2017年7月25日 (火)

山梨小旅行~大満足のホテル春日居と石和温泉連夜花火

昨日までカミさんと山梨に小旅行に行ってきたので、今日はそのメモ。
メインはホテル春日居と、笛吹市役所前で行われた打上花火。これらが意外と良かったのでその紹介である。

2017/07/23(日)の朝、愛犬メイ子を、初めて近くの動物病院のペットホテルに預けた。我が家の14歳半になる老犬は、心臓が悪いのと、よく下痢をするので、宿泊を伴う旅行がなかなか出来ない。でも、24時間の動物病院のホテルなので、何かあっても安心、と初めて預けてみた。最初だったので5千円強かかったが、何事も無かった。
愛犬を預けてから、八王子インターから走り出す。まもなく電光掲示板が目に付く。小仏トンネルまで、事故渋滞が12キロ・・・。でも逃げようがない。
渋滞を抜けて、藤野PAを見ると、車が溢れてPAに入れない。そしてトイレの順番待ちの人が数十人。次の談合坂SAも同様で、車が溢れていた。皆、予想外の渋滞で困ったのだろう。我々は、2時間ほどで双葉SAに着き、そこで早めの昼食。さすがにここまで来ると空いている。
カツ丼を食べるが、これがなかなか良かった。人気メニューだけのことはある。
そこから1時間弱で、最初の目的地である清里の「萌木の村」(ここ)に到着。

メモを見たら「萌木の村」は6回目。1995年12月9日に、会社の課の旅行で初めて行って、それ以来、1997年11月23日と1999年11月27日にはカミさんと、2001年8月13日には家族4人で、そして2006年6月2日に続いて、今回は11年ぶりである。
見慣れたオルゴール館の前に車を止める。少し雨模様。自分は興味は無いが、カミさんが嬉々として店を回る。道が石畳となり、整備されている。店はどれも、若い女性が好むような、しゃれた店。

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それに「清里フィールドバレエ」(ここ)という屋外バレエの会場の設営が進んでいた。

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ポスターによると、この屋外バレエは、2017/07/27~8/10まで開かれるそうで、演目は3つ。カミさんの友人が、娘さんがバレエをやっている関係で、毎年見に来るそうで、ホテルに泊まっての鑑賞だそうだ。問題は雨だが、公演中止の場合は、返金は無く、別日または次の年の振替チケットに変わるそうだ。屋外のバレエは、雨は大敵。バレリーナが雨で滑ると危ない。返金無しは、公演の安定からも仕方がない。もっとも自分が見に行く訳ではないが・・・

石畳の一番奥にあるのがレストラン「ROCK」。入ってみると長蛇の列。日曜日のせいか、雨なのに・・・。HPを見ると、昨年6月に火災で全焼し、改めてこの6月にグランドオープンしたのだそうだ。なるほど・・・。当方は退散・・

清里から1時間で甲斐善光寺(ここ)へ。初めて来たように思ったが、97年にも来ていた。記憶が無いが・・・。

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拝観料500円はちょっと高い。でもせっかく来たので・・・
鳴き竜は、手を叩くとビーン。カミさんが感激していた。そして善光寺ならではの「戒壇廻り」。前に長野の善光寺に行った時は、一人だったので、暗闇が恐怖で、入るのをためらった。でも今回は、カミさんの腕をつかんでいたので、まあ何とかカギに触れてきた。でも、怖いので、目をつぶって歩いた。目を開けての真っ暗闇は怖い・・・

そして4時過ぎにホテル春日居に・・・。
さてここからが、本記事のメイン。このホテル、食事付きで、一人一泊11,880円也。これがビックリするほど良かった。まあ25000円払っても安いくらい・・・

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このホテル春日居の格安プランを発見したのは、カミさんに届いた「Travelzoo」というメルマガ。たまたまそこに「¥11,880 -- 山梨名湯2食付 客室UP+岩盤浴 土曜同額も 5-9月 63%OFF 提供170725kasugai 元: ホテル春日居 」(ここ)というプランの紹介があったのを見付けた。
改めて、そのサイトを見ると「《Travelzoo会員限定》初夏~夏のやまなし温泉満喫旅★客室無料グレードUP!2016年3月改装51㎡客室も特別価格&お得土曜日あり★女性に人気の薬石浴嵐の湯体験付★選べる夕食」とある。(HPはここ。pdfはここ

このプランは、
◇◆Travelzoo会員様限定特典◆◇
①Travelzoo会員様限定特別価格!11,880円~
②2017年5月~2017年9月の平日&特定日限定!
改装したばかりの51㎡のエグゼクティブツイン、和モダンツインも無料グレードアップにてご提供の日程もございます!
③5/13、6/3・10・17・24、7/1・8の土曜日は、平日と同料金でご利用可能!
④薬石浴嵐の湯が1回90分お試し体験付き
⑤アーリーチェックイン14:00/レイトチェックアウト11:00の最大21時間ステイ♪

だそうだ。
実は、6月9日に予約した時、自分はほとんどカミさん任せで、内容はあまり認識していなかった。それで行ってみてビックリ。
上の写真のように、部屋はゴージャス。改装したばかりの部屋。そしてカミさんのお目当ては、シモンズのベッド。これは特に気に入ったみたい・・・・
一通りホテルの周囲を散策してみたが、庭も広く、立派なプールでは子どもが遊んでいた。
そして、「薬石岩盤浴」(ここ)が無料で付いている。これもゴージャス。エステサロンのような受付に行くと、「作務衣・バスタオル・フェイスタオル・コップ・ロッカーキー」を渡されて、説明してくれる。45度の浴室に入って、砂利(薬石)の上に寝そべる。すると直ぐに汗が噴き出す。
よってこまめに水分補給。5分で隣の休憩室に移り、足湯のジャグジーで10分の休憩。それからまた浴室に・・・。これを繰り返す90分のコース。本来は2000円だという。
心臓に自信が無いので、3回で終えたが、体は汗でびっしょり。でも何か心地よい。
そしてそのまま階段で大浴場に。これがまたデカイ。誰も居なかったので、露天風呂を含めて貸し切り状態。

そして夕食は、中華のフルコース。いわゆる中華の会席料理は初めて食べた。結構凝っている。そして給仕の若い女性が良かった。実に訓練されていて、対応が心地よい。すっかり気に入った(^o^)。

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そして、デザートの段になると、12階のワインバーで、後で採る事が出来るという。せっかくなので頼むと、カードをくれた。

