2017年5月22日 (月)

天皇「退位議論」「特例法」に強い不満

メルマガを極度に拒否する自分だが「日刊ゲンダイ」は面白いので取っている。今日のメルマガに「安倍政権に大激震 天皇「退位議論」「特例法」に強い不満」という文字・・・。

安倍政権に大激震 天皇「退位議論」「特例法」に強い不満
 天皇が安倍政権に「ノー」を突きつけた――。
 21日の毎日新聞1面を読んで驚いた人も多いだろう。「退位」をめぐる政府の有識者会議について、天皇が強い不満を表し、その考えは首相官邸にも伝えられていると報じたのだ。
 天皇が不満を強めている理由は、政府が退位を皇室典範改正で恒久制度化せず、特例法ですませようとしていることだという。天皇は〈一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない〉とし、〈自分の意志が曲げられるとは思っていなかった〉と話したという。
 ふだん自分の気持ちを表さない天皇がここまで不満を漏らすのはよほどのことだ。しかも、官邸にも伝えられたというから、深く考えた上での発言だろう。
 さらに、有識者から〈天皇は祈っているだけでよい〉との発言が出たことに天皇はショックを受けているという。毎日新聞によると、こうした発言を宮内庁幹部は〈(被災地などを訪れる)陛下の生き方を全否定する内容〉とし、天皇と個人的にも親しい関係者は〈陛下に対して失礼だ〉と話しているという。
 天皇が強い不満を漏らしたことに、さすがに安倍官邸にも激震が走っている。政府は先週19日に天皇退位の特例法案を閣議決定したばかり。その直後に天皇の不満が新聞の1面トップに掲載されたのだ。
 政界関係者が言う。
「このまま法案を通していいものか、与野党から賛否両論が噴き出すのは必至です。世論調査でも天皇の意志を尊重すべきという意見が多い。政府提出の原案通り、成立するか分からなくなってきました」
 そもそも天皇は右傾化を強める安倍政権を危惧しているという指摘もある。安保法が審議されていた15年8月の全国戦没者追悼式では、「さきの大戦に対する深い反省」との文言を初めて使い、日本の平和と繁栄を「平和の存続を切望する国民の意識に支えられ」と表現している。
 政治評論家の森田実氏が言う。
「平和主義者の天皇は安倍首相の動向を不安視していると思われます。憲法9条を国是として守ろうという気持ちも強いように感じます」
 安倍政権は特例法をこのまま強行成立させるのか。」(
2017/05/22付「日刊ゲンダイ」ここより)

ネタもとの毎日新聞の記事を読んでみた。「陛下 公務否定に衝撃」という見出し。
<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
 天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。
170522mainichi  陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。
 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。
 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。
 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。
 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。
 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】

 【ことば】退位の有識者会議
 天皇陛下が昨年8月、退位の意向がにじむおことばを公表したのを踏まえ、政府が設置。10月から議論を始めた。学者ら6人で構成し、正式名称は「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」。11月に16人の専門家から意見聴取し、今年1月の会合で陛下一代限りの特例法制定を事実上推す論点整理をまとめた。4月に最終報告を首相に提出した。」(
2017/05/21付「毎日新聞」ここより)

発言のオリジナルを探したら(ここ)にあった。
「(安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた)平川祐弘東京大名誉教授
天皇家は続くことと祈るという聖なる役割に意味があるので、それ以上のいろいろな世俗のことを天皇の義務としての役割とお考えになられるのはいかがなものか。」
渡部昇一上智大名誉教授
天皇のお仕事というのは、昔から第一のお仕事は国のため、国民のためにお祈りされることである。
外へ出ようが出まいがそれは一向構わないことであるということを、あまりにも熱心に国民の前で姿を見せようとなさってらっしゃる天皇陛下の有り難い御厚意を、そうまでなさらなくても天皇陛下としての任務を怠ることにはならないと申し上げる方がいらっしゃるべきだった。
宮中にあっても絶えず祈っておりますぞということで、これが私は天皇の本当のお仕事であって、あとはもうお休みになって宮中の中でお祈りくださるだけで十分なのですと説得すべき方がいらっしゃるべきだった。」

今まで良く読んでいなかったが、これらを改めて読むと、天皇の怒りが良く分かる。
まさに、天皇が国民に添うべく“(被災地などを訪れる)陛下の生き方を全否定する内容”だ。
そもそも、政府から恣意的に?選ばれた「有識者」なる者は、上から目線で“天皇がどうあるべきか”を決める権限があるのか? そんなにエラいのか??
主権者は国民だ。ヒアリングは、国民の声を代表して発言する人を選ぶべきではないのか?
それが、先に首相の考えがあり、それに迎合する人が「ヒアリング代表」として選ばれ、首相の考える方向にまとめる・・・。まさに国民不在の出来レースだ。

選挙のことも関係無く、ポピュリズムも関係無い・・・。真に、そして素直に国民のことを考えているのは天皇くらいしか居られないのかも知れない。
前に浜矩子氏が「革命を起こさないとダメかな」(ここ)と発言していたが、もはや今の日本は、天皇に安倍首相の暴走を止めて貰うしか無いのかも知れない。それが幾ら超法規的であったとしても・・・

170522kotatu <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (1)

2017年5月20日 (土)

楽観的考え方と悲観的考え方~加藤諦三氏の話

NHKラジオ第2の日曜カルチャー「加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~2」(2017/05/14放送)を聞いた。テーマは「楽観的考え方と悲観的考え方」。
NHKのサイトにこう説明がある。
加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~
  早稲田大学名誉教授、作家、心理学者 加藤 諦三
170520katoutaizou 努力が報われない人がいる。逆に努力が報われる人がいる。人間関係で大切なのは意識ではなく無意識である。人は相手の無意識に反応する。初回その無意識の問題を考える。無意識を自覚することは、完全な人間性を獲得するとともに社会が人間の間に築いた障壁を取り払うとフロムは言う。2回目は幸せな人の共通性、3回目は悩んでいる人の共通性を考える。最後にカレン・ホルナイが心の地獄と言った自己蔑視の問題を考える。
人間としての根源的な問題を、人間にとってコミュニケーションがいかに大切であるかを理解し、なぜうつ病や自殺と言う悲劇が起きるのかを考える。人間がどの様に生きればそれらを避けられるか。」(
ここより)
「加藤諦三さんのお話、第2回は「幸せな人の共通性。楽観的考え方と悲観的考え方」。日々生活していると、物事がうまくいかないとか、失敗したなどと感じることはよくあることです。日本人は世界一“悲観主義者”が多いと言われています。起こった事実に対して、楽観的に解釈する人と、悲観的に解釈する人ではその後の人生が大きく変わっていきます。今回は楽観主義と悲観主義について考えていきます。」(ここより)

