2014年11月25日 (火)

不調は自覚症状のせい?~「とらわれすぎ」に注意

やっと風邪が治ったみたい・・・。調べてみると4年ぶりの風邪の発熱。先週の(火)に、ちょっと寒気が・・・。(水)に約束があったので、行きたくなかったが無理して一日がかりで出かけたが、てきめん。家に帰ってから発熱。37.5度。自分は幾ら微熱でも、熱にはからきしダメ。
(土)に近くの医院に行って、もらった薬をそのまま飲んだのも悪く、体調が絶不調に・・・。原因は総合感冒薬に含まれている抗ヒスタミン剤。自分はこれに非常に弱くて、体が異常になる。2度飲んで、ハッとそれに気付き、直ぐに飲むのを止めたものの、(日)いっぱいダメだった。
でも何とか昨日から微熱も引き、やっと治ったみたい・・・。
熱があって寝ているときに願うのは、「アクシデントが発生しないこと」。何か事件(家族の病気や事故)があって、出動しないといけなくなっても、熱のある状態だと、とても車の運転も無理・・・。スポーツ選手など、発熱を押して出場、などという話も聞くが、自分には到底無理・・・

さて話は変わるが、先日の日経新聞にこんな話題があった。
不調は自覚症状のせい? 「とらわれすぎ」に注意
 訓練によって発達し続ける人間の能力は底知れない。ときには機械すらしのぐこともある指先の鋭敏な感覚は、職人技と呼ばれる域に達する。しかしこの能力は、ささいな身体の変化をいち早く自覚症状として察知してしまう。そして当人はその症状にとらわれ続けてしまうことがある。
 こんな例がある。40歳になり「若い時のようにはいかない」と言いながらも学生時代にテニスで鍛えた体力には自信がある。ある日、会社の定期健診で不整脈を指摘される。それ以来、通勤途中で階段を登った時の胸の違和感が気になるようになった。
 夜は布団の中で心臓の鼓動が乱れているように感じ、寝付けない。内科で精密検査を受けるが異常所見はなし。しかし相変わらず胸の違和感はおさまらない。
 このように、ちょっとした違和感に過度に注意を集中することにより、自覚症状としてとらえてしまう仕組みを、精神医学では「精神交互作用」と説明している。この作用による自覚症状の原因を追究し続け、社会生活にまで大きな影響を与えてしまうと、「心気症」と呼ぶ病態となる。
 本来の自覚症状は、身体の器官に異常が発生し、その信号として痛みや不快感が脳へ送られて認識される。一方、精神交互作用による症状は、脳から不調を探りにいく。脳が警戒してパトロールを強化したために察知するもので、本能的な生命維持機構でもあるが、症状にとらわれると日常生活に大きな支障となる。
 自覚症状を感じた場合には身体疾患が潜んでいる可能性もあるため、早期受診で身体疾患の有無を判断してもらうことは大変重要だ。身体の機能的な問題が除かれれば、症状に対するとらえ方も変える必要がある。皮肉なことに健康を願うばかりに、症状を気にし続けるとセンサーが日々鋭さを増して自覚症状が強まり、とらわれ続けてしまう。
 精神交互作用による症状からの脱却のポイントは症状の有無ではなく、“機能の良し悪しで判断”である。冒頭の例でいえば「階段は問題なく上れたが、心臓の鼓動が気になる」ではなく、「鼓動が気になったが、階段は問題なく上れた」となる。ちょっとした違いに思えるが、前を向こうとする心は、エネルギー量が大きく違う。(神田東クリニック院長 高野知樹)」(2014/11/08付「日経新聞」s7より)

カミさんに言わせると、特に自分は自己の体調に敏感だそうだ。さっきも「もっと気を外に!」と“号令”をかけられてしまった。まあいつのも事だけど・・・
「そろそろ加齢で色々と弱いところが出てくるのかな・・・」と言うと、「まだ早い!65から75は健康なはず!!」・・・。まあそうだな・・・
先日、カミさんのところに電話がかかってきた知人のおばさんは、現在85だが、80歳まで何不自由なく車も運転していたという。それが80を過ぎて自転車にしたら、転けて、それから体力に自信が無くなったとか・・・。
自分など、それに比べるとまだまだ・・・。結局、上の話では無いが、自分の心の持ちよう・・・。
どうも4年ぶりの発熱に、少し気弱になっている夜なのである。

141125lipovitand <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月24日 (月)