さて、それから花火見物だ。カミさんが楽しみにしていた「笛吹川石和鵜飼」は、鵜が病気の為、今年は中止だそうだが、花火は毎日やっているという。
「石和温泉連夜花火-笛吹川の舞-」(ここ)は、2017年7月20日~8月20日まで20:50~21:00までの10分間だが、毎日300発を打ち上げるという。
ホテルから笛吹市役所の駐車場まで車で7分。20:34に着いたが駐車場は7割位しか埋まって居らず、難なく駐車出来た。平日はもっと空いているかも。しかし、帰りに見たら、車が駐車場から溢れて、市役所前の歩道にも止まっていた。ギリギリはやはりダメみたい。
Img_29571 人波に添って道路を渡ると、川沿いに提灯の列。一番上の堤防に皆が座っているので、同じように座った。待つこと10分余。20:50に花火が始まった。笛吹川の対岸で打ち上げているので、ちょうど頭の上で炸裂する。まさに目の前。迫力満点。
今回は鑑賞をメインに、写真はほとんど撮らなかった。
300発と言っても、充分だ。真上を見ているので、クビが痛くなる。血栓の心配も!?
終わったのが21:03。13分間の打上花火だった。とにかく気軽に見られるのが良い。昨年は八王子花火大会に行ってみたが(ここ)、2~3時間前に行く必要がある。それに比べると、短いとは言え、夕食後、ゆっくりと見物に出かけられるのは良い。
カミさんが見たTV番組によると、近年、花火大会の開催は危機に瀕しているという。つまり、地元の商店街が不況の為、資金が集まらず、花火大会の中止が相次いでいるとか。それなのに、石和温泉では1ヶ月間の毎日。たいしたものだ。

さて、車でホテルに戻って、そのまま12階のワインバーに。「お待ちしていました」と言われると、何か気恥ずかしい・・・。
Dsc005191 出て来たのは、小さなブドウ。まあデザートのブドウなので、もちろんサイズが極小。「他に如何ですか?」とメニューを渡されると、カミさん曰く「子どもでもあるまいし・・」で「「では、アイスクリームをひとつ!」。一人前450円!「2つありますので、グラスを二つにしますか?」「ではお願いします」
何と、一人前を頼んで、二人で分けようと思ったら、それを見透かされて最初から二人分に分けてくれるという。洗い物が増えるだろうに・・・。でもその気遣いに感謝。遠い夜景もきれい。
デザートで12階に客に足を運ばせる、という戦略も正しい。ワインを楽しみに・・・ナンテ、我々庶民は、まず行かないもの・・・。まあこれも経営努力か・・・!?

では寝るか・・・。ベッドが大きい。エアコンが効いた部屋でぐっすり・・・

次の日。2017/07/24(月)の朝食はバイキング。空いていると思っていたが、朝のバイキングは結構人が居た。
9:40にホテルを出たが、宿泊料金はビール・アイスクリーム込みで二人で合計25千円ほど。こんなに安くて・・・。参った!

二日目は、また善光寺に行って、お守りの追加分を買って、それから「道の駅とよとみ」(ここ)に行った。少し買い物をして、少し早めのランチ。スイートコーンを買ったり・・・

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それから「風土記の丘農産物直売所」(ここ)に行った。

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甲府市役所と建物が続いており、真新しい。特に食堂が新しく、今回は既に食べてしまったので残念!次回はこっちで食べた方が良いかも・・・

かくして、1時前には現地を出発して帰路に。もちろん道路は空いていたので、スイスイ。
帰りに寄った談合坂SAでは、ソフトクリームを食べて・・・。それにしても、談合坂SAはフードコートがゴージャス。こんなに新しかった??
ともあれ、2時半にはメイ子を迎えに行き、終了。全走行距離は300キロであった。

まあ、ホテルの格安プラン+花火のおかげで、大満足の小旅行ではあった。
このプラン、2017年9月まで開催中なので、もし良かったら如何??
お疲れさま~~~

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2017年7月24日 (月)

布施明の「星のみずうみ」~平尾昌晃が亡くなった

平尾昌晃氏が亡くなったという。昨日(2017/07/23)の朝日新聞にはこんな記事が・・・。
平尾昌晃さん死去 「ロカビリー」「瀬戸の花嫁」
 「よこはま・たそがれ」「瀬戸の花嫁」など多くのヒット曲を生んだ作曲家で歌手の平尾昌晃(ひらお・まさあき)さんが、21日夜、東京都内の病院で、肺炎のため亡くなった。79歳だった。関係者への取材でわかった。1週間ほど前から体調を崩し入院していた。通夜、葬儀は近親者で行う予定。
 東京都出身。高校時代にウェスタンバンドに加入し、米軍キャンプなどで腕を磨いた。1958年に歌手デビュー。ミッキー・カーチスさん、山下敬二郎さんと「ロカビリー三人男」で人気を博し、「ミヨちゃん」などをヒットさせた。
 66年に作曲家に転身。67年に布施明さんの「霧の摩周湖」が日本レコード大賞作曲賞を受賞した。
 68年に結核で倒れ、約1年間の闘病生活の後、音楽活動を再開。五木ひろしさんの「よこはま・たそがれ」(71年)、小柳ルミ子さんの「わたしの城下町」(同)、「瀬戸の花嫁」(72年)、中条きよしさんの「うそ」(74年)、梓みちよさん「二人でお酒を」(同)など、提供曲が次々とヒット。テレビ時代劇「必殺シリーズ」の音楽、アニメ「銀河鉄道999」の主題歌のほか、宝塚歌劇団を代表するミュージカル「ベルサイユのばら」の楽曲の一部も手がけた。
 74年には平尾昌晃歌謡教室(現平尾昌晃ミュージックスクール)を開校。狩人、松田聖子さん、森口博子さんらを育てたほか、スクール出身の畑中葉子さんと歌った「カナダからの手紙」(78年)もヒットさせた。
 闘病生活の際に様々な人に支えられた経験から、福祉活動にも力を注いだ。75年から、多数のプロ、アマチュアのゴルファー、芸能人が参加する「平尾昌晃チャリティゴルフ」を続けた。また福祉施設への慰問や寄付、障害があるミュージシャンへの音楽活動支援なども行った。
 03年に紫綬褒章を受章。日本作曲家協会や日本音楽著作権協会(JASRAC)の役員も歴任した。06年から「NHK紅白歌合戦」のフィナーレ「蛍の光」の指揮を務めた。(河村能宏、安部美香子)

<評伝>回り道で深めた音楽
 平尾昌晃さんは、高校時代から米軍キャンプでプロとして歌うなど、ジャズやカントリー、ロカビリーといった外来音楽を吸収していった。「そこで培った音楽的素養が、レコード会社が抱える既存の専属作家の楽曲とは一線を画し、1960~70年代に人々の心を震わせる曲を次々と生み出した」と、音楽評論家の北中正和さんは語る。
 ロカビリーブームでアイドル歌手として華々しくデビュー。カバー曲だけではヒット競争に勝てないとして、作詞作曲も行い、「ミヨちゃん」を大ヒットさせた。本来なら日本のシンガー・ソングライターの先駆けとして歌謡史に位置づけられたかもしれない。だが、ブームが沈静化した後の時代の変化に乗り切れず、作曲家の道に大胆にかじを切った。
 そんな中、病が平尾さんの音楽人生を大きく変えた。68年に肺結核で長野県岡谷市の病院に入院し、長い闘病生活を送った。本格的に譜面の書き方を覚えたことで「どんどん曲想が浮かんできた」という。「わたしの城下町」「よこはま・たそがれ」といったヒット曲が生まれたのはこの後だ。
 また入院経験で社会貢献の精神も得た。「あのとき助けられた体験はお金には換えられない」と思い、音楽を通じ福祉に携わる道を歩む決意をしたという。
 回り道をしたことで、自らの音楽を深めていった人生だった。(河村能宏)」(
2017/07/23付「朝日新聞」p30より)