最初の部分を聞いてみよう。

<「加藤諦三の幸福論~何が人を幸せにするのか~2」より>

*この番組の全部(60分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

聞きながら、少しメモしてみた。(話を断片的にメモしたので、文章はつながらない)
「赤面恐怖症の人は、顔が赤くなることを屈辱的に解釈する。恐怖症でない人も、事実は同じ。解釈が違う。
失敗をしても、楽天的な人は“良い経験をしたな”、悲観的な人は“ああ、ひどい目に遭った”。事実が人に影響を与える訳ではない。事実に対するその人の解釈がその人に影響を与える。
歪んだ価値観を持っている人は、事実に対する自分の解釈が自分を侮辱しているのに、事実が自分を侮辱していると思ってしまう。だから人生の可能性をどんどん狭めていく。
世界60カ国で、日本は世界一悲観主義。世界一楽観主義なのはアメリカ。同じく、日本は世界一恥ずかしがり屋の国。
悲観的解釈と楽観的解釈が、健康にどう影響を与えるか。
楽天的な態度や物の考え方が、いかに肉体的健康に影響を与えるかが、この20~30年の数多くの研究によって分かってきている。
楽観的解釈をする人の方が病気にかからない。つまり、物事の解釈がそのまま健康に影響を与える。
物事の原因を自分の内的なことに求める人と外的なことに求める人がいる。失敗の原因を自分の中に求めてしまう。心理的に健康な人は、現実にコミットしている。健康で無い人は、想像だけでどんどん行ってしまう。楽観的な人は運や巡り合わせのように外的要因に求める。これによってその人の人生の可能性が狭くなってしまうかは、恐るべきこと。
自己関連妄想、被責妄想など。
楽観的と悲観的を見分ける一つのメルクマール(指標)は、望ましく無い事が起きた時に、それをインターナルに解釈するか、エクスターナルに解釈するか。
二つ目の違いは、良くないことを引き起こした原因が長期的・持続的なものと思っているか、一時的なものと思っているか。長期的なものと解釈することで希望を失う。
不運はいつまでも続かないと思っている人と、不運はいつまでも続くと思っている人がいる。
長い間責められている人は、エネルギーが枯渇してしまう。すると持続的解釈になってしまう。負けた日に、勝つ日が来ることを知っている人はくじけない。負けた日にこれが続くと思っている人はなかなか立ち上がれない。現在がどれほど耐え難いかは、現在の困難だけによって決まるのではなく、その人が持っている将来の見通しの性質によっても決まる。明るい見通しを持っている人は困難にくじけないし、焦らないし、無気力にならない。困難に際しても心の平静を失わない。
絶望したときにどの位力が落ちるか。切望したら、その人の能力はストンと落ちる。死亡の原因は、心臓病とか色々あるが、真の原因は絶望だ。絶望するから、それだけのことに耐えられなくて死んだ。絶望はそれほど影響が大きい。
自分は、なぜ絶望したのかということを、自分が解き明かすことが最も大切。無意識に絶望感を持っているのを、自分の中で意識化してホントウの自分に巡り会えれば、世の中はコペルニクス的に変わる。事実が変わる訳ではない。解釈が変わる。
過去は変わらないというが、過去は徹頭徹尾究明すること。過去の事実は変わらないが、解釈は変えられる。
失敗が屈辱と結びついて成長した人と、失敗が励ましと結びついて成長した人は、大人になった時、失敗という事実はまったく違って解釈される。その解釈はその人の小さい時からの社会的枠組みでの体験の結果として出てくる。
心の履歴書を書くと良い。
心理学者のアドラーによると「悲観主義は巧妙に偽装された攻撃性である。」
内的・持続的・拡大解釈の悲観的解釈と、外的・一時的・限定的解釈の楽観的解釈。
自分の解釈の仕方をこの3つを中心にしてチェックし、自分の中にある攻撃性を意識化すれば、悲観的解釈は楽観的解釈に変えられる。・・・」

実は、自分は正真正銘の「悲観的人間」。
この番組でも言っていたが、ガンと言われたら、どんな体の不調もガンのせいだと思ってしまう。自分はそのタイプ。
話にあった「死亡の原因は、心臓病とか色々あるが、真の原因は絶望だ。絶望するからそれだけのことに耐えられなくて死んだ。」はまさに自分のこと・・・。
だから人間ドックは受けない。悪い情報は要らない・・・。

カミさんにこの話をしたら、何と自分は楽観主義だという。これは意外・・・
なぜなら、何かが起こると、直ぐに人のせいにするから・・・・!?
確かに「あれはカミさんのせい。もし違うならメイ子のせいだ・・・」とは良く言う。
それが楽観主義の証拠??
意外だな・・・。オレ、楽観主義??

ともあれ、要は心の持ちようらしい。
とりあえず、何か悪いことが起こったら、すべて他人のせいにしようか!?

170520morning <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (0)

2017年5月19日 (金)

「良い夫婦」って?