「実は少ない冷房の電力消費」~コタツのスイッチの可視化

先日、日経新聞の記事を読んで、またまた「ヘエー」と思った。
エコハウスのウソ 実は少ない冷房の電力消費
・・・・
 人間は汗が乾く限り暑さには強いが、低温は我慢することができない。体毛が薄い人間は冬に放熱量を抑えるすべが限られるので、気温が20℃を切れば寒低温は我慢することができない。人間は常夏のアフリカで進化するなか、毛皮を脱ぎ捨て暑さに特化した生き物。寒さにはからきし弱いのだ。
141124ondo  図2は、世界の主要都市における冬と夏の気温の関係である。東京は、夏の暑さでは香港やジャカルタ、マニラ並みに高い。一方で、冬はパリやベルリンと大して変わらない。最近では暖冬が多いとはいえ、冬の夜に氷点下を切ることは珍しくない。
 このように日本では「夏は熱帯」「冬はヨーロッパ」という両極端の気候が、1年の中で否応なしに繰り返されている。日本に暮らすというのは、結構“過酷”なことなのだ。
 こうした気象条件と人間側の事情とのギャップを考えれば、日本の大部分の地域において冬の寒さへの備えが何より重要なことは明白である。もちろん、日本の夏もかなり「手強い」ので無視できない。しかし、だからといって冬を軽視するのは絶対にNG。夏と冬のどちらかとなれば、まずは「冬を旨とすべし」である。
視覚イメージと実際のズレ
 しかし、やはり夏のエアコンの消費電力は多いのでは…といぶかる人も多いだろう。当然のことながら、エネルギー消費を削減する「省エネ」は大事だ。ただしイメージだけでは、効果的な省エネはおぼつかない。冷房など、それぞれの用途がどれくらいエネルギーを消費141124ondo1 しているのか、イメージと現実のギャップを見てみよう
 まずは一般的な「イメージ」から見ていこう。「エネルギーを一番使っていると思う用途」を東京理科大学の井上隆教授が消費者にアンケートしたところ、暖房・冷房と答えた人がそれぞれ40%に達し、他の用途を圧倒する結果となった(図3)。
141124ondo2  こうした認識は正しいのだろうか。実は、エネルギー消費の調査結果は大きく異なる(図4)。
 まずはエネルギー消費で「一番」との呼び声が高い暖房から見てみよう。北海道や東北、北陸といった寒冷地では、確かに暖房のエネルギー消費が多い。しかし、関東以南では暖房の割合は約20%にとどまる。
 冷房にいたっては各地域でごく少なく、四国や九州のような比較的暑い地域でも4%足らず。イメージと現実のギャップが一番大きいのがこの冷房なのである。
 逆にエネルギー消費が多いのは、給湯や照明・家電といった“地味”な用途なのである。
給湯・照明・家電はなぜ多い
 なぜ冷房のエネルギー消費は少なく、給湯や照明・家電は多いのか。加熱・冷却する温度と期間に着目すると分かりやすい(図5)。
141124ondo3  冷房が必要なのは夏の限られた期間だけで、1 日の中での使用時間も短い。外気が35℃を超えることは滅多になく、室内の温度も25℃より低くはしないから、内外の温度差はせいぜい10℃。必要な時間帯だけスポットでオンすることが多いので、使用時間も最小限に抑えられている。
 一方で、冬は外気が氷点下になり、内外の温度差が20℃を超える日が少なくない。在室時には暖房をつけっぱなしにすることが多いので使用時間も長く、冷房よりも多くのエネルギーが必要となる。ただし暖房も冷房と同じく、特定の季節にだけ利用される「季節限定」の用途。消費するエネルギーにはおのずと上限がある。
 これが給湯になると、夏場でも水を温めずに風呂やシャワーにそのまま使えることはまずないから、年中エネルギーを使って水を加熱する必要がある。照明や家電も一年中コンスタントに使われる。こうした年間を通して消費されるエネルギーこそが、実はより多くのエネルギーを消費しているのである。
 季節ごとの変化にばかり目がいって、年間を通しての「総量」を見過ごしていては、真の省エネ(省コスト)は達成できない。夏に、ちょこっと使うだけの冷房に目くじらを立てたところで、労多くして幸少なしである。
 本当に省エネをしたければ、給湯や照明など年間を通して発生する用途を抑えた上で、次に暖房の対策に取り組むこと。冷房ばかりに頭がいって他の用途がおろそかにならぬよう、くれぐれもご注意を。
前真之(まえ・まさゆき) 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻准教授。」(「
日経新聞」ここより)

いやはや目から鱗だな・・・。イメージでは、暖房・冷房・給湯・照明&家電が4:4:1:1だが、実際は、関東では2:0.2:4:4だという。このイメージとの差は大きい。

どうも冷房は、贅沢をしている気分になる。逆に暖房や照明などは「仕方が無いもの」としてあまり気にしていなかった。しかし、言われてみると、その通りだ。特に給湯は、我が家ではガスだが、消費についてはあまり気にしていなかった・・・。

今日、居間に置いてある石油ファンヒーター(三菱KD-D32C)が壊れた。寒くなって先日から使い出したのだが、数日前、「E4」というエラー表示でストップ。Netで検索すると、ほとんど情報が無いものの、「気化器の余熱サーミスタの不良か制御基盤の故障」らしい。
今まで、分解して気化器の掃除などで修理してきたが、今度は自分では無理・・・。買い換えることにした。
しかしこのファンヒーターは12年前に、たった1万6千円で買ったもの。エアコンの暖房がよく効かず、暖房の補助として毎年良く使った。特にタンクが9リットルもあり、石油が入ったタンクは重いものの、給油回数が少なくて済むので助かっていた。本当にご苦労さんである。

これからコタツのシーズン。もったいないのが、夜中のコタツの電気の付けっぱなし。それを今年は改良した。今までは、寝る前にケーブルの途中にあるスイッチを見て「入」か「切」かを確認していたが、ふと思い立って、使っていなかったフット(足下)スイッチ(15Aで千円強)と100円ショップで買った通電表示が付いた節電タップ(節約スイッチ)を利用して可視化した。つまりコタツの電気が入っているかどうかを目で見えるようにした。これが結構優れもの。
足下スイッチは、元々ホテルのスタンドランプなどに使うもの。まずコタツのスイッチは入れP10003471 たままにしておいて、コンセントに節電タップをつけてつなぐと、電源が入っているときはランプが点く。しかしこれでは、コンセントの場所まで行かないとスイッチの入り切りが出来ない。よって、今回は、100円ショップで買った1mの延長コードで、見える場所までコンセントを延長させ、そこにフットスイッチを付けて、そこにランプだけを見る目的で節電タップを付け、そこにコタツのコンセントをつないだ。
すると、近くに置いたフットスイッチを足または手で押すことで、ランプが見え、コタツに電気が入っているかどうかが直ぐに分かる。
これによって、今年の我が家のコタツの切り忘れが無くなる。これはカミさんにも大好評・・・。

