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2008年1月23日 (水)

「一生」を記録するメモリー容量は「3テラバイト」・・・

先日(08/1/22)の日経産業新聞のトップに人生保存15万円の時代~思い出丸ごと1つに~メモリー下落・大容量化が後押し」という記事が載っていた。非常に面白いレポ-トである。

この記事を要約すると・・・・
サンフランシスコにあるマイクロソフト研究所の上席研究員ゴードン・ベル氏の「研究成果」によると、人生の出来事すべてをデジタルデータ化し、メモリーに保存すると(=ライフログ)、その全データは、1日あたり93MB(メガバイト)、一生では3TB(テラバイト)になるという。(注:ちなみに「3TB」とは、地上デジタルHD放送を380時間、BSハイビジョン放送だと270時間くらい録画できる容量)
080123nikkeisangyo ベル氏が研究してきたライフログのプロジェクトが「マイライフビッツ」。これは、ベル氏自身が自動シャッター付きのデジタルカメラとICレコーダーを首にかけ、生活のすべてを記録してパソコンのHDDに記憶させている。
プロジェクトを開始した2001年以降、目の役割を果たすデジカメが30秒に1回シャッターを切り、ベル氏の一日の行動を次々とHDDに焼き付けていった。
受け取った電子メールや請求書、小説、雑誌などもすべてパソコンから転送したりスキャンしたりしてデジタルデータ化。
徹底した「人生のデジタルデータ化」から7年。蓄積したデータを分析して項目毎に分類し、人々が記録する1日当りのデータ量を推計。生まれてから82歳まで、人生にかかわるデータを保存するのに必要な容量を2.8テラバイトとはじき出した。

ベル氏が示す利用方法としては、患者が身に付けている記憶装置を使い、医師が過去の病歴を把握しながら治療をしたり、認知症の人が過去に何を食べたかも確認して適切なアドバイスが出来る。ビジネスパースンは会議で上司が話した内容を自宅で詳しく確認できる。また過去に買いそびれた商品をどこの店舗で見かけたかを確認したり、・・・・
そして、3テラバイトの記憶媒体は1400ドル(15万円)程度しかかからない。・・・・・と言うのが結論・・・・。

さーて、この話をどう見るかだ。(細かく言うと、500GのUSB HDDは最安値@14千円位なので6台買うと84千円、1TのHDDだと@4万円位として12万円・・・・)
人生で次々と起きる事象。それをデジタル化して何時でも取り出せるとしたら、人生がどう変わるか・・・・?
正確な記憶、正確な行動の検証は可能になる。でもそれは、どれだけの利用価値があるのだろう・・・? どれだけ利用するチャンスがあるのだろう・・・?
結論として、自分としては否定的だな・・・。人間、忘れることを前提に文化が発展してきた。「忘れない」が前提だったら、過去の行動に完全に縛られて、取り返しがつかなくなる・・・・。
例えば、カミさんとケンカして「暴言」を吐いたとする。それをお互いに忘れるから、何とか家庭の平和が維持できる(!?)。しかし、いつもその言葉を(=いやな過去を)目の前に突きつけられたら、黙認することも出来なくなる。もちろん「臥薪嘗胆」ナンテいう言葉も無くなる・・・。
「3テラバイト」という試算は面白いが、まあこの話は笑い話だね・・・。


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