だいぶん前だが、こんな記事があった。
「(黒木瞳のひみつのHちゃん:156) 「良い夫婦」って?
 語呂合わせで一年中、なんとかの日がある。4月15日は良い子の日。ふむふむ。4月18日は良い歯の日。ほー。4月22日は、良い夫婦の日。まさにまさに。なんとかの日を決めて、多くの人がそうであるようにと願いを込めてイベントも盛りだくさんだ。
 それにしても、良い夫婦ってなんだろう。世界で6位、約3組に1組という離婚率の日本で、離婚していない夫婦はみんな良い夫婦ということになるぞ。なんてことを苦笑しながら思う。冗談はさておき、良い夫婦とは?と真面目に考える。
 お互いを尊敬して尊重し合う。思いやりと譲り合い。そして、ライフスタイルを認め合い、時には協力する。貶(けな)しあったり足を引っ張りあったり、罵(ののし)りあったりしてはいけない。カップルであって、友人や同居人であってはいけない。愛と希望を忘れずに2人の未来図に向かって邁進(まいしん)していく。そんな理想を地でいく人たちが“良い夫婦”なのだろうなと、ぼんやり思う。
 そう考えると、うちらは“普通の夫婦”だ。26年も一緒にいるから同じ話を何度もして嫌がられるし、時には喧嘩(けんか)もするし、本気で腹が立つ時もある。今日はご飯ないの?と拗(す)ねられる時もあるし、良い夫婦の日だからといって花やケーキで食卓を飾るわけでもない。
 ちまたでよく、夫婦円満の秘訣(ひけつ)は?って質問を耳にする機会があるけれど、けっしてその答えは我慢や忍耐ではないはず。夫婦の数だけ円満の秘訣は違う。だから、こうやったら円満になるって知っていることをやればいいだけ。無駄な意地を張ってそれができなくなるから円満に戻れなくなる。
 「今度こそ別れる」と言う妻を私は何人か知っている。でも不思議なことにその夫婦たちはまだ別れていない。別れる別れる詐欺に呆(あき)れるけれど、きっとその人たちは円満になる秘訣を自(おの)ずと実践しているんだと思う。そんなことをひとり徒然(つれづれ)に思いながら、良い夫婦の日を過ごす。語呂合わせの日も捨てたもんじゃないね。」(
2017/04/26付「朝日新聞」夕刊p4より)

昔、現役の頃に結婚式に呼ばれると、挨拶で決まって「会話の多い家庭を!」と言ったものだ。それは今でも変わっていない。「良い夫婦」とは、お互い会話の多い、コミュニケーションの良い関係だと思う。
それと、カミさんが言っていたが、声を出すことは良いことらしい。内容は何であっても、声に出して話をすることが健康のために大事だという。しかし、これには相手が要る。愛犬・メイ子を相手にするのも手だが、メイ子の方が迷惑そうで・・・

いよいよ暑くなってきた。いつものメイ子のための?散歩も、暑くなる前に・・・と朝早くカミさんだけで行くことが多くなってくる。
散歩と言えば、メイ子との散歩の姿を見たカミさんの知人が「**さんはいつも楽しそうに話をしながら散歩していて、仲が良いのね」と言うそうだ。確かに、ペチャクチャやりながら歩いている。それを遠目から見たら、仲が良く見えるのだろう。しかし現実は違う。お互い罵りあっているのだ。それでも、遠くから見ると、そうは見えない。自分も、確かにカミさんの尻を蹴飛ばす時には、周囲を見回して、誰も見ていないことを確認してから、蹴飛ばす。そんな瞬間を、知り合いは目撃していないので、勘違いをしているのだ・・・

毎回、歩きながら話に出るのが「我々夫婦で、殺人をしても、たぶんバレないね。近所の人が警察から聞かれても、いつも仲良さそうに歩いていました・・・と言うだろうから・・・」
ま、メイ子も13歳半。いつまで続くか分からないが、メイ子を真ん中に、罵り合う散歩は続けることにしよう・・・。

170519honegumi <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (0)

2017年5月17日 (水)

「痴漢冤罪」~逃げるは損だし罪になる?

最近、痴漢事件での悲惨なニュースが多い。それに伴って、ウチのカミさんのトーンも上がる。「少しぐらい触られても減る物じゃ無いだろう。死ぬほどの罪か!?だいたい、偽善者ぶって一緒に捕まえようとする男も問題だ」
前にも書いたが、カミさんは女性側に厳しい。それは前に駅のホームで、大きな声で痴漢を“摘発”している、素人とは思えない女性を目撃したからだという・・・
そして男の子を持つ母親の心情でもあるという。