何度か以前に、平尾昌晃の人生のドキュメンタリー番組を見たことがあるが、どれも、平尾昌晃は、長野県岡谷市での闘病生活について語っていた。
その時に作られて歌が、「星布施明の「星のみずうみ」~平尾昌晃が亡くなったみ」という曲。
wikiにはこの曲について、こう紹介がある。
170724hoshino_2 「本曲は1969年頃、作曲家の平尾昌晃が結核のために健康保険岡谷塩嶺病院(長野県岡谷市)に入院していた際に知り合った地元の詩人・小口幸重に作詩を依頼し、曲をつけたものである。
平尾はこの岡谷での療養時代を「自分の作曲家人生の重要な分岐点」としており、本曲はその中で制作されたことを語っている。」

しかしこの曲は、あまりヒットしなかったらしく、布施明のCD集には、ほとんど収録されていない。自分もやっと「華麗なる“布施明の世界”~愛の歌を今あなたに~ [Disc 1]」というCDで見付けた。

<布施明の「星のみずうみ」>

「星のみずうみ」
  作詞:小口幸重
  作曲:平尾昌晃

愛がこぼれて 涙になったよ
涙がたまって 湖になったよ

悲しくて悲しくて その湖に
今日もまた 呼びかける うつろな瞳
いとしさにたえかねて 霧にとざされた
まぼろしのほほえみが 僕の胸をさす
こころの奥の 星のみずうみ
涙のつぶを 散りばめた
淋しくて悲しくて さよならさえも
泣いていた思い出が 眠るみずうみ

こころの奥の 星のみずうみ
愛しただけで あの人は
恋しくてせつなくて 後姿も
幸せに手をふった 星のみずうみ
星のみずうみ 星のみずうみ

この布施明の「星のみずうみ」は1969年4月1日発売。
この時代の布施明は、自分が夢中になって聞いた時期。自分は大学2年の1967年春からテレビのある家に下宿した。それで布施明を“発見”した。まずは「恋」だった。それからさかのぼって「霧の摩周湖」。そして次々と発売された「愛のこころ」「愛の園」「愛の香り」「華麗なる誘惑」。そしてこの「星のみずうみ」と続いた。どの曲も数え切れないほど聞いた思い出の曲である。

当サイトにも平尾作品はたくさん挙げているが、初期の氏の曲は、どれも好きだった。
そんな氏が亡くなったという。肺結核に始まり、2年前には肺がんも発症していたとか・・・
病気に付きまとわれていた人生だったようだ。

段々と、人が亡くなっていく。時間の流れで仕方がないが、作品は永遠に残る。
人の死には2つあるという。肉体の死と、人の心から忘れ去られる死。
そんな意味では、平尾昌晃は永遠に生き続ける作曲家なのであろう。
ご冥福を祈る。

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2017年7月22日 (土)

研ナオコと中島みゆきの「雨が空を捨てる日は」

先日「研ナオコと中島みゆきの「海鳴り」」(ここ)を取り上げたが、その時に改めて知ったもうひとつの曲が「雨が空を捨てる日は」という歌。

<研ナオコの「雨が空を捨てる日は」>

「雨が空を捨てる日は」
  作詞・作曲:中島みゆき

雨が空を 捨てる日は
忘れた昔が 戸を叩く
忘れられない やさしさで
車が着いたと 夢を告げる
 空は風色 溜息模様
 人待ち顔の 店じまい
雨が空を 見限って
あたしの心に のりかえる

雨が空を 捨てる日は
なおしあきらめる 首飾り
ひとつふたつと つなげても
必ずおわりが みあたらない
 空は風色 溜息模様
 人待ち顔の 店じまい
雨が空を 見限って
あたしの心に 降りしきる

 空は風色 溜息模様
 人待ち顔の 店じまい
雨が空を 見限って
あたしの心に 降りしきる

詩的センスの無い自分には、この詩は理解出来ない。何となく雰囲気は分かるが、情景が目に浮かばない。だから、いつもの通りに曲だけを聞く・・・

この作品は、研ナオコに提供された歌で、1976年6月25日に「LA-LA-LA」のB面として発売されたという。そして中島みゆきとしては、1976年10月25日に発表された2作目のオリジナル・アルバム「みんな去ってしまった」の1曲目に収録された。
よって、もう40年も昔の作品だが、自分は今ごろ“発掘”している。
作者の歌でも聞いてみよう。

<中島みゆきの「雨が空を捨てる日は」>

ここに、昔買った「中島みゆき全歌集1975-1986」(朝日文庫)という文庫本がある。その巻頭に、中島みゆきのこんな一文がある。

詞を書かせるもの
 これらの詞は、すでに私のものではない。
 何故ならばその一語一語は、読まれた途端にその持つ意味がすでに読み手の解釈する、解釈できる、解釈したい心……etcへととって代わられるのだから。
「語」は、コミュニケーションの手段でありつつ、それ自体が人類の共通項でもなければ審判でもない。したがって、これらの詞はすでに私のものではない。
 ――という言い方もできる。ところが同じ理由によって次のような言い方もできてしまう。
 したがって、これらの詞は、ついに私一人のものでしかない……と。
 はたまた、次のような言い方も。
 したがって、これらの詞は、私のものでさえもない……。
 言葉は、危険な玩具であり、あてにならない暗号だ。
 その信憑性のなさへの疑心が私に詞を書かせ、
 その信憑性のなさへの信心が私に詞を書かせ、
 そうこうするうちに詞はやがて私を、己れ自身に対する信憑性の淵へと誘い込んでゆく。
 人を斬るための言葉はたやすい。己れを守るための言葉もたやすい。
 黙っていても愛し合える自信がないから、もう少しだけ、私はまだ詞を書くつもりでいる。

 私に言葉を教えてくれた父と母と、そして師たちへ。
 感謝を込めて。
                              中島みゆき
  一九八六年十月
」(中島みゆき全歌集1975-1986(朝日文庫)より)

この一文を読んでみても、自分の語学力では、とうてい中島みゆきの世界には入れないと、改めて思う。(つまり、自分にとって難文で、心に入ってこない・・・)
やはり中島みゆきは、曲だけを楽しむことにしようか・・・

170722are <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年7月20日 (木)

