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2007年5月20日 (日)

日本のアジア侵略の事実は重たい・・・

最近、明治以降、敗戦までの日本のアジア諸国への侵略行為について、色々と考えされられる。

休日になると、HDDに溜めてあった番組を見るが、NHKの番組で「世界の小さな国」というのがあり(BShi、毎(水)AM 9:50)、5/23の放送「パラオ共和国」を見た。
冒頭、80才を越えるおじいさん、おばあさんが流ちょうな日本語を話すところから「パラオ共和国」の紹介が始まった。
(NHKの番組紹介には「日本から南へ3000キロ、太平洋に浮かぶミクロネシアの群島国家パラオ。種子島ほどの国土に2万1千の人々が暮らす。お年寄りたちが流暢に日本語を話すのは、第一次大戦後から31年間つづいた日本統治時代の名残り。・・・」とある)

第一次世界大戦始まった1914年から、第二次世界大戦が終了して米軍占領が始まる1945年までの31年間、日本がパラオを含む独領ミクロネシア(南洋群島)を占領していたという。
TVに出ていたおじいさん達は、子供の時に日本語で教育を受け、お父さん世代は英語、子供達世代になってやっと母国語になったという。
ここで「占領」という言葉を重く受け止めてしまった。
自分達の文化を、理不尽な外国人の勝手な都合によって破壊され、言葉さえも強制された歴史的な事実。

今読んでいるジュームス三木の「憲法はまだか」の中で、マッカーサーの父親の事が書いてあった。
「・・・ダグラスの父であるアーサー・マッカーサー二世は、17才のとき南北戦争に参加し、19才で早くも陸軍大尉に昇進した。後に准将としてアメリカの統治下のフィリピンで、初代軍事総督を務め、善政を敷いて、国民の賛辞を浴びた。・・・」(P123)
占領といっても、現地民に歓迎される占領も確かにある。

話かわって、今朝(5/20)の日経に堺屋太一氏のチンギス・ハンについての解説があった。(P33)
「・・・チンギス・ハンが世界征服を企てた真の目的は、『人間(じんかん)に差別無し、地上に境界無し』のグローバルな世界を創る事だった。・・・」
(モンゴル帝国はなぜ長続きしたか?)「・・・ユーラシアの7割、世界人口の6割を支配する。しかもその国は、短い地域でも百年、長いところでは20世紀のはじめまで6世紀以上も続いた。その秘訣の第一は『信仰の自由』だ。チンギス・ハンは自らの信仰や文化を押し付けなかった。一切の宗教や文化に干渉せず、治安と納税が守られる限り自治を認めた。・・・」

日本の戦後処理の極東委員会での、オーストラリア、ニュージーランドの日本大嫌いスタンス(知らなかった・・・)。
中国で今も教育されている「日本から受けた恥を忘れまい・・・・」。
また韓国に観光に行くと、中国以上に日本人に向けた白い目を感じるという・・・。
すべては、我々日本人が今までにしてきた報いであろう。
自分も今まで“ノー天気”にアジア諸国に観光に行ってきたが、前のBLOGでも書いた通り、個人一人ひとりが、小さくてもその穴埋めの努力が永遠に必要ではないかと感じるこの頃ではある。

また、日常大騒ぎをしている北朝鮮の拉致問題。
これは確かに事実であり人権問題ではあるが、かつて日本も全く同じ事を、もっと大規模に他国に散々してきたのも、また歴史的事実であろう。
この拉致問題を、日本が侵略した国の人々がどう捉えているか、現地の人のナマの声を取材して、NHKがドキュメンタリー番組でも作ってくれると面白い。日本人が考えているとは違った側面が見えるかも知れない。
(もっとも「菅義偉総務相は2006年11月10日、NHKに対し短波ラジオの国際放送で拉致問題を重点的に放送するよう放送法に基づいて命令した。」という報道もあり、期待はできないが・・・・)

日本国憲法(の理念)を日本人が作れなかった事実(敗戦しても自覚無し?)も、「日本は世界の嫌われ者?」の認識も、少なくても自分は良く知らなかった・・・・。
少々勉強が足りないな・・・・。
今年の憲法の日は、自分にだいぶん考えるチャンスを与えてくれているようである。
(外は上天気。こんな事を考えていても仕方が無いので散歩にでも出るか・・・・)


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コメント

以前に「日本に植民地はなかった」でも書いたのですが、日本の同化政策の罪の深さは、その通りです。しかし仮説として、台湾と南洋の統治はあと50年、朝鮮の統治は100年続いたら、同化は本当に成功したかもしれません。歴史にそのような例は沢山あります。しかし偏狭な国粋主義が邪魔をして破綻した。 ……結果としては、民族紛争を抱え込む国にならなくて、よかったと思いますが。

投稿: 志村建世 | 2007年5月20日 (日) 15:51

「日本に植民地はなかった」を読みました。
なるほど。読んで日本のやってきた背景が(やっと今頃)理解できました。スミマセン・・
日本の占領は「日本人化」が目的だった。よって現地の文化を否定し、全てを日本化しようとした・・・。なるほど・・
逆に、ミャンマーや台湾の日本に対する評判は良いとも聞きます。どこが違うのかその内に調べてみたいと思います。
(前に台湾に行ったとき、夜コンビニで買い物をしていたら、ステテコ姿のおじいさんが寄ってきて「私、少シ日本語話セマス。何カ手伝ウコトアリマセンカ?」と言われたことがあります・・・)

投稿: エムズの片割れ | 2007年5月20日 (日) 22:50

パラオの記事を調べていたらこちらにたどり着きました。古い記事だったのですがとても気になって書かせて頂きました。
マスコミやNHKでは本当の真実を言っていません。パラオやシンガポール、その他の国々は大東亜戦争前は何処が侵略し奴隷的な事をしていたのかを一度調べてみてください。
イギリス・オランダ・アメリカという国は奴隷的な支配をつい最近まで行っていました。いいえ今でも行っているのです。歴史を調べるとそれがよくわかりますよ。

【エムズの片割れより】
自分の古い記事を読んでしまいました。今でも、認識はあまり変わっていませんね。
それと9年前の「菅義偉総務相は2006年11月10日、NHKに対し短波ラジオの国際放送で拉致問題を重点的に放送するよう放送法に基づいて命令した。」という部分が面白く・・・!?
このスタンスも、官房長官の今につながっていますね。

投稿: BB | 2015年6月18日 (木) 07:09

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