2014年10月19日 (日)

壊れかけたBSアンテナを交換した話

今日も、自分用のメモ。BSアンテナを交換した。(何か、変化があった時にはここにメモしておくので、それがいつだったか、後で直ぐに分かる・・・)

我が家のBSアンテナ。前回交換したのが、2010年3月14日のことだった(ここ)。
ここにも書いてあるが、我が家の初代の東芝製BSアンテナは、何と22年も動いていた。しかもそれを、まだ壊れていないのに4何前に交換した。
しかし、今回は4年半で壊れた・・・

異常に気付いたのは、ひと月ほど前だったか・・・。居間のTVで、いつも7:30からのBSで放送される朝ドラを録画しており、朝食を食べながらそれを見るのだが、時たま動きの激しいP10002181 部分にモザイクが出る。それがたまに・・・なのだ。自室のTVではそんな経験はない。何度か繰り返しているうちに、居間のテレビは、買って間もないので、メーカーに見て貰おうと電話して、三菱のサービスに来てもらった。現象を見て、これはひどい・・・と。「録画のチューナーかも知れない。地上波では現象はでない?」「他では、気が付かない」・・・
現象を切り分けるため、居間のテレビと一緒に置いてあるブルーレイのレコーダにも同時刻の番組を録画して様子を見ることにした。
数日後、カミさんが「また出た」という。いつもの現象で、時々、動く部分にブロックノイズ。しかし、一緒に録画したブルーレイレコーダを見てビックリ。同じシーンで、同じような現象が録画されていた。ガーン・・・。原因はテレビではなかった。BSアンテナだったのだ!
そして2階の自室にあるテレビでも、同じ番組を録画しておいたので、これで確認しても同じように出ている。・・・ということは、原因は、BSのアンテナケーブルの、分配器の分岐前だ。
直ぐに三菱のサービスに電話して、事情を話して、部品交換のキャンセルを頼む。

このような現象は、ケーブルの接触不良でよく起こる。よって、分配器につながっているケーブルの接続をやり直した。これでも出れば、原因はそれ以前のアンテナ部、ということになる。
ところが、数日後、これでも現象が出た。すると、アンテナのブースターにつながっているコネクタか? これも接続をやり直す。しかしこれでも現象は出た。・・・ということは、アンテナ自体の問題。順に追っていった結果が、アンテナ本体にまでさかのぼってしまった。
ふと思った。ブロックノイズが発生する時間帯が、朝7時半のBSの朝ドラだけなのだ。ということは、直射日光による温度の問題? Netで、発生した日の天気を調べてみると、やはり晴れの日が多い。分かった!!朝、ブースターに直射日光が当たって、温度が上昇する時に現象が出るのだろう。
そして再現実験。BSアンテナのブースター部分に、ドライヤーで熱風を吹き付けた。案の定、画面が時々黒く飛ぶ。録画した画面も、時々スキップしてしまう。これだ・・・。

さて、アンテナを買い換えなければ・・・。前に買った東芝の「BS・110度CSデジタルハイビジョンアンテナ 取付け金具キット付き BCA-453K」は今でも売っており、Amazonで見ると、たったの4740円。アンテナ本体だけのBCA-453は4680円。ベランダ取り付け金具や、15mのケーブルが付いているBCA-453Kとの金額の差が、たった60円・・・。あまりに安価過ぎる・・・。この製品は、非常に売れているらしいので、こんな低価格になっているのだろう。でもたった4年半で壊れた同じ製品を買うのもしゃくにさわる。
それでアンテナメーカーの製品を探すと、マスプロ電工の「BS・110℃CSアンテナ 110℃CS右旋円偏波用 BC45R」というのが4350円で安い。結局これを買うことにした。

P10002201 今日の交換は、今まで26年間使っていたベランダの隅のポールが錆びているので、これを外し、前に買ったBCA-453Kに付いていた取り付け金具を使い、ケーブルも同じくこれに付いていたものと交換した。錆びたポールを外すのに一苦労したが、ケーブルも設置26年を経て、ゴワゴワに堅くなっていた。
交換した結果は、レベルが1ポイント上昇した。やれやれである。

機械の故障については、自分は結構詳しいと思っていた。しかし今回は抜かった。切り分けが出来なかった。現象が、朝の7時半からの録画番組だけ、という現象に、てっきりテレビだと思い込んだ。しかし、キチンと切り分ければ、ブロックノイズが出るのは、地上波はOKで、BSだけ。どのテレビの録画でも同様に出る。ということをつかめば、原因はアンテナだとすぐに分かったはず。抜かった・・・