REGZAにつなぐUSB-HDDと「タイムシフトリンク」

先日「4K液晶テレビREGZA「50Z810X」の画像に感動した」(ここ)という記事を書いた。
これは自室用のテレビを東芝REGZAの「50Z810X」に買い換えた話だったが、とうとう居間(カミさん用)のテレビまで、一回り大きい「58Z810X」に買い換えてしまった。今日は、そんな話・・・
組立や設定はいとも簡単なので、当然「価格コム」での最安値を狙う。でも値段は刻々と変わる。
自室の50型「50Z810X」は、7月はじめに買った時は、185,390円だったが、181,758円を底に、3日ほど前から値上がりし、今日は196,723円だという。もちろん量販店の値札は10万円ほど高いが・・・。
さて、居間用は、今までの50型から、せっかくなので58型にして「58Z810X」とした。
通販店の選択は、何を基準にするか?自分は「長期保証(出来れば7年)」、クレジット決済が望ましい(何かあった時のために)。そして関東地区が良い(大きな商品を遠方まで運びたくない)。
「50Z810X」(ここ)は「PREMOA」(ここ)という店にした。7年保証があったのと、VISAのクレジットカードが使え、カードの1%のポイントとは別に、店の1%のポイントが付くので決めた。しかし店のポイントは出荷から15日後にしか使えないが、自分は早々にHDDを買うのにそのポイントを使ったので1800円ほど安く買えた。もちろんタイミングによっては、買いたい店にテレビ本体が無いことも多く、値段が高い時もある。

そして今回の「58Z810X」(ここ)は「GIGA」(ここ)という店を選んだ。理由は、長期保証は5年しかないが、保険料が安い。きちっと5%なのだ。ちなみに5年保証を各店で比較すると、8%近く取る店もある。5%きっちりという店は少ない。よって、あくまでも本体との合計額で考えるべき。

レグザは、USB-HDDをつないで、通常録画とタイムシフト録画(最大6TB×2台)が出来る。さてこの機能をどう扱うか・・・。
振り返ると、今使っている居間のタイムシフトレコーダーは、2012年5月に買った東芝の「M190」。1日19時間録画しているので、今までの稼働時間は、19時間×(5年×365日+2ヶ月×30日)=35,815時間。5年保証も無事故のまま終わってしまった。
Netでググると、HDDの寿命は、1万時間なんていう記述もある。メーカーとしては、たぶん7年位は設計寿命として置いているだろうが、我が家のM190も、そろそろ老境だ。Net情報によると、M190はファンが壊れると1万円、HDDだと2台替えて5万円ほど修理費がかかるらしい。
よって、居間のTVは、画質の点からもREGZAのUSB-HDDをフルに使う事にした。

それでUSB-HDD選びである。東芝純正は高価なので使わない。するとHDDメーカーのものになるわけだが、これがなかなか選ぶのが難しい。買ってつないだら、認識しなかった、というのは困る。Netで色々検索するが、なかなか難しい。
居間の通常録画用は(ここ)より、確認済みのアイ・オー・データの「HDCZ-UT3」を選んだ。通常録画は3TBもあれば充分。
自室用は、試しに「SeeQVault」を使ってみることにし、バッファローの(ここ)より、「HDV-SQ3.0U3/VC」を選んだ。

<「HDV-SQ3.0U3/VC」の箱><「HDCZ-UT3」の箱>

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「SeeQVault」は初めて使ってみたが、何のことはない、録画された番組を「SeeQVault」形式に変換すると、他のレコーダーでも見ることが出来る、というもの。確かに自室のPanaのレコーダーでも見られるが、ホントウに録っておきたい番組なら、M190のようなREGZAのレコーダーに番組を転送して、BDに焼いた方が無難。古いM190のHDDにも、簡単に番組を転送することが出来る。

さて、次はタイムシフト用のHDDだが、こっちは24時間連続で動くので慎重に・・・。
“24時間使用可能”を謳っているのはバッファロー。まあいちおう「24時間」を信じてそれを選ぶことにした。
バッファローのサイトには「Z810Xシリーズ」を選ぶと、高価な「SeeQVault」対応製品の「HDV-SQ4.0U3/VC」「HDV-SQ4.0U3/V」シリーズしか載っていない(ここ)。
しかし、そもそも東芝のサイトからリンクされているところに飛ぶと、「レグザ」対応として、「9875件の製品がみつかりました。」と表示される(ここ)。
つまり、これらは全て、ちゃんとつながるのではないか?

結局、最も安い「HD-LL4.0U3-BKF」を選んでみた。とりあえず1台だけ・・・。
すると難なく動き出した。

<「HD-LL4.0U3-BKF」の箱><「HD-LL3.0U3-BKE」の箱>

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かくして、最も安価な24時間対応の「HD-LL4.0U3-BKF」(ここ)を2台使う事にした。当然、すべて5年保証付き(全て保証料が安い「GIGA」で買った)
ホントウは6TBのHDDを2台使いたいのだが、価格が2倍するので止めた。

さて、居間用は、8TBをつないで、一日19時間、6番組を録る。それを自室から覗ければ、こちらはHDDを倹約出来るのだが、自室のテレビにも、タイムシフト用として、少なくとも1台はUSB-HDDをつながないと、過去番組表が表れない。仕方がないので3TBの「HD-LL3.0U3-BKF」も買う羽目になった(1TBも2TBもそう値段が変わらない)。そもそも自分は、民放はほとんど見ないので、自室のタイムマシンはNHKとTV朝日の2局だけとして、その他を見たい時は、居間のテレビを覗くことにした。
それと、通常録画用のHDDはTV本体から外しても、再接続で再認識されるが、タイムシフト用のHDDは、一度外すと新規登録となってしまい、それまでの過去番組は、全て消去されてしまうようだ。

さて自室から居間のテレビを覗く(タイムシフトリンク)実験をしてみると、やはり使いづらい。自室と居間の両方の過去番組表が1つの画面で表示されるのがミソだが、居間のタイムシフトの番組表がなかなか表示されない。それと、番組が終わらないと表示されないので、追いかけ再生が出来ない。

ふと、前に書いた「タイムシフト視聴用アダプタを買う~DBP-S600」(ここ)を思い出した。
このアダプタも、やはり番組表がなかなか出て来なくて、止めてしまった。
もちろんLAN経由で見ることは、何の機器でも出来るが、やはり番組表が自機と同じように表示される方が使い易い。しかし・・・
でもまあ、今回の場合、NHK総合は自機で録るのだし、まあそれほどの不便はないだろう。

かくして、5年前のM190は、壊れる前に、1日19時間稼働のタイムシフト録画から開放してあげることになった。これからはディスク再生のみに使おう。

ここ半月ほど、4Kテレビで楽しんでしまった。やはり、同じメーカーに統一した方が使い勝手は良いな。しかし今回の機器の入れ替えで、LAN経由で、Panaのレコーダーを含め、どこからでも見られるようになったのは便利。
ま、これらは、使っていない機材をヤフオクで処分したことによる“お小遣い”の使い道なのさ!