自分は「ケチ」なのではない。「ムダがキライ」だけなのであ~る。

141124takibi <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月22日 (土)

「大メディアが危険なのは事実を創造するから」

先日の週刊ポストにこんな記事があった。
ウォルフレン氏 大メディアが危険なのは事実を創造するから
 看板政策であるアベノミクスのメッキは剥がれ、「主張する外交」は世界から全く相手にされない。それでも安倍政権の失政は覆い隠される。このままでは日本に国家的危機が訪れると指摘するのは、30年以上にわたって日本政治を研究してきたカレル・ヴァン・ウォルフレン氏(アムステルダム大学名誉教授)だ。同氏は安倍政権がアピールする「官邸主導」の正体は、メディアと官僚の作り上げた「虚構」だと喝破する。
 * * *
 日本人は「安倍首相の果たしている役割」は何だと考えているだろうか。
「決断を下すこと」だとすれば、それは全くの間違いだ。安倍首相がやっているのは「決断を下したフリをすること」であり、「日本に真の民主主義があると見せかけること」である。
 日本の有権者は何よりもまず、この国の意思決定を牛耳る「現状維持中毒者」の存在に気が付かなければならない。それはメディアと官僚である。
 私は30年以上にわたって日本政治を研究してきたが、安倍政権の誕生から約2年が経ち、一時期の日本政治に芽生えかけた改革の機運は消え失せてしまったように見える。
 政治主導は建前となり、官僚組織が意思決定を独占し、「首相が決断しているかのような虚構」を大メディアが伝える。
 安倍政権の看板政策であるアベノミクスにしても、安倍首相ではなく一部の財務官僚が主導したものであり、株価など数字の上での見せかけの景気回復をメディアが煽っただけだ。
 日本の大メディアが国民にとって非常に危険なのは、彼らが「事実を創造する」からだ。
 官邸を取り巻いた反原発デモや消費増税などの政策に対する抗議活動が大メディアで報じられることはほとんどなかった。今年6月末には、集団的自衛権に関する憲法解釈を変えようとする安倍政権に抗議して、男性が新宿駅前で焼身自殺を図った。民主主義を重んじる国ならトップで報じられて当然のニュースだが、NHKは無視し、他の主要メディアもほとんど報じなかった。
 メディアは本来、権力を監視し、民主主義を守る役割を果たさなければならない。しかし、日本の大新聞やNHKがやっていることはむしろ逆だ。日本国民が国内外の現実を正しく理解する妨げとなっている。
「社会秩序の維持」を優先しようとし、変革につながる刺激的な事象は黙殺する。あるいは自ら進んで変革の芽を摘もうとする。

【プロフィール】1941年、オランダ生まれ。ジャーナリスト、政治学者。NRCハンデルスブラット紙の東アジア特派員、日本外国特派員協会会長を歴任。『日本/権力構造の謎』『人間を幸福にしない日本というシステム』などのベストセラーで知られる。
※週刊ポスト2014年11月28日号」(
2014年11月17日16時0分(ここ)より)

この一文で「日本の大メディアが国民にとって非常に危険なのは、彼らが「事実を創造する」からだ。」という言葉が心に残った。
先の慰安婦問題然り、吉田証言然り・・・である。それに先の戦争も、メディアが自社の儲けのために国民を煽った、とも言われている。
どだいメディアは、一私企業であり、それが書き立てる「事実」が真実かどうかなど、読む側が判断するしかない。それはその通り。
アメリカも、メディアのネガティブキャンペーンなど、テレビのCMも含めて日本の比ではない。でも米国人はそれを自分の目で判断する力を持っているのだろう。
それに引き替え、日本人はどうか・・・
自分を含め、どうも素直すぎる気がする。NHKが言っている事は正しい、とかいう思い込みで、直ぐに信じてしまう。いやいや国民ではないな。自分だな・・・

どうも最近ニュースが暗い。特に下記のニュースなど、あまりに悲惨で聞きたくもない・・・。
「3歳の長女に十分な食事を与えず衰弱死させた事件は、司法解剖の結果、紗弥音ちゃんの腸内には玉ねぎの皮、アルミ箔(はく)、ろうそくのろうが残っていた。胃は空っぽで骨が浮き上がっていたという。大阪府警は紗弥音ちゃんが空腹に耐えかねて口に入れた可能性が高いとみている。」(ここより)

昨夜から、夕食の時にNHKニュースを見なくなった。
毎晩、悪い話(ニュース)を聞きたくないカミさんと、バラエティーが大キライな自分とで、よくチャンネル争い・・・。しかしこの所、自分が譲歩して、ニュースは後で自室で見るようにした。
それで、夕食時はテレビを消す・・・。これも静かでよい。

おっと話を戻そう。
とにかく、話題を自社の基準で選んで伝えるマスコミ・・・。それに扇動されず、自身の目で世の中を見ることの大変さを改めて認識するこの頃である。

●メモ:カウント~660万

141122funda <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月21日 (金)

ガッカリだったピンク・フロイドの新アルバム「永遠(TOWA)/THE ENDLESS RIVER」

これはあくまでも自分の個人的な感想だが、ピンク・フロイドの新アルバム「永遠(TOWA)/THE ENDLESS RIVER」は、少々残念な作品に感じられた。自分の心に響いてこないのだ。
先週、Amazonに予約していたピンク・フロイドの新アルバム「THE ENDLESS RIVER」が届いた。CD+Blu-rayである。安い米国版を注文していたので、3,727円だった。
141121towa 立派な箱に2つのディスクと写真集など。日本語版と違って、立派な冊子には解説もほとんど書いていないので、英語が読めなくても問題なし。
まずBlu-rayをかけてみる。音楽トラックと映像トラックがあるが、映像は短いモノクロの映像なので、まあBlu-rayの必要は無かった。そしてこのBlu-rayディスクに一緒に入っているハイレゾの音源も、再生装置がないので、これも自分にとっては意味が無く、結果としてBlu-ray版を買う意味はなかった。
そしてCD・・・・。数回聞いてみたが、自分の期待とは違っていた。延々と、まるでクレージーダイアモンドの冒頭のようなヒーリング的な音楽が続く。
2曲目にメイスンのドラムスが出てくる。これは確かにピンク・フロイドの音であり、全体的にもフロイドの音楽ではある。しかし自分の期待とは違った・・・