今回の故障は、壊れかかり・・・。現役時代、機器の不具合現象を顕在化させるために、ヒートショックをよくやった。ドライヤーで基板を暖めたり、瞬間冷却剤で急激に冷やしたり・・・。すると弱い部分が悲鳴を上げて現象が出る。今回の例も同じだった。

今回のアンテナは、専門メーカーのそれなりの製品なので、10年は持って欲しいが、あまりに安い製品価格から見ると、そんなに持たないのかも知れない。
とにかく、持っている機能(BSアンテナ)とその価格に、時代の進化を思い知らされた。

(関連記事)
BSアンテナの交換

141019danboru <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月18日 (土)

「すき家のワンオペを批判するなら、牛丼にも深夜料金を払うべきだ」(榊 裕葵・社会保険労務士)

表題のような記事を見付けた。読んでみて、なるほど・・・と思った。順を追って読んでみよう。
すき家「2店でまだワンオペ」市民団体が調査 会社側は否定
(withnews 2014年10月15日(水)21時20分配信)
141018sukiya1  牛丼チェーン「すき家」が、過重労働と指摘されていた従業員1人による深夜営業「ワンオペ」を今月から中止したのを受けて、全国の店舗を調べた市民団体が15日、「2店でワンオペをしていた」と発表した。ただ、すき家を運営するゼンショーホールディングスは否定している。
7都道府県83店訪ねて調査
 調査したのは、弁護士らでつくる「ブラック企業対策プロジェクト」。11日午前1~5時、メンバーや賛同者が東京や大阪など7都道府県の83店を訪ね、ワンオペかどうかを従業員に聞きとった。結果はホームページでも公開している。
2店が「ワンオペ」と回答
 調査に対し、都内の2店が「いまでもワンオペを実施している」と答えた。すき家は今月から深夜(午前0時~5時)のワンオペをやめ、人手が確保できない店舗の深夜営業を中止すると発表している。
 団体事務局の今岡直之さんは、「ワンオペをなくすと約束したのに、いまだに改善されていない。自主的な調査を求めていきたい」。今後は同業他社やコンビニにも調査を広げたいという。
 これに対し、ゼンショーの広報は「どう調査したのかはわからないが、指摘の2店は複数で勤務していたと確認している」と反論している。
目立つ外国人 「日本語ほとんど話せない人も
 調査で新たな問題点も見えてきた。ある従業員は「深夜のワンオペは解消されたが、2人勤務の確保は午前6時まで。メニューが煩雑で、客も多い朝食時間帯はワンオペになる」。他店の従業員も「(深夜帯前の)午後10~11時はワンオペだ」と話す。
 外国人従業員の姿も目立った。14店を回った都内東部では、ほぼすべての店舗に外国人がおり、2人とも外国人の店舗も2店あった。ある従業員は「ほとんど日本語を話せない人もいる。接客ができず、2人勤務になっても楽にはなっていない」。従業員が女性だけの店もあった。
一種の洗脳?過酷なブラックバイト
 こうした過酷な労働を、中京大学の大内裕和教授(教育社会学)は「ブラックバイト」と呼ぶ。「いまの若者たちは、厳しい経済状況の中で育ってきた。ワンオペのような働き方も当然のことのように受け入れてしまう。一種の洗脳だ」と指摘する。」(
ここより)

この動きに対し、社会保険労務士の榊 裕葵氏はこう論じている。
すき家のワンオペを批判するなら、牛丼にも深夜料金を払うべきだ。(榊 裕葵 社会保険労務士)