(関連記事)
4K液晶テレビREGZA「50Z810X」の画像に感動した 

17072urimono <付録>「ボケて(bokete)」より

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2017年7月18日 (火)

「韻松亭」から「旧岩崎邸」に行く

今日はカミさんとちょっと東京散歩に行ってきたので、その写真。
カミさんが友人から聞いたという会席料理の上野「韻松亭(いんしょうてい)」。そこでランチをしようと、スマホの道案内で上野駅から歩いて行くと、何やら音楽が聞こえてきた。竹を楽器に男女3人が演奏している。最初はマリンバかと思ったが、自作の竹で作った楽器だという。しかも、「東京楽竹団」というプロだそうだ。CDも出しているとか・・・。
残念ながら、「では最後の曲です」で、1曲しか聞けなかったが、世の中には、色々な音楽のプロがいるものだ。しかし、このように公衆の前でやってくれると、知らない世界を垣間見ることが出来る・・・。

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ぶらぶら歩いてくと、崎陽軒の隣に「韻松亭」はあった。我が家の法事のときにいつも使う、うなぎの伊豆栄梅川亭の手前だった。まだ12時前だというのに、中は結構混んでいる。ほとんどがおばさんの数人組。平日の昼に、働き盛りの男はなかなか来ない。
ランチの「三段弁当」1680円也。カミさんは美味しいと言うが、自分はこんな高級な味はどうも・・・・。デザートが出ると良いね・・と思いながら、席を立つと「ありがとうございました。」という声。やはりデザートは付いていなかった。

店を出て、やはりスマホの道案内で「旧岩崎邸」に向かう。歩いて10分ほどらしい。
道の側に赤い鳥居の列。旗に「花園稲荷神宮」とある。ちょっと入ってみようか・・・と鳥居をくぐり、拝殿で息子の合格を祈願。
歩いているのは、ほぼ全員が外国の観光客。大きなスーツケースとカメラ・・・
不忍池弁天堂からボート乗り場を経て池の一本道を行く。しかし、両側がハスの大群なので、池の真ん中を横切っている感覚はない。

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池からひとつ裏手に回ると、もう岩崎邸。木々が大きい。さすが財閥の邸宅・・・・
大きな門を入って、道をたどる。入場券は65歳以上は半額の200円だって。靴を貰った袋に入れて、部屋を回る。どの部屋も、まあ明治の部屋。

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こんな建物を見ると、いつも映画「それから」(ここ)のシーンを思い出す。松田優作演じる主人公が、実家を訪ねる場面。
しかし暑い。うまい具合に曇天だが、建物の中はあちこちに扇風機が回っているとはいえ、暑い。冷房の無い部屋は、どこも大変だったろう。
もちろん岩崎家の系図はある。三菱財閥の宗家である。ベランダから見る芝生の庭は、半分に仕切られ、整備中だった。
トイレが面白い。明治29年の建築だが、トイレが水洗。

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観光客用のトイレの前には喫茶ルーム。和館はいつもの日本建屋。広い庭に出てみると、洋館の右手に山小屋のような建物。ビリヤード室だという。なぜ別の建物にしたから知らないが、地下道でつながっているという。

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それにしても、よく残っている。今は重要文化財の都立になっているらしい。
最後に、貰ったチラシを載せておく。

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しかし、平日の昼だというのに、結構人が居た。ただし外人の観光客は居なかった。まあそうだろう。

ふとしたことから、別世界を垣間見た。これでも当時の1/3だというから、当時の繁栄は凄まじい。これがあったから今の三菱がある・・・

帰りは、“天気予想”通りにゴロゴロ・・・。電車が三鷹辺りを走っているときは、雨で窓から外が見えない。でも速度を落とすことなく電車は走っていた。
その後の都内の雨は凄まじかったとか・・・・
先週の九州豪雨から始まって、いまだに日本中で豪雨の話が終わらない。この異常気象は何だ?
今の日本の状態に、天が怒っている!?
まあほんの都内散歩ではあった。

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2017年7月17日 (月)

賞味期限切れ直前~「すべて無料」のスーパー(+映画「葛城事件」)

先日の朝日新聞に、こんな記事があった。
ぜんぶ無料、スーパー開業 賞味期限切れ前、譲り受け提供 シドニー
 オーストラリアのシドニーに「すべて無料」のスーパーができた。賞味期限切れ前でも処分されてしまう食品を、大手スーパーなどから譲り受けて提供する。まだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」問題に対する意識を高めてもらい、生活に困っている人々の支援も狙う。
 シドニー南部の「オズハーベストマーケット」。約200平方メートルの店内に果物や野菜、パンやコーンフレーク、ビスケットなどが並ぶ。値札はなく、レジもない。客は買い物かご一つまで品物を手にできる。
170717muryou  運営するのは、2004年以来、オーストラリア各地で支援が必要な人に計6500万食を提供してきた市民団体「オズハーベスト」。ロニ・カーン最高経営責任者が「これを見てください」と示したのは賞味期限まで4日あるヨーグルトだ。大手スーパーではもう売れず、引き取った。こんな食品ロスの問題について「理解を深めてほしい」と言う。客にはスタッフが個別に付いて、説明をしながら選んでもらう。小売業者などから譲り受けた食品を売るスーパーはデンマークにもあるが、「無料」なのは「世界初」という。
 開店時間は平日の午前10時から午後2時まで。毎日150人ほどが来店し、約2千点の品物の大半はなくなる。客には寄付をお願いしている。4月の開店から5週間で2万豪ドル(約170万円)が集まった。寄付は食事提供事業の費用にあてられる。客のジェニー・モーガンさん(42)は野菜やビスケットを手に「十分食べられる。困った人の手助けもしたい」と話した。
 無料でも運営できるのには理由がある。約10人のスタッフはボランティアで、家賃や光熱費は趣旨に賛同したビルのオーナーの厚意で無料。条件が満たされれば、別の場所でも展開したいという。
 食品ロスは豪州でも課題になっている。シドニーのあるニューサウスウェールズ州の09年の調査によると、平均的な世帯で年に1036豪ドル(約8万6千円)に相当する食品を捨てているという。(シドニー=小暮哲夫)」(
2017/07/09付「朝日新聞」p6より)

当サイトでも、上の記事と同じような「子ども食堂」や「食品ロス」(ここ)について書いてきた。
しかし、お金が無い、ということだけではなく、親と子の関係から、その第一歩である「食べる」ということを、親が子に与えない、または与えることが出来ない家庭がたくさんあるという。

話は飛ぶが、WOWOWで映画「葛城事件」を見た。誰もが認める「後味の悪い映画」である。
しかし、ズシンと心に残る展開。葛城家の崩壊は、どの家庭でも、一歩間違えれば有り得るように思える。その恐ろしさ・・・。昨日も神戸で5人殺傷事件があったばかり・・・。