先日の朝日新聞に、このアルバムについての記事があった。
亡きメンバーと「共作」 ピンク・フロイドが20年ぶりアルバム
 幻想的かつ重厚な楽曲で知られる英バンド、ピンク・フロイドが20年ぶりに新アルバムを発売する。重ねた月日と新しいテクノロジーは彼らの音に何を足し、何を引いたのか。バンド結成以来のメンバーで、ドラムスのニック・メイスンにニューヨークで聞いた。
 1970年代に世界を席巻したプログレッシブ・ロックと呼ばれる分野で、全世界2億5千万枚以上のレコード売り上げを記録。キング・クリムゾンなどと並ぶ歴史的なバンドだ。その新アルバム「永遠(TOWA)/THE ENDLESS RIVER」はいわば過去と現在のコラボ作品なのだという。
 「20時間もの録音を元に新たな音を足し、再び蒸留したんだ」。94年のアルバム「対141121mason (TSUI)」収録の際、セッションで生まれた曲の多くが手つかずで残った。それを元にギター、ボーカルのデビッド・ギルモアと新たなアルバムに仕立てた。ロジャー・ウォーターズは参加していないものの、有機的で粘度の高いサウンドは健在だ。
 音源には、6年前に他界したキーボードのリック・ライトも参加している。今は亡きメンバーとの共作であり、追悼なのだという。「収録にはあらゆる最新テクニックを使った。20年前だったら不可能だっただろうね」
 全米1位となった代表作「狂気」の発表から41年。メイスンも70歳だ。「年を取るのは悲しいものだが、自分たちはあまり成長していないらしい。発売にいまだに興奮しているし、聞き手がどう受け止めるか、震えてもいる。若い人にぜひ聞いて欲しいね」
 残念ながら世界ツアーは考えていないという。これがピンク・フロイドとして最後のアルバムに?
 「そうだと思う。レコードにする価値のある楽曲はもう残っていないんだ」
 アルバム中、唯一歌詞があるのが最後の曲「Louder Than Words」(言葉以上のもの)だ。どんなラストメッセージを伝えたかったのか、あえて言葉で問うと――。
 「簡単に言えば『関係』についてだ。2人の、3人の、または地球規模の。でも、聞き手一人ひとりが自分の心にひき付けて解釈して欲しい」
 日本では19日に発売される。(ニューヨーク=真鍋弘樹)」(2014/11/12付「朝日新聞」p21より)

まだ、このCDを聞き込んでいる訳ではないが、何か得体の知れない音楽・・・が第一印象。
今までの名盤のように、聞いて「アッ、あの曲だ!」というような音楽の個性が感じられない。どれも、何となくダラダラと“流している”感じ。付属の映像でも出て来たが、ギルモアがギターを弾き始めて、それに合わせてメイスンがドラムスをたたき出す。それで何となく音楽が出来上がっていく。そんな過程の音源を集めてCDにしたような・・・

同じピンク・フロイドでも、アルバムによって好き嫌いはある。自分は「ウマグマ」などは、ほとんど聞かない。この新アルバムも、自分にとってそれと同じような運命になる予感がする。
これを聞いた後、自分がPink Floydと初めて出会った「原子心母」を聞いてみた。
一音一音、何と凝縮された音楽だろう。それらの音楽に比べ、このアルバムはどうも緊張感が感じられない。そして「アット・ポンペイ」の「エコーズ」・・・。もはやこのCDと比較しても仕方がないグレード。

この新アルバムを聞いて、やはりピンク・フロイドはもう「過去のバンド」であり、今更新しい作品を期待するのは無理・・・、と認識せざるを得なかった。
しかし、ピンク・フロイドは永遠である。過去の音源はいつ聞いても新鮮であり、自分の中でも不滅の存在である。

141121musuko <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月20日 (木)

お箸の正しい持ち方

カミさんがたまたまタイムシフトで見た番組が面白いというので、改めて一緒に見た。2014/11/11に放送されたTV朝日の「芸能人格付けチェック~大御所芸能人に品格はあるのか!?スペシャル~」の「品格のあるお箸の持ち方」(これ)という番組。
芸能人が、豆やおでんなどを食べる所を撮り、お箸の使い方を「日本箸文化協会」なるプロが評価していた。結果は、20点満点で、高橋英樹(5点)、梅沢富美男(6点)、梅宮辰夫(7点)、陣内孝則(4点)、榊原郁恵(20点)、ジュディ・オング(15点)、岡江久美子(18点)、和田アキ子(7点)で、女性陣の圧勝。それにしても、男がこれほどボロボロとは・・・。
テレビで見ると、お箸の持ち方が良く分かる。ちゃんとした三角形になるお箸の持ち方では、何よりも箸先に力が入る。