141018sukiya2 先日、ヤフー!ニュースで「すき家『2店でまだワンオペ』市民団体が調査 会社側は否定」という記事が報じられていた。ヤフートップに掲載されていたので目にした人も多いと思う(withnews 2014年10月15日付配信)。
すき家のワンオペ率は0.2%
私がその記事を読んで感じたのは、特定の負の側面を強調したブラック企業批判は、そろそろやめにすべきではないかということだ。
まず、私が違和感を持ったのは、今回の市民団体の調査でワンオペが2店舗あったのを発見した話を、まるで鬼の首を取ったかのようにアピールしていたことだ。
すき家がホームページで公開しているIR情報によると、全国にすき家は約2000店舗ある。そのうちの2店なのだから、数学的に冷静に考えると、ワンオペ率は僅か0.1%である。もちろん、「0」が望ましい姿であるが、この0.1%という数字に対しても「まだワンオペをやっているのか?」と上から目線で責めるのは、少々言葉がきついのではないだろうかということだ。
7月末にすき家が公表した第三者委員会のレポートでは、当時のワンオペ率までは記載されていなかったが、文章による説明では……
「すき家においては、予測売上額に応じて投入可能な労働時間が決定されるため、売上が小さいと見込まれる時間帯は必然的に一人勤務体制(ワンオペ)となる (平成26年7月31日 第三者委員会報告書)」
ということであったので、そこから考えると、多くの店舗でワンオペが行われていたことが推測される。そうであるならば、今回全店を調査したわけではないにせよ、全国2000店もあるうち、ワンオペが2店舗しか見つからなかったというのは、むしろ、会社の改善への取り組み姿勢を評価すべき場面なのではないだろうか。
たった1日の調査では評価できないはず
それに、会社側は、ワンオペを指摘された2店舗についても、ワンオペはしていないはずと反論している。急な欠勤や有給休暇の取得などで、結果的にワンオペになってしまったという可能性もある。確率的には起こりうることであろう。
半月とか1ヶ月観察して、多くの日にワンオペが行われていたならば、確かに指摘をすべきである。だが、市民団体が行った調査は、1日だけとのことだ。それで、その日にたまたま1人しかいなかったからワンオペと決め付けてしまうのは、断定的すぎるのではないだろうかと私は思ったのだ。
店員に外国人がいるのはいけないことなのか?
また、市民団体の指摘には、店舗には外国人が目立つという内容もあった。
ほとんど日本語が話せない人が2人ペアというのは問題であるが、それ以外の状況において、何が問題なのだろうか。
日本人だって、欧米に留学したら現地のレストランなどでアルバイトをすることは珍しくない。日本人の英語やフランス語もネイティブほど流暢ではないであろう。つまり、お互い様ということである。
確かに、外国人の店員の方が注文を聞き返したり、ゆっくり注文内容を伝えたりしたりしなければならない場面もあろう。1泊5万円もする高級ホテルでそれは困るが、街中の飲食店では、許容してあげるくらいの気持ちは必要なのではないだろうか。自分が逆の立場だったときのことを想像してみれば分かるはずだ。
それに、外国人の店員の方には、母国を離れて日本に来て、大変な仕事をしてくれているということに感謝しなければならないと私は思う。「外国人だからダメだ」と批判するのは、むしろ彼ら彼女らに対して失礼に当たるのではないだろうか。
牛丼屋は深夜のコストを消費者に転換していない
私は、すき家にワンオペやその他の待遇を含め、これ以上の改善を求めるのならば、私たち消費者が「1円でも安く」という態度を変えなければならないと思っている。
皆様にお尋ねしたいが、深夜に、すき家に牛丼を食べに行って、昼間より値段が高かったことはあるだろうか。私はそのような経験はない。
深夜にタクシーに乗れば割増運賃になるし、ロイヤルホストやリンガーハットなどファミレス系のチェーン店でも深夜割増料金を設定している場合が多い。
その根拠は、人件費である。労働基準法では深夜割増賃金として、午後10時から午前5時の労働に対し、25%以上の割増賃金の支払を要求している。深夜に店を開けるということは、それだけで人件費が大幅にアップするということなのだ。
にもかかわらず、すき家は(他の牛丼チェーン店も同様)、深夜でも通常の時間帯と同じ料金でメニューを提供してきた。これは、立派な経営努力と言えるのではないだろうか。
まとめ
市民団体が、0.1%でも許さないという姿勢でワンオペを責めるならば、消費者サイドに対しても、「牛丼に深夜料金を払いましょうキャンペーン」を並行して行うべきである。消費者が安いものを求めすぎるから、2人配置するだけの人件費を確保できないという側面もあるのだ。
すき家は上場企業であるから財務諸表も見ることができるが、売上高純利益率は数%台で推移しており(2014年3月期はわずか0.2%)、人件費をケチって経営者や株主が暴利を得ているわけでは決してないことも確認できる。そのような収益状況の中、難しい経営の舵取りをして、深夜料金も設定せず、ワンオペを解消しようとしているのだから、すき家の努力は評価すべきものなのではないだろうか。
私たちにとっても、ワンコイン程度の料金で24時間いつでも食事ができるというのは大変素晴らしいことである。ブラック企業批判の風潮に流されて、何となくすき家を責めるのではなく、会社の経営努力の姿勢や、私たちがいかに恩恵をうけているかという側面も、再考すべきではないだろうか。
あおいヒューマンリソースコンサルティング代表 特定社会保険労務士・CFP 榊 裕葵」(
ここより)

上記の0.2%という計算は少々疑問。83店舗を訪ねて2店舗なら、2.4%なのでは??
でも、これでも少ない。この記事を読む限り、会社として、二人体制の仕組みは作ったのだろう。