Netでこんな記事を読んだ。
<痴漢>身に覚えがない場合…逃げるは損だし罪になる
 痴漢を疑われ、逃げる人が後を絶たない。線路に下りて電車にはねられたり、ビルから転落死したり、命を落とすケースも相次ぐ。もし、やっていないのに疑われたら……。長期勾留や有罪率の高さから「逃げるしかない」とも言われてきた。しかし、専門家は「逃げるな」という。痴漢冤罪(えんざい)の新しい“常識”とは?【小国綾子/統合デジタル取材センター】
 ◇弁護士へのアクセス手段
 痴漢を疑われ、逃げるケースが相次ぎ、とうとう死亡事故まで発生した。15日には東急田園都市線青葉台駅で30代男性が線路に飛び降り、列車にはねられ死亡。12日にはJR上野駅から逃走した40代の男性が近くのビル脇で転落死。死亡事故ではないが、11日にはJR新橋駅で20~30代と見られる男が線路に飛び降りて逃走し、電車を止め、約5万人に影響が出た。
 痴漢は許されない。しかし、痴漢冤罪もまた、そうだ。
 絶対に逃げてはいけない――。インターネット上のブログで強く呼びかけたのは、千葉県流山市の三浦義隆弁護士。「痴漢を疑われても逃げるべきではない理由」(12日ここ)「痴漢を疑われた場合の弁護士アクセス手段をいくつか挙げておこう」(14日ここ)の2本の記事は合計15万回以上閲覧された。
 「駅事務室に連れて行かれる前に、知り合いの弁護士に連絡し、その場を平穏に立ち去るべし」と対応を指南した記事に、「弁護士の知り合いなどいない」という声が多く寄せられた。そこで三浦さんが「住所氏名をメールしてくれれば、私の携帯電話番号を教える」と書き添えたところ、実際に約50人から依頼があったという。「多くは男性からでしたが、夫が心配という妻や『都会に暮らす息子に教えたい』という地方の母親からも。実際には、痴漢冤罪に巻き込まれる可能性はそう大きくないはずなのですが、満員電車で通勤する人にとって痴漢はもっとも身近で不安な冤罪なのでしょう」と三浦さん。
 満員電車では、疑われないように両手を挙げて“バンザイ通勤”をする男性が少なくない。ネット上では「男性専用車両も作って」「痴漢はもはや男女両方の敵」などの声も上がる。
 痴漢冤罪をテーマにした映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)が公開された2007年当時、法律の専門家ですら「疑われたら走って逃げるしかない」と助言したものだった。ひとたび痴漢の疑いで逮捕されれば、容疑を否認している限り、最大23日間、身柄拘束され、起訴されれば有罪率は99%以上。職場に知られ、仕事を失う恐れもある。逮捕されたら、おしまい。だから、逃げろ、と。
 「でも今は逃げてはいけない」と全国痴漢冤罪弁護団の生駒巌弁護士も強調する。「人質司法」への批判が強まり、否認しても勾留されないケースが増えてきたからだ。「私の担当した事件では、初犯で身元が確かなら、勾留されなかったり、勾留決定が取り消されたりするケースが多い。検察の不起訴や結論棚上げも少なくない」(生駒さん)
 勾留請求されなければ逮捕から最大72時間で釈放され、職場に知らせずに済む可能性も高い。
 ◇駅事務室に行く前に
 三浦さんも生駒さんも「逃げるのはかえって不利」と口をそろえる。逃走中に他人をけがさせれば傷害、他人の敷地に入れば住居侵入、線路に下りれば往来妨害などの罪に問われかねない。
 実際、運休などの被害が相次いでいることについて、JR東日本は「責任の所在が明確であれば損害賠償訴訟を起こすこともありえる」(広報部)と説明する。
 駅施設には防犯カメラが集中する。逮捕されたら勾留は必至だ。4月25日にはJR埼京線板橋駅から線路に飛び降り逃走した埼玉県の男(41)が翌日、都迷惑防止条例違反(痴漢)容疑で逮捕されている。
 痴漢冤罪で「逃げてはいけない」ならば、具体的に、どう行動すればよいのか。
 生駒さんは「逃げるのではなく、上手に立ち去れ」と助言する。駅の事務室に連れて行かれ、警察に引き渡されれば、私人逮捕(一般人による現行犯逮捕)の体裁が整ってしまい、逮捕は免れない。だから理想的なのは、駅事務室に連れて行かれる前にその場を立ち去ること、なのだ。
 生駒さんは「駅事務室に連れて行かれる前に名刺を出すなど身分を明らかにし、堂々とその場を立ち去れば、逮捕を逃れられる。知り合いの弁護士に来てもらえれば、証拠隠滅や逃亡の恐れのない人を逮捕するのはおかしいと法的に主張してもらえるので、その場を立ち去れる可能性はより高まるでしょう」と助言する。
 ◇家族や友人などに助けを
 それでも、やむなく駅事務所に連れて行かれたらどうすれば良いのか。
 生駒さんは「警察が来る前に、友達や家族に連絡し、痴漢冤罪事件に詳しい弁護士を探してもらうことも有効」という。逮捕後は家族と連絡を取ることすら困難だからだ。
 逮捕後は当番弁護士を頼める。日弁連の安武雄一郎弁護士は「当番弁護士には、駅事務室に連れて行かれる前に駅に駆けつけるような対応は難しいだろうが、勾留される前に身柄拘束が解かれるよう弁護活動はできる。最初の面会は無料。有料でその後の弁護を頼める。弁護士費用が払えない人には援助制度もある」と説明する。
 疑いを晴らすためには日ごろの人間関係も大切だ。生駒さんの知る範囲でも、妻や友人が熱心に現場でチラシを配るなどして目撃者を探し出し、無罪判決を得たケースがあったという。
 「人質司法」や推定無罪の原則の軽視など、日本の刑事司法の抱える問題を象徴しているともいえる痴漢冤罪。少しずつではあるが、「逃げるしか道がない」は変わり始めている。」(
2017/05/17付「毎日新聞」ここより)

当サイトでは、痴漢冤罪について、何度も書いている。あまりにもやるせない、理不尽な話だから・・・(ここなど)

8年ほど前に「痴漢冤罪から身を守る「理論武装」」(ここ)という記事を書いた。
当時の週刊朝日の記事では、痴漢冤罪から身を守る手段として、
①「痴漢!」と叫ばれても落ち着いて否認する
②否認した後は、その場を立ち去ってかまわない
③立ち去れない状況になったら、逃げるのではないと説明する
④駅員に指示されても立ち去ってかまわない
⑤駅員に強制力はないので従わなくてもいい
⑥警察官が任意同行を求めても、応じてはいけない

と書いていた。
それが上の記事によると、最近は事情が変わってきているらしい。

上の記事にあった「弁護士三浦義隆のブログ」(ここ)を改めて読んでみた。なるほど・・・。特にこんな指摘にも納得・・・
「どうも、「日本は女に有利な世の中で、捜査機関も裁判所も女の言うことは鵜呑みにする。他の犯罪なら決定的な物証もないのに有罪になることはないが、痴漢の場合は有罪になる」というような、陰謀論的な世界観を持っている人が少なくないらしい。
痴漢冤罪は痴漢特有の問題などでは全くない。日本の刑事司法全体の問題が痴漢事件にもそのまま反映されているだけ。
被害者供述や捜査段階の自白などの供述証拠を安易に信用し、強引な事実認定で有罪判決を書く裁判所。
あの手この手で自白を迫ったり、被疑者の供述を都合のいいように解釈して供述調書を「作文」したりする捜査機関。
否認すると逃亡のおそれや罪証隠滅のおそれありとされ、長期勾留されやすくなるいわゆる人質司法の問題。
捜査機関が被疑者の氏名等をマスコミにリークするため、罪を犯したか否かはっきりしない段階で実名報道がなされてしまい社会的制裁を受けるという問題。・・・・
」(「弁護士三浦義隆のブログ」(ここより)

TBSニュースでは「【緊急取材】痴漢疑われた男性死亡~刑事に聞く、痴漢捜査の裏側」(ここ)として、こんな刑事の話が載っていた。
「【刑事】警視庁の警察官も何人も逮捕されている。俺の同僚も逮捕された。中には嫌疑なしで釈放されて、復職しているヤツもいる。でも、警察官が痴漢で逮捕されると、新聞に名前を書かれる。いくら復職しても家族の心の傷は深い。俺たちも上司から「満員電車に乗って女性が傍に来たら反対側を向け。つり革を両手で掴め」と指導されている。いつも痴漢事件があると、「また警視庁か」と言われるが、地方の県警なら満員電車はないし、自家用車の通勤も許されている。警視庁は圧倒的に不利な環境にあるよ。・・・」(ここより)

