STAX(スタックス)の最高級ヘッドホン(イヤースピーカー)SR-009。自分の印象は、「素晴らしい」と言うより、「スゴい・・・!」
STAXの本社で、最高級ヘッドホンSR-009を“聴かされ”てから(ここ)、たった1週間で、まったく買う予定がなかったそれを手に入れているとは・・・。全くの予想外。でもさすが・・・・。その音は、期待に違(たが)わず・・・・
先日、ドライバー(ヘッドホンアンプ)SRM-007tAに続いて、とうとうこのヘッドホンを注文してしまったのだが(ここ)、一昨日、在庫があったヘッドホンが先に着いた。
箱を開くと、何と桐の箱が出て来た。超高級品は桐の箱に入れるという話はあるが、電子機器のヘッドホンが桐の箱に入っているとは・・・。それだけで、これは“ただ者ではない”、ということが分かる・・・。
さっそく、自分が持っていたイヤホン型イヤースピーカーセット(SRS-005S)のドライバーSRM-252Sにつなぐ。なるほど・・・。自分の持っているイヤホンタイプSR003とは“ケタが違う”音・・・。
でも・・・・。何かガッカリ・・・。試聴した、あの時の音とは違うのだ・・・。やはり廉価版のアンプでは本来の音が出ないのかな・・・と、注文してある高級ヘッドホンアンプの到着を待った。
そして、昨日アンプSRM-007tAが届いて、つないだ・・・。
そう、この音・・・。まさにこの音だ。
何と表現したら良いのだろう。最初に感じたのが、ベースのボーンという低音。これが実に心地よい。もちろん高音はキラキラと輝いている。何よりも、大きな音を出しても、その大音量に気が付かない。つまり、ウルサイとは全く思わないのだ。音が自然で、刺激的な要素がないためか、大きな音でも“豊かに”聞ける・・・??
ビックリしたのは、FM放送の音が素晴らしいこと。CDと遜色がない音が聞ける・・・・。
なるほど、これが天下のKENWOOD L-02の実力なのかも知れない。今までその実力を出し切れていなかった?? NHK FMの送信アンテナがスカイツリーに移って、電波が強くなったため、ノイズが全く無くなり、ゆとりを持って聞けるようになったが、そのこともあって、SR-009を通して聴くFM放送の音が予想外に素晴らしいのだ・・・。
とにかく、これはすごい・・・・
カミさんを呼んで聴かせた。「スゴイだろう~~」「ス・ゴ・イ・だろ~」・・・
カミさん曰く「音が大きすぎる!」「自分の好きなサザンをやれ」・・と言っても、自分は持っていないし・・・
「そんなに重く無いじゃない・・」「耳によくフィットして心地よいね」「アナタは禿げているので、頭の汗が直接ヘッドバンドに付いて、汚れてダメになるのでは?交換してくれるのかな?」「アンプにホコリが付くので、天井のあるラックを買ったら?」・・・
とんでも無い所に話が飛ぶが、6年前、「インプラント~一番“価値のあった”買い物」(ここ)という記事を書いた。
自分が奥歯3本にインプラントを入れたのが2003年なので、もう9年にもなる。もちろんノントラブル。90万円かかったが、人未だに人生でもっとも安い買い物だったと思っている。
実は今回、このヘッドホンを買って、その時のことを思い出した。
つまり、このヘッドホンとアンプは、40数万円という値段こそしたが、少しオーバーだがこれからの自分の生涯で、“最愛の伴侶”となるような気がする・・・。
一番心配していた重量も、カミさんが言うように、今のところそれほど気にならない。いや、それを気にする前に、その音にひれ伏してしまう。素晴らしい音に、重いというネガティブさが吹っ飛んだ感じ・・・
実は昨夜も、午前1時頃目を覚ました。そして、のそのそと、ヘッドホンを耳に・・・。そしてウーンと唸る・・・。負けた・・・・。
今回買った真空管アンプもヘッドホンも、エージングを経ると、もっと音がこなれて良くなるらしい。NetではSTAXは最低200時間のエージングが必要とも・・・。しかしまさか、自分が今頃真空管アンプを買うとは・・・・
自分はあと何年生きるのか・・・。80歳まであと15年ほど。それまでこの音で音楽が聴けると思うと、つい嬉しくなってしまう。素晴らしいものは、金銭感覚をマヒさせる。
このSR-009に合わせた最高級アンプの開発のウワサ(期待?)もチラホラ・・・・? 将来、それが実現した時は、もしかすると値段関係無しに買っちゃうかも・・・
それにしても、たかだかヘッドホン。それが、これだけの感激・感動を自分に与えてくれるとは予想外・・。それを考えると、40数万円なんて、安いもの・・・。STAXはメンテナンスも定評があるので心配ない。なによりも、このヘッドホンは、持ち主登録制。つまり、このことからも、“STAXが将来的に相当な決意で1台1台のSR-009を保守してくれる”という意志を感じる。安心この上ない。
最後に残念なことを2つ。ドライバーSRM-007tAに入力切り替えが付いているのは便利だが、電源を投入すると、CH1が常に選択されてしう。つまり、CH3のXLR入力でつないだ場合など、電源投入後に必ずCH3を選択するという、二度手間が必要。ラッチングリレーや不揮発性メモリの利用で、電源断時のCHを覚えておいてくれると便利なのだが・・・。それとSR-009の左右の判別が結構面倒。SR-003だと、右CHに赤い札が付いているので、暗い中でも左右が直ぐに判別できる。SR-009はヘッドホン下の「L・R」またはケーブルの模様を見ないと分からないので不便・・・
でも、右耳が難聴の自分でもこれだけ感激するのだから、健常者はどれほどに聞こえるのか・・・
まあ今回、自分の“宝物”が一つ増えた・・・。良い買い物をした。
<付録1~開発者の対談>
Youtubeに、この機種の開発についての対談が載っていた。ご参考に・・・
Youtubeのオリジナルは(ここ)。
<付録2~スタックス研究>
少し古いが、「ヘッドホンブック2011」に「スタックス研究」という記事があった。スタックスは1938年創業で、当初の社名は昭和光音工業株式会社といっていたそうで、当初はNHKにコンデンサースピーカーやマイクなどを納入しており、その時のブランドが「スタックス」で、1963年にスタックス工業株式会社に変更したとか。その歴史についても書いてあるので、参考にPDFを(ここ)に置きます。
(参考記事)
STAXのコンデンサー型イヤホン(SR-003)を使ってみて・・
STAXのヘッドホン試聴室に行った~SR-009に魅了される
STAXの最高級ヘッドホンSR-009を注文
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