何よりも、この記事で一番頭に残った言葉が「上から目線で責める」。まさに「結論ありき」の調査のようだ。
朝日新聞叩きもそうだが、自分たちは正義の騎手と言わんばかりの「上から目線で責める」例が最近多く目に付く。
「上から目線で責める」ことで、世の中が良くなるのだろうか・・・

氏の「すき家は(他の牛丼チェーン店も同様)、深夜でも通常の時間帯と同じ料金でメニューを提供してきた。これは、立派な経営努力と言えるのではないだろうか。」という指摘や「ブラック企業批判の風潮に流されて、何となくすき家を責めるのではなく、会社の経営努力の姿勢や、私たちがいかに恩恵をうけているかという側面も、再考すべきではないだろうか。」という指摘は、実に的を射ている指摘だと思う。

このところ、女性大臣の不祥事のニュースが流れている。
誰かを標的にして、徹底的に調べれば、誰でも少しはキズを持っているから、何かが見つかる・・・。(それを見付けて政党に売り込む人も居るらしいが・・・)
今回の、資金問題の小渕経済産業大臣も、うちわ問題の松島法務大臣も、法的には多分アウトなので、辞めるのだろうが、同じ叩くにしても、公人の政治家とすき家とは違う。
すき家の場合は、企業努力をしているのだから、それをしばらくは見守ってあげる暖かさを持ちたいもの。
こんな記事を読んで、かえってすき家で昼食を採ろう・・・と思うエムズ君ではある。

141018100enn <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月16日 (木)

ドラマ「七人の刑事」のテーマ

ドラマは見たことがないが、そのテーマが気になる、というものがある。自分にとって、ドラマ「七人の刑事」のテーマがそれに当たる。

<ドラマ「七人の刑事」のテーマ(ゼーク・デチネ)>

そしてこれはビクター・オーケストラの演奏。あれっ?ハミングが出て来ない・・・と思ったら、後半に出てくる・・・

<ドラマ「七人の刑事」のテーマ(ビクター・オーケストラ)>

Netで検索してみると、TBSのTVドラマ「七人の刑事」は1961年~1969年に放送されたという。でも自分は見たことはない。時期的にちょうど受験から大学の頃だったので、テレビとは縁が無かった。

そしてこのテーマの独特のハミングは、ゼーク・デチネという人だという。検索すると、こんな記事が見つかった。
「「七人の刑事」1961-1969 TBS 作曲:山下毅雄、歌:ゼーグ・デチネ
刑事ドラマの古典。赤坂のクラブで遊びで唱っていた客のユダヤ人の宝石商ゼーグ・デチネをたまたま居合わせた山下氏が気に入り、レコーディングさせたところ100万枚の大ヒットとなる。しかし、ゼーグ氏はその後、詐欺容疑で国際指名手配され、国外へトンヅラ。多額の歌手印税は今もレコード会社に眠っているとか(笑)。」(
ここより)

この声は、日本人ではないな・・・と思っていたが、やはり外人だった。でもこんな経歴を読むと、ま、色々あるな・・・とも思う。

ところで「七人」は「ひちにん」?それとも「しちにん」?? それが、何と「ひちにん」では文字の変換ができない。でも自分はつい「ひちにん」と言ってしまう・・・。
何とも自分の日本語に対する自信を失わせる「ひちにんの刑事」ではある。

141016hinann <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月15日 (水)

「忘れられる権利」

先日の日経の「春秋」にこんな記事があった。
「実直そうな中年女性が、母校の中学校を訪れる。訳あって就職することになり、最終学歴である中学の成績証明書を求められたという。昔の記録を見ると、決していい内容ではない。教師は言う。「すでに破棄したという書類を作りましょう」。女性は頭を下げた――。
昔みたドラマの一場面だ。当時の成績保管期間は20年。遠い昔に劣等生だった事実が、今の幸せを邪魔していいのか。そう問いかける作品だった。後に保管期間は5年に短縮された。文部科学省によれば、プライバシーへの配慮や、生徒の不利益になりかねない記録をそこまで保管すべきか、との考えから変更したという。
公的文書なら閲覧制限や破棄で現在を守る手もある。やっかいなのはネットだ。過去の言動や経歴、過ち、若気の至りで公開した写真。自分を巡るさまざまな記録が、時を超えて拡散する。中には事実無根の文章もある。気を許した相手に撮らせた写真が広くばらまかれる卑劣な例もある。法や制度は追いつけないままだ。
グーグルで自分の名を調べると、犯罪に関わったかのような投稿が現れる。これを止めさせたいと男性が訴え、東京地裁は削除を命じる判断を出した。自民党は元恋人などの性的画像をネットに流すことを防ぐ法案を準備している。自由な情報流通と「忘れられる権利」を、どう共存させるか。われわれの知恵が試される。」(2014/10/12付「日経新聞」「春秋」より)