映画「葛城事件」のストーリーは、公式HP(ここ)にこうある。
「普通の家族が、なぜ崩壊し、無差別殺傷事件を起こした死刑囚を生み出してしまったのか どこにでもありそうな郊外の住宅地。ボソボソと「バラが咲いた」を歌いながら、葛城清(三浦友和)は、古びた自宅の外壁に大量に落書きされた「人殺し」「死刑」などの誹謗中傷をペンキで消している。やがて庭へと移動し庭木にホースで水を撒きながら、ふと、この家を建てた時に植えた、みかんの木に生(な)る青い実に手を延ばす―――。
170717katsuragi 親が始めた金物屋を引き継いだ清は、美しい妻・伸子(南果歩)との間に2人の息子も生まれ、念願のマイホームを建てた。思い描いた理想の家庭を作れたはずだった。しかし、清の思いの強さは、気づかぬうちに家族を抑圧的に支配するようになる。 長男・保(新井浩文)は、子供のころから従順でよくできた子供だったが、対人関係に悩み、会社からのリストラを誰にも言い出せずにいた。堪え性がなく、アルバイトも長続きしない次男・稔(若葉竜也)は、ことあるごとに清にそれを責められ、理不尽な思いを募らせている。清に言動を抑圧され、思考停止のまま過ごしていた妻の伸子は、ある日、清への不満が爆発してしまい、稔を連れて家出する。そして、迎えた家族の修羅場…。葛城家は一気に崩壊へと向かっていく。」(
ここより)

この映画の解説は(ここ)に詳しいが、全体に食べるシーンがたくさん出てくる。
しかし、食べている物が、宅配ピザ、カップラーメン、コンビニ弁当・・・。
この母親について、こう解説がある。
「母の伸子(南果歩)は、清の被害者でもあるが、葛城家を崩壊させたひとりだとも言える。清の支配下で思考停止してしまい、子どもをしつけることなく甘やかし続けた結果……。家族のために一切料理を作らない姿は、子育てに完全失敗した母親の姿そのもの。挙げ句、息子たちのてん末に精神崩壊するのも自業自得!?」

ふと「食」と「家庭」について考えてしまった・・・
子どもの頃を思い出すと、小学校低学年の頃、親父に叱られると「晩御飯抜きだ!」と言われ、台所の板の間に正座させられた。あとで、お袋がおにぎりをくれたが、あのひもじさは、「憾み」しか産まない。
我が家では、それは無かった。カミさんが「食べさせることは、親の最低限の義務」という信念だったので、どんなに子供を叱った時でも、食べさせなかったことは無かった。
自分が怒って「晩飯抜きだ!」と怒鳴っても、カミさんはそれに絶対反対だった。今考えると、それが正解だったが・・・

父親が君臨する家庭では、映画のように母親が思考停止になるかも知れない。しかし、食べさせることを母親が放棄した瞬間、家庭はその存在基盤を失い、一挙に転落して行く。

WOWOWの映画解説者は、奥さんに「見たら?」と言ったら、「どんな話?」と聞くので、内容を話すと、「止めておく」と言ったとか・・・
我が家では、カミさんは珍しく「見る」と言って、さっき見ていた。
感想は、案の定「主人公は、少なくとも家族と接点を持っていた。アナタよりも主人公の清の方がマシ」だって・・・・さ。

何?我が家の夕食??? 夕方デパートで買った豚まんと、昨夜のカレーの残りと、それに自分が冷凍牡蛎フライを揚げたのさ。おっと、それにサツマイモの甘煮と枝豆もあったっが、とても食べきれなかった・・・。
ずいぶんとバラエティーに富んでいるだろ!?
我が家の食事はレベルが高いので、我々の家庭は、当分安泰なのさ・・・・(たぶん・・・)

20161117153631b59 <付録>「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」(こ)より

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2017年7月14日 (金)

4K液晶テレビREGZA「50Z810X」の画像に感動した

この1週間、4K液晶テレビに凝っている。
先日、意を決して、自室のテレビを最新の4K液晶テレビに交換した。この画像が素晴らしい。テレビの絵に感動したのは初めて。Youtubeで見る4Kオリジナルの画像は、まさに量販店で流れている画面と同じ!
そうなると、全ての番組を出来るだけ高画質で見たくなる。どうすれば、自分の環境で良い画質で番組を見ることが出来るか・・・

自分なりに分かったことは・・・
1)REGZAにつないだUSB-HDDでの録画や、タイムシフト録画の番組は、生放送と同じ高画質。
2)REGZAで唯一対応出来ないBSのタイムシフト録画だけ、外部のレコーダーで録画し、それをLAN経由のDLNA再生で見る。(REGZAの場合、「録画リスト」→「青ボタン(ハードディスク選択(機器選択)」、または「クラウドメニュー」→「ツール」→「メディアプレヤー動画」)
3)BD再生は、同じメーカー(東芝)のレコーダーで、HDMI接続で見る。

自分は生放送ではあまり見ず、ほとんどは録画またはタイムシフトで番組を見ている。それで活躍しているのが、昨年買ったPanaの「DMR-BRX7020」というレコーダー(ここ)。

このレコーダーを中心に考えると、テレビ側は、レコーダーとHDMIでつないだ、単なるディスプレーで良い。つまりチューナーは不要となる。
それで候補に挙がったのがLGの有機ELテレビ。55型でも20万円ちょっとで手に届く範囲。しかし、量販店で見る画像は、あまり印象が良くない。原理的には、確かに液晶よりも良いはずだが・・・
結局、自分には、やはりメーカーが“味付け”をした、液晶テレビが合っていると判断。

それで4K液晶テレビの市場を眺めてみると、価格コムの「クチコミ」が最も多いのが、REGZA。
そもそも、自分は「評判が良い物」をまず選択肢に挙げる。その評判を、自分は「クチコミ」が多いもの、と勝手に定義する。
すると、今日現在、REGZA「Z20X」シリーズ(15年11月発売)がクチコミ数3069件。2位が同じくREGZAの「Z700X」シリーズ(16年4月発売)の2199件。3位がSONYの「X9300C」シリーズの1489件。以下、4位REGZA、5位SONY、6位REGZA、7位REGZA&SONY、9位SONY、10位Pana・・・
つまり、価格コムのサイトで、“議論”されているメーカー(ブランド)は東芝が5機種、SONYが4機種、Panaが1機種だった。よって必然的にREGZAに目が向く。
量販店で見比べると、どれも派手なギラギラした画像で、それほど差はない。でもやはりREGZAの油絵のような深みがある絵作りが自分の好み。それに比べると、今、自室で見ているテレビは、霧の向こうの絵を見ているようだ。そして、自分が一番気にする暗い部分の階調。ガンマ補正を幾ら調整しても、今のテレビは黒が潰れ判別が出来なくなる。それに対し、新しいREGZAは、暗い背広の生地もハッキリと見える。これはすごい・・・

