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2007年12月23日 (日)

マザー・テレサの生き方

NHKラジオ深夜便「心の時代~マザー・テレサとインドと私(1):写真家 沖守弘」(07/12/20)を聞いた。
名前だけは知っていたマザー・テレサという人について、この番組で少し教えてもらった・・・。

写真家の沖守弘氏は、当時大問題だった「人口爆発」に興味があり、70年代のインドに行く。当時のインドの田舎では、15歳で結婚して30歳までに10人位の子供を生んでいたが、子供の死亡率が減ったため、人口の激増につながった。そして食えない人達は、大都市のコルカタ(カルカッタ)に集中する・・・。
74年に路上で売られていたマザーの本を買ったのがきっかけで、沖守弘氏はコルカタのマザーの家を訪ねて行く。しかしマザーは留守だったため、シスターに、マザーの作った「死を待つ人の家」に連れて行ってもらい、そこでシスターが死に行く人の両手を握って、「静かに眠りなさい」と臨終を見守っている姿を見て感動し、我々は恵まれているが、それと引き換えに何か大事なことを失ったのではないか・・・、ということを見せ付けられた気がした。そして、何とかマザー・テレサの許可を貰って写真を撮ろうと心に決める。

シスターは、親と縁を切らなければなれない厳しい条件があるが、最近は日本人が増えているのだという。特に「死を待つ人の家」へのボランティアは日本人が多いという。
そして東京で白柳大司教(枢機卿)に紹介状を書いてもらって75年に初めてマザーと会うことができた。

そして「あなたのヒューマニティな活動に感動した」と言うと、マザーは「ヒューマニティという言葉は理解できない。単なる慈善家になるのだったら親と縁を切らなかったでしょう。私はキリストに仕えるために修道女になったのです。だから今やっている事は当たり前のことなのです。」と言われた。
そして「私を英雄視するな。私の伝記を作るのなら断る。私の仕事を撮るのなら許す。明日の朝4時に聖堂に来なさい。そして私の祈りから写真を撮り始めなさい」と言われた。
マザーは、貧しい人こそキリスト。貧しい人の中にキリストがおられる、という考え方。
だから異教徒であろうと差別が無い。そして亡くなった時は、その人の宗教で葬式をするという。その人の人間としての尊厳を大切に・・・・。

マザー・テレサは1910年生まれでマケドニア(ユーゴ)の出身。18才の時にロレット修道会に入る。そしてカルカッタの教師・校長までする。そして年に一回ダージリンの教会に黙想に行くが、その時に汽車の中で神の啓示を受ける。「あなたは貧しい人のスラムに入って、貧しい人を助けなさい」と。この時、37才(1947年)。そして苦労してバチカンの許可を得てインドの国籍を取って活動に入る。もちろん無一文から・・・。
そして、マザーの活動が認められてお金持ちの人達からの援助が得られ、12人の教え子が集まって「神の愛の宣教者会」が作られた。そして今は何と131カ国で、700以上の支部を持つまでになり、修道女4000人を育てて発展しているという。

沖守弘氏は1978年に5年間撮りためた写真集を初めて出版するが、最初はどの出版社も相手にしてくれないで、やっとカトリックの出版社から出版。それをNHKの宗教の番組で、「現代の目で見る聖書だ」と絶賛され、それから売れ出す。
そしてマザーが1979年にノーベル平和賞を受賞してからは、今まで見向きもしなかった31社もの大出版社から引き合いが来たという。

マザーは、平和賞を貰うときに「貧しい人の代表としてこの平和賞を頂きます」と挨拶したとか。まさに清貧そのものだったという・・・・・。
マザーが亡くなった時にも遺品が無く、マザーハウスから沖守弘氏に送られてきたものは、5ミリ四方の布。マザーが着ていたサリーの切れ端という・・・・。

長々と、この番組の内容を紹介してしまった。

今まで名前だけしか知らなかった「マザー・テレサ」・・・・。
これを機に、沖守弘著「マザー・テレサ あふれる愛」を買って読んでみる気になった。
世界は広い・・・・。クリスマスも近いので、こんな話題も良いではないか・・・

(関連記事)
沖 守弘著「マザー・テレサ~あふれる愛」を読んで


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コメント

はじめまして!
検索で1000年女王の記事、みつけて↓
http://emuzu-2.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_078e.html
参考になりました!

鬼太郎wも好きだけど
富田勲とかもすきです 惑星とかw

貧乏なので1000年女王はレコードからmp3にしてきいとります♪

でわ!また (カールセーガンのコスモス(TV)に感動した世代です w)


投稿: スローなブギにしてくれ | 2007年12月24日 (月) 01:18

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