラを下さい
 百万本のバラを下さい
 僕の僕の僕のこの生命
 貴方に貴方に貴方に捧げたい

3)出会いは短く 貴方はもういない
 貴方は踊り子 街からまた街へ
 夜汽車の窓辺で 貴方は思うだろう
 見えない愛の灯が この世にあるのだと
 くるくるくるくるくるくるまわる
 まっかなサテンのトウシューズ
 残った僕の熱い心には
 甘い思い出 涙のしずく
 バラをバラをバラを下さい
 ありったけのバラを下さい
 貴方の好きなバラの花で
 貴方を貴方を貴方を包みたい

*バラをバラをバラを下さい
 百万本のバラを下さい
 僕の僕の僕のこの生命
 貴方に貴方に貴方に捧げたい

NETで調べてみると、「百万本のバラ」という歌は、どうも以下のような経歴の歌らしい。

1)「百万本のバラ」のオリジナルは、ラトビアの音楽家R.パウルス(ラトビア共和国 元文化大臣)が作ったジャズピアノ曲に、レオンス・ブリエディスがまず詩を付けた。
オリジナルの詩の内容は、
「子どもの頃泣かされると、母に寄り添って慰めてもらった。
 そんなとき母はほほえみを浮かべささやいた
 神は娘に命を与えたけれど 幸せをあげ忘れた」
        (訳:黒沢 歩)

という、母娘の悲しい人生を綴る内容で、他国に支配され続けてきたラトビアの苦難の歴史が暗示されているという。(出典ここ

2)そして本場ロシアでは、1982年に、この曲にロシアの詩人ヴォズネセンスキイが詩をつけ、人気歌手アラ・プガチョバ(ロシアの美空ひばり)が歌って2000万枚の大ヒットになったという。

<アラ・ブガチョバ「百万本のバラ」>

この歌は、日本では1987年に加藤登紀子の歌で発売されたが、この絵描きの物語は実話に基いているという。
「グルジアの画家ニコ・ピロスマニ(1862~1918)は、ロシア画壇から異端視されていた画家だが、そのピロスマニが描いた絵に「Actress Margarita」という絵があり、そこに描かれ たマルガリータがこの歌のモデルらしい。マルガリータはフランス人の踊り子で、1905年にグルジアに来てピルスマニに会い、ピロスマニは彼女の美しさに魅了されて、彼女に文字通り「花の海」を贈ったという・・・」(出典はここ

Image01411(08/8/14追)
08/8/2付け朝日新聞夕刊(P9)に関係記事が載っていた。この話はやはり事実らしい。

3)日本で「百万本のバラ」を最初に(加藤登紀子よりも前に)歌ったのは「兵頭ニーナさん」で、NHKのロシア語講座の講師を務めていたとき、その番組の中で歌ったそうだ。

4)日本語の訳詩としては、加藤登紀子と松山善三とがあり、加藤登紀子の訳のほうが原詩に近いそうだ。

話が変わるが、同じようにフジテレビの「北の国から98 時代」というドラマで、正吉が蛍に結婚を申し込む時に、バラではなかったが、草の花を毎日届ける場面があったっけ・・・
もちろん自分も、惚れた女性には「花の海」を贈りたいが、現世ではもう無理なので、来世で実行してみようかな・・・??(相手は誰だろう・・・・? ドキドキするな~)


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コメント

2chの【キャプテン】うどんを愛する者に悪い奴は居ない【UDON】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1263853355/
で、たまたま「百万本のバラ」を検索して居た所、おときさんとは違う方が違う歌詞で歌っているのをYou-Tubeで発見しました。
おときさんのは有名だったのだけれど、この仲代なんのとかさんって誰?って聴いてみたら滂沱の涙が・・・・
身に詰まされる歌詞と歌唱に打ち震えがまだ止まりません。
誰だろうこの方はとググったらトップに上がったのが貴殿のページでした。
そうですか、あの仲代達也さんの弟君でしたか、全く存じ上げませなんでお恥ずかしゅうございます。

しかし、なんででしょ、わたしはおときさんの唄を聴いても涙しないのは?
仲代圭吾(松山善三)>>>アラ・ブガチョバ>加藤登紀子
な関係ですw。

「生きてりゃいいさ」も
河島英五>>>>>>>加藤登紀子(この方に送った曲なのだがw)
この英五の唄の方が心に突き刺さり数日涙が止まらなくなったこともあります。

なんでなんでしょかね。
美空ひばりが「昭和の枯れ薄」を唄っている感じなんでしょうか。

投稿: yama | 2010年1月24日 (日) 12:05

<アラ・ブガチョバ「百万本のバラ」>

これがユーチューブにあります。
この女性は、今では相当なキャリアでしょうが、ロシアの歌手でこんな魅力が
あるとは、。ただ、彼女の他の曲は知りません。

【エムズの片割れより】
初めて見ました。ただYouTubeがもう少し音が良いとラッキーですね・・

投稿: でんでん | 2010年11月19日 (金) 11:13

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