そう言えば、先日の朝日新聞にも、お箸の持ち方の記事があった。
「(どうする?)お箸の正しい持ち方 教室で練習「子どものうち」
   毎日の食事に欠かせない箸。「上手に持てない」と苦手意識がある子どもが多いようです。正しく持てるようになるためのヒントを、専門家に聞きました。
 「世界の人の何割がお箸でご飯を食べているかわかりますか?」。箸製造販売会社「兵左衛門(ひょうざえもん)」(本社・福井県小浜市)文化事業部の中道久次さん(70)の問いかけに子どもたちがざわついた。
 「答えは3割。その中でも、日本は、最初から最後までお箸だけで食べる唯一の国なんです。はさむ、つまむ、切る、はがす、すくう……。箸でできることはたくさんあるけれど、お箸を正しく持てないと難しい。食べ物の好き嫌いにもつながります」
・・・・
141120hashi  栄養士の宮嶋伸枝さん(60)は「保護者も正しくお箸を使えないことも多く、学校で教える必要がある。お箸の正しい持ち方は鉛筆の持ち方にも通じ、勉強面でのよい効果にもつながる」と話す。
 1998年に始まった「お箸知育教室」はこれまでに全国で約2千回開かれた。参加者は子どもに限らず、計10万人以上が箸の持ち方などを習った。講師の中道さんは「クセが強くなってしまっている大人のお箸の持ち方を直すのは難しい。子どものうちに正しい持ち方を教えてあげてほしい」と話す。
 では、正しい持ち方と練習方法は? 自宅でもできる手順をまとめた(図)。コツは、まずは上の箸だけで練習すること。そして、開閉が難しければ、下の箸を押さえた状態で上の箸を動かす練習を。「できないことをやるのは大人でもつらい。練習は、楽しく過ごしたい食事の時間以外に。親子一緒に、短時間の練習を繰り返し、少しできたらほめてあげて」
 ■マナー絵本・ホテルでレッスン
 箸や器を置く位置、尾頭つきの魚の食べ方、スープの飲み方――。子どもに知ってほしい食事のマナーは箸の持ち方以外にもたくさんある。では、どう伝えたらいい? そんな保護者の期待に応える絵本が売れている。
 『テーブルマナーの絵本』(高野紀子作、あすなろ書房)。2011年の出版から3年で約12万部売れた。動物のキャラクターたちとともに和食、洋食のマナーを学べる。バイキングや回転ずしといった外食先でのマナーも取り上げているのが特徴だ。
 山浦真一編集長(56)は「バイキングで食べ終えたお皿に、もう一度料理を盛っていいのか。大人も意外と知らないマナーを網羅できる実用絵本をつくりたかった。保護者が口で言っても身につきにくいマナーが、絵本を介することで自然と身につく、と喜ばれている」と話す。
・・・・
 「お箸やナイフ、フォークの使い方に自信がないと気後れするもの。しっかり身につけて社会に出ることは、一生の財産です」(松尾由紀)」(2014/11/16付「朝日新聞」p15より)

レストランなどで見かけると、お箸の使い方が出来ない子どもが多い。そもそもお箸の元が開いていない。だから挟むときに力が入らない。あれでよくつまめるな・・・と思う。
一度身に付いてしまった持ち方は、大人になってからではもう直らない。要はお箸を使えるようになる子どもの時に、親がどう教えるかにかかっている。
自分の場合、どう教わったかは全く覚えていない。でも自分はパーフェクト!!よって、多分お袋から鍛えられたのだろう。

鉛筆の持ち方も同じ。鉛筆を、まるで棒を握ったような形で持って文字を書く子供もいる。幼少期にキチンと教わらないまま育った結果なのかも知れない。
とにかく、子どもの時の教えは一生付いて回る。最初が肝心。先の芸能人の出来不出来も、本人の責任というより、教える側の親の問題なのかも知れない。
ウチの息子どもがどんなお箸の遣い方をしているかは良く知らないが、少なくてもパーフェクトな自分が教えた記憶がないので、若しかするとちゃんと出来ていないのかも知れない。
でもこれは今更どうしようもないが、残るはウチの孫だな・・・。
1歳の誕生日を迎え、もうスタスタ歩くようになったと聞く。これから覚えることは色々あるが、お箸の使い方も同じ。
でも、孫に直接教える訳にも行かず・・・。上の記事にある絵本をそっと親に贈ることにしようか・・・。

141120neko <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月18日 (火)

ずるい安倍首相~衆院解散

いよいよ安倍首相が衆院解散を表明した。1票の格差問題も放ったままで、事態はどんどん進む。
昨日の朝日新聞に、自分の思っていたことと同じことが載っていた。
「(政治断簡)選挙は社会を考える機会のはず 編集委員・松下秀雄
 キツネにつままれたような感じがする。
 だって、安倍晋三首相が意欲を燃やしているのは、集団的自衛権に関する法整備や憲法改正じゃないの? 民意を問うならそっちだろう。集団的自衛権行使を認める閣議決定の前後に衆院を解散すれば、争点は明確になったはずだ。
 でも、そこでは踏み切らなかった。首相がどう説明するかはわからないが、消費増税を先送りして解散すると騒がれている。
 だれだって、増税をせずにすむならその方がいい。
 「本音ではみんなやりたくないこと」で民意を問い、やらないと訴えて選挙を勝ちぬく。その数の力で、意見が分かれる問題で「自分がやりたいこと」を通す。
 もしもそれを狙っているのであれば、ずるい。
     *
 というと、政治のプロから「子どものようなことを!」と笑われるかもしれない。
 きみきみ、選挙のゆくえを決めるのは「暮らし」だよ。アベノミクスや増税先送りで暮らし向きがよくなれば、有権者は歓迎する。ほかの問題で多少の批判を浴びても、政権はひっくり返らない。それが政治の現実だろう――。
 たぶんその通りだ。でもこの発想は「えさを与えれば喜ぶ」に似て、人への軽蔑が含まれている。
 書生論に戻る。選挙は民主主義の一部品でしかない。民主主義の本体は、一人ひとりが社会のあり方を考えること。その機会になりうるから、選挙はとりわけ大切なのだ。
 野田佳彦前首相は消費増税を決めて選挙に敗れた。しかし、問いかけは重かった。
 好んだのはこんな説明だ。
 日本はかつて、多くの現役世代で1人のお年寄りを支える「胴上げ型社会」だった。今や3人で1人を支える「騎馬戦型社会」で、やがて「肩車型社会」になる。だからお年寄りを支える費用を、お年寄りを含む全世代で負担しなければならない。支える側の若い世代を支援する財源も要る――。
 ただ、いま振り返ればこの説明はどこか「上から目線」だ。社会と同時に、それぞれの家族も「肩車」化することに目配りが足りなかった。
 昔は兄弟姉妹で老親を支えられた。だがいずれ一人で一人を支えるようになる。介護などで仕事を諦め、食い詰める。すでにそうなっている人、その不安にかられている人にとって負担増は厳しい。
 「肩車」になるから増税と言われても、家族の立場からみれば、だから払えない。増税への反発は当然だ。
     *
 でも、よく考えよう。
 「肩車型家族」にこそ社会の支えが要る。ふだんは多く負担する代わり、介護などの問題を抱えた時にしっかり支えてもらう。それぞれの事情に応じて働き方や働く時間を選べる。そんな社会にしないと、肩車はつぶれかねない。
 家族の変化にあわせて、どうやって社会で支えあうか。正面から論ずるなら、消費増税を問う意味は大きい。
 なのに「先送り」の是非?
 それで私たちに、何を考えよというのだろうか。」(2014/11/17付「朝日新聞」p4」より)