若い頃の成績が生涯に亘って、永く影響する世界は、今もあるのだろうか? 例えば、公務員試験。昔は、試験の順位がその後の出世に強く影響する、と聞いたことがある。よって、試験の順位が悪ければ、次の年に順位を上げるために受け直す・・・も、あったと聞く。
そういえば、先日見たテレビ番組「山本五十六の真実」でも、戦前の江田島(海軍兵学校)で、卒業時の席次がその後の出世に強く影響していたと、言っていた。

誰も、二度と思い出したくない苦い思い出は持っているもの。それを永遠にぬぐい去れないとしたら、再起する気持ちもしぼんでしまう・・・。
それだけに、最初の「すでに破棄したという書類を作りましょう」という話にはホッとする。

しかし上の記事のように、Net上の情報はやっかいだ。前にこんな事があった。何気なく、自分の名前で検索をかけたら、何と現住所や生年月日まで出てくる。追っていくと、原因は、ある同窓会のExcelの同窓会名簿だった。同窓会の幹事が、Excelを開くまではパスワードをかけていたが、肝心のExcelそのものにパスワードをかけていなかったため、そこに載っていた情報がそのままGoogleの検索に引っ掛かったもの。Googleは、単なるテキストだけではなく、wordやExcelの中の文字まで、検索対象にしているらしい。もちろんExcelの削除を依頼したが、検索での自分の情報は、消えるまでにしばらく時間がかかった。怖い怖い・・・。

話は変わるが、どの会社にもある査定制度。現役時代、仕事の査定(評価)は5ランク位に分けて評価していたが、査定表には、過去は3年分だけ載っていた。つまり3年以上前の評価は消し去っていた。たぶんそれが正しいのだろう。幾ら昔に実績があっても、3年も経つと“昔の栄光”になる。特に企業では、“現在”が重要なので・・・。
人生ではどうだろう。重要なのは同様に“現在”であり、そして“将来”。過去は忘れても、その後の人生にほとんど影響しないが、“これから”は重要である。
将来だけを見つめて生きるこれからの人生・・・。言うのは簡単だが、自分にとっては、「過去を忘れたら、自分の人生の全てが消えてしまう」ような恐怖感を覚える。
つまり、“過去によって支えられている自分”にハッとする。
少なくとも自分にとっては、消したい過去よりも、消したくない過去の方が大きいようである。

141015nemurenai <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月14日 (火)

日本の子どもは「ぽっちゃり」~日経のグローバルデータマップ

自分が好きな日経の「グローバルデータマップ」。先日、日本の子供と大人の肥満度のグラフがあった。

日本の子どもぽっちゃり 大人は「やせ」ギャップ大きく
 大人はやせているのに子どもは太っている――。経済協力開発機構(OECD)の調べで141014nikkei1 は、15歳以上の日本人のうち、肥満者の割合は男性が3.8%、女性が3.4%で、OECD平均の約18%を大きく下回った。ところが、5~17歳のうち太っている子どもの割合をみると男の子が23%、女の子が17%で平均値に近か141014nikkei2 った。各国の人口に占める肥満者の割合は増えつつあり、子どもの肥満も各国で問題になっている。日本の子どもたちも将来、今の大人たちのようにやせているとは限らない。」(2014/09/29付「日経新聞」p9より)

日本人がやせ形ということは分かっていたが、日本の子どもが肥満傾向にあるとは知らなかった。
このグラフを見ると、日・中・韓とインドが同じような傾向にある。そしてインドネシアだけが、子どもも大人もやせ形。
目を引くのがギリシャとイタリア。子供から大人になると、肥満度はそれぞれ4割から2割へ、3.5割から1割へと激減している。
そして、絶対的な肥満傾向は米国、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、英国などが多いらしい。海外旅行などで、スゴイ・・・と目を引く国々の人だ。

さて、では痩せている方が全てについて良いことか??
確かに、成人病や、体重の足や膝への負担、毎日の食費などを考えると、小食で痩せの方にメリットがありそう・・・。でも、食べ物の無い無人島に漂着したり、病気で食べられなくなった時などは、少々太っていた方が、持久力はありそう・・・。
ま、何でもホドホドだけど、先日吐いて食欲が無くなり、体重が3.3キロから3.1キロに減った愛犬・メイ子が気になるこの頃である。ま、次の日には復活したけど、まだ食欲は元にはもどっていないと言う。
食べることは生きる基本。結果(=肥満)はどうあれ、太っている人の生きる意欲は評価しよう。