それで、自分は最初から「最高機種」を選ぶつもりだったので、機種はREGZAの「Z20X」か、新型の「Z810X」のどちらかと言うことになる。
議論の数から言うと、REGZAの「Z20X」シリーズは、名機なのだろう。しかしもう2年も前の発売で、市場にほとんど製品が無い。それで選んだのが「50Z810X」というわけ。
メーカーに言わせると「「地デジビューティPRO」と「美肌リアライザー」を“新たに”搭載した」という。
確かに、人間の肌の色がリアル。女性アナウンサーの額を見ると、化粧をしている部分と、額の上の髪の毛の生え際の化粧の無い部分の区別がハッキリと分かる。
人間の顔を見るとき、肌の色は「こんな色だろう」という思い込みがあるので、つい気になる。それ以外の色は、別に思い込みは無いので、気にならない。着眼点は良い。結果も良い。

REGZAには、外部USB-HDDをつないで、録画やタイムシフトが出来るが、当初のもくろみ通り、単にHDMI接続のディスプレーとして使うか、それともREGZAの持っている機能をフルに使うか・・・。つまり、今持っているPanaのチャンネル録画レコーダーとの関係をどう考えるか?である。
REGZAの絵が素晴らしいので、テレビ側の絵作りの機能はそのまま使いたい。それを活かすためのPanaのレコーダーのつなぎ方は・・・??

結局、行き着いた先は、
・録画はタイムシフトを含めてDRモードが大前提。少しでも長時間モードで録画すると、それだけで画質は破綻。
・REGZAにつないだ外部USB-HDDで録画した再生画像は、生放送と同じく高画質。
・Pana(外部)のレコーダーで幾らDR録画をしても、HDMI接続だと画質は低下する。
・Panaのレコーダーでの録画を高画質で見るためには、LAN経由のDLNA再生で見る。

REGZAの高画質回路は、あくまでも地デジの生放送にチューニングされており、レコーダーからの入力(HDMI)は、“東芝製”レコーダーの“BD再生”にチューニングされているという。
よって、REGZAの高画質エンジンを最大限活かすためには、アップコンバート前の映像信号を直接REGZAに入力することが必須であるとのこと。
では、それにはどうすれば良いか・・・

そこで出てくるのがオリジナルの「TS信号」。(こ)にこう解説がある。
「トランスポートストリーム(Transport Stream:以後、TS)とは、MPEG-2のデータを格納あるいは送受信するためのデータ形式の一つで、映像、音声、静止画、文字など様々な多重信号形式の1つで、デジタル放送の多重化信号として採用されて、同時に1つ以上のプログラムを、エラーが発生しうる環境で取り扱う放送や通信で用いることを想定した形式である。日本の地上/BSデジタル放送をはじめとして、世界各国のデジタル放送規格の多くで採用されている。D-VHSやMiniDVテープにHDTVビデオ映像を記録するHDV規格や次世代DVD規格でもあるBlu-ray DiscやHD DVD、ハイビジョンテレビ放送を録画するレコーダーなどにも採用されている。
TSの大きな特徴は、映像や音声、データなどの個別のストリームを、アプリケーションや伝送路の種類によらずに共通の信号形式で扱い、1つのストリームとして伝送できるという点である。」

つまり、オリジナルのTS信号をレコーダーから取り出すためには、LAN経由で信号を貰うしかない。HDMI信号は、レコーダー側で色々と細工されてしまい、テレビ側で自由に動けない可能性がある。(ただし「LAN経由のDLNA再生ではTS信号が送られて来る」と書いた記事は見つからなかった。)

それにしても、画質の差は歴然。HDMI信号の再生に比べ、DLNA再生はしっとり感が全く違う。自分はよく字幕を使うが、HDMIからのギザギザ文字に比べ、LAN経由だとテレビ側の解像度の高い文字が現れる。
DLNA再生は確かに使い方としては不便。いったん停止させてしまうと、途中からの再生が出来ないので、最初からやり直しとなる。

ここ数日、Panaのレコーダーの録画番組をLAN経由のDLNA再生で見ているが、REGZAのレスポンスが良いため、それほどストレスは感じない。映画などは、何かあっても「一旦停止」ボタンを使用することで、それほど不便さはない。
しかし「早見早聞」モードの音声は、Panaの方が聞き易い。REGZAは1.5倍であり、Panaの1.3倍より不利なことは確かだが・・・。
自分は時間節約のため、早聞きモードを多用しているが、SONYのウォークマンの早聞きモードは素晴らしい。自分はラジオ再生でいつも「NW-A17」を使っているが、2倍再生でも充分に聞ける。早聞き技術は、SONYに一日の長があるようだ(ここ)。

将来、REGZAテレビにタイムシフト用のBSチューナーが内蔵されるようになるかどうかは分からないが、もしそれが内蔵されると、天下無敵。世のレコーダーは単なるBDプレヤーで良い事になる。

この買い換えに味を占め(画像の良さにビックリして!)、居間にある50型テレビも、一回り大きい「58Z810X」に買い換えようと、目下画策中である。
4Kと言っても、地デジの2Kの画像を単に補間しただけのまがい物ではないか・・・と思っていたが、どうしてどうして、その画質の差はあまりに大きかった。

1707144k 加えて、来年(2018年)12月1日スタート予定という4K放送が今から楽しみである(ここ)。
4K放送用のチューナーが発売になったら、直ぐに買うぞ~~。
4K液晶テレビを買った感想ではある。

(2017/07/16追)
地デジ及びBSの、生放送とPanaのレコーダーからの信号情報(各右下部)を覗いてみた。
<地デジ>(REGZAの生放送)(レコーダーのLAN経由)
170714tidejiregzanama 170714tidejirecorderlan

(レコーダーHDMIの生放送)(レコーダーHDMIの録画画像)
170714tidejirecordernama 170714tidejirecorderhdd

<BS>(REGZAの生放送)(レコーダーのLAN経由)
170714bsregzanama 170714bsrecorderlan

(レコーダーHDMIの生放送)(レコーダーHDMIの録画画像)
170714bsrecordernama 170714bsrecorderhdd

(BDの再生)(DVDの再生)~HDMI接続
170714bd 170714dvd

<REGZAにつないだUSB-HDの信号>
(通常録画HDD)(タイムシフトHDD)
170714regzahdd 170714regzatime

以上から分かるように、
・REGZAの生放送と、REGZAにつないだUSB-HDD、及びレコーダー(Pana「MDR-BRX7020」)からの“LAN映像”は全く同じなので、REGZAの画質改善回路が働く。(地デジの入力は1440×1080i)
・レコーダーからのHDMI信号は、地デジもBSも、そしてBDやDVDの再生も全て「1920×1080P」に変換されてしまうので、REGZAの画質改善回路100%の機能は期待出来ない。
(なお、レコーダーの設定は「デフォルト」=「HDMI設定」で「水平解像度」は「オート」、「24P出力」は「切」)
よって、REGZAの性能をフルに活かす為には、レコーダーからの入力は、メーカーの言う通りに「TS信号をREGZAに入力」するために、再生はHDMI再生ではなく、LAN経由のDLNA再生が必須である。

========================
(参考)<メーカーとのQ&A>
ここより)

Q:「Z20X」と「Z810X」では、どちらがお薦め?