上の記事で「だれだって、増税をせずにすむならその方がいい。「本音ではみんなやりたくないこと」で民意を問い、やらないと訴えて選挙を勝ちぬく。その数の力で、意見が分かれる問題で「自分がやりたいこと」を通す。もしもそれを狙っているのであれば、ずるい。」という言葉は、全くその通りだと思うし、それが真の狙いなのだろう。

NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」。“やっと”秀吉が死んだが、第41話でこんな場面があった。
千利休「石田様、あなたは何のために働いてらっしゃる?」
三成「無論、殿下のため。豊臣家の天下のためにござる」
利休「豊臣家のために天下があるにあらず。天下のために豊臣家がある」
・・・
言うまでもなく、「安倍政権のために日本があるにあらず。日本のために安倍政権がある」のである。
自分の信念を通すために、営々と積み重ねてきた消費税増税を潰し、それをエサに700億円をかけて選挙をする・・・。
昨日の話の繰り返しになるが、国の財政(借金)が気になる。そして、これでまた振り出しに戻るかも知れない、介護業界の待遇改善の遅れも気になる。

話は飛ぶが、先日の日経新聞に、小椋佳さんの取材記事が載っていた。そこでの小椋さんの発言に目が止まった。
「生前葬」のコンサート 小椋佳さんに聞く
・・・・・
 「顧みると僕の場合、憤りが歌創りの原点でした。街に流れてくる歌が、あまりにも『振り』に染まっている。振りとは『真似(まね)』のことです。演歌なんかに多いですが、慣用句や使い古された言葉を用いている。『僕が歌いたいのはそんな歌じゃない』っていう憤りから、歌を創り始めたんです」
 「今の若い人は何に対しても憤りません。社会の動きとか政治の問題とかについてもです。それは恐ろしいと思えます。例えば、これだけ国債が大量発行されて国家財政が真っ赤っかなのに、政治家は言葉だけで、実際は何もせず、将来世代に借財を押しつけている。例外もいるでしょうけど、若者も近視眼的で、とりあえず苦労しない方を選ぶ。この国の先行きはちょっと絶望的です」・・・・」(2014/11/15付「日経新聞」夕刊p5より)

元銀行家の小椋さんにしても、今の世の中の動きは看過できないと・・・

先日の沖縄知事選で、政府の方針にNOの民意が出た。
今度の衆院選では、秘密法や集団的自衛権での安倍政権のやり方に対して、国民がNOを突きつける良いチャンスとなり得る。
しかし飽きやすい日本人の国民性。「消費税の先送り」というエサに食いついて、全てが元の木阿弥になるのだろうか・・・
小椋さんではないが、今までの安倍政権の傍若無人のやり方に対する憤りをぶつけたい今度の衆院選ではある。

141118seiatu <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月17日 (月)

消費増税の先送りに思う~安倍首相の延命策?

世界ではあまり「有名でない」安倍首相。
秘密法や集団的自衛権を強行した安倍さんの真の目的は何か? ある“保守男”は「それは歴史に名を残すこと」と言った。今回の衆院解散もそれか?
解散の目的は、消費税の先送りを民意に問うのだという。消費税の先送りを我々国民はどう捉えたら良いのか・・・