141014sakana <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月13日 (月)

AM放送のFM同時放送開始に向け、FPGA FMチューナーで用意万端

在京のAMラジオ局(TBS、文化放送、ニッポン放送)が、“災害発生時に被害を受け放送の継続が困難となる事態への対策及び都心部における難聴の解消等を目的”のFM補完中継局として、来春(15年春)からスカイツリーからのFM同時放送が開始されるが(ここ)、それに合わせて、我が家で高音質FMチューナーの用意が出来た。

自分は特にAM局を良く聞くリスナーではない。でも非常に多彩なAM局のFM同時放送開始への興味は尽きない。前にAMステレオも存在したが、とにかくノイズが多く、聞くに堪えなかった。そして早々に廃れた。でも今回は、スカイツリーからの本格的なFM放送。電波の質はバッチリ。当然ステレオ放送になるだろう。つまりは、まさに内容的にハイレベルのFM局の誕生になる。
しかし問題なのは、今回設定されるFMの周波数が90~95MHzなので、現在存在する高級FMチューナーの76~90MHz帯では受信出来ない。汎用ラジオのレベルでは、FM補完局の開局に向けて、各種新製品の発売があるらしいが、高音質を謳うFMチューナーの発売の話はまだない。もっとも、高級FMチューナーそのものの製品がほとんど発売されていないのだが・・・

その中で、自分が最も期待したのが、林輝彦氏設計による「FPGA FMチューナー」(ここ)。
2年前に林さんに作って頂いた4局プリセットのセットだが、その受信周波数を、新たに開始されるFM補完局の周波数に変更できないか、と言うこと。
それで先日、図々しくも林さんにメールで頼んでみた。結果、FPGAチューナーのRF増幅部の設計を、これまでの3MHzほどの狭帯域BPFから76~95MHzの広帯域BPFに変更して、選局も4局から8局に増やした「フル・カバレージ版」の設計が出来、まだトライアル、ベータ版段階だが、試験的に改造できる、との回答を頂いた。

P10002081 もちろんこの話に飛び付き、2年前に作って頂いたセットの改造と、一緒にアクリル板のカバーも付けて頂いた。
その完成品が左の写真。
選局は以下の8局にして頂いた。
1) Inter FM 76.1M
2) FM 東京 80.0M
3) J-WAVE 81.3M
4) NHK FM 82.5M
5) エフエムたちかわ 84.4MHz
6) TBS 90.5MHz
7) 文化放送 91.6MHz
8) ニッポン放送 93.0MHz

到着してビックリ。今までは基板むき出しで、置く場所によっては、うっかり踏ん付けて壊してしまうキケンがあったが、送られて来たセットは、もう基板と言うより製品。この2年での進化が良く分かった。
一緒に送って頂いたデータを見て、その特性にビックリ。76.1~93MHzの各局で、ひずみ率が0.0006~9%、信号対雑音比(S/N)80.1~82.8dB、左右分離度が83.6~86.2dB。改造前が、80~83.2MHzの各局で、ひずみ率が0.003~0.0044%、信号対雑音比(S/N)71.3~81.9dB、左右分離度が64.2~71.9dBだったので、性能の向上は素晴らしい。つまり、FM放送の受信機なのに、特性はCD並み・・・。(自分のセットの、改造前と改造後(フル・カバレージ版)の特性を示す)

141013mae 141013kaizougo1

そして、一番心配していた選局は、今回はプッシュボタンで行い、今までのミニスライドスイImg_32001 ッチに比べ、例えようもないほど楽。

しかしアンテナ入力のレベルは慎重に・・・。我が家の10素子のFMアンテナは、スカイツリーからのNHK、J-WAVともに89dBμVほどあるが、これではオーバーレンジランプが点きっぱなし。これに10dBのアッテネータを入れると消える。5素子のアンテナは77~79dBμVなのだが、これでもオーバーレンジランプは点かない。10dBのアッテネータの持ち合わせしかないので、上限ギリギリかどうかは分からないが、現在はこれで聞いている。

付録で選局に入れて貰った「エフエムたちかわ」も、ノイスは多いものの、ちゃんと聞こえる。その他の局は、もちろんバッチリ。

この「フル・カバレージ版」FPGA FMチューナーの詳細については、ひろくんのHPに詳しい(ここ)。

肝心の音質だが、これは人の好みの問題なので、あまり言いたくないが、自分が基準としているKENWOODのL-02Tに比べて、今までは少々堅く聞こえたのだが、今回の改造版は、非常に素直に聞ける。つまり、より自分好みの音になった。これは林さんの設計によるものかどうかは分からない。
自分の見方は、特性や姿形などはどうでも良い。出て来た音が自分の好みに合っているかどうか・・・だけ。そんな視点では、自分的にバッチリ・・・。