男は逃げようがない。Net上では「男女別車両の導入」求める声もここ)噴出している。
指摘されているように、鉄道会社としては費用もかからず、良い案では? 前2両を女性専用。後2両を男性専用として、真ん中の車両は制限無し。男性専用車両が混む場合は、段々と専用車両を増やしていけば良い。
自分が乗っていた中央快速線では、先頭の女性専用車両はそれほど混んでいなかった。もし男性専用車両が出来れば、混むかも知れない。
せめて、どこの鉄道会社でも良いので、一度実証試験をして欲しいもの・・・
署名運動をしてでも・・・
それほど痴漢冤罪は、都会の男にとって、いつ我が身に降り掛かるかも知れない恐怖なのである。
(昨日(2017/05/16)のTV朝日「羽鳥のモーニングショー」でも、玉ちゃんが「本当に混んでいる電車に乗るのはイヤ。ワナにはめられる可能性があるのはないかと思って・・」と言っていていたが・・・)

最後に、カミさんの言葉をもう一度繰り返す。
「身動きが出来ない満員電車で、少しぐらい体に触ったとしても、死を持って償わなければならないほどの罪か??」

(関連記事)
「「痴漢報道」―JR西日本の重役はなぜ死ななければならなかったのか」
痴漢冤罪から身を守る「理論武装」
痴漢冤罪~最高裁の逆転無罪判決に思う
映画「それでもボクはやってない」を観て

160517jyositoire <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (1)

2017年5月15日 (月)

最近の政局を憂う・・・青木理さんの指摘

最近の政局は、あまりにも目を覆いたくなる状況。それが日本だけでなく世界的に昔の世界に戻ろうとしているようだ。
最近、青木理さんの発言に注目している。今朝の新聞にこんな記事があった。

「(問う「共謀罪」 言論人から)自由が死滅する、それでいいのか
 ■ジャーナリスト・青木理さん(50)
 政治や社会の矛盾に声を上げる人が疑われる社会は健全か。
     ◇
 公安警察を長く取材してきた。警察官の立場から「共謀罪」を見てみよう。
 「共謀罪ができればテロを防止できる」と政府が言う。真面目な警察官であれば何を考えるか。犯罪が起きる前だから、供述が立証の柱になる。それだけに頼っては冤罪(えんざい)だらけになる。もっと物証が欲しい。
 「通信傍受を縦横無尽に使いたい。司法取引も」と考えるだろう。テロリストが重要な話し合いをメールや電話だけで済ませるとは思えない。「密室盗聴もさせてほしい」となる。真面目に捜査しようと思うほど、「もっと武器を」となる。
 日常的に、捜査当局が「こいつは罪を犯す可能性がある」と見なす個人や団体を監視しなければならなくなる。事前に取り締まろうとすれば、そうせざるを得ないからだ。
 2010年に、警視庁公安部の内部資料と見られる情報が流出した。イスラム教徒というだけであらゆる情報を吸い上げ、24時間態勢で監視、尾行して家族の交友関係まで調査していた。公安の手法を、ある警察幹部は「点が線になり、線が面になる」と説明してくれた。
 治安組織とは古今東西、社会体制の左右問わずそういうものだ。アメリカの国家安全保障局(NSA)は、同時多発テロ後のわずか10年ほどで世界中の電話や通信を盗聴するような化け物に育ってしまった。
 共謀罪ができれば、公安警察的な捜査が際限なく広がる。安全安心を究極的に追い求めれば、自由やプライバシーは死滅する。それでいいのか。(聞き手・後藤遼太)」(
2017/05/15付「朝日新聞」p34より)

まさに「それでいいのか?」である。
こんな法律が通ってしまうと、当然、警察官が増員となろう。自分たちを監視するために、自分たちの税金が遣われてしまう・・・。
「それでいいのか?」・・・

同じく朝日新聞に、こんな記事もあった。
「(政治断簡)おごる首相がつかんだ「コツ」 世論調査部長・前田直人
 大型連休のさなか、安倍晋三首相がぶちあげた憲法改正提案には正直、驚いた。目標は2020年の施行。9条の戦争放棄や戦力不保持の条項を残したまま、自衛隊の存在を明記するという。
 現行9条に自衛隊を加える「加憲」の考え方はかねて、公明や民進にもある。そうか。ついに民進も含む合意形成へ腰をすえる大戦略に転換か――と思ったのだが、どうやら早合点だったようだ。
 連休明けの8日の衆院予算委員会の集中審議は、首相と民進の大ゲンカ。質問に立った民進の長妻昭氏に感想を聞くと、おかんむりだった。
 「もはや皇帝気取り。常軌を逸していますよ。何でも『俺が言えばできるんだ』と過信しているんでしょうね」
    *
 怒りの発端は、首相の「自民党総裁としての考え方は、相当詳しく読売新聞に書いてある。ぜひ熟読して頂いてもいい」という答弁である。
 「憲法改正20年施行目標 首相インタビュー」との見出しが躍った5月3日付の読売新聞の詳報ぐらい、すでに熟読している。首相は、首相と党総裁の立場を使い分けて、国会での具体的な説明を求める長妻氏の問いにまともに答えようとしなかった。
 9日の参院予算委でも民進の蓮舫代表の追及に「この場で自民党総裁として一政党の考えを披瀝(ひれき)すべきではない」と言ったかと思えば、「我々自民党は結果を出してきた」と党を代表してアピール。一方で、いつも政権に協力的な維新には丁寧に話した。
 荒廃する国会。長年、安倍氏と対決してきた長妻氏によれば、「最近、首相は変なコツをつかんだ」そうだ。
 いわく、(1)質問に答えずにはぐらかす(2)ヤジに反応する(3)ヤジに対して長々と反論をして時間をかせぐ(4)「だから民進の支持率は上がらない」という民進批判に切り替える、という流れで追及から逃げ切る「コツ」。これでは議論が深まるはずもない。
 「それが日に日に増長して、天まで届くような状況になってきた。『何を言っても、支持率は絶対に下がらないんだ』という迷信のような確信があるのでしょう。それは、我々の責任です」
    *
 民進たたきで悦に入る首相を「増長」させているのは、安定した内閣支持率らしい。首相は4月の国会審議でもNHKの世論調査を引いて、「内閣支持率は53%。自民、民進の支持率はご承知の通り」と民進を皮肉った。
 慢心、ここにきわまれり。
 世論調査の役割は、権力者に信任を与えて増長させることではない。さまざまな政治・政策課題に対する「声なき声」を浮き彫りにし、政治の足らざるを補うためのヒントを読み取ることにある。それは本来、民主主義を豊かにするためのツールのはずだ。
 なのに首相は森友学園問題の真相解明や原発政策の見直しを求める多くの世論からは目をそむけ、好都合な数字のみにおごり、弱る野党をあざ笑う。「安倍1強」がきわまり、まるで独裁者のような首相のふるまいをみるにつけ、やせ細る民主主義への危機感が、ひたすら募る。」(
2017/05/15付「朝日新聞」p4より)