昨日の朝日新聞の社説にこのような一文があった。
「(社説)消費増税の先送り 一体改革を漂流させるな
 来年10月に予定している消費税率の10%への再引き上げを先送りする。安倍政権がこうした方針を固め、民主党も認めた。
 再増税は、7~9月期の国内総生産(GDP)速報などの経済統計を見て、有識者の意見も聞きつつ、安倍首相が判断する。菅官房長官らはそう説明してきたはずだ。
 ところが、GDPの発表を待たず、有識者からの聞き取りが続いているさなかに、政府・与党内で増税先送りと年内の衆院解散が既定路線となった。民主党もこの流れに乗るという。
 ■議論なき政策変更
 首相が公式にはひと言も発しないまま、重要な政策変更が固まる。もちろん、議論がないままに、である。
 2年半前に民主、自民、公明がかわした「社会保障と税の一体改革」に関する3党合意は、次のような趣旨だった。
 ――高齢化などで膨らみ続ける社会保障を安定させる必要がある。その費用をまかなう国債の発行、つまり将来世代へのつけ回しは減らしていくべきだ。負担を皆で分かち合うために消費税の税収をすべて社会保障に充て、税率を引き上げていく。
 負担増は国民に嫌われる。でも避けられない。だから、与野党の枠を超え、政治の意思として国民に求める――。
 そうした精神も議論の空白の中で吹き飛ぼうとしている。
 まず責められるべきは安倍政権だ。税率の再引き上げについては、増税を定めた法律に経済状況を勘案するとの「景気条項」がある。だからこそ、経済統計を待ち、有識者の意見を聞くのではなかったのか。
 確かに、足もとの景気は力強さにかける。とはいえ、08年のリーマン・ショック時のような経済有事とは違う。一体改革は将来にわたる長期的な課題だ。景気が振るわないなら、必要な対策を施しつつ増税に踏み切るべきではなかったか。
 一方、民主党の野田前首相は「景気回復の遅れを政府が認めようとしている中で、増税しろとは言えない」と語る。選挙戦を念頭に、現政権の経済政策の失敗がこの状況を招いたと強調する狙いがあるのだろうか。
 今後、数十年にわたって直面する高齢化と人口減少を見すえ、私たちは「給付と負担」という重い課題に向き合っていかざるをえない。それなのに政治は、「決断の重さ」からいち早く逃げだそうとしている。
 首相は来月の総選挙を念頭に衆院を解散する意向だ。だがその前に、一体改革をどう考えているのか、安倍氏と野田氏は国民の前で一対一で議論する機会を設けてはどうか。
・・・・」(2014/11/16付「朝日新聞」社説より)

理由が何であれ、国民は増税を嫌う。日本は先日書いたスウェーデン(ここ)と違って、政府の税の遣い方を信用していないので・・・。
しかし、安易なポピュリズム(大衆迎合)ではなく、真の将来の日本を見据え、政治を行うのがホンモノの政治家。しかしそれを実行すると、国民の不評を買い、政権は倒れる。過去に増税を実施した政権は、それでも政権の命を賭けてやってきたのではないか。
先の野田政権も同じ。ぶれずに政権の命を賭けて安倍さんと消費税の増税と国会の定数削減を約束し、そして倒れた。
それを、何と安倍政権は、自身の延命のために、それらを反故にしようとしているように見える。

同じく昨日の朝日新聞にこんな記事があった。
「(日曜に想う)税の攻防、ぶれたら負ける 特別編集委員・星浩
・・・・・
 「税の問題では、ぶれたら付け込まれる。へっぴり腰では身内にも野党にも押されます」と語るのは、2年前に消費増税を決断した野田前首相だ。当時、閣僚の中から「期限を決めずに民主党内の論議を続けましょう」という意見が出た。野田氏は「絶対にダメ。期限を切って結論を出してもらう」と突っぱねた。結局、民主党は分裂したが、野田氏はぶれずに押し切った。
 「ネクスト・エレクション(次の選挙)を優先するか、ネクスト・ジェネレーション(次の世代)のことを考えるのか。孤独な決断でした」という。
 確かに、税をめぐる攻防では、ぶれた首相が追い詰められてきた。細川護熙氏は突然、消費税率引き上げを提起したが、与党からも異論が噴出し、すぐに撤回。政権は求心力を失っていった。橋本龍太郎氏は、所得減税を実施するかしないかの発言が揺れて、参院選で惨敗。退陣に追い込まれた。菅直人氏は消費増税を口にしたが、断行する覚悟がなく、参院選で敗れて、政権は勢いをなくしていった。
 消費増税に絡んで年内の衆院解散・総選挙が確実視されるなか、安倍首相だけでなく、多くの政党が社会保障や財政の将来を見据えるより、ネクスト・エレクションを優先しそうな雲行きだ。執念と執念がぶつかり合う税の攻防。へっぴり腰の政治では、増税はできないことがまた、証明されそうだ。」(2014/11/16付「朝日新聞」p2より)

特に我々年金世代は、消費税は少しでも少ない方が良いに決まっている。しかしそれが次世代への付け回しだとすると、それで良いのか・・・と自問する。

昨日の沖縄知事選で、政府の方針にNOの民意が出た。今度の衆院選で現政権に対して、どのような民意が出るのか・・・
消費税増税の先送りだけを争点に、先の秘密法や集団的自衛権の対応をほおかむりするのか、そして国民がそれらを見抜くのか・・・。それともアベノミクスとやらの化けの皮が剥がれるのか・・・
野田さんも、今、消費税増税を言うと、まんまと安倍さんの術中にはまって選挙に負けるのが分かっているので、容認せざるを得ないのだろう。
先の訳の分からない解釈変更による集団的自衛権の容認と同じように、法律の片隅の「景気条項」を持ち出して同様に理屈をこね回し、3党合意を反古にする安倍さん。

読売新聞が焚きつけたという今回の解散風。
それはそれとして、とにかく消費税の表示が気に食わん。昨夜、近くのスーパーに缶ビールを買いに行ったら、結構安い。いつも買うジョイ本と同じ値段だ。つい、箱で買って、後で気付いたら高い・・・。
忘れていた。この店の表示は「消費税抜き」だった!!
10%への増税でまた便乗値上げがたくさん発生するだろう。しかし国民は既にそれを覚悟している。それなのに、安倍さんが自身の延命のために先延ばしをすると、こんな色々な価格の表示がまだまだ続くことになる。次の世代のためにも予定通りキチンと実施し、スーパーの表示も早く税込み価格に統一すべきだ~~。(何のこっちゃ!)