これで、AM中波のFM同時放送への備えが出来た。あとは試験放送を待つだけ。
試験放送がいつから始まるのかは分からない。でもいつもこの周波数にダイアルを回しているので、たまたま試験放送と合った時には、受信ランプが点灯するかも知れない。その時は、またここに記事を書こう・・・。

でも、実は自分の本命はNHKラジオ。このFM補完局のスタートはいつなんだろう・・・。NHKの場合、FM局のアンテナ設備が既にあるので、放送しようと思えば、いつでも出来る。後は、政治の問題か・・・?
NHKは、今日一日、総合テレビもラジオ第1も、台風19号のニュースで埋め尽くされている。つまりはNHKラジオをいえども、“災害発生時に被害を受け放送の継続が困難となる事態への対策”は必要だと思うのだが・・・。
受信機は手に入った。FM補完局の試験電波とNHKラジオのFM化を、首を長くして待とう・・・。

(関連記事)
KENWOODのL-02Tを凌駕(?)~3万円弱のFPGAフルデジタルFMチューナーを入手 
関東広域・民放AMラジオ3社が、15年春よりスカイツリーからFM同時放送開始 

141013map <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月12日 (日)

コミック・柏木ハルコ著「健康で文化的な最低限の生活」

ウチのカミさんはマンガが大好き。自分で絵やマンガを描いたりもする。一方、自分はマンガ大キライ人間で、およそマンガを読む機会は無い。しかしカミさんがときたまこんな本を見付けては買ってきては、自分に読む“責務”を与える。それで、自分は仕方なく・・・読む。
今回は、生活保護の実態を描く、柏木ハルコ著「健康で文化的な最低限の生活」という一風変わった題のコミック。

Amazonの内容紹介にはこうある。
健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス) 2014/8/29 柏木 ハルコ (著)
[生活保護]のリアルに迫る青春群像劇 新卒公務員の義経えみるが配属されたのは福祉事務所。えみるはここでケースワーカーという生活保護に関わる仕事に就くことになったのだが、そこで生活に困窮した人々の暮らしを目の当たりにして―― 新聞メディアはもちろん、現職のケースワーカー、医療、福祉関係者の方も注目する本格派ドラマ! [生活保護]に向き合う新米ケースワーカーたちの奮闘劇、開幕!」

そしてカミさんが見付けた朝日新聞の書評にはこうある。
「(コミック)健康で文化的な最低限度の生活① 柏木ハルコ(作)
ケースワーカーがみる社会
 主人公はコミュニケーション力不足を気に病む義経えみる。区役所に就職し、生活保護を担当するケースワーカー業務に就いたばかりの新人公務員だ。初めての受給者宅訪問141012seikatuhogo で、先輩の半田はえみるに語る。彼らの暮らしを「心して見るように」と。生活保護という命を守る最後の砦(とりで)の周辺では、生活困窮者は微弱なSOSを発している。認知症、借金、ネグレクト……。
 不正受給問題や受給者の増加から来る不安もあってか、何かと風当たりの強い生活保護制度。そんなデリケートな題材を扱うにあたり、2年の取材期間を費やしたという著者は、「自業自得では?」と思える受給者を描く一方、「なぜ、受け取らない!?」ともどかしく思えるケースも描く。かといって、個々の事情に肩入れし過ぎるような演出はない。さらに著者は、福祉事務所の面々の本音や硬軟差のある対応の違いなど、支給する側も様々な価値観を持っていることを描く。個にフォーカスすることで幾らでもドラマチックになるテーマにおいて、俯瞰(ふかん)の視点を持ち込んだ本作に、著者の「難しいことは承知の上で、事の本質に届きたい」という意思が感じられた気がした。それが、本作に悩ましくも温かな読み心地を与えている。“無縁社会”と言われる現代に必読の一冊。(小学館・596円)山脇麻生(ライター)」」(2014年09月07日付「朝日新聞」書評より)

何とも、憲法第25条の条文をそのまま持ってきた珍妙な本の題だが、この題に著者が言いたいことが明確に出ている。そして、最後のページにある「謝辞」に載っている20以上の協力団体名を見ても、この作品が詳細な取材に基づいて描かれていることが分かる。