それにしても日本のメディアは、嘆かわしい。日本一の発行部数を“誇る”、天下の「読売新聞」が政権の広報誌に成り下がってしまっている。
自分の犯罪摘発から逃れるために?FBIのトップを更迭したトランプ大統領にも、全力で立ち向かっている米メディアとは大違い。情けない。

それにしても、上の記事のように、国のトップが、自分の名誉欲のためにのみ動く様は、あまりにも下品。
今日発表があった、日本郵政の豪企業の買収失敗の4000億円のロス、東芝のWH買収失敗の1兆円のロス。これらは自分の名誉欲のために会社を踏み台にした結果。
昔の“めざしの土光さん”が懐かしい・・・。もう日本にはこんな高潔な人は居ないのだろう

しかし、会社のトップは、平社員は何ともしようがないが、国のトップは国民一人ひとりの選挙による積み重ね。
“首相を「増長」させているのは、安定した内閣支持率”・・・
日本国民は、真に政府が目指す「監視社会」「戦争をする国」を希求しているのだろうか?
もし、「ヘエー!知らなかった!」と政権の傍若無人を国民が放置しているのだとすれば、国民は自分たちの無関心さが引き起こした「監視社会」「戦争をする国」を、甘受するしかあるまい。
それが現実になって、初めて「知らなかった・・・」と気付いても、それは“国民が自ら招いた結果”なのだから、自分たちでその責任を取るしかあるまい。

170515yougisya <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (2)

2017年5月14日 (日)

WIN10にもてあそばれた日(Radikook対応)~MS死ね!?

今日は一日、WIN10にもてあそばれてしまった。(下記は、自分の今後ための備忘録である)
原因はこのニュース。
世界99カ国で大規模サイバー攻撃、ルノーは生産停
世界の99カ国・地域で12日、企業や病院、学校などに対する大規模なサイバー攻撃が発生し、10万台以上のコンピューターが被害を受けた。攻撃には、パソコンを感染させ、復旧と引き換えに300ドルから600ドルの支払いを要求する「身代金(ランサム)ウエア」が使われた。
・・・
攻撃は、マイクロソフトの基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」のぜい弱性を突いたもの。このバグを悪用するコード「エターナル・ブルー」は、ハッカー集団「シャドー・ブローカーズ」が3月、インターネット上に放出した。・・・
」(ここより)

WINをちゃんとアップデートしていれば大丈夫だったとか・・・
それで少し心配になった。Radikoolでラジオを録音しているPCがWIN10なのだが、これがよくアップデート出来なかった(エラー)と言い出す。
170514win101 それで、昨夜、頑張ってアップデートしてみた。何やら「1607」とかいうバージョンで、いつもより重たい。何度か再起動がかかるというので、昨夜は寝てしまった。それが、夜中にフト目が覚めて、パソコンを覗いたら、エラー。
それが「自動修復」を繰り返して、OSが立ち上がらない・・・。電源SWを長押しして、シャットダウンする以外に方法が無い。
170514win102 Netで「0xc000021a」というエラーコードを検索すると、重病で、お手上げらしい。
幸い、このPCはラジオの録音専用だったので、OSから入れ直すしかないな・・・
探したら、XPのリカバリーDVDが見つかったので、XPの買った状態に戻すか・・。そうなるとラジオの録音ツールは“生き返った”という「radika」しかないか・・・。結局、夜中の1~4時まで頑張ってしまった・・・。

朝になって、そういえば、このPCはwin7の物を買ったんだっけ・・・と本箱を探すと、あった。買った時のwin7のDVDが・・・
それで今朝からwin7の復活作業。これが意外と難物。インストールは成功したが、結論として、win7を入れただけの状態で、電源オプションを「休止」モードにすると、フリーズする事が分かった。
以前の直感で「これはグラフィックドライバーの入れ替えだな」・・・。例によって(ここ)に書いてある通り、「標準 VGA グラフィックアダプター」を「Radeon Xpress 200M」に変更。
予想通り、これで復活。電源オプションも「休止」だけでなく、今まで無かった「スタンバイ」のアイコンも現れた。動きも安定。
しめしめ・・・・。さて「radikool」をインストール。それが「NET Framework」のインストールで手間取った(エラー)。結論は(ここ)にある通り、「Windows 7は.NET Framework 3.5.1が標準搭載されています。 」ので、まず「NET Framework 4.0」をインストールし、その後に「NET Framework 4.5」をインストールしないとダメだった。つまり「完璧にインストールしたい場合は古いバージョンから順にインストールして、正しく削除したい場合は新しいバージョンから順にアンインストールしないとダメなようです。」とのこと。

IE8からIE11へのアップも、まずCHROMEの最新を入れて、それでMSのサイトに行った。既にIE8は相手にしてくれない・・・

「Radikool」の設定は前に書いた通り(ここ)簡単。そのフォルダを他のPCから見るには、フォルダの共有設定が必要。今後のためにメモしておく。

<フォルダの共有設定>
1)共有したいファイルやフォルダー(ユーザー)を右クリックし、[共有] をクリックして [特定のユーザー] をクリックします。テキスト ボックスの横にある矢印をクリックし、一覧でEveryone」をクリックして [追加] をクリックします。(追加された右の「読み取り」を「読み取り/書き込み」に変更。) 右下の[共有]をクリック、「次」へ。

2)「コントロールパネル」→「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定」を開き「パスワード保護の共有を有効にする」を「パスワード保護の共有を無効にする」

<スリープから復帰時の、PW省略の設定方法>
「スリープ解除時のパスワード保護」の設定を変更
「スタート」→「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「電源オプション」をクリック。
画面左側にある「スリープ解除時のパスワード保護」をクリック。「スリープ解除時のパスワード保護」→「スリープ解除時のパスワード保護」欄にある、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック。「現在利用可能ではない設定を変更します」→「パスワードを必要としない」をクリック。

まあ、そんなことで、WIN10がwin7として復活したのだが、そもそも「1607」って何だ?