141117naku <付録>「ボケて(bokete)」より

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2014年11月16日 (日)

「世界で最も影響力のある人物ランキング2014」

先日の日経新聞に、Forbesの「世界で最も影響力のある人物ランキング2014」なる記事があった。

世界で最も影響力のある人物ランキング2014
 ウラジーミル・プーチン氏を「いい人」と呼ぶ人間などいないだろう。2014年、プーチン氏は強引にクリミアを自らのものにし、隣接するウクライナに不穏な代理戦争を仕掛けた。この戦争中に民間航空機を撃墜したのは、ロシアが提供した地対空ミサイルであることはほぼ間違いない。だが豊富なエネルギーを有し、核兵器で武装したロシアを支配する、圧倒的で、予測も理解もできない元首を弱虫と呼ぶ人間はいるまい。
 では、かつての強引な超大国を絶対的な力で支配する人物と、世界最強の国を治めながら身動きがとれずにいる人物のうち、どちらがより実力があるだろう。去年に続き、今年も本誌はロシアのプーチン大統領を世界で最も影響力のある人物に選んだ。第2位にはバラク・オバマ米大統領を、第3位には中国の習近平国家主席を選んだ。
 毎年フォーブスが発表している「最も影響力のある72人」(地球に暮らす全人口のうち、1141116eikyo 億人から1人ずつ選出)は、資金力や視野の広さ、行使する権力、影響を及ぼす人間の数などを考慮して、編集者たちの合評によって選ばれる。
 このリストは最も影響力のある人物のラインアップでもなければ、新しい「時代の顔」のお披露目でもなく、実力の評価結果だ。あくまで世界をつくり変え、人びとや市場、軍隊や人心を動かす力を発揮している人物たちのリストである。いうまでもなくこのリストに異論があれば聞かせてほしい。記事にコメントを寄せ、議論に参加してほしい。
 本年のリストには、17人の国家元首の名前が挙がっている。これらの国々の国内総生産(GDP)を合算すると約48兆ドル(約5520兆円)になる。企業を統括する最高経営責任者(CEO)や会長は39人いて、彼らが支配する企業の売上高は3兆6000億ドル(約414兆円)を超える。そのうち、アリババ集団のジャック・マー氏や騰訊控股(テンセント)の馬化騰氏など新たに億万長者入りした人びとをはじめ、14人が創業者だ。ちなみに本年度のリストには10億ドル以上の資産を持つ富豪29人がいる。彼らの個人資産の合計額は7900億ドル(約90兆8500億円)を超える。
 14年版世界で最も影響力のある顔ぶれはざっと以下の通り。

<最も影響力のある人物トップ20>
順位   名前(肩書)
1 ウラジーミル・プーチン(ロシア大統領)
2 バラク・オバマ(米大統領)
3 習近平(中国国家主席)
4 フランシスコ(ローマ法王)
5 アンゲラ・メルケル(独首相)
6 ジャネット・イエレン(米連邦準備理事会議長)
7 ビル・ゲイツ(米マイクロソフト創業者)
8 マリオ・ドラギ(欧州中央銀行総裁)
9 ラリー・ペイジ(米グーグル創業者)
9 セルゲイ・ブリン(同上 )
10 デイビッド・キャメロン(英首相)
11 アブドラ・ビン・アブドルアジズ・アル・サウード(サウジアラビア国王)
12 ウォーレン・バフェット(米投資家)
13 李克強(中国首相)
14 カルロス・スリム・ヘル(メキシコの実業家)
15 ナレンドラ・モディ(インド首相)
16 ジェフ・ベゾス(米アマゾン・ドット・コムCEO)
17 フランソワ・オランド(仏大統領)
18 ジェイミー・ダイモン(米JPモルガンCEO)
19 アリ・ハメネイ(イラン最高指導者)
20 レックス・ティラーソン(米エクソンモービルCEO)
(1~5位までの人物は前回と同じ。10位以内に2人女性が入ったのは初めて)

<最も影響力のある日本人
順位  名前(肩書)
34 豊田章男(トヨタ自動車社長)
38 孫正義(ソフトバンク社長)
48 黒田東彦(日銀総裁)
63 安倍晋三(日本の首相)
(4人の顔ぶれは前回と同じ。孫氏は前回の45位から順位を上げた)

・・・・・
■アジアの実力者
 米国出身の人々が26人いる一方、アジア太平洋地域からも19人がリスト入りし、気を吐いている。アジア出身の実力者の経歴はさまざまだ。韓国出身の潘基文氏と香港出身の141116eikyo1 マーガレット・チャン氏は世界有数のNGO代表者で、潘氏が国連事務総長を、チャン氏がWHOの事務局長を務めている。また日銀の黒田東彦総裁や中国の李克強首相は、政治に影響を与えるキャリアを持つ。とりわけ今年は、李嘉誠氏やジャック・マー氏、孫正義氏、李彦宏氏、馬化騰氏、郭台銘=テリー・ゴウ=氏(鴻海精密工業の創業者)など、一代で企業を成長させた創業者の躍進が強く印象に残った。
・・・」(By Caroline Howard, Forbes Staff(2014年11月5日 Forbes.com))(
ここより)

この順位は「あくまで世界をつくり変え、人びとや市場、軍隊や人心を動かす力を発揮している人物たちのリストである。」とのこと。
世界的には、まあそうだろうな・・・という面々だが、日本の順位が面白い。トヨタ社長に続いてソフトバンクの孫社長、それに続いて黒田日銀総裁と我が“アベちゃん”の順だという。
「念のため解散」の“アベちゃん”だが、日本で一番影響力のある人!! では無かった。
でも上の記事の「アジアの実力者」では名前が出て来なかったが、でもまあ、リストに名前が“残った”だけでも良かったね。アベちゃん!!

141116wasureta <付録>「ボケて(bokete)」より

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