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2007年9月 2日 (日)

太平洋戦争を考える(4)~東京裁判

NHKスペシャル「パール判事は何を問いかけたのか~東京裁判・知られざる攻防~」(07/8/14放送)と、同じくNHKスペシャル「A級戦犯は何を語ったのか~東京裁判・尋問調書より~」(07/8/13放送)を見た。

(日本史大嫌い人間(=自分)が、還暦を前に勉強中?なのである。しかも、TV番組をきっかけに少しでも知ろうかと・・・)
盆休みに録り溜めたNHKの戦争特集番組を少しずつ見ている。今日は、上の二つの番組を見た。極東国際軍事裁判(東京裁判)について、インドのパール判事の少数意見についての経緯・背景・活動の番組と、アメリカ国立公文書に眠っている巣鴨プリズンでのA級戦犯の尋問調書から戦争責任を問う番組である。どちらも、まさにNHKでしか作れない重厚なドキュメンタリー番組である。

パール判事の番組の方が印象が強かったので、少し書いてみる。東京裁判は戦勝国が敗戦国を裁くという構図だったため、最初から結論ありきではなかったかという論があるが、経緯の文書から見る限り、裁判崩壊の危機があったほどで、舞台裏では大変な駆け引き、議論があったとして、“結論ありきではなかった”としていた。
そしてパール判事は、少数意見として全員無罪を主張したが、これは決して日本を擁護するためでなく、極東軍事裁判所条例(裁判憲章)の「平和に対する罪」および「人道に対する罪」は後から作られた法律であり、法律は遡っては適用されない、という原則に基づいた解釈である事を言っていた。

これらのパール判事の主張は、まさに国家の都合を背景にしたスタンスではなく、法曹としての正義に則った姿勢であり、頭が下がる。

そしてこの裁判は、二度と戦争を起こしてはならない。という全員の思いが全体を貫いていた、とも言う。もしそうだとすると、この理念は非常に気高いものの、その後の数々の戦争の現実との乖離が理解できない。もっと勉強が必要だ。

しかし、その結果として我々は世界に誇る(パール判事にも誇る)平和憲法を手に出来た訳で、結果的にはラッキーだった?
しかし、日本史大嫌い人間には、まだまだ分からないことが多い。
日本は、ヨーロッパ諸国のマネをして資源確保の為にアジア諸国を侵略した。とすると、その前に欧米諸国がアジア諸国を植民地にしていたのは、侵略でなくて何だったんだろう・・・? それらで行った侵略・犯罪行為は、罪にならない?(勝つと官軍??)
また、戦勝国が敗戦国を裁く。という仕組みも理解できない。敗戦1週間前に宣戦布告をしてきたソ連がそれに加わっているのも何か解せない。また、もし日本が仮にアメリカに勝ったら、日本がアメリカを裁判で裁く??? 何か変だ・・・
日本を戦争に駆り立てた責任者(東条英機等)を罰することは、庶民として自然に理解できるが、その法的根拠となると、勉強不足だな・・・(パール判事は全員無罪としたが・・・)

ともあれ、今日の番組で、満州事変から敗戦まで、陸軍の暴走を止められずにズルズルと戦争に走った日本の姿が随所に出ていた。(陸軍の暴走を追認して予算を認めた広田弘毅・・・)
このあたりをもう少し勉強してみよう。(NHKとともに?!)


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