170514win10ここ)によると、そもそも「1511」とか「1607」はリリースされた年月らしい。つまり「1607」はもう1年も前の話。それだけに、Netで検索すると、出るわ出るわ・・苦情の嵐・・・
ここ)には「NECやPanasonic等のメーカー製PCでWindows10に対応していない場合も、Windows10をクリーンインストールすることで半ば自作PCのように使える可能性は残されております。
ただし、これまで使えていたメーカーバンドルのソフトやユーティリティ類が使えなくなったり、Windows標準のドライバで動作しない場合、そのデバイスのWindows10 1607~の専用ドライバを各種デバイス供給元からご自身で探してインストールする必要があります。」
という記述・・・。
つまり、自分のように、(キータッチの問題で)XPのdynabookを大事に大事に使っているユーザーは切り棄てられる、ということらしい。
そもそも「1607」へのアップデートを止める手段がない。電源を落とそうとすると、勝手にインストールされ、そのあげく、動かなくなってしまう・・・

実は、我が家には、XPのdynabookのwin7版を買って、WIN10に無料アップデートしたものが、もう1台ある。それも一緒に「Radikool」を設定していたが、見ると案の定、アップデートのために再起動しろとある。仕方が無く、再起動すると、前のダメになったものと同じく時間がかかる。
覚悟して、それもwin7にクリーンインストールするしかないな・・・、と思っていたら「新しいWIN10にようこそ・・・」みたいに、こっちはOKだった。Verを確認すると「1607」になっていた。おかしくなったPCが40G、うまく行ったPCが500Gだったので、HDDの空き容量のせいかな・・・!?

しかし、やはり安定した動きが心配。再起動すると画面が全面オレンジ色になったり・・・。それにwin7で動いていた昔のofficeが、ちゃんと動かない。結局(ここ)の「Windows 10 Anniversary Update から以前のビルド(バージョン)に戻す方法」を見て、「1511」に戻した。
それで、何とかwin7とWIN10の2台の「Radikool」を確保した。
(追:2017/05/17 いつの間にか、勝手に「「1607」にアップデートされていた。幾ら制限をかけてもアップデートはされてしまうようだ。仕方なく手動で「1703」にアップデートした。こっちの方がマシらしいので・・・)

マイクロソフトも、ビル・ゲイツが居なくなって久しい。このような「乱暴」をユーザーに強制する姿勢が自分にはどうも不愉快・・・。
脆弱性という「孔」を塞ぐことが理由だろうが、ユーザーにとっては、メーカーの都合で、どんどんハードが使えなくなっていく。その横暴に、「日本死ね」にあやかって「MS死ね!」と言いたいくらい・・・。今回の世界的なサイバー攻撃も、XPの被害が大きいらしい。いったんリリースした製品は、たくさんもうかっているはずなので、半永久的にメンテナンスすべき。

ともあれ、今度またおかしくなったら、このメモを見て復元しよう・・・・
“win7をあと10年使ってやる”と誓った、“WIN10にもてあそばれた”一日であった。

(関連記事)
NHK「らじる★らじる」のPC録音~「radika」から「Radikool」に乗り換え 

170514netu <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (0)

2017年5月12日 (金)

「怒りには限界があるが、優しさには限界がない」~妻の若年性アルツの介護~陽信孝さんの話

先日、NHKラジオ深夜便「『短歌に託した妻への介護日記』宮司 陽信孝さん」(2017/05/04放送ここ)を聞いた。
ラジオ深夜便の解説にはこうある。
「4度のがん手術を経験した宮司の陽信孝(みなみ・のぶたか)さん。闘病生活を献身的に170512minaminobutaka 支えていた妻・八重子さんがアルツハイマー病を発症、今度は陽さんが市の教育長として多忙な中、妻の介護にあたることになります。八重子さんが65歳で亡くなるまで4000日にわたった介護の日々や家族愛などを、介護日記に残した短歌を交えてお話いただきます。」(ここより)

少し聞いてみよう。

<NHKラジオ深夜便「『短歌に託した妻への介護日記』宮司 陽信孝さん>

*この番組の全部(42分)をお聞きになる方は、(ここ=ZIP)をクリックしてしばらく待つ。

氏は介護の日々を短歌に残し、その本が「八重子のハミング」として出版されているという。
その本の解説にはこうある。
「思いもよらなかった夫婦の同時発病。夫は胃がんが発見され摘出手術。その直後、妻にアルツハイマー病の兆候が見え始めた―。その後、夫は三度のがん手術から生還する一方で、妻の症状には改善の兆しが見られなかった。自らも迫り来る死の影に怯むことなく闘病、そして献身的に妻の介護を重ねる日々…。“三十一文字のラブレター”短歌約八十首を詠み、綴った、四千日余に及んだ老老介護の軌跡。「現代の智恵子抄」とも評された話題の単行本、待望の文庫化。2002年末に他界した愛妻を偲んだ「終章」を補記。」

話によると、氏が52歳のときに胃がんが発見され、そのショックで、当時54歳の妻が若年性アルツハイマー病を発症。普通は8年と言われているが、11年生きて65歳で他界したという。
全体に貫かれているのが、「優しさ」。赤ん坊へ戻っていく妻への、限りない優しさ・・・。
この介護を通じて学んだことが「生きることは逃げないこと」「怒りには限界があるが、優しさには限界がない」だという。
そして何が大変だったというと「優しさを通し続けること」・・・

妻を亡くした話としては、前に歌人・河野裕子氏と夫である永田和宏氏の話(ここ)、及び、作家・城山三郎氏の話を取り上げたことがある(ここ)。

どちらもガンで妻を亡くしたが、どの話も心に残る・・・

しかし家族皆で支える陽家の介護は、とてもマネ出来ない。当時小学校4年生だったお孫さんの作文がそれを語っている。
「バーバはアルツハイマー病です。どういう病気かと言うと段々赤ちゃんに戻ってゆく病気です。もう1歳以下の知能です。一日のほとんどは廊下で一人で遊んでいます。ほとんど分からなくなっています。バーバの薬は優しさ、とおじいちゃんに聞きました。だからバーバに叩かれたり、大切な物を壊されたりしても、だれもバーバを叱る事はありません。私たちはバーバの手を引いて歩いたり、ご飯を食べさせてあげたりします。昔の曲を流すとバーバが笑ってくれるので嬉しくなります。私の家にはヒーババとバーバがいてくれるお陰で、優しさがあります。ヒーババとバーバがいてくれてとても嬉しいです。」

この5月から、映画「八重子のハミング」が全国公開されているという(ここ)。
調べたら、近くの映画館でも上映されるらしいので行ってみようかと思っている。

カミさんに「オレもカミさんがガンになったら、そのショックで若年性アルツハイマー病になるかも・・・」と言ったら、「図々しい!若年性ではなくて、立派なアルツハイマー病でしょ!」

後日、映画を見て、「優しさ」について、考えてみたい。言うまでもなく、自分には“別世界”のことなので・・・

●メモ:カウント~1030万

| コメント (0)

2017年5月 9日 (火)

免許更新~高齢者講習~とうとう自分も!