A:新型のZ810Xシリーズでは「地デジビューティPRO」と「美肌リアライザー」を新たに搭載し、自然な肌の質感とノイズの少ないクリアな地デジ高画質をお楽しみいただけます。

Q:REGZAのUSB-HDDに録画した番組を見るのと、外部レコーダーからHDMI端子で入力した番組を見るのとで、画質に違いはあるか?

A:USB-HDDに録画した番組は、TS(ストリーム)信号によるDR記録になりますので、無劣化で記録されます。したがって、生放送と同じ画質でご覧いただけます。
一方、外部レコーダーからのHDMI入力した番組は、仮にレコーダーでDR記録したとしても、レコーダー側のMPEG2デコーダーでの処理、HDMIでの転送のための信号変換により、画質に差が生じます。
また、地デジの生放送やUSB-HDDに録画した番組を再生する時は、TV側の映像信号処理の画質パラメータを地デジに最適になるように設定しています。(モスキートノイズの抑制など)
一方、外部入力の場合にはBD再生に最適になるような画質パラメータが設定されているため、モスキートノイズなどは見えやすくなります。
したがいまして、録画した地デジ番組をご覧いただく場合は、TVに接続したUSB-HDDをお使いいただくことをおすすめいたします。

Q:レコーダー側でアップコンバート(4K 60P等)され、HDMI端子で入力された信号は、REGZA側では、アップコンバート以外の画質改善が行われるのか?

A:4K-60Pの映像として、アップコンバート以外の画質補正が行われます。
ただし、4K-60P映像入力時は、画質補正機能は一部制約を受ける(例えば、三次元ノイズリダクションは、フルHDは5フレーム処理のところが4Kでは3フレームで処理など)ので、アップコンバート前の映像を直接レグザに入力されることをお勧めします。

Q:レコーダーに「24P/30P変換出力」設定がある場合(DIGAの場合)、「切/24P/30P」を「切」にしておけば、生放送と同じようにREGZA側できれいな4K画面にしてくれる、との認識で良いか?

A:その理解で問題ありませんが、レグザの画質設計時に東芝ブルーレイレコーダーを接続して画質設計を行いますので、レコーダーを接続される場合は東芝ブルーレイレコーダーを接続することをお勧めします。

Q:USB-HDDの選択肢は、①TSB「純正」②HDDメーカーの「Z810X」での「確認済み」、は承知しているが、第三選択肢(自己責任)として、「Z20X」や「Z700X」での実績機を選んで問題ないか?

A:東芝純正のHDDをお選びいただくと、Z810Xとの相性は問題ありません。

(関連記事)
REGZAにつなぐUSB-HDDと「タイムシフトリンク」 

20170713175723300 <付録>「ぼうごなつこのページ」(ここ)より

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2017年7月11日 (火)

「茶色の朝」迎えないように~「共謀罪」法施行

今日の「朝日新聞」夕刊にこんな記事があった。
茶色の朝」迎えないように 仏寓話、日本でも注目続く 「共謀罪」法施行
 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法が11日、施行された。犯罪を計画段階で取り締まることが可能になるが、国会での議論は深まらず、一般の人への適用や政府の監視が強まる懸念は消えないまま残った。施行後の社会とどう向き合えばいいのか。フランスでベストセラーとなった一冊の本がSNSなどで注目を集めている。

 ファシズム(全体主義)に染まっていく社会を風刺した臨床心理学者フランク・パブロフ作の寓話(ぐうわ)「茶色の朝」。1998年にフランスで発売されると、ジャンマリ・ルペン氏率いる極右政党・国民戦線が勢力を拡大していくことへの懸念に後押しされるように、100万部を突破するベストセラーになった。
170711chairo  物語は、茶色以外のペットを飼うことを禁じる「ペット特別措置法」が施行された社会が舞台。主人公の「俺」は疑問を感じながらも、法律に従い白黒の飼い猫を殺してしまう。親友は黒い犬を殺す。やがて法律に反対していた新聞が廃刊に。「俺」はしぶしぶ唯一残った「茶色新報」を読み、茶色い猫を飼い始めた。
 そんなある日、同じく茶色い犬を飼うようになった親友が逮捕された。その理由は――。
 日本では2003年12月に大月書店から出版された。その頃始まった自衛隊のイラク派遣、特定秘密保護法、集団的自衛権の閣議決定、安全保障法制……。国民を二分する議論のたびに話題となり、各地で朗読劇も上演された。現在までに25刷りを重ね、6万4千部に。担当者は「政治や社会の状況と連動しながら息長く読まれてきた」と話す。
 作品には、「国家と犠牲」などの著書がある高橋哲哉・東大教授(哲学)がメッセージを寄せた。「日本社会も茶色が濃くなっている。『共謀罪』だけではない。『自分には関係ない』とやり過ごすうちに、取り返しがつかなくなるかもしれない」と話す。
 例えば原発。東京電力福島第一原発事故の前にも危険性を訴える人はいたが、福島県出身の高橋教授も「大丈夫だろう」と思いこんでいたという。「実際に『茶色の朝』が来てしまった。『共謀罪』ではありえない、と言い切れるだろうか」
 物語では、「俺」が「茶色に守られた安心、それも悪くない」と思う場面がある。だが、ラストシーンで「抵抗すべきだった」と悔やみ、「仕事」や「毎日やらなきゃならないこまごましたこと」を言い訳に挙げる。
 「共謀罪」法が施行された社会にどう向き合うか。高橋教授は「思考停止になるのはやめよう」と呼びかける。「例えば『一般人は対象にならない』という政府の説明を『本当か』と疑ってみる。『茶色の朝』を迎えないためには、自分の頭で考え、意見を表明するエネルギーが必要です」(岩崎生之助)
     ◇
 菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、「極めてテロ防止のために有意義」と評価し、「犯罪成立要件が明確で、厳格なものになっている。恣意(しい)的運用は行われないと、国民の皆さんに説明していきたい」と述べた。」(
2017/07/11付「朝日新聞」夕刊p11より)

フランク・パブロフの寓話「茶色の朝」については、3年半ほど前に「今だからこそ読んで欲しい寓話~フランク・パブロフの「茶色の朝」」(ここ)という記事を書いた。

何度か、その後の当サイトの記事で、この寓話を読んで欲しいと記したが、今日も改めてこの記事を紹介する。
ここ)に全文を載せてあるので、ぜひご一読を!

そして、高橋教授の「『茶色の朝』を迎えないためには、自分の頭で考え、意見を表明するエネルギーが必要です」という指摘を改めて噛み締めたい。

2016020616243082a <付録>「まんがイラスト ぼうごなつこのページ」(ここ)より

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