この本でも描かれるが、各家庭では、当然、色々な事情を抱えている。こんな平和な日本でも餓死者や孤独死は発生する。それを各自治体の担当者は必死に支えている。
厳しい現実の各家庭と、ケースワーカーの奮闘・・・。

このような、生活保護者への視線は、我々一般者からは厳しいことが多い。「生活保護を受けられたら“上がり”」とも揶揄されている。しかし、実際に困窮している人からみると、それは生きるか死ぬか、の問題。

先日、NHKスペシャルで「老人漂流社会“老後破産”の現実」(2014年9月28日放送ここ)を見た。毎日の食べることにも事欠く老人たち。本当に心が痛んだ。
日本のこれらも現実。そして、このマンガに描かれているような色々なケースも現実。特にこのマンガに描かれている子どもたちが哀れ・・・。選べない親と子の関係・・・。

それらに我々も他人事ではなく、キチッと目を向けて考える必要があろう。
この本は、手段はコミックだが、著者は日本のお寒い「健康で文化的な最低限の生活」をえぐっている。
たぶんこのシリーズは、主人公が今後色々なケースに触れて育って行く過程で、日本のお寒い「健康で文化的な最低限の生活」を描いていくのだろう。
一番取っ付きやすいこのようなコミックで、生活保護への暖かなまなざしが一つでも増えることを祈念したい。

141012jiichan <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年10月10日 (金)

童謡「やさしいお母さま」

何とも恥ずかしくなるような題の歌だが、でも何か優しい旋律である。

<大道眞弓の「やさしいお母さま」>

「やさしいお母さま」
  作詞:稲穂雅巳
  作曲:海沼實

わたしが おねむになったとき
やさしくねんねん こもりうた
歌って ねかせてくださった
ほんとにやさしい おかあさま

夏は ねびえをせぬように
冬はおかぜを ひかぬよう
おふとん なおしてくださった
ほんとにやさしい おかあさま

わたしが 大きくなったなら
ご恩をお返し いたします
それまでたっしゃで まっててね
ほんとにやさしい おかあさま

この歌は海沼實の作曲。海沼實は、音羽ゆりかご会を指導していたが 昭和18年の関東児童唱歌研究会主催のコンクールで音羽ゆりかご会が圧勝。この「やさしいお母さま」を歌った大道眞弓が優勝し、2位は「兵隊さんの汽車(後の汽車ポッポ)」を歌った川田正子で、いずれも音羽ゆりかご会のメンバーだったという。

この歌は、オリジナルの上の歌とは別に、自分の好きな歌唱が色々とある。

<安西愛子・桑名貞子の「やさしいお母さま」>

話は飛ぶが、先日「文藝春秋(2014年10月号)」で「佐世保少女同級生殺害と神戸連続児童殺傷 人を殺すわが子に親ができること 柳田邦男」という記事を読んだ。
その中で、幼少期の子どもにとって、母親がどれだけ大切な存在かが書かれていた。

「・・・十七年前の九七年春に神戸で起きた少年A(十四歳)による連続児童殺傷事件。少年Aは特に友達だった土師淳君(十一歳)を殺害した後、切断した頭部を中学校の正門前に置き、自らを酒鬼薔薇聖斗と名乗る挑戦状を添えたり、新聞社にも挑戦状を送りつけたりして全国の人々を震撼させた。
・・・・
少年Aを育て直す「国家プロジェクト」・・・
・Aを虐待した父親と愛情不足の母親から切り離し、医療少年院に隔離して、専門スタッフにより、少年Aをもう一度母親の子宮の中に戻した状態から、人格形成のやり直しを始め、特に人から全身で愛されているという、自己肯定感の獲得につながる体験をさせる必要がある。(これは乳幼児期において豊かな人格形成がなされるには、母親に日常的に抱きしめられ、羊水の中にいた時のような温もりと安心感に包まれることが不可欠だというアタッチメント理論に添う取り組みだ。)
・・・・
 やがて少年Aは、某県の弁護士会の協力により付添人を得て、社会復帰したのだった。
・・・・
 Aが正常な人格を取り戻してから、自ら幼少期を振り返って語った次の言葉は、問題の核心を突いている。
 〈母親は、いつも役割としての母親として自分に接していた。生身の人間として、子である自分に愛情を持って接してくれたことがない。自分も、役割としての子どもを演じてきて、母親に対して裸の人間としてぶつかっていかなかった。〉」(文藝春秋(2014年10月号)p168より)」

平穏な母と子の関係。それがいつまでも「当たり前のこと」であり続けることを祈りたい。

141010akuma <付録>「ボケて(bokete)」より

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