今日は、イヤな通知を受け取ってしまった。「免許証更新のための講習のお知らせ」だってさ!
4650円也の講習を受けないと、運転免許証の更新が出来ないんだって・・・。
自分はまったく高齢者ではないので、そんなルールがあることも知らなかった。
文面を精読した。何かの間違いでは?? そんなバカな~~・・・
170509kourei でも「免許証の更新期間満了の日(誕生日の1か月後の日)の年齢が70歳以上の方で、免許証の更新を希望される方は、免許証の更新手続前に、高齢者講習を、掲載の教習所で受講して下さい。」「○高齢者講習を受けないと免許証の更新はできません。」だってさ・・・

どうも逃げられそうにない。やはり自分は高齢者か・・・
それにしても、不運。ジャスト70歳なので、ギリギリ残念。昨年更新していれば、4年は先に延ばせた!?

内容を見ると「高齢者2時間講習」では、
・運転適性検査(夜間視力・動体視力等の検査)30分
・双方向型講義(座学)30分
・実車指導60分

だそうだ。

通知書の裏に、講習会場が書いてある。一番土地カンのある教習所に行くことにして、HPを見たら、「70歳から74歳の方 5,600円(講習手数料のみ)」とある。
おかしいな。通知には4,650円だ。電話で聞いてみると、こんな事を教えてくれた。
・現在は3時間講習だが、8月12日生まれ以降の人は、2時間講習に改正されて、講習料も安くなる。自分もこれに該当! ラッキー!?
・予約は、今申し込むと6月9日。1ヶ月先でないと予約出来ない・・・
・教官は6人いて、それぞれ3人ずつの予約。一日に9:00、11:20、14:40の3つのコースがある。
・実車指導は、グループで60分。1人当たりでは10分程度。

なるほど・・・・

そもそも「高齢者講習」とは何だ?
高齢者講習
自動車運転免許の更新期間が満了となった時の年齢が70歳以上のドライバーに対し、義務づけられた講習。視力や反射など身体機能が低下していることに加え、認知症の増加で高齢運転者による交通事故が増えており、高齢者本人に自分の運転能力や技能水準を自覚してもらう目的で実施している。対象者は、各都道府県公安委員会の委託を受けた自動車学校などの教習所で受講する。受講時間は約3時間で、受講料は5800円(2013年度時点)。ビデオと講習で交通規則を再確認し、動体視力や夜間視力を測定するほか、実際に車を運転して同乗した指導員から運転技術について助言を受け、危なかった点などについて話し合う。免許更新期間満了の半年前から受講できる。
 高齢者講習は、1980年代後半から全国の運転試験場などで任意参加のかたちで行われてきたが、1997年(平成9)の道路交通法の改正により、更新期間満了時に75歳以上の者に義務づけられ、2001年(平成13)の改正で受講義務が同70歳以上に引き下げられた。高齢者講習はあくまで自分の運転能力を自覚することが目的であるため、不合格はなく、全員に終了証明書が渡される。なお、自分の運転能力が低下していないかどうかを自動車学校で実車走行して採点する「チャレンジ講習」(受講料2650円)を受講して合格した者は、1時間程度の特定任意高齢者講習(簡易講習。受講料1500円)を受講すれば、高齢者講習が免除される。
 また、75歳以上のドライバーには高齢者講習に加えて、判断力や記憶力などを判定する「講習予備検査(認知機能検査)」(約30分)の受講が、2007年の改正(2009年6月施行)で義務づけられた。同検査で判断力が低いと判断された人のうち、免許更新期間満了前の1年間、あるいは更新後に、一時不停止や信号無視などの行為があった場合には、医師の診断を受ける必要があり、認知症と診断されれば、免許取消しや停止処分となる。
 なお、自動車の運転を継続する意思がない場合は、運転免許の自主返納を行う。自主返納者には、本人確認書類として利用できる「運転経歴証明書」が交付される。」(
ここより)

何と20年も前に75歳以上に義務付けられ、16年前に70歳以上に引き下げられてんだって・・・。何と・・・、知らなかったのは自分ばかり也・・・
(もちろん誰でも、安全に名を借りた閑古鳥が啼く自動車教習所への支援策であることは知っているけど・・・)

そして今回更新する運転免許証の有効期限も、優良ドライバーの場合、更新時70歳の人は5年、71歳の人は4年、72歳以上の人は3年だそうだ。
つまり、更新時の年齢に拘わらず、75歳までしか有効ではない。75歳の誕生日に、一斉に全員が適性テストを受ける事になる。
なーるほど・・・
そして、何と「もみじマーク(=高齢運転者標識、シルバーマーク、高齢者マーク、枯れ葉マーク)」も、70歳から他人事では無くなるようだ。曰く・・・
「道路交通法 第七一条の五(初心運転者標識等の表示義務)
170509kourei_mark 3 普通自動車対応免許を受けた者で七十歳以上七十五歳未満のものは、加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。」
「枯れ葉マーク」を付けて走ることになろうとは・・・。
まさに名実共に高齢者の仲間入りだな・・・。トホホ・・・・

話は変わるが、我が家の愛車ヴィッツは、先日車検を通ったので、2019年まではOK。つまり故障が無ければ13年乗ることになる。問題は、その次・・・
当然、自分たちの老化による事故が心配になる。

前に自動ブレーキについて書いた(ここ)。
ヴィッツは、コンパクトで良い車。よって次もヴィッツにしたいが、買い替える時までに、対人の自動ブレーキが装備されるようになっているかどうか・・・
ハイブリッドなどどうでも良いので、何とか対人を実現して欲しいものだ。
とにかく、自分の意識とは別に、自分は“警察も認めた”立派な高齢者なのであ~る!

170509yuujyou <付録>「ボケて(bokete)」より

| コメント (1)

«もはや「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるわけにはいかなくなった?